Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 121       Text Title  : 日の出と日の入りの時間                  
Author   : reader    Text Length : 366 Byte    Date : Tue Mar 22 21:16:01 1988

毎朝6時20分に家を出ていると、日の出の時間が遅くなるのが身をもって
感じています。さて、それで気がついたことがあって、「日の出が最も遅いのは
冬至の日より後である。」ということです。
調べてみると日の出は1月の上旬が最も遅く、日の入りは12月の上旬が
最も早くなります。

なぜこの2つの時期がずれているのでしょうか?

---------------
青山 千秋
PC-VAN:RZG37517



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 122       Text Title  : re:日の出                              
Author   : reader    Text Length : 3167 Byte    Date : Wed Mar 23 10:36:33 1988

日の出、日の入り時刻についての御質問の青山さんにお答えします。
日の出の一番早い日は、夏至より前の6月中頃、一番遅い日は、
冬至より後の1月初めです。
一方、日の入りの方は、一番遅い日が夏至より後の6月下旬、一番
早い日が冬至より前の12月上旬です。
私は、夏が好きな人間でして、昔から新聞や天文の雑誌を見て
日の出が早くなったり、日の入りが遅くなると、外がまだ寒くても
それだけでうれしくなります。
私も青山さんと同じように、昔からなぜ夏至や冬至と一致していない
のか、疑問に思っていた一人です。
さて、本題ですが、原因は一言で片付けてしまえば、<均時差>が
あるからです。均時差がなければ、夏至には日の出が最も早く、日の入り
が最も遅く、一方冬至には日の出が最も遅く日の入りが最も早くなります。
均時差の原因ですが、2つ考えられます。

**原因1**
地球軌道が円でないこと

**原因2**
太陽が天の赤道を通らず、黄道を通ること

まず、地球軌道が円でないことですが、ご存じのように地球は太陽の
回りを楕円を描いて回っています。このことは、地球から見ると、
太陽が星座の中を東方向に1年かけて1周するように見えます。
(もちろん、太陽が出ている間は直接星は見えませんが・・・)
そして、楕円軌道ですから太陽は遠くなったり近くなったりします。
さらに、星座の中を運行する速さも、近いときには速く、遠いときには
遅くなります。ちなみに、太陽と地球が最も近い(近日点)は1月4日頃
最も遠い(遠日点)は7月6日頃です。
 さて、一日を太陽の南中から次の南中までと仮定しますと、このように
太陽の運行スピードが変化する状況では、一日の長さが季節によって変化
してしまい、ひいてはその86400分の1である1秒も変化することになり
かなりまずいことになってしまいます。
そこで、天の赤道(赤道を天球に投影したところ、東京では、真南に向かって
55゜見上げたところ)上を1年かけて一定のスピードで1周する
<平均太陽>というものを仮定すれば季節の変化はなくなります。
その仮の太陽を使って一日を決めれば問題はなくなります。
実際にもそのようなことが行われています。
さらに、原因2のように太陽は実際には黄道を通りますが、これを天の
赤道に投影(座標変換)してみると、動きは一定になりません。
これは、観念的には判かりにくいですが・・
この平均太陽と本当の太陽(真太陽)の差が均時差ということになります。
 いいかえて申し上げますと、時刻は一定のスピードで進むのに、太陽は
速く進んだり遅く進んだりするからなのです。
かなり理解しにくい内容になってしまったので、実際の現象に当てはめて
説明をしましょう。冬至近くのことを考えて下さい。冬至近くは近日点の
近くで、太陽はいつもより速く東へ運動しています。日の出は東から太陽
が昇るときですから、太陽は日の出を遅くする方向に、いわば、逃げて
ゆきます。ですから、平均太陽でいえば冬至の翌日から日の出は早くなる
はずなのに、真太陽は近日点を翌年初めに控えて、むしろもっと急いで
東へ「逃げて」ゆくため、冬至をすぎても日の出が遅くなるわけです。
このことは、日の入りについてもいえますので、全体として日の出、日の入り
が遅くなることになります。南中時刻は平均太陽では変化することが
ないので、この均時差がそのまま現れています。ただし、日本では
東経135度の地点を中心にしているので、東京では12時の19分前に
南中するのを「標準」とします。
以上、ちょっと急いでいましたので、お判りいただけるかどうか
心配ですが・・・
                               花粉症・Y.Koike
追伸
旧暦についての著書の紹介、ご親切にありがとうございました。
さっそく八重州ブックセンターに寄ってみます...



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 123       Text Title  : 米国の技術雑誌を探してます!            
Author   : reader    Text Length : 250 Byte    Date : Wed Mar 23 12:23:11 1988

アメリカの技術史雑誌「テクノロジー・アンド・インベンション」
を入手したいのですが,日本の大手の書店に問い合わせたところ,
日本では扱ってないないとのことです.アメリカでの問い合わせ
先を御存知でしたらお教えください.アメリカの大手の書店の連絡



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 124       Text Title  : まだまだ重力波                          
Author   : host      Text Length : 1867 Byte    Date : Thu Mar 24 21:42:26 1988

 山田さん、私の重力場についての回答(?)に補充説明有難うご
ざいました。懲りずに、少し蛇足の話を付けたいと思います。

 まづは、お詫びから。どなたかから、お怒りの言葉が飛ぶのでは
ないかと楽しみに待っていたのですが、来ないようなので白状しま
す。実は、私の書いたNo・95の数式は間違っていました。ゴメンチャイ。

 正しくは、□A=kT かまたは □A=0 とでもすべきでした。
では、あそこで書いた □A=kA は、何だったかというと、こ
れは、相対論的量子力学に出て来るクライン・ゴルドン方程式でした。

 ほとんど同じ方程式が、電磁気学、一般相対論、量子力学でで揃
ってしまうのですが、なんとなく不思議ですね。結局、方程式は大
したレパートリーがないのですね。

 私が思うには、重力場の波動方程式が □A=kT と、ローレンツ不変な
格好をしているのは、偶然に過ぎず、「座標の取り方に不変」ということとは、
余り関係ないのではないかと思います。というのは、この重力波の方程式は
あくまで近似で、それも右辺と左辺で保存則の成立ち方が違うと言う、実にいい
加減な近似に過ぎないからです。このいい加減な近似で座標変換云々は余り
物理的意味を持たないと思います。

 (この様な近似を使わなくても重力場の方程式をイグザクトに満
たす波動解は幾つもあるようです。この波動の速さが幾らになるか
知ってる人教えて下さい)

 それから「方程式が同じだから、速度が同じ」と言う話ですが、確かになぜ
定数まで一緒なのか、と言う疑問は生まれます。これは、どうもズルイ気がするの
ですが、座標そのものに定数が組み込まれているためのようです。

 つまり、時空で微分するのに(x,y,z,t)ではなく、(x,
y,z,ct)を使っており、この時間tの前にあるcが、最後に
染み出てきて、波動の速さが光速のcになってしまうのです。

 それから、この相対論に付いての話も、まだ白熱するようでした
ら、科学記事ウオッチに欄を移して、とことん語りましょう。 ワイ、ワイ。

byウルトラ久保田



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 125       Text Title  : 事件報告書に関して(ホストへ)          
Author   : reader    Text Length : 473 Byte    Date : Thu Mar 24 22:07:58 1988

  故岡田有希子さんの、位牌が盗まれたそうです。ほんとうに残念な
 ことです。ところで、以前このBBSに書き込まれいた事件の報告書
 ですか、とても気になっています。
  有希子が亡くなられてから、後を追って多くの少年少女が自殺をし
 ました。もしも、報告書の通りであって自殺でなく殺人だったとした
 ら犯人は多くの少年少女をも殺害したことにはならないのでしょうか。
  あの報告書に対してのホストのお考えを教えて下さい。



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 126       Text Title  : 星空に人工衛星をみつけたい              
Author   : reader    Text Length : 358 Byte    Date : Fri Mar 25 23:30:33 1988

昔は、人工衛星の軌道や見える時刻が新聞に掲載されていましたが、最近
このような記事を見掛けることはありません。どうしてなのか知りたいのです。
もし再び、このような記事が掲載されたら、少年時代を思い出して、子供と一緒に
星空を見上げて、宇宙開発がはじまったころの話をきかせてやりたいのです。
どうぞよろしく。
お返事は、NIFTY-SERVE PBB00462 へでも結構です。



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 127       Text Title  : 宇宙塵の集め方知りたし                  
Author   : reader    Text Length : 258 Byte    Date : Fri Mar 25 23:56:12 1988

小学生の頃(今から3?年前)、先生から宇宙塵のことを聞いたことがあり、
宇宙塵を集めた思い出があります。
もちろん不成功に終りましたが。
どなたか、宇宙塵の効果的な集め方をご存じの方はお教え下さいませんでしょうか。
NIFTY-SERVE PBB00462 へお願い致します。



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 128       Text Title  : 事件報告書について SysOp          
Author   : host      Text Length : 1768 Byte    Date : Sat Mar 26 19:58:29 1988

岡田有希子さん事件報告書についてのお答え

当の書き込みが削除されていますから、ほかの人のために簡単にいきさつを。

 3月6日にこのサイエンスネットに「科学的に考察するとどうかな?」
というタイトルで”岡田有希子自殺事件真相事件報告書”なるものが匿名で
書き込まれました。内容は、アイドル歌手の岡田有希子さんが自殺ではなく、
所属プロダクションの事務所の6階から何人かの手によって突き落とされた
結果の他殺であるというものでした。事件関係者の実名も記載されていました。

この書き込みを削除した主な理由はつぎのとおりです。
このサイエンスネットのボードは、だれでもが参加できる開かれた掲示板です。
だれでもが使え、だれでもが読める、子どもだって加われる、この自由な広場は、
それだけ注意して利用していただきたいのです。
ある罪の容疑があるからといって、特定の人の名を軽々しく、このような場所に
さらしていいのでしょうか。殺人という重大な嫌疑だからこそ、もっと慎重な扱い
がなさければならないと考えます。ネットへの掲示という不自然な手段ではなく、
告発という正式な方法があるということを、この匿名の人が知らないとは思えま
せん。また、この調査書の日付は事件1年後の62年4月10日となっていました。
それをなぜいま、ということもありますが、その後のフォローの部分がまったく
ないという点にも、疑問を抱かざるを得ません。

このネットはみなさんに自由に発言していただき、建設的な討論が生まれることを
願って運営されています。ですから書き込みを削除することはよほどのことがなけ
ればありません。まだ3カ月ほどの短い運用ですが、ネットに親しく参加されてこ
られた方たちにはこのことが分かっていただけると思います。

しかし、上記の書き込みはネットの精神にそぐわないものとして残念ながら削除
しました。理由は書かずもがなと思ったのですが、報告書そのものを見ていない
方には事情が分からないでしょうから、少し説明させていただきました。
                        SysOp 馬上



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 129       Text Title  : エルニーニョ現象とは?                  
Author   : reader    Text Length : 300 Byte    Date : Sat Mar 26 22:28:18 1988

 Y.Koikeさん,節分に関する御説明有難うございました。
 エルニーニョ現象という言葉は新聞等でよく目にするので、なんとなく知っては
いますが明確にはわかりません。
 「エルニーニョ現象とは?」「今後予想される事」等 お教えください。
                                             練馬区の美女



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 130       Text Title  : .                                       
Author   : reader    Text Length : 80 Byte    Date : Sun Mar 27 02:13:12 1988

初めて書き込みます。早速ですが地震の際の発光現象について知りたく思います。



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 131       Text Title  : Re 宇宙塵の集めかた                  
Author   : reader    Text Length : 514 Byte    Date : Sun Mar 27 02:18:41 1988

宇宙塵の集め方について。
私が学生の時やった方法をお知らせします。方法は簡単です。プレパラートに
薄くグリセリン等を塗った物を用意して、戸外に置いておくだけです。一晩置いて
置けば必ず10個位は見つかりました。ただし顕微鏡ですみずみ捜すのは
なかなか骨の折れる仕事なので、お問い合わせの”効果的”と言うところには
問題かも知れません。しかし、ゴミの中に淡い緑色の同心円(テクタイト系の宇宙塵
はこの様に見えます)を見つけた時は美しさと神秘さに心を奪われる想いでした。
                   柏原



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 132       Text Title  : A                                       
Author   : reader    Text Length : 609 Byte    Date : Sun Mar 27 02:35:00 1988

手違いで途切れてしまいました。私が知りたいのは地震の際の発光現象というものについ
てです。実際には見たことはありませんが何度かそのようなものがあると耳にして
来ました。以前読んだ『日本沈没』の中でこの現象について記述がありましたし
(又、関東大震災の際にも各地でこれが見られたという事を聞いた覚えがあります。
これについて初めて耳にする方のためにどんな現象か説明しますと、地震の前
(それも直前)に地平線が光るというものです。先に述べた関東大震災の時には
夜間に観測されたそうですから光るような感じというのではなく実際に光が出る野でし
この現象の仕組みについてもし御存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 133       Text Title  : THANKS !! (宇宙塵について              
Author   : reader    Text Length : 340 Byte    Date : Sun Mar 27 20:04:09 1988

柏原様 早速御返事有難うございました。
お蔭さまで、十年来頭の片隅に残っていた問題が解決しそうです。
子供の頃も同じような試みをしたのですが、ゴミばかりだったと記憶しています
早速、試みることにします。
偏光顕微鏡などで見るとさらに美しいかもしれませんね。
   有難うございました。
               千賀 (SENGA)



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 134       Text Title  : ANS・発光現象                        
Author   : host      Text Length : 2609 Byte    Date : Mon Mar 28 19:13:21 1988

 地震雲や椋平虹などなど「危ない地震学」や「呪われた科学」を趣味にして
いるウルトラ久保田が、分かる範囲で地震の「発光現象」についてお答えします。

 地震時にみられる発光現象は、地震にまとわりつく奇現象として
は、日本のみでなく国際的にポピュラーなものです。外国では、L.
ガリの発光現象の研究などが有名のようです。

 日本では、「発光現象」を最初に学問的に研究したのは、多分、寺田寅彦で
しょう。(こう考えてみると、確かに寺田は「危ない」科学者であった)
 
 彼は、1930年11月に起きた伊豆地震で多数の発光現象がみ
られたことに注目、色々分析を行った結果、単なる雷や送電線のス
パークとは言い切れない本物の発光現象があることを指摘しました。

 発光現象専門屋の学者としては、寅彦門下の武者金吉が、「地震
に伴う発光現象の研究及び資料」という力作をまとめています。
 
 寺田などのように変な物理現象が好きな科学者は別ですが、普通の地震学者は、
発光現象が存在すること自体を余り認めたがらないのが、実情のようです。という
のも、この発光現象がなぜ起こるか、ほとんどわからんし、地面が地震とともに
発光するなんて、いかにも「あやしげ」だからです。
 
 しかし、発光現象は、松代群発地震の時に地元の歯科医師の栗林さんが、写真を
撮るのに初めて成功、単なる見間違いやデマの類と言い切れなくなっています。
(私も栗林さんに会ったことがありますが、首からいくつもカメラを下げて、
なおかつ、両手にビデオを持ってるって感じの「記録魔」おじさんであります。
この執念が発光現象を捉えた、と強く同感したしたわけです)
 
  発光現象の一つの説明に、地震が地電流を切断し、一種のショートを起こして
光るのではないか、という説があります。しかし、発光時に松代地震の震源地、
皆神山の山頂で、地震学者の力武常次氏が、地電流を測定していて何も異常が
なかったといったデータがあり、どうもこの説は違うようです。これ故、
力武さんは発光現象に否定的のようです。
 
 これら、発光現象も含めた「危ない地震現象」のやさしく、面白い入門書
としては、ヘルムート・トリブッチの「動物は地震を予知する」をお勧めします。
発売元は、恥ずかしくも朝日新聞ですが、絶対に面白い本ですヨ!。買ってね。

 トリブッチは、地震時の動物の異常行動について「帯電エアロゾル説」を唱えて
いますが、気象研究所の前田憲二さんらが、大気イオンと地震の関係を調べたところ、
「明確な関係ははっきりしなかった」と言う結果を、昨年の秋の地震学会で
発表しています。

 いやあ、こういう話題が力いっぱい好きな私としては、ついリキが入って
しまい長くなってしまった。でもね、地震時の奇現象の中では発光現象なんてのは
かわいい方で、地中から突然火柱が吹き上げたり、雲が渦を巻いて太陽に
飲み込まれたり、と他にも色々すごいのがあるんですよ!

 では、また、「危ない科学」についてお話しましょう。サイナラ、
サイナラ。(我ながら古い)
                  by ウルトラ久保田



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 135       Text Title  : re^2:日の出                             
Author   : reader    Text Length : 421 Byte    Date : Mon Mar 28 20:01:23 1988

Y.Koikeさん、さっそくの御解答ありがとうございます。
ところが、残念なことに私には理解できない箇所があります。


   冬至近くは近日点の近くで、太陽はいつもより速く東へ運動しています。

ここまではわかりました。

   日の出は東から太陽が昇るときですから、太陽は日の出を遅くする方向に、
   いわば、逃げてゆきます。

これが理解できません。
光行差なるものは知っていますが、これとは違いますよね。
----------
青山 千秋



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 136       Text Title  : 「光」関係の疑問                        
Author   : reader    Text Length : 1486 Byte    Date : Tue Mar 29 08:58:36 1988

みなさん、こんにちは。Y.Koikeです。
日頃、いろいろ本などを調べても、
なかなか理解できないことが多くて困っています。そんなとき、このネットで
丁寧に答えて下さる方々がいらっしゃるので、大変感謝しており、また
頼もしく感じます。今回は、「光」についての疑問なんですが・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
質問[1]
 100wの電球を光らせ、そのまわりを黒い紙ですべて覆います。
 さて、電球からは、光、熱、etcが出ていますが、光と熱だけ出ていると
 仮定してみると、黒い紙の外からは、光はなく、熱だけでているはずです。
 ということは、黒い紙が光を熱に変換したことになると思うのですが・・・
 そのとき、黒い紙はどのようなプロセスで光を熱に変換したんでしょうか。
 例えば、音が壁に吸収されて熱になる過程なら、空気の振動が壁に吸収
 され、壁の熱エネルギー(分子の振動)になったということで、ある程度
 判るのですが。
 そういえば、電球に電流を流すと、なぜ光が出るのかもよく判らない
 気がしますが・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
質問[2]
 光と電波の違いは単に周波数(波長)が違うだけと私は理解しているの
 ですが、よく、光は波動と粒子性を併せ持っていると聞いたことがあります
 そして、粒子性のほうを問題にするときは、光ではなく、「光子」と呼ぶと
 と記憶しています。ところが、電波ではそんなことを聞いたことがありませ
 ん。本当は同じなのですか、違うものですか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                                花粉症・小康状態・Y.Koike



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 137       Text Title  : CD-ROMの標準化作業について              
Author   : reader    Text Length : 309 Byte    Date : Tue Mar 29 19:37:20 1988

CD-ROMの標準化について

CD-ROMの標準化の作業はどの程度進んでいるのでしょうか。
折角導入したOASYS100GX-CDがソフトが無いと泣いています。
音楽用のCDは、どの機種でも一緒みたいですが、
なぜ、CD-ROMでは、互換性が問題になるのか、
また、どのような属性について互換を図る必要があるのか、
是非、お教え下さい。

横浜市 大貫 裕二



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 138       Text Title  : MUKU HI                                 
Author   : reader    Text Length : 1778 Byte    Date : Wed Mar 30 13:16:18 1988

大阪科学部 長谷川様へ
大変懐かしい言葉を聞かせて頂きました。  椋平虹という名前には、事実の
虚実は別として、過ぎ去った時代のロマンを感じます。  もとより、椋平虹
の説には致命的な欠陥があります。 まず元来は大気圏内の現象と思われる虹
の現象が、地球内部の地震現象に関連するとはおもわれないこと、それから、
椋平氏の予知には、ハガキ消印についての詐術が感じられること、また、実際
に椋平虹を実見した人が少ないこと等があります。 私は、いわゆる椋平虹が、
本当に地震予知に役立つとは、少なくとも現段階では信じておりません。
しかし、このことは椋平虹という気象現象そのものを否定することにはならない
と思っています。 前回御指摘の通り、地震現象に先立つ光り物の存在につい
ては、寺田寅彦の随筆にものべられていますが、実は私自身、椋平虹らしき現象
を見た経験があります。 ずっと以前小学生の頃(もう45年以上になります
けれども)白昼 頭上に短冊状の虹を見た記憶があります。 場所は千葉県館山
ちょうど海水浴中でした。 その直後に地震があったかどうかは、覚えていま
せん。 椋平さんによると、 虹は、穏やかな湾岸の中、前方に岬がつきでて
いる様な地形の上に現れることになっています。 まさしくそういう場所でした。
椋平さんは、近年 丹後宮津に在住だったと思いますが、以前は、和歌山県田
辺市で観測を続けていました。 私は田辺に知人がおりますが、椋平さんに教え
られて虹を見たとの事です。  やはり田辺も同じような地形であります。 
いわゆる椋平虹でなくても、虹の断片が実見できることは、時折あるよう
です。 つまり普通言われているアーチ状ではなく、太陽光のあたりかた、
観測者の位置、 大気の状態などによって、アーチの大部分が見えなくな
ってきれっぱしだけになるのでしょう。  このことは古来しられていて、
民俗学者折口信夫に論考があります。  株虹、 さるぼ 或は さるを
などと言うそうです。 たぶん 猿尾の意味でありましょう。
               杉下 龍一郎 (埼玉県所沢市)



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 139       Text Title  : re:re:re:日の出                         
Author   : reader    Text Length : 5012 Byte    Date : Wed Mar 30 15:10:26 1988

「日の出時刻」についての青山さんへ
再質問の件ですが、別の見方から説明させていただきます。
今、部屋のなかに光る電球があって、その回りを人がまわっているとします。
言おうとしていることは、すでにおわかりだと思いますが、もちろん
電球が太陽で、人が地球です。
回りかたですが、北極を人の頭、南極を人の足としますと、自転は反時計回り
、つまり左に回ります。公転は天井から見下ろしてみて、やはり反時計回り
です。ここで、ややあらっぽいですが、人が自転していて、「左目で電球を
視認したとき」を日の出、「電球に向かって真正面を向いたとき」を南中、
「右目で電球を見失ったとき」を日の入りとしましょう。
人は、一日で自分で1回まわり、1年で部屋を一周します。(気の長い話
ですが・・・)
今、人が電球の真正面を向いているとき、つまり南中の状態にあるとします。
公転をしない場合、自分で1回転すれば再び南中になりますが、公転のため少し
余分に回ることが必要となります。
例えば、南中の状態にある時、電球の向こうに置いてある花瓶がちょうど電球と
重なって見えたとします。その場で自分が1周回れば、ふたたび電球と花瓶が
重なって見えるはずです。ところが、その間に自分が少し公転(右方向に少し
ずれる)とどうでしょう1周(この場合は花瓶が正面に見える位置まで回る)
してもまだ電球は花瓶より左に見えるはずです。実際の空でもおなじことで、
結局1年で1周余分に回る必要があり、1年365日で360度ですから、1日
当たり約1度(365/360)となります。公転の効果のため、約361度
自分でまわらないと、再び南中の状態に戻らないのです。
さて、今地球が近日点付近で少し太陽に近く、いつもより少し早く公転している
としましょう。先ほどの例えでは、人が少しおおげさに右方向にずれることに
なります。すると、1周まわったとき、ふたたび花瓶が真正面に見える筈ですが
そのとき、電球はいつもよりもっと左にはなれているはずです。と、いうことは
いつもより余計に回らないと電球の正面(南中)にならないことになります。
このことは、日の出も、南中も、日の入りもすべていつもより遅れることに
なるわけです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
数値的なことを申しあげましょう。
今、夜で目の前に星空が広がっています。全天で一番明るい恒星であるシリウス
がちょうど南中しています。さて、翌日シリウスが南中するのは何時間後で
しょうか。24時間後ではありません。大体、23時間56分04秒後なのです。
地球がこの時間で1周するからです。(自転周期)
おなじことを太陽の場合について考えますと、太陽は公転の効果のため、あと
4分ほど余分に自転する必要があるわけです。平均太陽でみると、余分に自転
する時間は、大体3分56秒ですが、実際の太陽では公転の速さが季節によって
異なるため、この時間が増えたり減ったりします。
一方、時間の方は一定の速さで進んでいますので、南中の時刻が変化し、ひいては
日の出も、日の入りも変化することになるわけです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
次の表は、均時差がない場合の日の出時刻と本当の日の出時刻を比較したものです。
表中、Aは均時差のない場合の日の出時刻、Bは平均太陽が南中してから真太陽が
南中するまでの時間(負の場合は真太陽の方が早く南中する。)(均時差はこの表とは
逆で、±が逆になります。…表の見やすさからこのようにしました。)、Cが実際の
日の出時刻です。(差の単位はすべて[秒])
==================================================================
日 付     A        差        B        差        C        差
12/22    06:48:43           -00:01:30            06:47:13
                     -02                 +30                 +28
12/23    06:48:41           -00:01:00            06:47:41
                     -03                 +29                 +26
12/24    06:48:38           -00:00:31            06:48:07
                     -05                 +30                 +25
12/25    06:48:33           -00:00:01            06:48:32
                     -06                 +30                 +24
12/26    06:48:27           +00:00:29            06:48:56
                     -08                 +30                 +22
12/27    06:48:19           +00:00:59            06:49:18
                     -10                 +29                 +19
12/28    06:48:09           +00:01:28            06:49:37
                     -11                 +29                 +18
12/29    06:47:58           +00:01:57            06:49:55
                     -13                 +29                 +16
12/30    06:47:45           +00:02:26            06:50:11
                     -14                 +29                 +15
12/31    06:47:31           +00:02:55            06:50:40
==================================================================
表は、ある年の値を私が計算したもので、1988年の値ではありません。ただ、
そう毎年違うものではありません。
御覧になっておわかりかと思いますが、Aのように冬至(この場合12/22)を
すぎれば、均時差がないとすればすこしづつ日の出が早くなっているのに、真太陽は
東に毎日「余計に」移動し(Bの差に相当します)全体としてはCのように遅くなる
わけです。でも翌年初めには、Aの差が打ち勝つようになり、ついに徐々に早くなって
ゆくわけです。さらに、2月中頃には真太陽が平均太陽の方に戻るように動き(上表
Bの差がマイナスに転じる)、どんどん早くなってゆきます。
                                                           Y.Koike



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 140       Text Title  : 自宅から衛星にアクセス                  
Author   : reader    Text Length : 1772 Byte    Date : Wed Mar 30 21:32:26 1988

 早朝,衛星にメイルを書き込んでおく...そして夕方衛星にアクセス
すると世界各国からメイルが届いている...

 数年前なら夢のような話..しかし,今私達は実際に体験しているのです。
このことを可能にしたのが日本のアマチュア無線家が製作し打ち上げたアマ
チュア無線用デジタル衛星・FUJI−OSCAR−12(FO−12)な
です。
 このFO−12は,1Mのメモリーを搭載して宇宙をとぶBBSなのです。
日本上空でメッセージを書き込み,約2時間で地球を1周します。2時間後
には海外からの返事が返っています。
 アマチュア衛星はアマチュア無線の免許をお持ちの方でしたらどなたでも
自由に使用することができます。
 設備はそれほど大がかりな物はいりません。アマチュア無線用の通常の送
信,受信機,パソコン,衛星専用のモデム(TNC),そしてすこし特殊な
のがアンテナぐらいでしょうか,送信と受信の2本の八木アンテナを水平,
垂直とモーターで回転させ衛星を追尾できなくてはいけません。

 これまでに,アメリカ,西ドイツ,日本,ソ連等の国々によって多くのア
マチュア衛星が打ち上げられてきました。 私は過去5年間9個の衛星を使
用してきました。 ソ連のRSという衛星は車の中からでもアクセスでき非
常に簡単な設備で交信ができます。また,AO−10という衛星は地球から
4万Kmも離れる楕円軌道なので長時間,アメリカやヨーロッパと交信がで
きました。

 今日,自宅から直接衛星にアクセスして世界中の仲間と交信したり,パソ
コンによりメッセージ交換のできるアマチュア衛星の世界は素晴らしいもの
があります。
                     SATOKOより

 現在,肉眼で観測可能な衛星にソ連で打ち上げた軌道ステーション・ミー
ルがあります。ミールは貨物輸送船や科学モジュール等がドツキングしてか
なりの大きさになります。肉眼で観測可能な衛星の軌道予報については,横
浜こども科学館のテレホンサービス”スペースダイヤル”があります。
045−833−1000です。見えましたら報告して下さい。



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 141       Text Title  : 炭酸水に氷でなぜ泡が出るの?            
Author   : reader    Text Length : 457 Byte    Date : Wed Mar 30 23:14:12 1988

炭酸に水に氷を入れると泡が出るのはなぜでしょうか?
サイダーなどなどを飲むとき,氷をいれますが,このとき盛んにあわがでます
いったいなぜでしょうか?
氷に限らず表面がざらざらなものならば同じように泡が出るのでしょうか?
それにしては氷は他のものに比べて泡の出方が多いようですが?
だれかすいそくでもけっこうですから,返事をお願いします.

日経mix:kajita   pcs:pcs13746
pc−van:TXB50812  マスターネット:aan217



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 143       Text Title  : 相対性理論での問題                      
Author   : reader    Text Length : 85 Byte    Date : Sat Apr  2 02:20:03 1988

光速以外に、座標系に依存しない速度が無いことの
証明を与えよ。 (配点 100点)



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 144       Text Title  : READER                                  
Author   : reader    Text Length : 504 Byte    Date : Sat Apr  2 02:24:13 1988

光行差現象ですが 5年ぐらい前だったかナー
確か 日本放送協会の教育(NHKの教育とKEY INしたらこうなった)
で夕方の6時から放送していた ???科学 とかゆう番組で
アインシュタインの相対性理論 を1週間やっていたのですが
その中で スタ−レインボ−とか言っていた記憶があります
  その時に石原さんが出演されていたと思います。
この番組の中で双子のパラドックス とか色々と相対性理論に関する
現象を取り上げていました...再放送をしないかな   。
                                 by 愛知 光岡



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 145       Text Title  : 椋平虹について                          
Author   : reader    Text Length : 921 Byte    Date : Sat Apr  2 08:54:17 1988

もう少し 椋平虹について書かせて下さい。
前回はタイトルを入れそこないました。(3月分138です)
椋平さんは、もしも御存命ならば、京都府宮津在住の筈ですが、一時期田辺
にすんでいました。 当時、虹を同氏と一緒に見たことがある方々が、まだ
いらっしゃる筈です。 私も知人がありまして、その話では、虹には、前虹
と後虹の2つがあり、自分も後虹の方は、椋平さんと見たことがあり、色の
淡い かなり見にくいもだったとの事、 前虹は、椋平さんのほか、見た人
はない、そうです。
田辺は、個性的な方々がよく出られる土地と、よくいわれますが、南方熊楠
先生は、その最たるものでしょう。 民俗学の泰斗であり、また、植物学者
でもありましたが、 既成の権威を信ぜず、また、不可思議な、現象にも強
い興味をしめされたふしがあります。 同時期、同地域での、虹については
どのような見解だったのでしょうか、南方先生は、1941年逝去されまし
たが、御存命中、いちど、椋平さんが、先生を訪問したが、面会を断わられ
たとのことでした。

杉下



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 146       Text Title  : データ構造に関する質問?(K&R)      
Author   : reader    Text Length : 698 Byte    Date : Sat Apr  2 09:11:11 1988

 C言語の教科書であるK&Rの第6章の構造体の説明の中で、データ構造の一種であ
二分木に応用した例題が掲載されていますが再帰的なアルゴリズムの簡潔さと素晴ら
しい威力に感激しました。
 ところで、その説明の中で、二分木を一般化した2−3木、さらにはAVL木がある
ことが示されていますが、残念ながら詳しい説明はされていません。
 数学に疎い私には、2−3木およびAVL木の概要はおろか、それのCなどのコンピ
ュータ言語への応用に関する文献の所在すら検討がつきません。
 どなたか、2−3木およびAVL木に関する解説書や、それのC言語への応用例など
が示されている文献を教えて頂けませんか。一般のデータ構造に関する文献でも結構で
す。
               世田谷区  深井 美晴 NIFTY PED00251



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 147       Text Title  : またまた、椋平虹                        
Author   : host      Text Length : 1553 Byte    Date : Sat Apr  2 13:22:28 1988

 杉田さん、椋平虹についての書き込み有難うございました。椋平
翁が田辺にいたことは、知っていましたが、あの南方熊楠と会おう
としていたという話は、初めて知りました。
南方は柳田国男と会うのにも恥ずかしがって、酔っぱらった上、袖
の間から顔を出して話したと言うくらいの人ですから、きっと恥ず
かしかったのでしょう。

ただ、南方が、椋平翁に月10円の送金をしていたと言うことは、
翁の伝記「アス アサ 四ジ ジ シンアル」(みんと、740円、
佐治芳彦著)に書いてあります。(残念ながら絶版と思いますが)

 私は、椋平虹も好きですが、南方にちなんで、娘の名前を付けて
しまったくらいの南方ファンでもあり、大変興味深く通信を読みま
した。(椋平虹に付いては、もうとっくにメニューから消えていま
すが、No・31と52に詳しい紹介を書いてあります)

 もう少し椋平虹に付いて書きたいと思います。一般に、学者の間
では地震と大気現象に関係はないと言うことが、常識です。ところ
が、椋平虹に付いて学者レベルからの最初の反論論文である宮本貞
夫氏の「椋平虹が地震と直接関係なき証明」では、椋平虹は否定し
ているものの、「小地震と気圧の間には相関がある」とされていま
す。

 現在椋平虹がどう一般に見られているかと言うことは、図書館に
行かれて昭和51年9月26日の毎日新聞を見られるとわかります。
椋平氏が行ったであろうインチキについて特ダネがあります。この
記事で椋平虹の命は、止められました。

 しかし、私はNo・31に書いたように古文書上で、椋平虹とし
か解釈できない記事を見つけたこともあり、椋平虹は絶対有り得な
いと簡単に言える現象ではないと思っています。

 地震前に現れると言う、恐ろしくも美しい虹の話をなんとなく信じたいと思うのです。

BY.ウルトラ久保田



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 148       Text Title  : Re:「光」について                    
Author   : reader    Text Length : 3384 Byte    Date : Sun Apr  3 01:00:59 1988

****************
*「光」について*
****************
  私も「光」について、いくつかの疑問・質問を持っています。
よって、単なる思い付きや誤った思い込みで書くことをお許し下
さい。小池さんの質問に正確にお答えできないこと、残念に思い
ます。これを機会にどなたかに正確に答えていただけることを願っ
ています。
----------------------------------------------------------
 まず[質問1]ですが
----------------------------------------------------------
   一口に「光」といっても、私たちが普段使う意味としての
  「光」=「可視光」のことが多いようです。「可視光」=私
  たちの目に見える光をもって、光のことを考えると、わから
  ないことが出てくることも確かです。
//////////////////////////////////////////////////////////
     低い      ← 周波数 →     高い
     長い      ← 波 長 →     短い
  電波←・・・ 赤外線・・・可視光線・・・紫外線・・・→
                           /         \
             /              \
                       /         \
            赤---黄---緑---青---紫
//////////////////////////////////////////////////////////
 電球や太陽からの光は、可視光線のみではないことは、おわか
りだと思います。つまり、電球から「熱」と「光」が出ているの
ではなく「光」のみ、と考えた方がわかりやすいように思えます。
(ただし、全周波数の光が同量という意味ではありませんが。)
//////////////////////////////////////////////////////////
 特に赤外線=熱線というように、どうも赤外線の量によって
かなり熱量がかわるように思えます。もっとも、それ以外の周波
数の光でも、ものに吸収されればなんなかのエネルギー変換が行
なわれるとは思いますが。(運動エネルギーかな?)  
//////////////////////////////////////////////////////////
 そこで光の波長が関係するのでは?という発想がうまれます。
ものが熱エネルギーをもつということは分子運動が活発であると
するならば、赤外線の周波数がその分子運動を促すのにちょうど
いい波長なのかもしれません。・・・なんちゃって!
//////////////////////////////////////////////////////////
 したがって、電球から発した光が黒い紙に吸収されて、可視光
線は、ほとんど通過せず熱のみが残り、またその紙から熱線とし

て放射しているのではないでしょうか?
//////////////////////////////////////////////////////////
  ここで、結論に達していないことが、あります。問題は「黒」
で、光(特に可視光)の吸収がいいから「黒」なんだというレベ
ルでなく、「黒」とはどういう状態になっているのかという、新
しい疑問に突き当たります。まあ、可視光前後の光が均一に共振
状態です。というところでお茶を濁すことになりそうですが。
//////////////////////////////////////////////////////////
  電熱線の件ですが、赤外線の近くの周波数もでるから・・・
つまり、電子が振動しながら放射するからでは?
--------------
質問2について
--------------
  基本的には、同じものと考えていいのでは?と思います。
 ただ、単なる「波」としての共振とか干渉などの正確だけでは
説明できなくなってしまうため、「波」+「粒子」というおきま
りの説明になっているのではないでしょうか?
 電波でも、かなり高い周波数(数百GHz以上)になると、ほ
とんど「光」の世界です。
**********************************************************
 などなど・・・かなりいい加減な文章(内容)で、見る人が見
れば噴飯ものだと思いますが、これを機会に「光」について、ど
なたか続けていただけるとうれしいのですが・・・。
**********************************************************
東京都板橋区赤塚4−39−33−403
                    酒 井   賢



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 149       Text Title  :                                         
Author   : reader    Text Length : 772 Byte    Date : Sun Apr  3 04:23:59 1988

椋平虹への私見
はじめて書き込ませていただきます。
椋平虹についての地震予知自体については、結構胡散臭いものがあるとは思います。
しかし現在、地震のメカニズムについての定説がプレ−トテクトニクス理論に依って
おり、その基礎としてアイソスタシ−(高い山の下程、地殻に深く食い込んでいる)
を標ぼうする以上、地震の発生と重力異常の相関関係は、地震予知の上でも今や認知
されたものと思われます。
 重力異常に依って、微弱な重力レンズ効果が生じ、虹が発生しても不思議ではない
んじゃあない?・・・と私は思うのですが・・・。
                    上田泰正

P。S。つい最近このネットワ−クを知ったばかりで、何故椋平虹が話題になってい
    るのか良く判りませんが、とりあえず御挨拶がわりに、と思いInputい
    たしました。   以後、宜しくお願い致します。



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 150       Text Title  : 貝の砂抜き                              
Author   : reader    Text Length : 376 Byte    Date : Sun Apr  3 16:16:26 1988

4月3日、今日潮干狩に行ってきました。
様々な貝を採りましたが、中でも多かったのがアサリと名前のわからない少しの太めの
白っぽい貝でした。
どなたか、名前をご存じないですか。味はどうでしょうか。食べられますか。
また、貝の砂抜きには、塩水に釘を入れると良いと聞きましたが、なぜですか。
教えて下さい。
                              横須賀市 梅本



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 151       Text Title  : まだまだ                                
Author   : reader    Text Length : 1654 Byte    Date : Sun Apr  3 20:19:51 1988

ウルトラ久保田様                                            
椋平虹と南方熊楠、私以外に、こうした結び付きを考えている方が
いらっしゃるとは!      じつは、  私にとっては、南方熊楠は、
ファンとしてよりも、密かに私淑している、つまり、没後の弟子と
しての対象でさえあると思っています。  椋平さんへの毎月10円
の送金の件は、存じませんでした。  南方先生は、いろいろな面を
持った方のようで、随分お金を周囲の人達にバラまいたそうですか
ら、(勿論、自分の原稿料で足りる筈はなく、実家の南方酒造(世
界一統)からの送金を流用されたのでしょうが、)  そうした一環
だったのでしょうか。  私が椋平虹にこだわっていますのは、自分
でそれらしき現象を見た記憶がある為もありますが、怪奇な現象が
お好きだった先生が、地震雲については、どのような見解だったの
かしりたかったのです。  正規の教育は受けていなくても、粘菌学
の分野で立派な仕事をされているのですから、インチキなものには、
強い拒絶を示したものとおもわれますので。  大震災当時、大正
12年代の日記は、平凡社版南方熊楠全集には、載っておりません。
    最近、日記の刊行計画があったとおもいましたが、あれは、
どの年代のものだったでしょうか?                            
私は、文化財の保存科学を専攻しております。  神社合し問題に端
を発した南方先生の社叢保護の闘いは、我々としてもおおいに共感
するもので、文化財、民俗文化、常民の技芸、これらに対する識見
はの高さには、まったくいうことばもない、 としかいいようがあ
りません。(科学トークから外れてしまったようです。 すみませ
ん。)        杉下  龍一郎      東京芸術大学美術学部        
                              03ー828ー6111内368



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 152       Text Title  : まだまだむくひらにじ                    
Author   : reader    Text Length : 91 Byte    Date : Sun Apr  3 20:26:49 1988

p久保田様
151でまたたいとるを
入れまちがいました
このinputむずかしいです。
杉した



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 153       Text Title  : Re^4:日の出 ありがとうございました。    
Author   : reader    Text Length : 134 Byte    Date : Mon Apr  4 20:42:51 1988

Y.Koikeさん、まるで、科学朝日のような御解答ありがとうございました。
目から鱗が落ちるようによくわかりました!
----------
青山 千秋



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 154       Text Title  : Re:データ構造                           
Author   : reader    Text Length : 191 Byte    Date : Mon Apr  4 20:54:32 1988

2−3木、AVL木については
WIRTH「アルゴリズム+データ構造=プログラム」
(片山卓也訳 日本コンピュータ協会 1979年)
の 4.5.2 と 4.4.6 で説明されています。
-----------------
青山 千秋



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 155       Text Title  : 山越え燃費向上の法則                    
Author   : reader    Text Length : 1042 Byte    Date : Tue Apr  5 13:14:52 1988

山越え燃費向上の法則

 ある目的地に車で行くとします.そこへは2つのコースがあります.1つは,川沿いの
平坦な道,もう1つは一山越える道です.どちらのコースが得でしょうか?
  私の理論:「単純にちょうど中間点を峠と考えます.すると,そこまで登りきればあ
        とはエンジンは要りません.ということは,登りきるまでに平坦な道を
        行くときに必要なガソリンを使わなければその方が得だということにな
        ります.どう考えても地図上中間点に来るまでに山越えコースが平坦コ
        ースの倍のガソリンを食うとは思えません.即ち,山越えの方が得なの
        です.」
 これは,実験によっても確かめられました.東京から大阪に行くのに行きは東名高速,
帰りは中央自動車道を通りました.行きはタンクがほぼ空になったのですが,帰りはまだ
余裕がありました.エンジンを止めなくてもです.
 ちなみに,本法則は「徳川家康の左手の法則」,「アインシュタインの早退するときは
お早めに」と並んで世界三大法則と言われています.なお,エンジンを止めるとブレーキ
はほとんど効きません.ベーパーロック現象もあなたを待っています.



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 156       Text Title  :                                         
Author   : reader    Text Length : 348 Byte    Date : Wed Apr  6 21:10:54 1988

           山越え燃費法則完全実証法

東京・大阪間の高速道路燃費について、東京→大阪を中央道、大阪→東京を
東名にてNo.155とは逆ル−トでもう一度実験してみてください。
経験では、中央道の東京→大阪と大阪→東京は燃費にかなり差が出ます。
(但し、公言できないスピ−ドで走らないとあまり差が出ないかも?)
             川崎 上田



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 157       Text Title  : 燃費向上?.                             
Author   : reader    Text Length : 57 Byte    Date : Wed Apr  6 21:15:20 1988

  No 155 は
題名をいれわすれました
  すいません



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 158       Text Title  : リニアモーターカーと磁気カード          
Author   : reader    Text Length : 261 Byte    Date : Thu Apr  7 16:59:03 1988

最近はテレホンカード等の磁気を用いたものを持ち歩く人がおおぜいいます
が、リニアモーターカーのシステムはそれらをちゃんとリニアモーターカー
の用いる強力な磁力からまもってくれるのでしょうか。
  リニアモーターカーができたらICカードの普及に弾みがつくかしら?



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 159       Text Title  : 国際禁煙デーに当たって                  
Author   : reader    Text Length : 2337 Byte    Date : Thu Apr  7 17:03:33 1988

国際禁煙デーにあたりメッセージを送ります。
 原発や、捕鯨、自然保護など、日本が国際社会の流れに抗しているものは、数限り
なくありますが、その最たるものが、タバコであるといえましょう。
 毒であることは明らかなのに、ほとんど何の制限もされず、CMの暴力的な垂れ流
しは続き、自動販売機による青少年の喫煙者はむしろ増加の傾向さえみえる有様です。
巨大資本と小売業者の連帯によるマスコミ支配によって、タバコの毒性の指摘はおお
いかくされ、今日も、無知故なのか、ガンで苦しみたくてたまらないのか、まともな
人間には理解しがたい行動をとる人々は後をたたない現状です。
  緩慢な自殺を望む方々は、どうぞ勝手に死んで下さい。ただ、罪もない他人を巻添
えにはしないようお願いします。公共の場、ましてや、路上で毒の煙をまき散らす殺
人行為はやめて下さい。
  常日頃、美容と健康に留意しているはずの若い女性たちの間で、喫煙が広がってい
るのも理解に苦しむ現象です。男の真似をしたいのでしょうか。いまどき、まともな
男はタバコなんか吸いません。タバコは美と健康の敵だとの正しい認識に達し、美し
さを保つよう努めて下さい。
  国民の健康を守る熱意もない日本政府やお役人は、今回のWHOの提起を真剣に受
け止めるようお願いします。マスコミの方々、どうか本来の使命を果して下さい。欧
米のマスコミを少しは見習って下さい。新聞の顔写真、TVドラマなどから、タバコ
を追放して下さい。日本だけです、人間を守ることでこんなに遅れているのは。
 有名人の方々、くわえタバコの顔写真は、知性と品性を疑われますので、やめた方
が無難です。現代日本文学の巨匠といわれる人の死亡記事が出てましたが、くわえタ
バコで、死因は肺ガンでした。
  いわゆるタレントという人たちの意識の低さにも呆れます。タバコがかっこいいと
でも思っているのですか。かえって自らの愚かさを宣伝しているだけなのに、と思い
ます。そんな中で、わずかにヤマモト・コウタロー氏と大橋巨泉氏の勇気ある発言と
行動は、わずかに現代日本に残された知性を感じて、好感が持てます。
 地下鉄での全面禁煙や、禁煙タクシーの登場、東京ドームの全面禁煙は、ほんの小
さな勝利でしかありません。タバコCMの追放、公共の場での全面禁煙、タバコ自動
販売機追放という世界的には当り前の水準めざして、我々ひとりひとりが努力しなけ
ればなりません。
 タバコの根絶したすばらしい21世紀をめざして、奮闘しましょう。
  禁煙・嫌煙・絶煙運動の方々、ぜひ、メール下さい。
                                                 川口 泉

                 PC−VAN  DJJ39396
                 アスキー PCS27206



Board    : 科学フリートーク              
Text No. : 160       Text Title  : Re・リニアよーん                      
Author   : host      Text Length : 1175 Byte    Date : Thu Apr  7 21:41:35 1988

 リニアモーターカーと磁気カード関係のご質問にお答えします。
私、普通の方がリニアモーターカーと言われてすぐに思い浮かべる、
あの宮崎県で走ってるカッコイイ奴は取材したことがないので知り
ませんが、より実現に近いノロノロ・リニアの「リニアモーター地
下鉄」は取材したことがあるので、それに限ってお答えします。

 リニア地下鉄って知らない人も多いと思いますが、その名の通り、
リニアで走る地下鉄のことです。私、大阪なのでよく知りませんが
「さいたま博」でも走ってたんじゃないかな。地下鉄は、穴を掘る
のに金がかかるので、リニアにすると車体がモーター分だけ低くな
り、穴が小さくなるので経済的なんだそうです。

 そのリニア地下鉄の実験線が、大阪南港に走っています。そこの
おじさんが言うには、やっぱり「磁気カードは大丈夫かねえ」てな
話が内輪から出て、みんなの銀行のカードやらを集めて、実際に地
下鉄の床にまいて確かめてみたそうです。もちろん、大丈夫だった
ということです。

どの程度の磁場が床から漏れてきて、どのくらいの磁気でカードが
危なくなるか、なんてことは、すぐ計算できることなのでしょうが、
自分らのキャッシュカードの運命を賭けてまで、本当に実験してし
まう現場のおじさんたちはやっぱりえらいと、私は思いました。

    大阪科学部のウルトラ久保田でした。 チャン、チャン!