Pol00041 蛮流 ポスト竹下論

#0000 sci3095  8905122341

  連休も終わり、忙しい仕事も済んだ。こちらも相変わらず、忙しそうだ。
さて、この次にある雑文を読むだけの意志と電話代がある方は、
スペースキーを押してください。

#0001 sci3095  8905122342

  さて、そろそろ「リクルート」の報道も下火になり。ポスト竹下がメインとなっ
てきた。さらに、次は、矢野問題に移るという説もある。
 「リクルート」について、竹下総理は竹下流の「けじめ」をつけたが。今度は、
マスコミが「けじめ」をつける番だ。「リクルート」とあれば、けじめなしに大報
道をしたことに「けじめ」をつけてほしい。「社会的制裁」を受けた為に、懲役に
ならずにいた人がいたらしいが、法的に罪人と決まってない人にどのような理由で
その制裁がなされるのか。あの報道のためにある公務員のルール破りが分かったの
だが。その報道側もルールを破ったことに対し世論は怒らない。噬}スコミ=世論
だから。また、自民党は、その支持者の肩身を狭くするようなことをもうしないで
欲しい。
 ポスト竹下が未だ決まらないようだが。ところで、私の独断と偏見に満ちた希望
は、1中曽根 2宮沢 3河本であるが。万が一野党政権が出来れば明智政権に匹
敵するものになるだろう。某新聞(崇ゥ)の2面に(喜んで一面にすると思ったら)
野党の大臣ポストの表があったらしいが。永末大臣は安保破棄の案にサインする
のか、矢野大臣は政教分離が出来るのか、土井総理はばらまき福祉をやってくれる
のか。是非、約束して欲しい。後で、あれだけ権力者を叩いた国民に「我が国には
立派な政治家がいない」と言われることが無いようにやって欲しい。

#0002 sci2100  8905141457

 リクルートに関して「けじめ」のある報道とは、具体的にどのような
報道のことをおっしゃっているのでしょうか?
?ぼの?

#0003 sci3058  8905150152

 sci3095さんのおっしゃる「けじめ」が何かは私にはわかりませんが、
マスコミのリクルート報道には、私も不満を感じています。
 政治家に対してどのような意見を書こうとも、それはどうでもいいことですが、
報道の自由というのは、マスコミそのものの利益を守るためのものではなく、あ
くまで、国民に政治に関する情報を提供する、ということにポイントがある、と
考えています。リクルート事件だと、連日、政治家がリクルートから金をいくら
もらった、なんてことが大きく報道されましたが、現在、政治問題って、それし
かないのでしょうか。たくさんの政治問題の中で、リクルート事件ばかりを必要
以上に扱い過ぎだと私には思われます。中曽根内閣時代に、売上税騒動の陰で、
いつのまにか、防衛費がGNP1%枠を突破してしまいましたよね。マスコミが
今のような報道を続けていると、こんなことが何度でも起こるように思われます。
 これと関連するのですが、いつもマスコミが簡単にレッテルをはってしまうと
いうのにも、疑問を感じます。今回だと、リクルート・消費税イコール自民党、
もしくは、それが自民党のすべてだという様な風潮に見えます。自民党には、防
衛政策も福祉政策も、その他多数のものが含まれているんじゃないのでしょうか。
犯罪を報道する場合にも共通するのですが、一つでも悪いことをしたら、その人
のすべてを否定する、というような姿勢がマスコミにはあるように思えてしまい
ます。
 また、支持率調査というのも、何の意味があるのか私には良く理解できません。
あんなもの、政治家もしくは政党の人気投票にすぎないんじゃないのですか。支
持率3%の首相が予算を作ったり、外国に行ったりするのはおかしい、という意
見もありましたが、これも理解不能です。予算に反対して、または外交政策に反
対しての3%なら、話はわかりますが、予算や外交について、国民の意見がどこ
にあったんでしょうか。竹下首相が金をもらった、消費税を導入した、で3%で
あって、予算や外交とは何の関係もないように思えますが。
 要するに私の言いたいのは一つ一つの政策ごとに、賛成、もしくは反対の意思
を示すような、世論であるべきであり、また、マスコミもそのような世論の形成
に役立つような報道をすべきだ、ということです。投票の場において包括的なイ
メージで政党や政治家を選択するのは、現在の複雑な社会においてはやむを得な
いと思いますが、政策実行の過程においてまで、「自民党」という包括的なイメ
ージで賛成や反対を言ってるのでは民主主義の理想からは随分遠いのではないで
しょうか。
                       HULL

#0004 sci3095  8905150233

  最初にこの事件を私が知ったときのは、徳光のニュースだが、各局各紙も「濡れ
手に粟」はけしからんと言うものであった。それらは何々法違反というものではな
く、ただいかがわしいというものだったと記憶している。その頃対象になったのは
主に政治家だったが、未だに江副氏を除いて一人も逮捕者が出ていない。そして次
々に譲渡者の氏名が、どうみても不名誉としか思えない論調で日経を除く各紙に掲
載されたのである。政治家から会社員まで。その中にはある官僚もあり、それらか
らは贈収賄が発覚したが、容疑が濃厚になったのは冬になってからのことである。
また、それと平行してリ社からの献金までもが報道されるようになった。それもト
ップニュース的な扱が多かったのである。かつ、賄賂やそのたの不法なものである
という根拠も示されないままに。
 そして3人の大臣が辞めた。大臣が辞めるというのは国益を損なう事件を起こし
たとか、大臣の任務を遂行できない場合等に限られると思うのだが、この場合は「
世間を騒がせた」と言うことであるらしいのだ。また、「濡れ手に粟」やあの献金
は、マスコミなどが言う内容すら示されない「道義」に反すると言う説もある。こ
こからは私の思い入れだが、特に宮沢氏の場合、氏は日本だけでなく世界のために
活躍しうる政治家の有力な一人であるのに、高々秘書と意見が食い違っただけで非
難と言うよりリンチに近いことをするほうが常識とはずれている。そして次の総裁
が決まらない今、「我が国には立派な政治家がいない」と嘆く人の多くはそのリン
チを支援した人に思えてならない。
 野党ついて言えば、「道義」とか「けじめ」とかを言って、その間に税制・大喪
・予算と言う極めて重要な問題を蔑ろにし、自らにもその「道義」やらに反する行
為があるのに、その「道義」や「けじめ」を自民党に押し付けて「国民のためだ」
と抜かすのは、偽善とか欺瞞の類に近い。そのような野党こそが言う諸改革は、改
革と言うより小細工であると言いたい。
 最後に消費税について言えば、反対論に「自分たち(政治家)は大儲けをして、
我々に消費税を」という、凡そ税制とは無関係な論が通用してきたのは残念である。
このような論が政治家への冷やかしに使われるならまだしも、反消費税論に格上げ
がなされたのである。その片棒を担いだとみられる記事も多かった。

#0005 sci3095  8905182208

          次期総裁には、けじめが出来る人が就任して欲しい。
  少なくとも、違反でなかった献金を請けた大臣を、「いかがわしい」からと指弾
されたために辞めさせてしまった現総裁は、けじめが出来るとは言い難い。

         次期総裁は、勇者が良い。
  人気が落ちるかもしれない消費税を導入した前総裁は勇者であった。そして、現
に人気は落ちた。
  「庶民」が怒れば、その中には、法とか礼儀とかを無視する者がかなり多く、更
に、自分たちは正しく、「倫理」というものもあると信じる者も多いということが
あらわになった。マスコミの中にも、その類がある。次期総裁は、それを認識し対
策を講ずる必要があろう。そして、それらに対抗できる勇者であって欲しい。当然
のことながら、そのときに、誤解を与えないような知恵者でもなければならない。

          次期総裁は、イメージが悪くても良い。
 いまさら小細工をしても仕方がない。イメージが良ければ、それで今は納得して
くれる人もあるが、この世にはそれで済まないことのほうが多い。次期総裁は、総
理になる可能性がある人である。イメージだけで自分の運命を預けることは出来な
い。

#0006 sci2100  8905192139

 野党が自民党に言っている「けじめ」は、疑獄に対する「けじめ」をつけろ
ということであって、それに対して、タイソーのレイにおける野党の政治的
な関わり方を持ち出すということはどういうことですか。
 税制に関する審議にせよ、タイソーノレイに関する関わりにせよ、別に野党
はその中で何らかの不当と思われる疑獄を作ったわけではない。

 そのところの区別をどうつけられているのでしょう。

 もっとも、「蛮流」ですから、そう厳密なことを言わないでもすむ
と思って書かれたのかもしれませぬが。

ぼの

#0007 sci2100  8905192144

 「公明党の矢野」とかいうのでしたら、私も話はわかります。
 ただし、他の野党もひとくくりにするだけの根拠を提出して
いただかなければ、納得いきません。
 少なくとも、疑獄に関する「けじめ」と、政策遂行を遅らせた
遅らせないというのは違うと思うのですが…。

衆愚政治とはいったい何にわからない  ぼの。
シツモン シタ ママ ヘンジ ガ ナイノハ カナシイ モノデス....

#0008 sci3095  8905200358

  政治は、私の専門ではないので「おまえのはチガウ」と言われれば、それに敢え
て反論しないが、民主主義は書物によると、民衆による統治と書いてある。それに
より、「民主主義が正しいならば、民衆が正しい。」が成立する。よって、その対
偶をとれば、「民衆が正しくないならば、民主主義も正しくない。」も真。
しかしそれにもかかわらず、常に民主主義が正しいと言うならば、民衆が正しくな
いという場合があったとき、そのときの民主主義による政治を衆愚政治と呼ぼう。
もし、民衆の中に私のようなものが含まれるのなら、そこからよき結果ばかりが導
かれるとは思えない。また、民主主義だといえば、民衆の意見・行動は正しいとい
う、黄門さんの印篭のような効果があるのでは考えたくなる。
 次に、野党は、口を開けば、「倫理」とか「けじめ」を言ふ。「倫理倫理」と言
へば、自分に倫理がつくわけでもない。株がらみの公民は、自民の株がらみはけし
からぬと言ふ。自民にパー券を買ってもらった社会は、リに買ってもらったのをけ
しからぬと言ふ。けじめとは、書物によれば、区別することだ。リがつけば全て悪、
もっとも自分だけは除外して、とみなすのを、けじめがないと言ふのぢゃあないの
か。まあ、言うなとは言わないが、少しは、他の審議もしたらどうだ。せっかく、
大喪のときには世界中から見に来てくれたのに。

#0009 sci3095  8905200423

  リと関係がある法案なら、「審議できない」という言い訳も立つ。
リと関係のある法案とないのとも、けじめをつけてくれ。

#0010 sci2100  8905200448

 その国民の倫理観や行動が、あなたにとって「間違っている」ならば、
制度的な民主主義というものさえも間違えになるというわけですか。
 裁判官が間違っていれば、司法制度が間違っているというようなもの
ではないですか?
 システムと、その中に受容されている人間の精神的な方向性をいっしょ
にして考えるのはどうかと思います。
 もし、国民の行動が、思考方法が、本当に「間違う」ようなことがあれば、
すでにその時には民主主義はなくなっているのではないですか。少なくとも、
政治倫理を問える程度には、まだ民主主義がある点日本のことは評価できると
思いますが。
 私は、あなたの言われることが間違いとはもうしません。
 しかし、この文章の3行目のような疑問をもちましたので。

 とりあえず。
ぼの

#0011 sci2100  8905202315

 ちなみに、リに関係した政治家が、リに関係しない国策決定をすること
が問題であると野党は言っているのであるわけではありませんか?
 政治の潔白性というものを保つためには、そういう追求や方法を行う
のも一つの手でありませんか。

ぼの