Wat00162 3月7日夕刊「変わる虫たち」

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3月7日付夕刊科学面のコラム
 「変わる虫たち−オス不要」イネミズゾウムシの話、興味深く拝見しました。
 オスなしで殖えるとなると、不妊性のオスをばらまいて駆除するという作戦が
使えないので、駆除は大変になります。
 ところで、これは「突然変異」により、単為生殖が可能になったことによるの
でしょうか、それともオスがいない環境下で、もともとあった”単為生殖を可能
にする遺伝子”が活性化されたことによるのでしょうか?
 もし、後者だとすれば、その遺伝子は、近くにオスがいる場合には、オスが分
泌するフェロモンか何かの物質によって、抑制、不活性化されている可能性があ
ります。
 もし、このように単為生殖遺伝子を不活性化する物質があるとすれば、メスだ
けしかいない環境にこれを散布することにより、メスの単為生殖を妨げ、駆除が
できるのではないでしょうか。これなら、毒薬を使うわけではないので、環境へ
の悪影響も最小限にとどめることができる可能性があると思います。
 こんな「もし」ばかりが重なる素人の単なる思い付きなど、きっと専門家の間
ではすでに検討され尽くしていて、どこかが間違っていることがすでに明らかに
なっているのでしょうね。
 Martha