Wat00170 科学面(3月29日/30日)の感想コーナー

#0000 sci1902  8903291945

科学面(3月29日/30日)の感想は、こちらに。

#0001 sci1902  8903291946

西塚・神戸大教授の論文引用ランクで再び世界一

感想その1 原論文を読みたくなった。インタビューの内容を読みますと、話しが
 多岐にわたっていて、全体に様子が芒洋と浮かび上がってはきますが。余りに話
 しがおおきいので、アウトラインを知る(ことになっているのかどうかも分から
 ないくらい、大きな話ですね! )にとどまってしまいました。
 (英語で引く時は、”Protein phosphatase C”になるの
 でしょうか? )

その2 bio feedbackの上で、この酵素がキーを握っているというと
 ころ、興味深く読ませていただきました。正にも負にも、あるいは時間の経過に
 よって、様々な働きをする、とのことです。今後、人類が克服していかねばなら
 ない疾患の解明・制覇の糸口となる研究になってもらいたいものです。

その3 私事でありますが、母校の病理学の教授の話。「ガン細胞は、自律性に増
 殖し、例えば培養しても、何層にもわたって増殖する。ところが、正常の細胞は、
 シャーレの端に行き渡ると増殖を止める。すなわち一層にしかならない。このへ
 んに、ガン発生のメカニズムの一端がありそうだ。」 肥っている人の血清をぶっ
 かけると、正常な細胞でも何層も増殖することがあるそうで、私なんぞは、病理
 学教室の前の廊下を歩くのが怖かった(血を取られそうだから)。
 きっと、こういうところにも関係があるのでしょう。各論のところでは、発癌の
 メカニズム絡みのところが、もっとも興味ふかかったです。

その4 この酵素は、10種類以上あるとのこと。それぞれの酵素が、違う働きを
 するのかしら? 記憶にも関連しているとなると、「頭の良くなるくすり」がで
 きたりなんかするのでしょうか。老人痴呆の治療にも応用できるようになるのか
 しら。
 これから、更に研究されていくのでありましょう。きっとまだまだ、いろいろ解
 明されていくのでしょうね。

と、感想よもやま話でした。
団藤さん、長らくご苦労様でした。
      しかし、もう一項続いたりする       つちねこ

#0002 sci1902  8903291947

マネキンの胸から患者の心音
だーっはっはー。いきなり「近ごろのお医者さんは、聴診器を十分に使いこなせな
い人が多く、大学でもあまり訓練していない、という。」とかいてある。
そのとおり! こりゃ私のことだ。
古い大学では、「内科診断学」の実習で、十分(?)トレーニングを受けるようで
すが、私の卒業した某大学のカリキュラムでは、確かに十分とは言えませんでした。
臨床実習で、実際に受持ちの患者さんの音を聞きながら自己修錬していたのです。
ですから、なまけようと思えばまあ簡単。ろくに聴診器を使えない医者いっちょう
あがり、になるのですね。
一応、循環器病棟には、でっかいステレオみたいのがあって、いろんな心音を出せ
る装置がありましたけど・・・記事で出ているみたいに、自分で聴診器を当てるタ
イプのものではありませんでしたし。耳のトレーニングにはなりますが、聴診とい
う診察法全体からしますと、もう一歩! の感はありましたねえ。
マネキンから音が出るというのは面白いですね。聴診器を当てる場所、当てる強さ、
膜を使うかベルを使うか、そういった耳以外のトレーニングもできますね。実際の
患者さんの心音を使っているというのも凄いですね。合成した心音は、雰囲気は確
かにそっくりなんですが何か違う、そんな感じがしました。(ちょっと高調である
ような感じがしましたし、呼吸音や、腹から響いてくる腸管の音が聞こえず、心音
だけが聞こえてくるところなど。)実際に、このマネキンの音を聞いてみたいと思
います・・・が、きっとさっぱりわからないんだろうなあ・・・勉強不足で。

ちょっと意外だったのは、スピーカーが4カ所しかなかったことでしょうか。それ
でも、大進歩なんでしょうけれど。ここまでやったなら、もっとたくさんスピーカー
を付けて色んな部位の音を聞いてみたい、そう思うのはわがままかしら。

PSしかし、こういう診察・治療トレーニングの人形(?)って、女性がおおいん
ですねえ。救急の人形さん(ANNという名の金髪白人さん)も女性でした。
                 前科一犯・禁治産者  つちねこ

#0003 sci1004  8903300454

 お!今回は基調が開かれてました.これは喜ばしい.

☆引用ランクで再び世界1位

 これですね,団藤さんの科学部最後の記事というのは.いやあ,最後の記事は,
ハードで歯ごたえがありますね.いてっ,歯が欠けた.(ウソウソ)

 うーむ,情けないことに,つちねこさんのように「話が大きい」ことが認識でき
なかったりしますが,これが大事な研究でありそうな事は,記事を読んで理解でき
ました.つまり,「情報の後始末役」っていうのが「『負』の抑制作用」というわ
けなんですね.ソフトウエアでいうと,フラグを立てたらフラグを降ろす,みたい
なことなのかしら.

 記事の冒頭部分だけ読むと,この酵素は,自分の引き起こした興奮を自分で鎮静
させるものだけかと思ったけど,よく読んだら,よその原因で起こった興奮も抑制
することができるんですね.だからこそいろいろな方面への効果も期待されている
わけですね.エイズなどですか.なるほど.

 あー,多細胞生物の無制限な増殖を抑制することにも関連がありそうなんですか.
これならぼくにも重要性がわかりそうです.できうるなら,この事を小見出しにも
出していただけると,取っつき易くなったかなあなんて思いましたけど,記事の情
報量からしたら,浮き上がるかもしれませんね.見出しはむつかしいなあ.

 「生き物の世界は構造の解析で解明できるものではない.」ですか.つまり静的
研究より,ダイナミズム(ちょっと言葉が悪いですが)を追っていかなければ取り
残される,っていうのは,自然科学の専門の超細分化という弊害についても言及で
きる,名言でもありますね.考えてみたら,経済学もそんなところがあるもんなあ.
反省,はんせい.

 というわけで,こうして感想芋を書いていたら,かなりとてつもない研究である
ことがわかってきました.(と,さりげなく感想芋のすすめをしているのですよ,
みなさん!)この先生,どこかの新書で一般向けの解説書を書いていただけないか
なあ.

 「負」の働きを説明するのは,どんな分野でも難しいのではないだろうかと,考
 える,社務猫でした.

☆のーべる城のおとのさん
 やっぱり,そのような雰囲気ですねえ.今回はナイス!

#0004 sci1082  8903311510

  大幅に出遅れましたが、久しぶりの感想芋を。

 団藤さんの、最後の科学記事とあって、期待しておりました。以前の、MIT研究
所長になった人の話(1月11/12日)同様、「世界に活躍する日本人科学者」と
いう線の記事ですね。社務猫さんも書いているように、ハードな記事だな、と思いま
すが、生命科学についてはドしろうとの私には、専門用語が多かったりで、ちょっと
ついていけませんでした。(社務猫さんはエライ!)きっと、「ヴィジュアルになっ
た科学朝日」なら、この文にきれいなイラストをつけて、「タンパク質リン化酵素C」
の、いろんな働きを見せてくれるだろうな、なんて考えてしまいます。対談形式が、
親しみやすくしているように見えて、実は難しくしているように感じました。

 もう、団藤さんの科学記事は当分読めないのでしょうが、このネットの書き込みを
読んでいても、もう少し肩の力を抜いて頂けたら、親しみやすい記事になるのではな
いかと、感じています。多分、いろんなタイプの記者がいて、よい新聞ができている
のでしょうが。ねっ、久保田さん。

つちねこさん> 救急の人形さん…南極へ行く前の訓練で……。でも、むこうでは男
 ばっかしだったものね。
                                                       Notus

#0005 kimot    8904010059

実は、科学朝日で、西塚さんのインタビュー記事をグラビアで載せました。
でも、現在は大阪科学部にいる、科学朝日きっての医学・生理学通の記者
が、「タンパク質リン酸化酵素(PKC)の話はホントに難解」といって
たので、みんなでビビってます。ノーベル賞とってもおかしくない業績な
のだといわれており、ときどきみんなで話題にしているのですが、きれい
なイラストをつくれるまで噛み砕くのは大変なかんじです。
あ、インタビューは2月号でした。
                         木元・拝

#0006 sci1902  8904010221

ほお? そおだったっけ? と、ごそごそと科学朝日2月号をとりいだしてみます
に、おう本当だ。「ひと」の所に載っています。ふーん。何か良くわかんないけど、
とにかく凄いみたいですね。発見は、77年というから結構昔なんですね。

略すると、PKCになるっていうのは、Protein phosphokina
-se Cなのでしょうか? 

確かに、これまでの話しを読んだところではトテツもなく難しく、大きな話しのよ
うですが、ぜひ、科学朝日で特集してほしいなあと思います。期待しております。
               前科一犯・禁治産者    つちねこ

#0007 kimot    8904010229

へい、がってん...だが...(と力なく去る無力な編集者)
                        木元・拝
ツイシン 4月号感想コーナーにお返事書きました。
   よろしくおねがいします。

#0008 dando    8907082332

随分、放りっぱなしですみません・・・・・・・・・・from 団藤

 西塚さんの話、つまり、プロテイン・キナーゼCは、本当に難し
いんです。あの原稿を見たデスクは「注が10個ばかりほしい」と
嘆いたものです。単なる機能の面白さ(というより不思議さ、複雑
さ)ばかりでなく、生物観そのものに変更を迫る凄みを秘めていま
す。脳内物質の話など例外を除いて、生物学にあまり手を付けない、
わたしがこだわるのも、そのあたりです。

 短く書いたひとつひとつで100行くらいの囲み記事は優に出来
るでしょう。彼が、N賞でももらったら、科学部の皆さん、10回
くらいの続きものにして下さい。分かった方にも、分かりにくかっ
た方にも、世界のトップに位置するのはこれくらいのクラスなんだ
と「フィーリング」をつかんでいただければ、それだけで筆者とし
ては大満足です。

 ただ、新聞記事というのは、全く初めての素材を書くと大変です
が、どんな悪文でも、先例を示されると、「ああ書けばこれくらい
は分かるもの」と瀬踏みが効いて、次の人はそれ以上にいいものが
書けることになっています・・・とされています。その意味で、皆
さんといっしょに木元兄らに期待しましょう。科学面の「読者」に
なると、こんな気楽な発言が出来てしまう。(うん、いいぞ。)

 という訳で、実質的なres.にはなりませんでしたが、難解な
記事にトライしていただいた皆さんに感謝します。

#0009 kimot    8907090006

へい...がってん...だが....(やはり
力なく去る編集者)

一度、細胞のケミカルなコミュニケーションの
特集ができたら、と夢想しています。

             科学朝日 木元・拝

#0010 sci1082  8907111534

うん、いいぞ。科学朝日ぐぁんばぁれぇ!
N賞と縁がなくて気楽な..Notus

#0011 kimot    8907112107

ははーっ....
      科学朝日 木元・拝

#0012 sci1004  8909281630

 西塚教授,ラスカー賞授賞とのことですね.なんでもこれを貰って,
ノーベル賞も貰う人が,46人もいるとのことで,利根川氏もそうなん
だとか.

 社務猫

#0013 kepel    8910071422

西塚先生近いですよお、あれの受賞は
そういえば、きょうのひとはコンジン先生でしたね。
10月の中旬があれの予定日ですから忙しくなりそうですね
それにしても、西塚先生は桂枝雀に似ていると思うのは
私だけだろうか
     福岡のKEPEL.

#0014 sci1004  8910071435

まさか今度の発表なんか・・・
しゃむ

#0015 ultra7   8910072123

 西塚さんご本人がゆうてました、「どっかの落語家に似てるとい
う話も・・・・」。

 ほとんど、自覚の世界だと思われます。

 うええん、今日の「ひと」で、団藤兄に文句いわれちゃったよう。
あの人、この件の「えきすぱあと」じゃけんのう。

 ultraのコンジン

#0016 sci1004  8910080024

でも,おもしろく読みましたよん.
しゃむ

#0017 ultra7   8910091130

 ありがとう、ありがとう。
 ネットの神様は、お客様です。意味不明

#0018 sci1082  8910091414

そう、「ひと」の方が、おもしろかった。
ヨイショ、 ヨイショ の Notus

#0019 ultra7   8910092217

 速報です。今年は、残念賞でした。
ultraのコンジン

#0020 kepel    8910101536

ご苦労さまでした。また来年もご苦労様!!!!??
   kepel

#0021 kepel    8910101539

ところで物理学賞は誰になるかな?
びーにっひ       ビーニッヒ・ローラーは当てたkepel

#0022 ultra7   8910111237

 今年もあててチョウ。検討がつかないコンジン