Pol00027 世論は新聞社の論理も変えた? よいこ

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竹下が退陣を表明した、25日夕刊の石川真澄さんの文章には感動しました。
「竹下首相を退陣に追い込んだのは世論の力であった。派閥力学によるもの
ではなかった」で始まる文章です。的確な分析とともに、石川さんの熱い思
いが伝わってきました。それから、27日朝刊の「崩壊竹下政権・国対政治」。
社会党・土井委員長を始めとする「政治素人」の論理が、政治のプロ、国対族に
勝った、ということを示した文章です。
これらを読んで、新聞社の政治部も変わったのかな、という気がしました。
3年前、私は中山千夏さんの選挙を手伝っていました。彼女がしばしば口にし
たのが「政治部批判」。政治部の人々は、「素人のおまえたちに、何ができる」
という態度だった、というのです。社会党・土井委員長に対しても、新聞の
政治記事は、やや冷たい態度だったように読めました。
世論が変えたのは、政治家だけでない。新聞社の論理も、変えたのです。
と言い切ってしまっていいのかしら。