Wat00359 母乳削除..著作権..教えて

#0000 sci7268  9109072248

アフリカのエイズと母乳についての、TIME誌の記事を拙訳して載せ
たところ、ultra7さんより、著作権についての指摘を受けました。 出
典も示し、営利を行うわけでもないので、深く考えていなかったのです
が、指摘によって、雑誌のすみずみを見たところ、小さな字で、All ri
ghts reserved.云々とちゃんとかいてあり、転載は許可がいるとしてあ
りました。 まさか、TIMEさんが、この件でなにか文句をいうとも
あまり思えませんが、とりあえず、万一のトラブルを避けるため、例の
記事を削除したいと思います。
 
 なお、他で読んで知った情報を、著作権などに抵触することなく、ネ
ットの皆さんと共有するには、どうすればいいかどなたか教えてくださ
い。 例えば、単に伝聞した形にすればいいのかどうか? など。


#0001 sci1004  9109090303

出典を明らかにした,アウトラインでの掲載なら
著作権法で認められた,正当な引用に該当すると
思います.

てむぽ


#0002 sci7268  9109170024

てむぽさん、アドバイス有難うございます。
早速、以前削除した、アフリカのエイズと母乳についての記事の紹介の発言を
一部削除してアウトラインを再度掲載します。ただし、記事の誤解等あるかと
思いますが御容赦ください。
 
 
TIME No.36:9/9/’91 医学欄によれば、
 
 ここ20年間、発展途上国の厚生関係者たちは母乳の素晴らしさを宣伝して
きた。多くの研究が、母乳は子供を感染から守り完璧な栄養元となるという魔
法のような効果を持つことを証明してきたし、母親にとっては避妊の効果も期
待されていた。援助団体はこの母乳を、公衆衛生上の難しい問題の簡単な解決
法として推奨してきた。
 
 しかし、もうすでにアフリカの公衆衛生に暗雲を投げかけているエイズが、
この母乳崇拝のキャンペーンにも影をおとした。中央アフリカ、ルワンダの研
究者らが先週発表したところによると、母乳で育てている母親は驚くべき率で
エイズを子供にうつしているという。調査期間中にエイズにかかった15人の
新生児のうち53%もの割合が母乳からビールスに感染したと結論している。
 
 前にもこのような感染の例が報告されてはいたが、稀なケースだと考えられ
ていた。専門家たちは、感染の多くはへその緒を通じてまたは出産の時に起こ
ると考えていた。ニューイングランド医学ジャーナルに先週発表された結果に
よれば、少なくとも、ビールスに感染したばかりで血中のビールス数の多い女
性は、母乳による感染はごく普通に起こり得る。調査数は少ないものの、厚生
関係者らはこの報告を深刻に受け止めている。
 
 この報告は母親や公衆衛生の専門家をジレンマにおとしいれた。哺乳瓶にも
危険は付きまとう。不衛生な水を用いると、下痢や肺炎などをおこして、新生
児死亡率が500%も上昇することが指摘されている。かといって、エイズに
感染した母親が赤ん坊を母乳で育てることもよくないことがわかったのだ。
 
 今のところ、WHOは母乳の方が厄害が少ないとして母乳支持の立場を保つ
予定であるが、途上国では何百万人もの女性が既に感染しており、まもなく母
乳が第3世界の子供の死亡原因の第1位になることも考えられる。
 
のだそうです。
                    朴の木


#0003 sci7268  9109170026

 ちなみに、NETへの転載や引用に関係ありそうな、著作権法の条文は以下
の通りでした。
 
著作権法第10条2項によれば、「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道
は、前項第1号に掲げる著作物(小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作
物)に該当しない。」
 
同じく、第32条1項によれば、「公表された著作物は、引用して利用するこ
とができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであ
り、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われるも
のでなければならない。」
 
同じく、第39条1項によれば、「新聞紙又は雑誌に掲載して発行された政治
上、経済上又は社会上の時事問題に関する論説(学術的な性質を有するものを
除く。)は、他の新聞紙もしくは雑誌に転載し、又は放送し、もしくは有線放
送すること、できる。ただし、これらの利用を禁止する旨の表示がある場合は
この限りでない。」
                    朴の木


#0004 kepel    9109180934

短い引用を挟みながら自分の解釈をドコドコはさんでいけばいいのですよ.
引用は1,2行にすれば常識の範囲内だと思います.
そういうふうにして本書いている人は多いですよね.

     KEPEL