Wat00003 先天異常/Ca拮抗薬

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先天異常/Ca拮抗薬

7月20日夕刊でカフェインとカルシウム拮抗薬の催奇形性作用の相乗作用
についての国際先天異常学会での報告が報道されています。
まず、カフェインというと必ずコーヒーが引き合いに出されますが、
お茶・紅茶の方がカフェインは多いはずです。それなのにカフェインというと
新聞ではいつもコーヒーが悪者にされてしまいます。
それよりも、この記事でもっと気に成るのはカルシウム拮抗薬のことです。
カルシウム拮抗薬はそれ自身に催奇形性作用が有るので 妊婦または妊娠可能な
婦人への投与は禁忌になっています。
カフェイン拮抗薬とカフェインの催奇形性作用の相乗作用は学問的には意味が
あっても、実際には起きないように配慮されていることなのです。
記事を読めばコーヒー100杯以上ということも記載されている
ありえない仮定なので、妊娠している方々に余り不安をいだかさせる様な見出し
は考え物だと思います。
以上
O'HARA/YOKOHAMA




#0001 ultra 8807271915


 いやいや、待望の読者からの書き込みがあったと思ったら、しょっぱなか
ら医学記事についていつも鋭い目を光らせている、OHARAさんの苦情だ
ったりして、ウーーン、ネットの未来は暗い(かな)!。

 カフェインとカルシウムの催奇形性の話は、私の記事です。とりあえず、
ご弁解申し上げます。

 ご指摘のように、カフェインは、緑茶なんかの方が、カフェインの含有率
は高いようです。。カフェインとくると、反射的にコーヒーしかでてこない
連想は情けない、というのは同感ですが、ならば「緑茶などに含まれるカフ
ェインは・・」と書くと、なんか緑茶類に特殊なカフェインがほかにあるみ
たいですしねえ・・・。

 こんなこと言われる方がきっといると思って、私だって文字数が増やせな
い記事の頭では「コーヒーなどに・・」という表現にしておいて、後で「コ
ーラやコーヒーに含まれるカフェインは・・」と、カフェインの対象を広げ
るように表現しておいたつもりだったのですが、やっぱり、コーヒーが悪役
見たいにしか読めませんでしたか?(それなりに、表現に苦労はしてるんで
すけど、とほほい)。

 それから、カルシウム拮抗薬と妊娠の関係ですが、基本的には、催奇形性
の問題で妊娠中は使わないことになってます。でも、本当に「実際に起きな
い」のですか?

 まあ、レア・ケースなのでしょうが、他の薬剤で血圧をコントロールしが
たい場合、カルシウム拮抗薬のニカルジピンやニフェジピンを使うと有効な
事が多いという報告も聞きますが・・・。それで、紙面では面倒なので除き
ましたが、今回の実験データは、実はこの2品に関するものです。

 それから「不安をいだかせるような」見出しの問題ですが、『妊娠中のた
ばこ・コーヒー、先天異常が気になります』という見出しは、私は新聞の見
出しとしては、穏健な方で、妥当な口と思いますが、どうでしょうか。妊娠
中のたばこ、コーヒーは少なくても胎児に良いことなくて気になるのは、当
たり前ではないでしょうか?

 (私には当たり前としか思えないのですが、この記事でも分かるように、
妊娠してるくせしてたばこ吸ってる、母親が11・2%もいるんですよ!!。
何考えているのだこの親は!!だから、いつまでも、こんな当たり前の記
事を書かなくちゃならないのです)

 新聞によくありそうな『コーヒーで胎児の奇形増加』なんてのに比べり
ゃ、こんな見出ししかあり得ないと思うのです。簡単に言えば「妊娠中は胎
児に悪いものは取るのを止めましょう」と、いうだけの記事なんですが、ど
うすればお気にめしたのでしょうか。

しょっぱなから謝りのウルトラ久保田であった。




#0002 匿名 8808181604


 パソコン通信のNo26「コーヒー、飲んじゃった、私。」のカフェイン
の記事についてお答えします(なんで、このコーナーに飛火したのかは、よ
くわかりませんが・・)。

 短い記事のため、確かに誤解を生むところがあったようです。取り立てて
コーヒーが悪いようにしか、読めなかった、といわれると私の書き方が悪か
った、としか弁解のしようがありません。正しくは、コーヒーも妊婦には良
いとは言えない、といった程度でしょうか。

 それから、気にさわったと言われる「妊娠してるくせに・・」の下りです
が、もう一度全文書きますと、

(私には当たり前としか思えないのですが、この記事でも分かるように、
妊娠してるくせしてたばこ吸ってる、母親が11・2%もいるんですよ!!。
何考えているのだこの親は!!だから、いつまでも、こんな当たり前の記事
を書かなくちゃならないのです)

 ということです。あくまで、タバコのみの話で、コーヒーは触れてませ
ん。というのは、妊娠中タバコをやめるのは、女性の常識(私は、そう思い
ます)でしょうが、コーヒーをやめるのは、別にまだ常識ではないからです。
知らないで、妊娠中コーヒーを、飲み続けられたことは、知らなかったの
ですから、仕方ないこととしかいいようがないのでは、と思います。しかし、
タバコについては、胎児に悪いと知らなかった、という母親がもしいれば、
やはり母親として「非常識」とあえて、私は言いたいので、以上のような
文章になったまでです。(その非常識が1割以上いる!)

 妊娠中タバコを吸っても、危険率が高まるだけで、みんながみんな障害児
が生まれる、というわけでは、ありません。しかし、万が一、(この、万が
一のために、記事を書いているのです)子供が障害をもってしまったとき、
(本当の因果関係はさておき)、その母親の胸中からは「もしかしたら、私
のタバコがこの子を・・・」という思いは、一生消えないものと思います。
そう思い始めたら、子供に謝る言葉もなくなるのではないでしょうか。

 妊娠中コーヒーやタバコをよく飲んでいて、障害児を授かってしまった方
が、あの記事を読まれたら本当に「胸に刺さる」ことがあると思います。そ
して、(本当の因果関係は分かりません)もし、危険なことを知らずにやっ
ていて、そうなったのなら、「何故、もっと早く教えてくれなかった」と言
われると(勝手にですが)思います。

 「妊婦は何を飲めばいいのでしょうか」と言われて、どう答えれば適切な
答えになるのか、良く分かりません。確かにただでさえ、大変な妊娠中、あ
れダメ、これダメと言われるのは、かなわんことと思います。でも少なくて
も、胎児に悪い、と言われるものは、避けるべきではないでしょうか。

 書き込みされたお母さんは、文面の感じからみて、障害のないお子さんを
授かったのだと思います(違っていたら、本当にすみません。謝ります)、
というのは、(知らなかった分けですが)妊娠中コーヒーを飲んでしまい、
(因果関係はどうでも)子供が障害をもし持ってしまったら、多分こうは言
われないのでは、と思うからです。

シリアスな問いには。シリアスに答えるウルトラ久保田であった