Sky00090 ミニブラックホールが見つかった!? #0000 sci6277 9010182039 ソビエトのある学者によると、ハワイなどの火山活動はなんと 地球のなかにあるミニブラックホールが原因であるそうだ。 ほんまかいな??? #0001 sci6277 9010182055 ちょっと古いですが "NEW SCIENTIST"という雑誌の9月1日号に こんな記事が載っていました。それは、宇宙のビッグバン時あたり にできたちいさなブラックホールは、今の宇宙にまだ存在しており 恒星、惑星、銀河などすべての天体にあって、たとえば地球にある そのミニブラックホールは、ホーキング輻射とよばれるメカニズム によって熱をだし、ハワイなどのホットスポットといわれている火 山活動の源になっている、というのがその内容です。 この説をとなえているのは、ソビエトのトロフィメンコという人 ですが彼はさらに、このミニブラックホールは”地球の重力異常” や、少し前に騒がれた”第五の力”を説明するもっとも合理的な説 である、と主張しています。 私はこの話を、この記事以外にフォローしてませんので、新しい 展開や、感想、また本当にミニブラックホールがなければ火山活動 は説明困難なのだろうか?などということも知りたいのです。 この記事を読んだときは正直言って”あほかいな!”と思いまし たが、みなさんはどう思いますか??? 餃子まん #0002 sci3021 9010210533 嘘くさ〜い! (^_^) D.D.C. #0003 sci5737 9010251937 あっと、その話聞いたことあります。 あの、バミューダ海域にも、1つあるとか? さらまんだ #0004 ultra7 9010252041 でもねえ、地球じゃなくて、太陽の中にブラックホールがあるって 説は、定説ではないけど、結構まともな説でありますよ。 何でも、太陽から出てくるニュートリノの量が計算と合わなくて その理由がブラックホールだとか・・・ ホーキングのミニブラックホールって、星の中に捕まる性質が あるとか・・・・ 艮神 #0005 sci1250 9010252334 地球にミニブラックホールがあるかも,という話しはずいぶん昔に 聞いたことがあって,そうかなとか思ってたけど. あれって,地球の一箇所にとどまっているなんてできないような しろものなんじゃなかったでしたっけ? まあ,なんにしろ宇宙空間にあるやつが,寄ってきて地球に捕まった としますわな,質量はものすごくても,専有体積がものすごく小さい から,物質との反応はほとんどなくて,単に重力だけが作用すると, ということは,地球の重力中心を中心にぐるぐるまわっているんじゃ ないでせうか? そのうち中心の重力井戸におっこちて安定するんで しょうけど,その期間が何十億年だったかな, KEII-I #0006 sci6277 9010261929 わーい、久しぶりにのぞいたら、結構増えてるよー。なんか ***のおかしな人も混じってるけど(^_^;)。 ふんふん、”物質との反応”がなかったら地表近くの火山活動の 源にはなりそうもないなあ。すぐおっこっちゃうもんね。ツングース の話もミニブラックホールの衝突かも、という話があるけど、あれも すぐ通り抜けてしまったんですよね。 太陽からブラックホールが降ってきたら 日光浴できまへんがな、ったく.....(^_^;) 歩くGM管 餃子まん #0007 sci3021 9010281322 ばみゅぅ〜だ海域にブラックホールがあるワケないでしょっ! そゆコト書いて ある本は、大抵ウソ本ですので、信じるのはやめましょう(大体、マイクロブラッ クホールでは船や飛行機は行方不明になんかならんわい!)。 KEII-I さんが書いているように、もし地球にマイクロブラックホールが落ちてき たら、そのまま通過して宇宙へ去っていくか、何度か地球内部を往復してから中心 の周りを回転するようになり、いずれ安定するでせう。ブラックホールから見れば、 地球なんて真空も同然だよん。 その内、「超能力者の脳の中にはマイクロブラックホールがあって、その引力で 物を引き付けたり、潮汐力でスプーンを曲げる」なんて言い出す本が出るかも知れ ないぞ。信じないよーに! しかし・・・マイクロブラックホールでどうして「第五の力」を説明出来るんで しょうか。中心にブラックホールがあるのなら、「第五の力」なんて説明出来そう もないですが。 D.D.C. #0008 sci3717 9010282100 はーい,信じませーん.(^^) ところで,原子核一個ほどの大きさの人工ミニ・ブラックホールが 地球内部を行ったり来たりして,各地に(地震,建物・船などを貫 通する)被害をもたらすっていうSF小説があって,そいつをなん とか阻止しようとやっきになるんです. 小さなブラックホールの場合,その質量とエネルギーを急速に放出 するという(真空状態での)性質を利用.強力なレーザーをそのミ ニ・ブラックホールに当ててやる.うまくぶつけてやれば,エネル ギーがある一方からだけ放出され軌道が変わって地球から追い出せ る・・・・ってやつでした(^^). ツングースの爆発にはクレーターが残されなかったことから,ミニ ・ブラックホールの衝突ではないか?と言われてたこともありまし たが,天体同士の相対速度は途方もなく速く,ブラックホールが地 球のような小さな重力に捕らえられる可能性は,まずないそうですが・・・ カノン #0009 sci3021 9010282318 「ブラックホールが地球を貫通、ツングースから北大西洋に抜けた」というのが ツングース爆発のブラックホール説のようですが、その時の状況を考えると北大西 洋から抜けたとする説明には無理があるようです。 太陽にマイクロブラックホールがあるというのは、定説ではありませんが比較的 マトモな説ですよ。もっとも、これが本当なら少し恐いですが(影響が出始めるの は、ずっと先のことだろうけど)。 D.D.C. #0010 sci6283 9010311716 ツングースの現象については、最近では小型の彗星が衝突したためではないかと いう意見が多いようです。彗星とすれば、衝突前にバラバラになってしまい、衝撃 波を発生するだけで、目立ったクレーターが発見されないことなどの説明も容易です。 彗星や小惑星の衝突は、それほど稀な現象ではなく、地球をかすめる天体は次々と 発見されています。 次の例は、最も衝撃的な例として良く知られています。 約10年前に、ノーベル物理学賞授賞者として著名なアルバレツ教授(最近惜し くも亡くなる)のグループが、白亜紀末の恐竜などの大絶滅層で発見した大量の宇宙 起源物質(注:地球では、表面近くにはほとんど存在せず、核に濃集していると考え られているイリジウムなど)の発見から、小惑星あるいは彗星の衝突が、大絶滅の 引金になったと考えたことは極めて有名です。これにより、恐竜の絶滅の議論も、 SFや空想から科学に発展したのでした。この論文を見たとき、直感的にこれはすご い!!と思いました。本来なら、地球科学・惑星科学の専門家が発見してしかるべき ですが... ^_^;;やはり、天才は何をやってもすごい。!#$@¥*(パニック 発生) ;; ついでに、月で起こった怪奇現象の顛末記を紹介しましょう。 数年前に、月を観察中の天文学者が発光現象を見たのが事の起こりです。すわ、 月への天体の衝突か!?月の火山(そんなのあるの?)の噴火か!?、と色めき立っ たのでした。結局、詳しく調べてみても、月には以前と比べて何の変化も確認でき ませんでした。結局、最近になって、怪奇現象の見られた時間に、人工衛星がちょう ど観測地点と月との間を人工衛星が通過していたことが判りました。人工衛星は、形 が複雑なために、回転により太陽光の反射率が大きく変化し、パルス的に光ることは 極めて普通の現象です。結局、怪奇現象は幻に終りそうです。チャンチャン Wings #0011 sci6277 9011020003 関連7D.D.C.さんへのレス(第5の力) 地殻のいたるところにパラパラとあって、万有引力の測定 を邪魔している、という主張みたいです。 餃子まん #0012 sci3021 9011042357 >餃子まんさん う〜む、地殻のいたる所にパラパラある・・・。確かに、条件しだいではそれ で「第五の力」を説明出来そうですが、どうして地殻付近で安定していられるの かを説明するのはちょっとなぁ。 その説は、その後、何の音沙汰もないということですから、やはり如何わしい ですね。 >Wingsさん そういえば、月と地球の起源についても、衝突説なんてのが出てきましたよね。 私もこの説を聞いた時、「これは凄い!」と直感的に思いました(笑)。 D.D.C. #0013 sci6283 9011141959 出張から帰ってきたら、Sky&Telescope(注:アメリカのアマチュア 向け天文雑誌。内容は高く、論文にもよく引用文献として、取り上げられている)の 11月号が来ていました。すると、第一特集が”Twilight Time for the Fifth Force? Clifford M. Will, Washington Univ.”と言うことで、第5の力について、8ページ に渡って載っていました。 私はこれまで、第5の力については殆ど知らなかったのですが、ちょうど話題と 合っているようなので、目を通して何か書いてみることにします。ただし、私の英語力 は乏しいので、どこまで理解できるかは疑問。 では、何故そんな雑誌を購読しているの? なぜなら、雑誌のほぼ半分が、美しい 写真と図が占めているからでした。 Wings #0014 sci6283 9011142016 恐竜を絶滅させる引金になった、天体の衝突について補足します。 大隕石が衝突したなら、地球上に隕石孔が見つかってのいいはずです。しかしなが ら、未だ持って見つかっていません。その原因としては、衝突したのは彗星であり、 その前に完全にバラバラになり(ツングースのように)、大きな孔を残さなかった。 あるいは、プレ−ト運動に乗って、約6500万年の間に、マントルに潜ってしまった。 いやいや、これから海洋底で見つかるはずだ、などいろいろな説があります。 そこで、私か興味を持ったのは、インドのデカン高原説です。 デカン高原は、短期間に、2000m以上もの玄武岩が積もって出来たとされており、 余りの量に、その成因についても良く判っていませんでした。ところが、最近になって 精密な年代測定を行なったところ、白亜紀の終わり(即ち、恐竜の絶滅期)の年代に 極めて近いことが判ってきました。 ここで、天文ファンの皆さんはすぐにピンと来たはずです。そうです、月の円形の 海は、大クレーターに後で下から大量の玄武岩の溶岩が噴出して、埋められてできたも のです。それと、同じ考え方を地球の現象にも応用しようとした仮説です。 興味深いと思いませんか。この説は、今のところ広範な支持を受けるには至っていま せんが、要注目だと思います。 Wings