Tax00048 蛮流消費税論

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 税制改革の目玉である消費税が施行されて、様々な意見が飛び交っているが、
マスコミの論調は批判意見が主である。某番組では、少ない賛成意見や「納税意
識の高い人」を異端者のように扱っていたが、前者をそのように扱うのがこの国
のマスコミの「仕来り」らしい、また後者も、「大家さんから取ればよい」とい
うこの国の「世論」を考慮してか、そのように扱っている。「社会の木鐸」なら
ではの粋な計らいである。

 消費税に対する怒りの理由としては、以下のようなことである。

一、消費税は公約違反であるから、廃止せよ。
 「無責任公約は、責任公約を駆逐する」という大平さんの故事のためであろう
が、しかし、前総理の行為は軽率である。竹下総理よ、この声に耳を傾けるのが、
民主主義じゃないのか。そして、国民と共に、次期土井政権の公約遂行を見届け
ようじゃないか。ただし、セットの所得税減税についてはこの限りではないらし
い。

二、消費税は逆進的であるから、廃止せよ。
 「お金持ちの1万円は庶民の1円と等価だから、お金持ちからもっと取るべき
だ。」、「子供や老人からも取るのか。」、「贅沢品に掛けるべきだ。」という、
この国の「感情」に因るものである。このことより、そのような感覚でもお金持
ちに成れるというこの国の豊かさが伺え、納税の義務を負ふ国民の「国民」から
は、子供と老人などは除かれることが分かる。
  因に、私は三度の飯にありつくことがなによりの贅沢であるから、この国の「
感情」に基づいて税を納めている。

三、消費税は日本に馴染まない税・悪税であるから廃止せよ。
  竹下総理よ、この声に耳を傾けるのが、民主主義じゃないのか。「税金は、取
られるもの」というのも、この国の「世論」であるから、消費税も、その類のも
のである。ただちに、すべての悪税を廃止すべきである。その集大成が、納税の
義務の削除である。

    SCI3095:R.A