Tax00048 蛮流消費税論 #0000 sci3095 8904212327 税制改革の目玉である消費税が施行されて、様々な意見が飛び交っているが、 マスコミの論調は批判意見が主である。某番組では、少ない賛成意見や「納税意 識の高い人」を異端者のように扱っていたが、前者をそのように扱うのがこの国 のマスコミの「仕来り」らしい、また後者も、「大家さんから取ればよい」とい うこの国の「世論」を考慮してか、そのように扱っている。「社会の木鐸」なら ではの粋な計らいである。 消費税に対する怒りの理由としては、以下のようなことである。 一、消費税は公約違反であるから、廃止せよ。 「無責任公約は、責任公約を駆逐する」という大平さんの故事のためであろう が、しかし、前総理の行為は軽率である。竹下総理よ、この声に耳を傾けるのが、 民主主義じゃないのか。そして、国民と共に、次期土井政権の公約遂行を見届け ようじゃないか。ただし、セットの所得税減税についてはこの限りではないらし い。 二、消費税は逆進的であるから、廃止せよ。 「お金持ちの1万円は庶民の1円と等価だから、お金持ちからもっと取るべき だ。」、「子供や老人からも取るのか。」、「贅沢品に掛けるべきだ。」という、 この国の「感情」に因るものである。このことより、そのような感覚でもお金持 ちに成れるというこの国の豊かさが伺え、納税の義務を負ふ国民の「国民」から は、子供と老人などは除かれることが分かる。 因に、私は三度の飯にありつくことがなによりの贅沢であるから、この国の「 感情」に基づいて税を納めている。 三、消費税は日本に馴染まない税・悪税であるから廃止せよ。 竹下総理よ、この声に耳を傾けるのが、民主主義じゃないのか。「税金は、取 られるもの」というのも、この国の「世論」であるから、消費税も、その類のも のである。ただちに、すべての悪税を廃止すべきである。その集大成が、納税の 義務の削除である。 SCI3095:R.A