Wat00332 神奈川テクノチェア 開催!

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横浜国立大学工学部公開講座のお知らせ

                    横浜国立大学工学部公開講座のお知らせ

 このたび、横浜国立大学工学部では、産学公による大学開放の一環として、神奈川
県および産学技術融合化促進協会と神奈川テクノチェアを設立し、下記の公開講座を
開催することとなりました。これは、従来のカルチャーセンター的なものとは一線を
画する実務的な内容を特徴とするものです。興味をお持ちの方は、是非ご参加下さい。


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横浜国立大学工学部公開講座のお知らせ

                    横浜国立大学工学部公開講座のお知らせ
 このたび、横浜国立大学工学部では、産学公による大学開放の一環として、神奈川
県および産学技術融合化促進協会と神奈川テクノチェアを設立し、下記の公開講座を
開催することとなりました。これは、従来のカルチャーセンター的なものとは一線を
画する実務的な内容を特徴とするものです。興味をお持ちの方は、是非ご参加下さい。

■神奈川テクノチェア開設の趣旨
 近年わが国工業の飛躍的発展は、大企業から中小企業に至る広い産業基盤が、こぞ
って高度な技術を獲得し技術革新に迅速に対応したことによる。このような輝かしい
伝統を継続的に加速発展させ、さらに新しい高度技術を創造していくことが今後の重
要な課題である。
 現代の工業技術は常に進歩すると同時に学際的であるという特長を有する。したが
って研究開発を行うためには、現在および近未来のニーズを常に把握し、しかも広い
基礎的な知識や技術を有する人材が必要である。このような人材は、単に情報を投与
したりあるいは漫然と技術一般を学習させても育成されるものではない。明確な問題
意識を有する工業実務経験者に必要とされる要素技術について、大学の有する広範な
教育研究期間の援助を与えつつ、総合的な学習をさせることにより初めて達成される
ものである。
 神奈川テクノチェアはこのような学習形態を定着させ、もって地域産業経済の礎を
築くことを趣旨として開設されるものである。

■テーマ 「センサの原理と利用法」
 近年IC技術の進歩はコンピュータの発展をもたらし、また精密加工技術の進歩は
精緻なアクチュエータを作り出しました。人間の機能に例えると頭脳と手足は進歩し
ましたが、五感に相当するセンサの開発或いはその利用が強く望まれていながらも前
二者と比較して十分ではありません。それは測定対象と測定原理が多様であり、かつ
学際的な側面を有するからです。また、このことが独習することを困難にしています。
 本講座はよく用いられているセンサについて基礎現象、動作原理、動作解析、周辺
技術、応用技術と応用事例などセンサについて多角的な視野に立ち、しかも系統的に
教授する事により、研究開発を担当する技術者の皆さんのお役にたつことを目的とし
ています。

  1. 講師は、横浜国立大学工学部の先生が中心となります。センサデバイスとその応
     用事例は、民間研究期間の研究者や他大学の先生を含めて毎週異なる講師が担当
     します。
  2. 講座のレベルは概ね大学の学部から大学院とします。

■スケジュールおよび定員
   ・開講式:平成3年7月20日(土)
   ・講  義:平成3年7月25日(木)から平成3年10月19日(土)
             ただし、8月10日(土)から8月17日(土)は休講とします。
             また、10月10日(木)は9日(水)に振り替えます。
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 、            、           Cコース(開講日数:36日間)                、
  、                セ「「「「「「「「ホ「「「「「「「「「「「「「「「「「ニ
  、   コース区分  、          、            Bコース(24日間)          、
  、                、                カ「「「「「「「「ホ「「「「「「「「ニ
 、        、                 、  Aコース(12日間)  、
  セ「「「「「「「「゙「「「「「「「「ホ「「「「「「「「゙「「「「「「「「ニ
 、    曜  日     、       木       、       金       、       土       、
  セ「「「「「「「「゙「「「「「「「「゙「「「「「「「「゙「「「「「「「「ニ
 、  10:30-12:00   、  センサ物理   、   センサエレクトロニクス 、   センサ概論   、
  、                、                、                、                、
  セ「「「「「「「「゙「「「「「「「「゙「「「「「「「「゙「「「「「「「「ニ
 、  13:00-14:30  、  センサ化学   、  実験実習   、  センサデバイスと   、
  、                、                、                、  その応用事例  、
  セ「「「「「「「「゙「「「「「「「「゙「「「「「「「「゙「「「「「「「「ニ
 、  14:40-16:10   、 個人テーマ研究 、    実験実習   、  センサデバイスと   、
  、               、                、                、  その応用事例  、
  カ「「「「「「「「ヨ「「「「「「「「ヨ「「「「「「「「ヨ「「「「「「「「コ
      定員 Aコース:30人,Bコース:20人,Cコース:10人

■受講対象者
1.センサの概要を知り、関係する研究開発あるいは製造工程に取り入れようと考え
    ている方
2.現在自ら関係している分野で用いられているセンサをより深く理解し、新たな改
    良を加えようと考えている方
3.センサの需要動向や潜在するマーケットを知り、新しい素子やシステムを開発し
    ようとしている方。

■カリキュラムの重点
1 Aコース(基礎コース)
        センサの概要を知り、さらに具体的なデバイスや利用事例について学びます。
2 Bコース(応用コース)
        1のほか、実用されているセンサを自らの手足として違和感なく利用できる
      よう本講座独自のセンサキット等を使用して実験実習を行います。
3 Cコース(実用コース)
        1,2のほか、新しいセンサやセンサ利用システムを開発することを学びま
      す。また、受講者が希望するテーマについて専門教官のマンツーマン指導を受
      けながら研究することができます。

■カリキュラムの概要
1.センサデバイスとその応用事例(A,B,Cコース)
      各種産業分野で利用されているセンサの動作原理から現状までを紹介します。
    また、各々の分野で今後求められるセンサの潜在ニーズについても教授します。
    (主な講義内容)
    センサ概観,温度センサ,光センサ,圧力センサ,磁気センサ,化学センサ,ガ
    スセンサ

2.センサエレクトロニクス(B,Cコース)
      センサを利用する際に用いられるエレクトロニクス技術を基礎から実践的に教
    授します。
    (主な講義内容)
    受動素子と能動素子,回路論,アナログ回路,デジタル回路

3.実験実習(B,Cコース)
      センサデバイスとその応用事例の講義内容とリンクした実験実習によりセンサ
    の基礎を習得します。

4.センサ物理(Cコース)
      センサの基礎となる物理現象を教授します。物理学を修得していない受講者に
    も理解できるよう配慮されています。
    (主な講義内容)
    実用的物理数学,物理現象の数学的記述,力学,電磁気学,半導体物理学(物性
    物理学,光物理学,熱現象,計測論

5.センサ化学(Cコース)
      センサの基礎となる化学現象を教授します。化学を修得していない受講者にも
    理解できるよう配慮されています。
    (主な講義内容)
    周期律を中心とした物質の世界,物質の化学物性,化学反応,表面現象,電気化
    学現象

■受講料
                          Aコース:28,500円
                          Bコース:52,700円
                          Cコース:75,500円

■申込方法
  下記の問い合わせ先にお申し出ください。正式な申込所を郵送いたします。

■申込期限
                           平成3年7月5日(金)

■申し込みおよび問い合わせ先
               神奈川県商工部工業貿易課工業技術班
               〒231 横浜市中区日本大通1
               TEL 045−201−1111 内線5780
               FAX 045−212−5347