Sky00109 高気圧が来るとどうして気圧があがるのか? #0000 sci6946 9105232228 気圧についての疑問 高気圧が来たとき地表で気圧が高い都云うのは 具体的にはどういう事なのでしょう。空気の密度 が高いのでしょうか。(つまり冷たいのでしょうか) 空気の層が厚いのでしょうか。それとも何か 流体力学的な力が働いているのでしょうか。 SCI6946 #0001 sci6530 9105241539 高気圧 と 低気圧 気圧を理解するには、まず地上と上空では大体において、上空の方が圏界面下では ”気温が低い”ということから始めなくてはなりません。ボイル・シャルルの法則に 従い、大気は暖められると体積あたりの質量を減らし、いわゆる”軽い気体”の振る 舞を見せます。 日中暖められた大気は上昇気流を発生し、上空で冷やされると下降します。対流は 規模を変え、場所を変え、地球上の至るところで発生します。 さて 気圧は、地上付近の解析図と、上空の解析図ではかなり様子が異なります。 地上では大抵高気圧も低気圧も、丸く閉じた形になるのが普通です。しかし上空では 地球の回転運動から影響を受けた”気流”がほぼ地球を一周するかたちになっていて 気圧もその気流と平行になっています。具体的に示せば、両極に近い付近は同じ高度 の赤道付近より気圧が低い形が一般的です。そして、常に等圧線(等高度線*)は、 南北方向に波を打ちます。これらは、地上の気圧に影響を与えます。 地上付近の気圧は、上空の気流の”渦”によって高められたり低くなることは、 数値解析が発達した今日では、予報に欠かせない要素です。大気中に発生する対流の 規模によっては、はっきりした鉛直方向の運動が認められませんが、気圧の下降して いるところでは、それに対応する”渦管”が解析されることが多いので、それらの ”渦管”の動きから低気圧の発生を見つけることができます。 気圧が高い場合、2つの場合があります。下降気流がかなり高い上空から起きていて ”背の高い高気圧”の場合と、冷たい空気が溢れ出す形の”冷たい高気圧”です。 後者の場合、イメージするならば暑い日に冷凍庫を開けたときにでてくる冷たい空気 のばかでかいものでしょう。文字通り”冷たい”シベリアからの高気圧などです。 前者の場合はむしろ暖かい上昇気流が高気圧の周辺にあって”比較的”下降気流のある 周りより気圧の高いところというイメージですね。太平洋高気圧がいい例です。 と、くだくだ書き込みましたが、参考になるでしょうか? お天気屋 彦兵衛 #0002 sci6320 9106072055 彦兵衛さんが非常に丁寧に説明なさっていますが、この基調の題名だけみると、 とっても不思議な気がしますよね。 ”高気圧が来るとどうして気圧があがるのか?”というのは”山は何故高いのか?” と同じで高いから山と呼ぶのであって…。 ごめんなさい。人のあげ足を取る悪いおじさんしてしまった。 カテコールアミン #0003 sci6530 9106100204 呼称は、現象を単に扱い易くする為にある。とすれば、 呼称にこだわるのでなく、現象そのものについての質問 と、とらえるのが理と思いましたが・・・・やっぱ変? でしょうか。名は態をあらわしているのですから。 お天気屋 彦兵衛 #0004 sci6320 9106102120 いやはや彦兵衛さん、ゴメンなさい。 単に私が悪いオジさんしてしまっただけの事でして…どうもすみませんでした。 カテコールアミン #0005 sci6946 9110120030 大分時間がたってしまいましたが、彦兵衛様、丁寧な説明をいただきありがとう ございました。長年の懸念がとけました。ご説明はすぐに呼んでいたのですが お礼が今頃になりまして。 題は、返事を下さる方の目にとまりやすいようにと思って少し変な表現にした ものです。オサワガセイタシマシテスミマセン。