Wat00174 科学面(4月12日/13日)の感想コーナー #0000 sci1902 8904122056 科学面(4月12日/13日)の感想はこちらへ。 #0001 sci1902 8904122057 坐骨神経移植視神経再生 さてさて、これは面白い。神経を移植してそれが「つながって」見えるようになる のではなく、元もとある視神経の断端が「伸びて」見えるようになるのですね。こ れこそ、神経栄養因子ならぬキネシンのおかげなのでしょうか。(4月5日/6日 の科学面をみて下さいませ) まあ、視神経も坐骨神経も太いですからこういう手術が可能なのでしょうか。でも、 マイクロサージェリーの技術をもってすればもっと他の細い神経への応用もできる 可能性もあるのでしょうか。神経の方向性とかないのだろうか。そもそも、坐骨神 経は再生にどんな役割を果たしているのでしょうか。福田助教授の話では、「坐骨 神経からなんか物質が出てきて(NGFとかのことかしら?)視神経を伸ばす」と 書いてありますが・・・一歩進めば、その「何か」が分かって、大腸菌かなんかに 作らせて・・・なんていうのも可能になるのかなあ。 同じ脳神経ですが、顔面神経なんかが再生(自然に)した時に、ミスコネクトして 違う線維どうしがくっついてしまうことがあります。で、目を閉じようとしたらよ だれが出てきたり、おでこにしわを寄せようとしたら口を閉じてしまったりなんて ことがおこるそうです。視神経の場合、たくさんの神経線維が中をとおっている訳 で、ミスコネクトの心配もおおいんじゃないかなあ。とすると、上手く整合させる のも結構難しそうですね。まあ、まだまだ臨床応用に到るには先の話なのでしょう。 今後の研究に期待したいですね。 PS.お、珍しいですね、署名記事。田沢記者さん? 初めて目にするお名前です。 そのうち、小沢記者さんもどっかの地方版に登場するのであろう。 つちねこ #0002 sci1902 8904122112 時に、移植の概念の絵ですけど・・・ あんまりだ・・・という気もします。人間の場合しか知らないんですけど、そりゃ 確かに視神経の一部は上丘に達し(中脳という脳幹の一部にはいり、反射路を形成 したりします。)ますけど、いやこの言い方も正確じゃなくて厳密には視神経とは いわない(視索になると思います)と思うんですが、ハムスターさんの場合はあん なふうになっているんですか。 いや、分かり易いには分かり易いのですが、もしかして簡略化しすぎたのではない かと・・・ 度々失礼します つちねこ #0003 kepel 8904131239 田沢さんは科学朝日から大阪へ移って来られました。 (科学朝日の前は大阪科学部ですから、どうどうの復活です) 生物学の専門家ですから、これからおもしろい話しが出て来ますよ。 きっと!!! 田沢さんと一緒に仕事をしたことのあるkepel #0004 sci1082 8904141140 つちねこ様、感想芋の畑が枯れてきた、私や社務猫さん(失礼!)に代わって、貴 重な基調を開いて頂きまして、ありがとうございます。ところで、この記事は、私の 所では4/12の朝刊に入っていまして、「一部夕刊のあるところ」より、早く読め るようになったようです。 記事についての感想じゃないのですが、もしかして田沢健次郎記者というのは、3 月で科学朝日編集部から、大阪科学部へ行かれた「郎」さんではないでしょうか。と、 書いてアップしようとしたら、ケペル先生の種明しがありました。 「ウイスカー」というのは、この位の大きさの結晶だと、「結晶欠陥」が無いので めちゃくちゃ堅くなるんでしたよね。もともとは、大きな結晶の表面にチョコンと突 き出て、やっかい者だったらしいけど、ちゃんと使い道が出来てきたのですね。ゴム に混ぜると、摩擦力が高まり、自動車や自転車のブレーキに有望ということですが、 タイヤに使うと、公害が問題のスパイクタイヤの代わりに使えるかな? Notus