Sky00080 1987A


#0000 sci3517  9007210756

超新星についての新説です たむけん


#0001 sci3517  9007210756

 たむけんです ひさしぶりにハード・サイエンスをばひとつ
NHKの「銀河宇宙オデッセイ」の本にマゼラン星雲で1987年に見られた超新星
[1987A]の話が有りました その中に 巨星が中心部で重力崩壊を始めたとき
相互作用のほとんどないニュートリノがまず多量に放出されその後衝撃波が星の内部
を伝わって表面まで到達し[目に見える超新星]となる その時間の遅れは半日から
1日くらいとされていたが今回はカミオカンデ等でニュートリノが観測されてから
2時間後に写真が撮られていた その後の研究で元の星が赤色巨星でなく青色巨星で
あったからであることがわかった との記述がありました

 さてそこで新説です

 ニュートリノといえども相互作用が全然ないわけではなく そのごくわずかの
相互作用で運ばれるエネルギーでほとんど時間の遅れなしに[目に見える超新星]に
なるのではないかというのが私の考えです

 以下その論拠を示します なお基礎となる数値はNHK版よりの借用がほとんど

 1)重力崩壊が始まり 10^58 個の ニュートリノが放出される(太陽
   エネルギー45億年分の1000倍(1.5×10^20 秒分)
 2)カミオカンデでは 10^16 個の ニュートリノが通過したがその内
   11個(約10^1 個)が検出された(通過距離16m)
 3)星の直径を太陽の50倍(8×10^10 m)質量を太陽の20倍(4×
   10^34g)とすると(この数値はいいかげんです)その平均密度は
   4×10^-4 g/cm3)
 4)補足率が密度と距離に比例すると仮定してカミオカンデ基準で
   距離 4×10^10 / 1.6×10^1 =約3×10^9
      密度 4×10^-4      / 1               =4×10^-4
      カミオカンデでの捕捉率 10^1 / 10^16=1×10^-15

      予想捕捉率 3×10^9 × 4×10^-4 × 1×10^-15
                =1.2×10^-9
      仮定エネルギー量=1.5×10^20 × 1.2×10^-9
                      =1.2×10^11 (太陽の*秒分)
 
   つまり太陽エネルギーの4000ねんほどのエネルギーが数秒から1分ほどの
  短時間に星の内部で解放されるものと思われます

  このエネルギーが充分なものかどうかまた数値の信頼性はいかがなものか

  皆さんのご意見をお願いいたします 1990/07/20 たむけん


#0002 sci3021  9007232342

 ええと、まだ式をよく吟味していないのですが(試験中なもんで)・・・。

 星といっても、中心部分と表面近くではかなり密度が違います。

 今回の超新星は青色巨星ということでよく分からないのですが、一般の老齢の星
(赤色巨星)では、その表面近くでは真空管の内部よりもさらに希薄ということで
すから、ニュートリノの反応は、主に星の内部で行われるのではないでしょうか。

 次に、ニュートリノの反応のエネルギーは、超新星全体のエネルギーから見れば
(太陽4000年分でも)極々一部ですから、容易に超新星と区別出来るという事
が言えます。

 その「2時間後にとられた写真」が、ニュートリノ分だけの明るさだったのか、
それとも紛れもなく超新星の輝きだったのかは分かりませんか? それが分かれば
参考になります。んが、このあたり私はよく知りません。申し訳ない・・・。

                                                        D.D.C.


#0003 sci4754  9008310410

1987Aといえば、まわりに2つの楕円のものがあったとか
                      銀の五円玉


#0004 sci1250  9008311811

昨日の朝日新聞夕刊にハッブルスペーステレスコープで撮影された 1987A の
写真がのってましたね.みごとにリング状のガスが中心星の周囲に形成されて
いるやつです.3年とちょっとで,角度1秒ぐらいに広がるなんて驚きです.
ガスというか爆発の噴出速度が求められますね   keii-i