Sky00017 恒星間旅行について


#0000 sci3021  8905142054

 恒星間旅行についてワイワイ言いませんか?


#0001 sci3021  8905142055

 どの星を目指せば良いかとか、どんな方法で飛行するかなどなど。

 もちろん、現在の科学の領域内でです。ワープ航法とか慣性駆動など、あるのか
ないのか分からないものはナシです。

 とりあえず、太陽系の近くの恒星(15光年以内)を挙げておきます。

  ケンタウルス座アルファ星    ・太陽に最も近い恒星です。2重星です。
  ケンタウルス座プロクシマ星   ・上の星の、遠い伴星です。
  へびつかい座バーナード星    ・惑星があるかも知れません。
  しし座ウォルフ359      ・
  おおぐま座ラランド21185  ・惑星があるかも知れません。
  おおいぬ座アルファ星      ・シリウスのことです。白色わい星付き。
  くじら座UV星         ・
  いて座ロス154        ・

 少し離れていますが、くじら座タウ星なんてのもあります。太陽によく似ており、
いぜんオズマ計画の目標になったことがあるという、由緒正しい星です。

 どこらへんを、どんな方法で目指したら良いでしょうか。
                                                 D.D.C.


#0002 sci1213  8905142328

おもしろそうですねーーー
今、考えてるとこです。
        yougan.


#0003 sci1223  8905150021

うん、SFですか。
私もスタートレックなんかは好きな方ですから参加させてください。

とりあえず、入会希望の表明です。会員No.3ですね。
ワイワイ楽しくやりましょう。
                  ひらひら


#0004 sci3021  8905151810

 おお、さっそくの書き込み、有難うございます!

 天文ボードは、他に比べてイマイチ書き込みが少ないようなので、心配しており
ましたが・・・良かった!

 現在の科学の延長では、十数光年の範囲内に宇宙船を送り込むのが限界のようで
すが、その中にも太陽に似ている星は結構あります。

 私たちの想像上の宇宙船を、どんどん送り出してやりましょう。
                                                  D.D.C.


#0005 ultra7   8905152022

 勝手に参考書を挙げたりして。

 1、「銀河旅行1、2」
 2、「銀河旅行と特殊相対性理論」
 3、「銀河旅行と一般相対性理論」

 いずれもブルーバックス、石原藤夫玉川大教授・著であります。内容は結
構ハード。特に3は、なかなかの内容でありますが、一般相対論をこんな文
脈から、まったく計算をごまかさずにチャンと扱った類書はない!!。

 以前、著者にお話しを伺ったとき、「こり過ぎてしまって、全然売れなか
ったあ」と嘆いておられました。

 確かに、難しいが「良書」であります!!。サイエンスネットのご常連の
良い子の皆様は、この程度の本は、バシバシ、読み下してあげませう。

 ultraノコンンジン


#0006 sci1260  8905152223

わがはいにも、切符を売ってたもれ....

    今日はムカムカしている、ムカシトカゲ(もちろんKY馬鹿のコトよ)


#0007 sci2904  8905161313

私もまぜて下さいませ。はじめまして。

    「宇宙船とカヌー」を読んだばかりの heme と申します。


#0008 sci1004  8905162054

わたくし,こんじんさまの挙げられた藤沢氏の御著作は読みましたです.
読んだ時はわかった気がしたのだけど,いまじゃ全然わからなくなって
ます.またよもうっと!

        ハイウエイ惑星は傑作ですよね.社務猫


#0009 sci3021  8905162353

 石原藤夫氏の著書「銀河旅行」、私も持っています。実にいい本です。

 文章は分かり易いし、読んでいない方はぜひ読んでみて下さい。銀河旅行が
明日にでも可能になるのではないかと思えてきます。

 ただ残念なことに、私はまだ続巻を持っていません。その内買おう買おうと
思っていましたが、つい買いそびれてしまいました。

 で、この本によると、ダイダロス計画というものがありますね。これについ
てはどうでしょう。

 でも、ダイダロス計画はフライバイなんでしょう?(前述の著書によれば)

 やはり、じっくり腰を据えて調査しなければねぇ・・・。
                                                        D.D.C.


#0010 sci1213  8905172257

うーん、宇宙旅行には、ロマンがありますねー

              yougan.

ps.homeさん、こちらこそはじめまして。
ps.最近真面目な話についていけなくなってきる・・
モット勉強しょうっと(私のことです)


#0011 sci3021  8905190351

 おっと、忙しくて2日も書き込めなかった!

 んで、フライバイの問題点ですが、光速の10%であちらさんの恒星系を通過
するのですから、ど真ん中を通っても、ほんの何時間かで通り越してしまいます。

 通過する前/後からも観測は可能でしょうが、やはり「列車で通過しながら景
色を眺める」のと「列車を降り、直に手を触れてみる」のではまるで違います。

 もちろん、ダイダロス計画でフライバイを採用したのには意味があるからです。
減速して向こうで止まろうと思えば、燃料が大量に必要だからです(と、参考文
献1に書いてある)。

 んが、技術的なこともあるにせよ、恒星間旅行をするに当たって、「燃料が足
んないからフライバイでいいや」というのは、いささか悲しいものがあります。

 どうでしょうか。
                                                D.D.C.


#0012 sci1223  8905201120

 日本人の宇宙飛行士について話題になっていますが、日本人の中で最初に宇宙
旅行した人を紹介します。                          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 その報告書の最初にはこう書かれています。「今は昔、竹取の翁といふもの有
りけり。」な〜んだ、と思われました?そうです、日本人で最初に宇宙旅行した
のはかぐや姫です。まぁ、かぐや姫の国籍についてはいろいろややこしい話があ
るかも知れませんが、日本で生まれたから日本人と言うことにしておきましょう。
 かぐや姫の場合には月と地球の間を一往復(?)しました。地球にくるときの
状況については謎ですが、月へ帰るときについては比較的詳しく書かれておりま
す。天の羽衣を着て、100人余りのお供とともに車で月へ昇って行ったとあり
ます。う〜ん、これはスペースシャトルよりすごい!このときの状況を実況中継
風にやりますと、こうなりますか。

    母船から光が発せられてかぐや姫を包みました。地球側の警備陣はかぐ
   や姫を渡すまいとしますが、光のために近ずけません。あっ、かぐや姫が
   ゆっくりと浮かび上がりました。どうやら、別れのスピーチが行なわれる
   模様です。『おとうさま、おかあさま・・・・』
    涙のスピーチが終わり、かぐや姫を無事回収した宇宙船は静かに離陸の
   カウントダウンを始めました。『とお、ここのつ、やあ、・・・』

 あっ、ここは本格サイエンスのコーナーでしたね、失礼しました。まじめに会
議している方、申し訳ありません。NZ゚ NZ゚
                                                  お茶やの ヒラヒラ でした。

話の流れをまったく乱した発言になってしまいました。もうひとつ NZ゚


#0016 sci3021  8905210143

 いきなり間違い書き込みがあってビビッてしまいました(間違えた方、気にし
ないで下さいね)。

 かぐや姫ですけど、ありゃ地球−月の旅行(と、古文書は語る)ですぜ。それ
位なら今の技術で出来ます(しかし、アポロは月でかぐや姫も、兎も、こうもり
のような異星生物も見出せなかった・・・)。

 また、惑星間旅行も、手の届くところにあります。火星なんか、もうすぐです
(ほら、スグそこ)。おそらく、次の世紀には、飛躍的にその技術が進歩するで
しょう。

 んが、恒星間では、その間に隔たる距離が、今までとは桁違いです。とくに、
私たちの太陽系は、銀河の辺境にあり、ここら辺はド田舎とまでは言わなくとも
郊外であることは間違いありません。そう、残念なことに、このあたりは恒星の
密度が少ないのです。

 銀河の中心近くでは、隣の恒星までが0.5光年位かもしれません。しかし、
私たちの場合は一番近くて4光年以上、とても「ちょいと隣まで」なんて具合い
にはいきません。

 恒星間旅行で、一番有名なものと言ったら、何度も出てきました「ダイダロス
計画」でしょう。

 この計画は、まったくよくそこまで考えるな、というくらいよく練られてます。

 ところが、無人・フライバイ方式という悲しい制約を付け、素晴らしいパワー
の「核融合の炎」推進エンジンでガシガシ突き進んで40年、ようやくお隣、あ
るいはそのもう少し先です。

 こんなんじゃ、宇宙植民とか、銀河帝国なんて夢のまた夢ですよ!

 もちっと、なんとかなりませんかねぇ。
                                                  D.D.C.


#0017 sci3136  8905232231

 ひさしぶりにのぞいたら新しいボードが登場しておるではありませんか。
それにどこかでよくお目にかかる方ばかりで。
 恒星間旅行(むじん)で問題になるのはやはり燃料(エネルギー)なので
すか。ある程度リーズナブルな期間で到達しようとすればかなり加速しなけ
ればならないでしょうし。単に飛んで行くだけならボイジャーだってそのうち
どこかの恒星系に...いやそれまでに拾われてもどってくる...すたーと
れっく。                       <i>


#0018 sci3021  8905241428

 やっぱり、燃料は大問題ですよ。

 SFだと、バサードのラムジェットなんていう燃料を持たずに推進出来る方式が
あります(もともとはSFではありませんでしたが、魅力的な推進装置ですので、
SFでしばしば使われます)。

 しかし、理論的に可能ではありますが、これを今の科学で実現するのは難しいで
しょうね。
                                              D.D.C.


#0019 sci3136  8905250102

 「銀河旅行」もまだ読んでませんので無知な私ですが、
エネルギー源としてはやはり核融合あたりが可能性のあるところ
なのでしょうか。エネルギー密度は高いし、恒星間ともなると
船外に融合炉をおけば地上のようなたいそうな遮蔽は必要ない
でしょうから。                <i>


#0020 sci3021  8905262303

 確かに核融合はいいですねえ。私も、家に核融合炉が1台欲しいところです
(トカマク炉みたいのを置く場所ないけど)。
 でも、それでも何十年もかかってしまうんですよねぇ・・・。
 人間の寿命が短いのか、宇宙が広すぎるのか、宇宙船の性能が悪いのか。

 てなとこで、バサードのラムジェットに続く、燃料を持たないで航行する船
第2弾!!

 フォワードのレーザー推進でーす!(1人で盛り上がって悲しい・・・)。

 SFに詳しい方はご存じでしょう、あの「竜の卵」を書いたことで有名な、
ロバート・L・フォワードの考案した恒星間旅行の方法です。

 詳しいことは彼のSF「ロシュワールド」(早川文庫)に書かれています。

 非常に読み易い本なので、SFが苦手な人でも大丈夫です(うーむ、しかし
SFが苦手な人が、こんな得体の知れないボードなんか読むかな・・・)。読
んでいない方は、ぜひ読んでみて下さいね。子供だましのSFではありません!
 でも、お金が無くて本を買えない人のために、簡単な説明くらいアップしと
いた方がいいかなぁ。
                                              D.D.C.


#0021 sci3136  8905262342

 宇宙船の尻のあたりへ重水素かなにかのペレットを打ち出して
(たぶんそれにレーザービームを照射するのだったと思いますが)核融合
を起こさせて、その反動で進むというのもどこかにありましたね。
                        <i>


#0022 sci3021  8905270124

 あ、それが「ダイダロス計画」です。なかなか凄いですよ。
                                        D.D.C.


#0023 sci3136  8905272318

 あれがそうですか。 でもレーザー核融合
(慣性封じ込め式)のレーザー装置というのは
かなり大きなもので、大阪大学のものなど
ちょっとしたビルぐらいあります。   <i>


#0024 sci1223  8905280208

 悲しいことに、このコーナーのバイブルとも言える「銀河旅行・・・」など未だ
お目にかかっていないし、従ってダイダロス計画なんて言うのも知りません。フラ
イバイ?なんの事か分かりませーん。星の重力を利用して加速するとか、減速する
とか、ターンするとかというのかな?うーん、みんなの話についていけない!

 こんな事ばっかり書き込んでいると、またD.D.C.さんに一喝されてしまいそうな
ので、少しまじめにいきましょう。
 エンジンの話題ですね。そうそう、つい最近読みました。我らが科学朝日の3月
号、なんと木元兄の構成です。題して「特集I 未来飛翔系宇宙へ!」ほーらおい
しそうな記事でしょ。みんな読んでいないのかな?科学朝日ですから、記事の内容
はすごく現実的です。簡単に触りだけご紹介して議論の種にしましょう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

        ■各種ロケットの比推力(秒)
                      (Moeckel,NASA,1969)
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
        化学ロケット‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 500未満
        固体燃料核分裂型‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 850〜 900
        液体燃料核分裂型‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1300〜1500
        ガス状燃料核分裂型‥‥‥‥‥‥‥‥‥1500〜2500
        核爆発型  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    〜2500
        核分裂電気推進型‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(かなり高い)
        核融合型  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   200000※
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                  ※最高値に近い。実際には推進剤の混入により低くなる。

              比推力 Specific impulse 略記号|sp。
                  1Kgの推進剤が1Kgの推力を何秒間出し続
                  けられるかを示した値である。

     恒星間はちょっとムリ?
                    ・
                    ・
        なお、蛇足だが、さしもの核融合ロケットも太陽系から最も近
       い恒星であるアルファ・ケンタウリへ旅行すると約2万年かかる。
       恒星間旅行には、さらに新たな推進系が必要であろう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 と言う結びになっておりました。(木元様、科学朝日毎月買っているから、これく
らいの引用見逃してくださいね。)うーん、まだまだ先の話のようですね。SFなん
かもそれほど読んでないので想像つきませんが、レーザー推進ってどんなものですか?
ワープ航法なんかと同じ類の話ぢゃありませんか。説明のUPをお待ちしております。

          なんか、夢のない話になってすみません。  ひらひら


#0025 sci3021  8905280435

 ふむ、レーザー核融合装置ですか! ビルほどもある? ふむふむ・・・。
ええと、うーんと・・・「激光3号」とかいうやつでしたっけ?(阪大じゃなかっ
たかな、あれは)。

 すいぶんと大きな物ですね。ダイダロスにのっかるかな?(予定ではレーザー
の代わりに電子線を使うそうですが)

 フライバイについては説明していませんでした、すいません。よく考えたら、
普通の人がそんなコトバ知っている訳がない! うう、手落ちでした・・・。

 フライバイというのは、目的地に到着しても止まらずに、そのまま通りすぎ、
その間に急いで観測なり何なりする方法です。具体的には、加速だけして減速を
しない恒星間旅行ということになります(かなり不適切な言い方ですが)。

 光速の10%で航行している船が、例えば太陽系クラスの恒星系を通過する時
間は、わずか十数時間です(ド真ん中を通過したとして)。こんなもんで観測を
終えねばなりませんです。

 こんなことをするのは、もちろん燃料の節約のためです。減速分の燃料を積み
込もうとすると、とてつもない量になってしまうんですねぇ(フライバイで飛行
する場合の2倍程度ではすまない)。

 という訳で、ダイダロス計画を考えた人達は、涙を飲んでフライバイ方式にし
たのでしょう。合掌。

 各種ロケットのパワーの表、アップありがとうございました。

 んで、レーザー推進(という名前かどうかは知りませんが)ですが、ワープ航
法とか慣性駆動装置みたいな空想上のものではなく、まったく科学的なものです。
R・L・フォワードのSFは、科学論文の参考文献に名を連ねることさえある、
とても真面目なSFだったりするのです。

 科学的に正しいどころか、ダイダロス計画よりも実現性があるかも知れません!
もちろん、実際に行われるときは、SFでの内容よりもさらに練り込まなくては
ならないでしょう。

 レーザー推進船は、なんとエンジンが必要ないのです。ふっふっふ・・・。

 それではアップしときます(ちょっと待っていて下さいね。日曜夕方までには
やっときます)。
                                                         D.D.C.


#0026 kimot    8905280528

お呼ばれにあずかりまして...科学朝日の木元でございます。
 ひらひら様はじめ皆様が書店のレジを経由してお恵み下さいました
税込み670円が巡り巡って小生や家内や子供の体細胞のアミノ酸と
なっているかと思いますと、とてもこのコーナーをフライバイなぞで
きない仕儀でございます。まことに購読者の名はほむべきかな、あっ
らーあくばーる、でございます。

 さて、ダイダロス計画とは、英国惑星間協会(BIS)が、その創立
50周年事業でプランニングしたもので、バーナード星の観測を目的と
しています。推進システムは、慣性封じ込め核融合によるエンジンで、
船体後部の半球形の反応室に燃料の重水素とヘリウム3を供給し、それ
をレーザーによって爆縮させて核融合反応を起こさせます。船体側には
磁場がかけてあり、そこで荷電粒子を受け止めて、推進のための力を得
るようです(金子隆一「スペースツァー」講談社現代新書より)
 設計上、約5万トンの燃料を使って光速度の13%に達します。しか
し、一方で、減速手段は持ちません。無人探査船だからできる設計とも
いえます。
 ここでいうフライバイとは、ダイダロス計画の場合、星の重力を利用
するなどといったものではなく、ただ、「ブレーキがないので素通りし
かできない」のです。

 さて、科学朝日3月号で掲載した核融合ロケットエンジンの設計案で
は、磁場封じ込め(2個の磁場発生コイルを並べてその中にプラズマを
いれておくミラー型)を採用しています。
 こいつは、もともと重量節約のため(本体重量は11.3トン)に、
自前で点火装置をもっていないタイプで、従って、惑星・衛星の軌道上
にあるステーション間を往来する輸送機関として考えられています。目
的地に着陸はせず、駅と駅とを結ぶトラックのようなものです。
 この記事は、推進系の話題に絞ったため、実はやはりブレーキについ
ては考慮していません。ざっくばらんにいいますと、目的地の星の重力
によってそこでの周回軌道に乗れるようにするための、進路修正用の化
学ロケットを搭載することになるでしょうか。つまり、星の重力がブレ
ーキとして利用できるオーダーの設計です。

 恒星間旅行をする際にも、この「減速」というのがかなり重要なポイ
ントと存じます。

 そこでフォワード博士が考えたのが、光帆船レーザー推進型の1タイ
プです。これは、半径数100キロ(くらいでしたっけ)の帆を宇宙船
がひろげ、それに対して、太陽近くに展開するレーザービーム発生機(
エネルギー源が陽光なので太陽のそばにある)が、土星軌道にある巨大
なレンズを経由して、狙いを定めてレーザーを当てていくのです。それ
により、宇宙船は18年かけて光速度の20%に達し、20年間巡航し
たあと、帆の大部分を分離して、そいつが反射する光を宇宙船側の帆が
受け止めてブレーキとします。そうして、2年間の減速ののち、宇宙船
は無事、目的のバーナード星系に到着するという寸法です。さらに、光
を受ける帆を現地で張って、それを反射盤にすれば、太陽系へ帰還する
設計も可能です。

 こいつの難点は、ミッションの最後まで地球に頼ることです。往復約
1世紀の間、宇宙政策が変化しないとは、だれにも保証できません。た
とえば、月着陸の後、ニクソン政権はNASAよりもNIHへと予算を
シフトさせたといわれます。また、党員や国民が反対するようなOOO
は実施いたしません、といっていた政党が、政権交替もなしにOOOを
導入してしまったケースも側聞いたします。とてもではないですが、こ
の宇宙船に乗り組む船員たちは、信心深くないと努まらないはずです。

P.S. 最後が「天声人語」になってしまいました。なにか特定のホガラ
   カな話題からはじめて、末尾で政治の話になるのは、新聞の伝統
   芸能ですので、なにとぞお許し下さいませ。

P.S.2 OOOに当てはまる言葉を入れよ。
   1. 五公五民
   2. 六公四民
   3. 七公三民
                      科学朝日 木元・拝

トトト、
D.D.C.さまの書き込みに、激突してしまいました。
小生は実はロシュワールドは読んでません。竜の卵シリーズだけです。
何卒おゆるしを〜〜〜〜


#0027 sci3021  8905281520

 あら、先を越されてしまいました。

 しかし、さすがに人に説明することを本職としておられる木元さん、私が書こう
としていた文よりも、かに正確で分かり易いものでした。ありがとうございます。

 旅の途中で政策が変わる事による危険は、「ロシュワールド」の中でもちらりと
述べられています(はらはらさせる場面もあります)。

 さて、レーザー推進ですが、フォワード博士が考案するより前に、似たような考
えはありました(どこかのSFにも出ていたような気もします)。

 しかし、太陽系からのレーザーで「押す」だけでは、加速は出来ても減速は出来
ません。そのため、(1)わざわざ減速のための装置(核融合推進装置など、適当
なもの)を宇宙船に積み込むか、(2)行き先にも同じようなレーザー発振装置を
造っておき、それで減速するかという方法が考えられました。

 (1)は、宇宙船自体が重くなるし、第一エレガントじゃないです。
 (2)は、初めて行く場所には通用しません。

 こんな訳で、あまり一般的な方法とは言えませんでした。

 ところが、フォワード博士は、行き先に近付いたら反射鏡を大小2枚に分離し、
大きな方で地球からのレーザーを反射、小さな方(船の本体付き)に集中的にあて
減速するという、奇抜な方法でこれを解決したのです。

 図で書くと分かり易いのですが、ちょっと文字キャラクタだけで書くのは難しい
ですね。どなたかESCシーケンスでアニメーションでも造ってくれませんかねぇ。

 減速というのは、ある意味では加速よりもかに厄介で、しかも日常感覚では忘
れやすいものです。地上では、なにかしら摩擦があり、常にエンジンなり足なりを
動かしていないと止まってしまいますが、宇宙ではそんなことはほとんど起きませ
ん(当たり前)。

 三流SFでは、しばしば加速方法についてのみ言及され、減速については完全に
忘れてしまっているものがあるほどです。
                                                 D.D.C.


#0028 sci3021  8905292343

 あまり「ロシュワールド」って読まれていないみたいですね。
 うーむ、いいSFなんですが・・・。なぜでしょう?
                                                   D.D.C.


#0029 sci3395  8906070515

このボードに初めて書き込み挑戦します、MUTAと申します。
ちょっと、あんまりSF小説とか読んでないので、おてやわらかに
お願いします。

「火星なんてすぐそこ」ってぇ感覚でいくなら、「対消滅ロケット」も
ありにしましょ? えっ、だめ?
 だってぇ、ど素人の私めは、「テラワット」なんて単位、「レーザー推進」の
資料読むまで、でんでん知らなかったんだしぃ。

 フォワード構想による「3段式ライトセール(つまり地球帰還用セール付き。
一段目直径1000キロ、二段目320キロ、三段目100キロ。でけぇ)」の
某書解説文の中で、「1ミクロン、26テラワットの近赤外線レーザー発振機」
というところで、頭がネジくれてしまいました。(ちなみに、調べたら、テラ=
10^12、つまり26000ギガワットでした。僕って無知かな?やっぱ)

 そいでもって、「バザード・ラムジェット」もいいけど「直径数万キロのラム
スクープ(吸入口)を形成する双極子磁場の内部応力に耐える船体には、既存の
材料ではとうてい不可能なため、巨大なダイヤモンドが考えられてる」ってヤツ
でブッとんでしまった(ま、カッコいいかも知れないけど)。
 で、この代替案の「磁場レンズ型ラム」は、船体の前に、ラムスクープのかわ
りに磁場レンズを置いて星間物質を集めようってヤツ。レンズの直径が数十万キ
ロてのも凄いけど、船体とレンズの距離を1天文単位に保つってのは……。

 だったら、僕は、燃焼室の磁場強度50万ガウスと、最低2キロ以上のノズル
ってのに涙を飲んで、「(反物質)対消滅ロケット」を推します! これだった
ら、けっこう美しい先細りの船体になりそうなんだもの。やっぱ、宇宙船は、ス
ペーススワンとはいかないまでも美しくあって欲しい!

え、反物質の生成はどうするかって? いや、近いうちにきっと、効率的な反物
質製造法が発明されるって。ソレが無理でも、「魔王星」がある!

                     MUTA
ps:おちゃらけちゃってごめんなさい。
でも、フォワード氏による「ゴールデン・グローブ」探査計画での、
「226キログラムの反物質と24トンの水素、21年半の飛行時間で
1トンの探査体をアルファケンタウリに静止させることができる」
という試算は、なかなか驚異的じゃありません? エネルギー変換率が
最大67%ってのも、スゴイ。(核融合推進だと、最大でも0.4%)


#0030 sci3021  8906080050

 MUTAさん、SFを読んでいらっしゃらないのに、随分とお詳しいようで。
参考にした文献などで、よいものがありましたら教えて下さい。

 対消滅ロケットももちろんアリでございます。

 50万ガウスに2kmのノズルですか? そんなに必要とは思いませんでした。
まあ、それは技術の進歩にまかせるとしても、問題はどうやって反物質を手に入
れるかですね。多分、そこら辺には落ちていないだろうから、結局自分で造って
やらねばならないでしょうね。

 反物質の合成・・・。むーん、素粒子物理の実験に使う量くらいならば現在で
も出来ますが、宇宙船の推進に使う量は、これでは不可能でしょう。飛躍的な技
術の進歩が必要でしょう。それが発見されるのが、100年後か、10年後か、
はたまた明日かは分かりません。

 それと、貯蔵も大きな問題となってくるでしょう。普通の物質の容器には入れ
られませんからね。プラズマ状にしておいて磁場ででも封じ込めておくとか、方
法は幾つかあるでしょう(昔、反物質推進ロケットについて色々考えたんだけど、
推進剤の貯蔵方法は、この方法しか思い付かなかった)。

 魔王星ですかぁ? うーん、あれは一応全巻持っているけど、キョーフの大嘘
SFですぜぜぃぃ。

 彗星を使って宇宙船を加速するってな話がありましたが、減速方法については
なーんにも述べられていなーい! むむむ、どうやって止まったんだぁ!

 奇抜な推進方法には、反物質ロケットの他に、ブラックホールを使ったロケッ
トなんていうのもありますねぇ。これもやはりフォワード博士が考案したものの
ようです。A・C・クラークの「地球帝国」というSFに採用されております。
 (毎度SFネタですみません)

 効率は、理想的な反物質による推進には幾らか劣りますが、それでも数十%に
達すると記憶しています。正確な数字は忘れてしまいましたし、自分で計算した
訳ではありませんが。計算の方法がよく分からなかったもんで。

 恒星間航行に適しているかどうかは分かりませんが、こちらの方が反物質推進
よりも実現性があるかも知れません。マイクロブラックホールを手に入れ、うま
く制御出来るのならば、ですが。
                                              D.D.C.


#0031 kimot    8906080255

すびばしぇーん、またまたムラムラと....

先日、某学研の某ムックにて、フォワード博士の写真を拝顔しました。
ぼくは、あのようなすばらしいアイデアを連発する人なので、さぞや
芥川竜之介か 当ネット守護神の馬上管理人様のようなソリッドなシェ
イプをしているのでは...と勝手に想像していました。

   とっ  こっ  ろっ  がっ

高木ブーに仲本工事のメガネをかけさせたような、親しみやすいおっさ
んがそこにはいました。いや、あんでぃ・うぉーほーるを、強引に
横方向へ伸ばした、といいましょうか....

ちなみに小生も、80ウンKgあるので、これくらいにします。
                  科学朝日 木元・拝


#0032 sci3021  8906090019

 「あんでぃ・うぉーほーる」とは何者だす? ぶらっくほーるの親戚ですか?
                                                 D.D.C.


#0033 kimot    8906091157

先年死んだ、米国の現代芸術家だす。
                    科学朝日 木元・拝


#0034 sci3395  8906100355

あれま、参考書籍の事に触れようと思ってたら……
僕の前発言の出典も、実は某学研の某ムックだったのです。
「最新宇宙技術論」って最近でたヤツ。

私は、あいざっく・あじもふ大人のような、狂気の臭うゴツイ顔を
想像してまして、やっぱりビックリしました。
「か、かわいい顔…」って。(いえいえ、そういう趣味は…)

ところで、
 ブラック・ホールといえば、前からいっぺん聞いてみたかったんですが、
カー・ブラックボールのエルゴ領域を利用して運動エネルギーを取り出す
という「ペンローズ・メカニズム」ってありますよね?
 あれって、現実的に可能なことなんですか?
なんて、変な言い方ですが…。高等数学の数式なんてよくわからないもので、
感覚としてとらえようとすると、
無限赤方偏移面の中に入った物質が、もう一度出てこれるなんて、どうも
嘘っぽく思えてしまうのです。
 でも、SFネタとして、恒星間旅行に使えそうな気もしますね。
そういうSF小説、もうあるのかな?

 僕は、大嘘SFも大好きです。(あまり知らないけど)
「トップをねらえ!」というアニメビデオ、御存じですか?
この作品のSF設定は、科学ファンだったら中々笑えて楽しめますよ。
世界観に「エーテル宇宙」なんて大嘘使っておいて、バッカヤローとか
思ってると、結構科学ファンを喜ばせるシーンがあったりして。
スターボウをかなり真面目にやったり、恒星重力場を使った重力ターンとか
ローレンツシフトだのウラシマ効果だの…。要するに古典SF小説のノリ
なんです。ウソが嫌いだと、こだわっちゃうかもしれないけど。

   某アニメ雑誌ライター(をやってたりするタダの科学ふぁん)
                                        牟田口


#0035 sci3021  8906102215

 ふぅむ、「あんでぃ」とは、ア〜ティストだすか。

 んで、フォワード博士は、その「あんでぃ」を亜光速で移動させた時みたいに
(ローレンツ短縮!)横につぶれて見えると。まあ、太っている人だろうと想像
しておりましたが。

 ブラックホールですが、ペンローズ・メカニズムって、ブラックホールに何か
落として、その一部を吸収させ(不適切な言い方!)、エネルギーを得る云々と
いうヤツですか?

 無限赤方偏移面って事象の地平線のことでしょ? 以前、サイエンス誌に載っ
ていたような気がします。確か、地平線の内部までは入れないものと記憶してい
ましたが、うーん・・・うろ覚えなので自信がない。

 この前書いた、ブラックホール推進も、多分同じ原理ではないかと思います。
これの欠点は、宇宙船備え付けのブラックホールが推進剤を吸い込んでしまい、
次第に重くなり、加速が鈍ることである、と「地球帝国」に書いてありました。

 まあ、これは推進のためにはやむを得ないことです。んで、時々マイクロブラッ
クホールを取り替えるんだそうです。

 トップをねらえ!って知りません。家にはビデオがないので・・・。

 しかし、まだ「エーテル」なんて出てくるなんて、なかなか笑えそうですねぇ。
しかも、エーテル説にとどめを刺した相対論により導かれるスターボウとか、ウ
ラシマ効果とかやっちゃうなんて。センスが素晴らしい!

 まあ、造った人も分かっているのでしょう。そういうのは面白くていいと思い
ますよ。知らないでやっているのならただの馬鹿ですけど、まさかそんなことは
ないでしょう、うん。
                                                D.D.C.


#0036 sci1772  8906110036

 「トップをねらえ」、まじに、選れもの、と思います。機会があったら是非ご観
賞を!
 (只・・・、例の、”幻の最終兵器”が今一かなーとか思いましたが)
                            Long


#0037 sci3021  8906111300

 なーんか、阮シからしてテニスのイメージがありますので、イマイチSFとは
思えませんです(トップもエースも似たようなもんだ)。

 でも、スターボウやウラシマ効果が出てくるくらいだから、恒星間旅行も話に
あるんでしょうね。すると一応SFか・・・。

 スターボウが観れるくらいのスピードを出す宇宙Dを、人類は「ることが出来
るか?! うーん、まったくわかりません。何百年後になるんでしょう。

 私は悲観主義者ではないですが、生きている烽ノ本物の(CGでない)スター
ボウを観れることは、まずないでしょうねぇ。唯一の可能性といえば、発達した
地球外知I生命フ(「宇宙人」という間抜けな呼び方はキライ!)と接触して、
宇宙戦艦ヤマトの製「法を教わることでしょうが、これも見込み薄ですね。

 あー、宇宙は広すぎる。地球はこんなに狭いのに!
 もっといい宇宙Dはないかああぁぁ!
                                                D.D.C.


#0038 sci3021  8906111307

 あがが! 文字化けた!
 「なーんか、題名からしてテニスのイメージが・・・」です。
                                                D.D.C.


#0039 sci3021  8906111320

 よくよく見たら、あちこち文字化けしてるではないかぁ〜!

 つまり、

 スターボウが観れるくらいのスピードを出す宇宙船は、造れるか?
 生きている内に本物のスターボウを観れることは、まずあるまい。
 地球外知的生命体と接触して、ヤマトの製造法を教わることも見込み薄。
 もっといい宇宙船はないか。

 ・・・ということです。

 回線の状態が悪いのでしょうか。今までこんな事はなかったのに。書き込む時は
MNP入れといた方がいいかな。
                                                D.D.C.


#0040 sci1772  8906112331

 (これも補足ね)

 「トップを・・・」はSFとして、「選れもの」と言っているのではなくて、
 パロSFとして、「選れもの」と言っているのでして・・・・・。

 (はははっ、どーもいけません、私のレスは表現が雑で・・・・)

                           Long

ps.D.D.Cさん、未来を予知することは誰にもできませんよ。
   江戸時代末期の庶民は、誰一人として、黒船がやってくる
   なんて思ってなかったんじゃないでしょうか? ;-)
   若しかしたら、船はすぐそこまで来てるかもしれないのです。 ;−)


#0041 sci3395  8906122344

「トップをねらえ!」のおおもとの企画は、「エースをねらえ!」
+「トップガン」のパロディSFだった(読んで字のごとし)のですが、
制作が、なにせあの「オネアミスの翼」のガイナックス。ただでは起きない!
おまけに、ここの社長さんが、やたらノリのいい大阪商人SFふぁん!!!
世界観設定を、その手(物理)に詳しいチームを作ってやったんですと!

全6話中、完全なパロディものは、第一話のみ。あとは、SFふぁんサービス
たっぷりの実験アニメ、というコンセプトに変わっていってしまったのです。
とはいっても、トコトン笑えます!

なに? ビデオが無い? だったら、
今週1週間だけ、「テアトル池袋」(だとおもったが)で、1−6話上映中
ですので(5、6話は初公開)、是非(東京近郊の方は)行ってみてください。
ただし、各30分、全部で3時間ありますので、腹くくって下さい。

ちなみに、恒星間推進を可能にするため、この話では、「アイス・セカンド」
という新物質(質量の半分が運動質量!という氷の同異体結晶!!)(そんなの
ありか?)を、メインエンジンに、ワープエンジンの縮退炉には、マイクロ
ブラックホール二個入り!! という豪華?な設定です。

時は21世紀前半! 舞台は沖縄から始まり、最後には銀河系中心まで
いっちゃいます!!!

あ、言い忘れたけど、「対怪獣・巨大ロボット&艦隊戦もの」です(笑)。

                                        牟田口


#0042 sci3021  8906140923

 げげげ・・・! 「トップガン」と「エースをねらえ!」をミックスした?
でもって、最後に銀河中心まで行ってしまう、一応もっともらしい科学設定の
SFだぁ!?

 う〜む、最近のアニメは判らん・・・。どうやったら「エースをねらえ!」
からSFが出てくるんだ?

 まあ、それはいいとして、一応ワープエンジンまで積んでいるんですかぁ。
今の科学で「ワープ」なんて可能と考えられているんでしょうか。理論上では、
うんたらかんたらあるみたいですが(なにせ、タイムマシンまで出来てしまう
くらいですから)。

 ポイントはブラックホールでしょうか。しかし、本当にそんなことが可能で
すかね。特異点では、普通の常識は通じませんが。
                                                       D.D.C.


#0043 sci3395  8906180537

 なにをして「もっともらしいSF」と言うか、ってのが結構問題だったり?

「トップをねらえ!」の裏設定では、
R・タンホイザー(笑)という21世紀後半の科学者が物理学を一変させた、
というのがあって、「ワープ航法」理論を導き出しているんです。
(あ、上の「21世紀」は「20世紀」の間違いでした)
おまけの「科学講座」での、「原始物理学のニュートン、古典物理学のアインシュ
タイン、現代物理学のタンホイザー、と言われています」というセリフが笑える
のです。

で、このタンホイザー博士の「タンホイザーゲート」(笑)で、人類は超光速航法
を実現させたのです。タンホイザーゲートとは、2個のBHが同軌道公転する
ことによって、その軌道中心で重なり合ったエルゴ領域が特異点を露出させた
部分、というもの。ま、言い換えれば、「ペンローズメカニズムのピッチング
マシン」みたいなものなのです。
 ワープエンジンの縮退炉に、2個のMBHを内蔵しているわけなんですが、
そんじゃー危ないだろうと思って(社長さんに)きいてみると、「ネガティブ、
つまり仮想上のMBH」と言って逃げました(笑)。

ま、サイエンス・フィクションの科学設定というのは、どこまでしぶとく言い訳
を考えているか、だと思います(?)ので、結構頑張っているんじゃないかと。
少なくとも某「2001夜〜」の「重力ミラー効果」よりは頑張ってるんじゃない
かとおもいます。(だって、あれだと実在のカー・ブラックホールは全部ワープ
して飛びまわっちゃいそうなんだもの)

そういえば、何処ぞの科学者が考えた「ワームホール・タイムマシン」、あれは
なかなかウケちゃいましたネ。
確かに筋は通っているようにも聞こえますが、(ワームホールが作れるとして)
ワームホールの片方の入口だけ動かすというのは、あまりにも無謀な仮説だ
という感じ。SFとおり越しておとぎ話の領域ですね。でも、
ああいったことを、糞真面目に計算してるヤツがいると思うと、何となく
嬉しくなっちゃうのは、僕だけカナ?
                                                MUTA


#0044 sci3021  8906181350

 うっ、その「科学講座」面白いのだぁ!

 マイクロブラックホールが2個、お互いの回りを公転していたら、重力波を出し
て危ないですねぇ。

 タイムマシンですが、あれが可能とすると、ワープも案外簡単に出来てしまうの
ではないか、という気になってしまいます。まぁ、物理学者や数学者の中には、現
状ではほとんど役に立ちそうもない事を考えている人もいるようですが、ホント、
そういうのは(私のような素人には)嬉しくなってしまいます。実際に役に立つ事
になるかも知れませんし(まあ、科学というのは、役に立つ・立たないで研究すべ
きものではないでしょうけど)。

 関係無いけど、ワープって、行き先の座標はどうやってセットするのでしょうか。
MBHの公転面を傾けるのかな?(だとしたら、慣性モーメントがもの凄く大きい
だろうから、大変な大仕事だ)。
                                     D.D.C.


#0045 sci3517  8908062051

↑この書き込みのあった日にIDの届いた sci3517 たむけんです
SF大好き 宇宙大好き 相対論マニア 元プラネタリウム会員でおます
みなさんバーナード星へ旅立ったあとの 独り言
レーザー推進は[神の目の小さな塵]ですね じつはMr.[ロシュ・ワールド]
が理論的なバック・アップをしていて えーいどうせなら わしが,って
[ロシュ・ワールド][竜の卵][スター・クエイク][インテグラル・ツリー]
でしたよね 調べずに記憶だけで書いてるもんで
SFとしては[神...]が一番面白かったようなきがします

僕の7X50はどこへいったのだろう sci3517 たむけん


#0046 sci3021  8908071207

 うーん、ニーヴンのSFってあまり読んでないもんで(「神・・・」も)。

 「インテグラル・ツリー」ってなんどす?(知らないなぁ) フォワード氏の
新作ですか? そうなら早速買ってこなくちゃ!(しかし、近くの書店では見た
ことない・・・)

 私はクラークの作品が好きです(古いでしょ)。最近流行のサイバーパンク系
なんか、一度も読んだことないです。

                               面白いSFに飢えている D.D.C.


#0047 sci1395  8908072231

        えっと、「インテグラル・ツリー」もニーヴンだったと思いました。
                                通りがかりのMNEMO


#0048 sci3517  8908072304

SFの話だよーん
私の好きな作家は[ハインライン]しんじゃったんだよー
まだよんでないのもいくつかはあるようです

SFコーナーってどっかにある? おせーて
               sci3517 たむけん


#0049 sci3021  8908082213

 う゛・・・実はハインラインもあまり読んでいなかったりする・・・(これで
SFが好きだっつうんだからまったく)。

 どうも彼のSFは私の趣味と合わないのです・・・うーむ。

 しかし「愛に時間を」くらいは読んどかないとマズイような気もします。

                                                    D.D.C.


#0050 sci3517  8908082230

[愛に時間を]は20歳にはちょっと...なんてね sci3517 たむけん


#0051 sci3021  8908091119

 そうなんですか? D.D.C.


#0052 sci3517  8908092136

読んでみて 厚い 文庫 3冊です  sci3517 たむけん


#0053 sci3021  8908092238

 そうなんですよねぇ・・・。分厚い3冊なんですよねえ。

 いつも「名作なんだから読まなくちゃ」と思うのですが、本屋でアレを見る度に
「はぁ」と溜息をつくのです。

 私もそろそろトシですので、徹夜であの3冊読むなんて芸当はとてもとても!!
(いっぺんに読むのは私の性格からくるものでして・・・改めるのは困難です)

 ちょっと恒星間旅行から話題がズレたので(「愛に時間を」は時間を扱ったSF
なんでしょ?)、お遊びで「トップをねらえ!」を少し(真面目な話題でなくて
スイマセン)。

 というのも、今日、人の家に押し掛けて行って観てきたもんでして。もちろん、
本の3冊一気読みは出来なくても、ビデオ3巻一気観賞くらいはまだまだ出来ます。

 で、感想ですが、エーテル? ムーン! 氷II? ムムーン! 合体ロボ??? ムムムムーン!!!!

 まあ、面白かったですけど。

 フリートークの方にSFのボードが出来ているので、本当はそっちに移したいの
ですが、ここで話していること(恒星間旅行関係のハードSF)と、向こうで話し
ていること(ローダン! スタートレック!! いや、別に嫌いな訳じゃないです
けど)がかなり違うんですよね。どうしましょ。

 それとも向こうに押し掛けて行って、ハードSFの話題をバンバン書き込むとか
しますかな。さてさて。
                                                    D.D.C.


#0054 sci3517  8908100012

[愛に時間を]は 時間は[脇役]です [主役]は[愛]のほう
大人の.... sci3517 たむけん
ハードSF あっちに かつぎこみましょう

P.S.ニーブンとフォワードが混乱してました
あまり作者にこだわんないもんで すんません NZ゚ ←コレ ワカンナカッタンダヨナ-


#0055 sci2215  8908101958

 こっちには初めて顔をツッコミますが、
ハードでもソフトでもどんどん、あっちにどうぞ。
あっちのSFボードは、もう少し様子を見てから、交流のほうへ移すつもりです。
(readerさんにも参加してほしい)

 と、これだけ言いに来ました。     By ムカシボタル


#0056 sci3021  8908120339

 ありがとうございます。

 では、SFの事はそちらに移しましょう。

 恒星間旅行について何か新しい話題(例えば、ワープ航法が発見されたとか)が
ありましたら、こちらのボードに書き込みます。

 では・・・。
                                                  D.D.C.


#0057 sci3395  8908150511

それじゃあ、今世紀中にこのコーナーが復活する可能性も薄いということに…

ところで「ワープ航法」の可能性というのは、全く模索できないのでしょうか。
よく、ブラックホールとかを利用するワープがSFで出てきますが、具体的に
「この線を掘り下げれば可能性が…」とか、いろいろ話せないでしょうか?
もちろんギョエーではありますが。
                                        MUTA


#0058 sci3021  8908160111

 ワープ航法の可能性についてですが、うーん、難しいですね。

 取敢えず、今の物理学では「可能ではない」としているようです(絶対に不可能
とまでは言っていないようですが)。

 というのも、ワープが可能かどうかというのは、ホワイトホールが存在できるか
否か、という問題と同じことであると私は考えているのですが、現在の物理学では、
裸の特異点は存在出来ないという仮説(だったと思います)が有力(だったと思い
ます)だからです。

 私自身もホワイトホールは存在出来ないだろうと思います。なぜって、これって
エネルギー保存則とか破っていませんか?

 あ〜、なんかスゴクいい加減なことを言っているような気がしてきた・・・。

                                                    D.D.C.


#0059 sci3021  8908160138

 あ、そういえば、ちょっと前に時間旅行なんてのがありましたね。

 えーと、えーと、穴が2つあって、一方を光速近くで移動させると、もう一方に
対して時間が先に進んでいると言う、アレですよ、アレ。

 あれは理論的には光速以上で移動できますね。やったぁ! これで銀河帝国も夢
じゃないぜぃ! 暁の狩人とも会えるかも知れないぜぃ!

 ・・・でも、これって、やっぱりホワイトホールが必要ではないんでしょうか。
ホワイトホール=裸の特異点があると、因果律が破れるんじゃ? よく知りません
けど。
                                                    D.D.C.


#0060 sci3395  8908160551

某○ュートンに載ってた記事で見ましたが、
あれって、筋は通ってるけど、心象としては「むちゃくちゃ」でしたね。
ワームホールの片方(だけ)を動かす力って、有り得るのだろうか、って。
でも、たむけんさんが繰り広げてる「ブラックホールは存在しない」路線
を突き詰めたら、もしかすると、ワームホール・ネットワークにつながら
ないかしら、と漠然と期待をしている
                                        MUTA


#0061 sci3517  8908162248

回転している[ブラック・ホール]は軸方向から入れるようです
反対から出てくるとは限らないようです あとはコントロール
事象の地平線は存在しないが存在しているように見える が
比較的真実に近い表現のようです 整理してアッチで...
              sci3517 たむけん


#0062 sci3021  8908170215

 回転しているブラックホールですか。
 入っていくのはいいとして、出てこれるのでしょうか。出てこれなきゃ悲しい
ですぜ!
                                                  D.D.C.


#0063 sci3021  8908190141

 ここでも度々出てきた、ロバート・L・フォワードのSF「スタークエイク」
にも、スペースワープが出てきます。

 カー時空スペースワープとかいうもので、単なるSF作家の想像上の産物、と
いう訳ではなく、統一場理論のカー時空解から導かれるそうです。

 どんなものかと言いますと、超高密度の回転するリングを使います。これは、
現実に宇宙に存在すると考えられます。言うまでもなく、カーブラックホールの
ことですね。

 回転するブラックホールの軸から入ると、その反対側から出てこないで、時間
と空間の入れ換わる超空間に入るんだそうで、結果として、ワープとタイムマシ
ンを結合した振る舞いをするとか。

 この当たりは私にはまるで分かりませんが、図でかくとこうです。

   物体
    ↓

 ((〇))回転リング

    ↓

    ?        ミニクイ ズ デスガ・・・。

 これを使うと、クジラ座タウ星までスグかも知れません。いやいや、そんなケ
チくさいことを言わずに、アンドロメダまでひとっとび! かもしれません。

 ま、これを現在の人類の技術で行うのはほとんど不可能ですが、夢のある話で
しょ?
                                                        D.D.C.


#0064 sci3395  8908192252

タウケチがケチ臭いというシャレに感動してしまった。
                                        MUTA


#0065 sci3021  8908200613

 タウケチがケチくさい・・・あ、ホントだ。ほとんど意識せずに書いたのに。

              中学生の頃から駄酒落ばかり言ってヒンシュク暦7年、
              ついに無意識にギャグをとばせるようになった?  D.D.C.


#0066 kimot    8908201243

>タウケチがケチくさい
 の文を最初に見たとき、「タケウチ」と読んでしまい、ついつい
会社の先輩の竹内さんを連想してしまいました。といっても、この
人本人がケチというわけではなく、いかにも関西アクセントで「ケ
チくさいやっちゃな」とかなんとか言いそうな人のためです。
 あ、また関係のない話題を....

追伸:フリートークの方で書くべきことかもしれませんが、今月の
    「数理科学」誌(だったっけか。アレ、雑誌名は、これで
    いいはずだが)で、4次元の特集をしています。その中で
    ブラックホール関連の話題も数学的な解説とともにとりあ
    げられていました。大きな書店だと、置いてあるとおもい
    ます。
                        木元・拝


#0067 sci3850  8910250046

古い話しになってるのかと思いますけど、光の反射で飛び、制止するロケットを
D.D.C.さんが27の関連書き込みで書かれてましたけど、
なんであの方式で減速できるのでしょうか?

減速方法は、大きな帆を切り離して、その帆で光の向きをギャクにして
ロケットに残っている小さな帆を押すんですよね?

その場合、疑問があります。

A.大きな帆がロケットに付いているなら、その帆が押されるから、減速には
       ならないですよね?

B.大きな帆がロケットから完全に切り離されているなら、帆が相対的にロケット
       から、どんどん離れて減速効果が短い時間しか無いですよね?

結局光の反射で飛ぶ場合、前方の別の恒星に向かう以外減速出来ないのでは?

               UNIでした。


#0068 sci3517  8910250127

減速はBの完全切り放しで行います 大きな帆が凹面鏡になっていれば
また帆の質量が大きければ停止するまでの減速が可能でしょう
詳しくは[ロシュ・ワールド]をお読みください たむけん


#0069 sci3850  8910250542

切り離すと、帆だけ、飛んで行きません?
だって帆はどんどん加速されて、ロケットがだんだん減速するなら、
帆とロケットの距離が離れてしまいますから、太陽から見てロケットは
停まれないとおもうのだけど・・・

あと、帰りはどーするのだろう?

「ロシュ・ワールド」はどこの出版ですか?

SFはローダンだけしかよんでないから・・・

                                UNI


#0070 sci3021  8910261041

 おおっ! 久々にここに人が訪れて嬉しいのだぁ!

 そうです、たむけんさんのおっしゃる通り、反射鏡は切り離されます。そして、
もちろん宇宙船本体からドンドン離れていきますよ。

 太陽系から送られてくる「押す」光はレーザーであり、何光年もの彼方からでも
届きます(波長が短いほど遠くまで届く)。そんな遠方からでも有効な光ですから、
反射鏡と宇宙船本体が少しくらい離れても、(反射鏡さえキチンと造ってあれば)
減速は可能です。

 ただし、だんだんと宇宙船が減速してきて、反射鏡が遠ざかっていくと、諸々の
事情で推力が下がってきますが、もちろんその効果は計算出来ますから、きちんと
考慮して減速しています。

 太陽系と宇宙船、あるいは反射鏡と宇宙船との距離・相対速度が大きくなる事に
よって起こる上記の効果は、ちゃんと「ロシュワールド」の中で述べられています。
ぜひ御一読を!
                                                        D.D.C.


#0071 sci3021  8910262223

 帰りは、さらにもう一枚反射鏡を使うことで実現出来ます(これは、どなたかが
関連で述べられていたような・・・)。「ロシュワールド」では、帰還については
書いてありません(登場人物達は、片道切符しか渡されていないのであった)。

 「ロシュワールド」はハヤカワSFでーす(好評発売中!)

                                                        D.D.C.


#0072 sci3517  8910262254

 ロシュ・ワールド どこかにあるはずなんですが....というわけで
立ち読みしてきました.... 大きい帆は面積が小さい帆の10倍あって
リモコンで凹面鏡の曲率が変えられるように出来ています
切り放してしばらくすると太陽系からくるレーザーの色も反射してくる
レーザーの色も変化していき 停止するまでに1年かかります

と 現場で立ち会っているような書き方をしてみました(^_^)たむけん


#0073 sci3850  8910270209

やはり、納得できないなぁ・

簡単に太陽と目的地が相対的に停まっているとして考えますね。

加速をどのくらいの時間したのか解らないけど、減速はその時間では済まない
わけでしょ?(どんどん帆は加速されるし、少しはロケット減速される訳だし・・)

どんどん減速効果が無くなるから・・0には減速出来ないと思う。

1度計算してみよーかなぁ?

とにかく、帆がどんどん加速されてしまうから、(ロケットの減速時)
ロケットの減速はあまり効果無いと思う。

                       UNI


#0074 sci3021  8910271030

 どうして「どんどん減速効果が無くなるから・・0には減速出来ない」のですか?

 本体が減速されるにつれて反射鏡からのレーザーが弱くなり、本体スピードが0
になるとレーザーの力も0になる、というのなら完全に0に減速出来ないでしょう
が・・・。

 本体スピードが0になろうが、反射鏡からレーザーがこなくなるという事はあり
ませんよ(もちろん、相対スピードが大きくなると、相対論的効果で反射鏡からの
レーザーは弱くなるでしょうが)。スピードが0になるどころか、タイミングを誤
れば、本体は太陽系の方向に押し戻されるでしょう。

 それから、反射鏡は直径1000km、宇宙船本体のセール(帆)は300km
です。反射鏡の中央(本体が元あった部分)に300kmの穴が開いていることを
考慮しても、面積にして10倍以上あります。それの反射光を本体に集中させます。

 相対論やその他もろもろの効果を無視し、太陽系からのレーザー出力が加速時と
減速時で同じとすると、減速は加速の10倍の力で行われることになります。

 さらに「ロシュワールド」の設定では、反射鏡は本体の7.2倍の重さがあります。
「帆」というイメージから軽いものと想像しがちですが、なにしろデカイのですよ
(1000kmもあるんだから! 日本列島と比べてみんしゃい)。

 本体を減速させるとともに反射鏡は加速していきますが、その加速の度合いは、
本体の減速の度合いよりもずっと小さいのです(重たいので)。つまり、思った程
本体との距離も相対速度も大きくなりません。

 ぜひご自分で計算してみて下さい。それが納得する一番の方法です。

 ただ、相対論を考慮すると、結構計算に手間取るでしょうから、無視してもいい
んじゃないですか。かなり不正確にはなりますが、概念はつかめるでしょう。

 ま、とにかく「ロシュワールド」に全て書いてあります。私がさぼった相対論の
計算もちゃんとしてあります(それを視覚的に表しているのが「SF」ですね!)。

                                                        D.D.C.


#0075 sci3850  8910271503

なるほど、なんとなく納得出来ました。
帆が思いっきり軽いイメージがありました。

ところでその帆はどうやってコントロールするのかなぁ?
最初から計算してあるのかな?

私の勘違いとして、星間飛行ってことから相当のスピードで帆が離れて行くと
思ってしまいまして・・・はははは・・

UNI


#0076 sci3021  8910281502

 反射鏡のコントロールは、コンピュータが行います。かなり高度なコンピュータ
が3台積んであるようです。やはり減速はかなり難しい技術のようでして、3台の
能力をギリギリまで使ってる、と書いてあります。

 それから「相当なスピードで帆(反射鏡)が離れていくと思って・・・」という
のは、UNIさんの勘違いではありません。その通り、当たっています。

 太陽系から送られてきた緑色レーザーが、反射鏡で宇宙船本体にはね返ってきた
時には、ほとんど赤外光になるまでに赤方偏移されています(もちろん、それでも
減速させる効果はありますから大丈夫です)。

 つまり、反射鏡は、光速の20%を少し超えたくらいのスピードでしょうか。

 私は、このレーザー推進による恒星間旅行が、近接の星に対しては一番適してい
るのではないか、と考えています。質量比云々という制約がありませんので。

                                                        D.D.C.


#0077 sci3021  9005191654

 ここも久し振りですが、この前、面白い本を見付けました。

 ブルーバックス「SFはどこまで実現するか」 R・L・フォワード(!)

 『電子レンジやテレビは100年前は魔法だった。同じように、現在は魔法にも
  思える技術も、きっと「未来の現実」になるだろう』

 ・・・と、いうのが主旨です。

 恒星間旅行の方法(ふっふっふ!)や軌道エレベータ・反物質燃料はもちろん、
果ては重力やブラックホールまで制御してしまうという「魔法」がいっぱい!

 さらに最後では、今の科学では存在するか否かも分からない技術、つまり未来の
魔法となり、遠未来のいつの日か現実となるかも知れない技術(無からエネルギー
を造り出すとか、無反動推進(私が慣性駆動と呼んでいたもの)など)の可能性に
ついて述べられています。

 さぁ、未来派の諸君は最寄りの書店へ急ぐのだ!
                                                        D.D.C.


#0078 sci3395  9005200300

うっ。D.D.C.さんのおすすめとなれば、読まんとならんなぁ。※MUTA※


#0079 sci3717  9006071410

その本,買ってあるんですが,ううう・・・・
                まだ読んでないんです.
         最近こればっかで・・・情けない.
                     カノン


#0080 sci3021  9006100008

 いえいえ、買って下さっただけでも私は嬉しいです(これじゃ、私が本を書いた
みたいだ)。やはり、良い本は売れてほしい。

 お暇を見付けて読んで下さいねー!
                                                        D.D.C.


#0081 sci3717  9006101936

はい!
是非,そうしたいと思っています.カノン