Wat00073 西瓜の中味を叩いて知る機械 

#0000 sci1902  8811292255

西瓜の中味を叩いて知る機械 
 

#0001 sci1902  8811292256

11月29日夕刊、科学面に、
 「たたいて中味調べます。スイカと缶詰に新しい選別機械」
てな、記事が載っておりました。
要約しますと、スイカをハンマ−で叩き、叩いた音をマイクで拾って、西瓜の中味
の様子を知ろう、と言う物です。響く音のパタ−ンによって、中味の状態がある程
度分かるらしく、将来は、熟度なども分かるようにしたいとのことでした。(それ
と同様のことが、缶詰にもあるそうです)
さて、この記事を読んで私は商売柄、医学への応用を考えたのでした。
次ぎに、続く。興味のない人は、飛ばしてね。
                       商売熱心な つちねこ
 

#0002 sci1902  8811292256

医者の診察法に、「打診」というのがあります。
簡単に言えば、肺、胃、腸、など空気を含んだ臓器の上を叩くと「ポンポン」てな、
いい音が響き、心臓、肝臓、脾臓などの、中味の詰まった臓器は「ドコドコ」てな
鈍い響きがするのです。
こんなことやって何が分かるかと、言いますと、心臓や肝臓、脾臓の肥大、腸にガ
スが貯まっているか、etcetc.
結構簡単にできて、情報量の多い診察法です。
スイカ中味判定機を、人間仕様にしますと、これがいっそう正確になるのではない
かと思ったのでした。
あ、こ−ゆ−こと言うと、「検査漬け医療」とか言う声がきっと起こってくると思
いますので、もう少し詳しく。
私の考えます処では、普段の診察は、今まで通り手でトントン叩いて行ない、「お?
これは?」てな場合だけ、スイカ中味判定機人間仕様を使うのです。
同じような機械の使用例があります。
普段、医者は心臓の音を聞くのに聴診器を使って耳で聞きます。(あ、もちろん、
聴診器では他の音も聞きます。)それだけでも、かなりのことが分かりますが、もっ
と詳しく知りたい時、マイクで心音をひろってグラフに書き、より多くの情報を得
ることができます。
診察を受ける人全員にするのではありません。
ね、こういう使い方なら良いと思うんです。
ま、それより以前に、これが医学に応用できるかどうかですが、取材してきた記者
さん。そういう話しはありませんでした?それとも、どっかの大学で話しを聞いて
みるとか?
面白いと思うのですけど・・・・・私だけかなあ。 つちねこ
 

#0003 sci1395  8811300230

        よく知らないのですが、これって、何だっけ「超音波断層写真撮影装置」
        とか何とか言う機械になってしまうのではないでしょうか?
        たしか、ある種のCTスキャナは病変部をきれいに浮き上がらせることが
        できるという話を聞いたことがあるような気がしますが.....。
                                                                MNEMO
        専門外の話題に首を突っ込むのはよくないですね。これっきりにしましょう。
 

#0004 sci1260  8811300336

あんまし関係ありませんが、早大の加藤一郎教授(ロボティクスの
大先生)のところで、乳ガンの触診をするロボットアームをこしらえた、
というのが一時話題になっていました(確か、今春ころ)。
臨床応用されたかは知りませんが、結構おもしろそうなマシンですね。
でも、10代の人と、80代の人とで、ずいぶんセンサーの調整
が必要な気もします。
           ゴミでした。 ムカシトカゲ
 

#0005 sci1902  8811301216

あ、どうも。res.貰えるとは思ってなかったんで、お返事が遅れました。すみ 
ません。
ううん。この検査方法突き詰めれば、超音波断層装置、に近い物になると思います。
原理は似ているんですが、計る物がちょっと変ります。
超音波断層装置(エコ−)は、体表から超音波を当てて、中の臓器に当たって跳ね
返ってくる時間を検出します。で、中の臓器までの距離が分かりますので、それを
ブラウン管に、絵として表示します。この作業を、幅3−10cmにわたって行な
えば、(実際は、扇型に超音波を出しますので、中の方へ行くほど広範囲がみられ
ます)体の断面が分かる、と言う便利な機械です。
スイカ中味判別機は、記事を読んだ限りでは、そのような「断面検出」の機械では
なく、音波の透過する時の変化パタ−ンを検出する物のようです。で、単純な私は、
「じゃ、似たような診察法の、打診法にも応用が利くのでは」と考えた次第です。
ううん。突き詰めると、きっとエコ−のようになってしまうんでしょうが、私の考
えたのは、もっと精度の低いレベルでした。ううん。いつも舌たらずですみません。
乳癌の検診、ロボットですか。ふうん。ロボットが触診をするのかしら。結構時間
が掛かりそうですね。
確かに、20代と80代とじゃ、センサ−のレベルを変えないとダメなような気が
します。
                            つちねこ