nat00062 情報>GREENプロジェクトってなに?

#0000 sci1060  8906110246

   PCVANの第三世界ネットワーキングというSIGで、
「GREENプロジェクト=河川が結ぶ地球規模の環境教育ネットワーク」
 とうのを見つけました。
    面白そうなので、呼掛けをUPします。

  小生も良く内容が分かっていないので、ご存じの方、「聞いたことあるぞ」
という方、フォロウいただければ幸いです。

 もちろん、「なんだ?これ!」とか、ご意見・ご感想ある方もUPくだされ。
                            阿波六吉・拝

#0001 sci1060  8906110249

 以下、PCVAN・第三世界ネットワーキングにでた呼掛け文です。

 続きの情報が入ったら、また転載します。

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 #3812/3817 搭乗ラウンジ
★タイトル (NCF67169)  89/ 6/ 2   9: 3  ( 65)
GREENプロジェクト )参加の呼びかけ
★内容

        地域の水問題を通して地球規模の環境を考える
   −GREENプロジェクト(河川が結ぶ地球規模の環境教育ネットワ−ク)
           参加の呼びかけ−

              ’89 GREEN プロジェクト日本実行委員会

《GREEN プロジェクトとは・・・》
 GREENプロジェクトの”GREEN”は"Grobal Rivers Environmental Edu
cation Network"=河川が結ぶ地球規模の環境教育ネットワ−ク)の略で、中学生、
高校生、一般市民を対象に河川の簡易水質調査、パ−ソナルコンピュ−タを用いた
デ−タ解析、資料検索、コンピュ−タ−通信のネットワ−クを通じて大学や行政機
関のほか世界各国の参加者の間で国際的な電子会議、情報交換などを行ない、相互
の交流も図るというものです。

 GREENプロジェクトは、アメリカのミシガン大学自然資源部のウィリアム.
B.スタップ教授の呼びかけで始りました。
 スタップ教授は1986年にデトロイト川の支流ル−ジュ川において環境教育プ
ロジェクトを実施し、大きな成果を収めました。その後アメリカの各地や西ドイツ、
オ−ストラリア、インドなどに広がり今年から世界各国に呼びかけて地球規模のネ
ットワ−クを作ろうということになったものです。

《GREENプロジェクトの目的・・・》
 このプロジェクトは、河川の水質問題をとっかかりにして世界の各地の関連する
環境問題に目を向け、様々な地域において環境に関する多様な考え方、感じ方、接
し方が存在することを知り、それらを受入れ、また自分たちの地域の環境問題に対
処する能力を身につけることを目標にしています。
 活動の内容はそれぞれの参加国、地域の文化や社会の実情に合せて調整します。

《今年8月にワ−クショップを開催します。》
 まず今年の夏に世界各国にミシガン大学からチ−ムを派遣し、GREENプロジェ
クトを紹介し、河川の環境調査技術を講習し、ネットワ−クを作るための技術、方法
を検討するワ−クショップを開催することになりました。

 日本ではミシガン大学からの要請で有志が”’89GREENプロジェクト日本実
行委員会”を作って各地の市民団体が主催するワ−クショップ実施の連絡、調整を行
なうことになりました。

 ワ−クショップの内容は、GREENプロジェクトの紹介、アメリカやその他の国
々そして日本での河川調査の実践例の紹介、水質調査の方法(溶存酸素、大腸菌数、
PH、BOD、水温、全りん、全ちっそ、濁度、全固形物量など)の説明と実習、コ
ンピュ−タを用いたデ−タ処理計算、図表、グラフの作成、国際パソコン通信網を利
用した情報の交流の方法について説明と実習、今後のプロジェクトの進め方について
の討議、などが予定されています。

《ワ−クショップの日程》
 日本では、8月1日から15日まで各地でワ−クショップを開催します。
(8月1〜5日)熊本県水俣市 (主催:相思社)
(8月7〜9日)京都市    (主催:加茂川源流を守る会)
(8月 11日)茨城県土浦市 (主催:霞ケ浦をよくする市民連絡会議)(予定)
(8月 12日)東京都('89 GREEN プロジェクト日本実行委員会がシンポジウムを計画
(8月 13日)神奈川県横浜市(主催:環境教育研究会)

 ワ−クショップはそれぞれの主催団体が自主的に進めています。'89 GREEN プロ
ジェクト日本実行委員会は各団体、ミシガン大学の間の連絡、調整とこのプロジェク
トを今後どのように進めるかについての意見のとりまとめを担当します。

’89GREENプロジェクト日本実行委員会
〒113東京都文京区湯島3-1-4、会田ビル5階、
JVC(日本国際ボランティアセンタ−)内(電話 03-834-2388,FAX 03-835-0519

(パソコン通信宛名)PC−VAN     :NCF67169 TAI
 NIFTY−Serve:SDI00471  原田 泰
 Compu−Serve:74570,1360 TAI HARADA
  5/  5

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                                                以上転載・阿波六吉

#0002 sci1060  8907060256

        GREEN プロジェクト かながわ ワークショプ
                             への おさそい

 「それ」は1984年ミシガン州アンア−バ−に近いヒュ−ロン川で生まれました。
1987年にはデトロイト近郊のル−ジュ川流域に現れ、1988年になるとアメリカ
の各地で、そしてカナダ、 ドイツ、 インド、 オ−ストラリアで見出されました。
1989年の夏の終りにはアフリカ、アジア、南北アメリカ、ヨ−ロッパ、そして中近
東の20ヵ国以上のたくさんの河川の流域に出現するでしょう。「それ」と言われて、
環境問題の恐ろしい物語−世界中の河川で人知れず進行している疫病−を思い起す方が
いるかもしれませんが、それは違います。これはたのしいお話です。つまり、「河川が
結ぶ地球規模の環境教育ネットワ−ク{GREEN(Global Rrivers Environmental
Education Network)}」の物語です。
 GREENは、ミシガン大学自然資源学部のウィリアム・スタップ教授の指導のもと
で行われた水質監視プロジェクトがもとになっています。このプロジェクトの基礎を形
作る教育モデルは、中学・高校の生徒向けに開発した環境教育プログラムです。生徒達
が河川の水質調査を実施して彼らを取り巻く環境に対する意識を高め、川をきれいにす
る行動を起こすことを同時並行的に進めようとする方法論(=行動学習)のもとに実施
されています。 すでに世界中の河川流域、インドのガンジス川、ドイツのライン川、
オーストラリアのモリダーリン川水系などで応用され、成果を挙げています。さらに世
界中の数百の学校からの問い合せがあり、このプロジェクトを地球規模のネットワーク
に広げようということになりました。
 この地球規模へ拡大されたプロジェクトにはすぐに「GREEN」という愛称が与え
られ、ミシガン大学自然資源学部の「高等環境教育」学科の学科プロジェクトに取り挙
げられました。スタップ博士の助言により、GREENに参加を希望する国々において
ワークショップを開催すべく準備をしています。
 日本では、水俣市、京都市、土浦市、東京都、横浜市で開催されます。このうち横浜
市での開催を、私たち環境教育研究会が主催することになりました。環境教育研究会で
は、昨年から県内の5つの高校から生物部や化学部の参加を得て、河川の水質調査を実
施しています。ワークショップの中にこの実践例の報告も織り込みながら、具体的な討
論を進めていきたいと考えています。
 皆さんのお問い合わせと参加申し込みをお待ちしております。

                             1989年6月27日
                            環境教育研究会

                          ***  記 ***

1.日 時: 1989年8月13日(日)10:00−16:00

2.会 場: (財)神奈川県国際交流協会 会議室
            JR関内駅から徒歩15分山下公園前
            産業貿易センタービル、9階。

3.講 師: Dr.Wiliam B.Stapp
             元ユネスコ国際環境教育プログラム責任者
             現在、米国ミシガン大学自然資源学部教授
       通訳つき

4.対象者: 中学高校の教師・行政関係者・環境教育に関心のある方など、
      多くの方々に参加していただきたい。

5.プログラム:
    (1)GREENプロジェクトの主旨・意義・目的などの紹介
    (2)アメリカでの実践例の紹介
       (調査方法の説明し、実施の様子をスライドやビデオで紹介する。)
    (3)環境教育研究会の実践例と問題点の提起
    (4)地域で今後GREENプロジェクトをどう進めるかの討論
    (5)ネットワーキングと情報交換の方法について

6.参加方法: 往復ハガキで下記まで申し込んでください。
        締切は7月中旬まで。先着100名まで。

7.参加費: 1000円(弁当代、資料代を含む)

8.申込先: 環境教育研究会   〒231 横浜市中区山下町2 産貿ビル9階
                   (財)神奈川県国際交流協会「KIS」内

9.問い合わせ先: 横浜国立大学環境科学研究センター 大学院生:井口、槌田
                   Tel.045−335−1451(内)2373
              Fax.045−334−2439

10.環境教育研究会に参加してくださる方もご連絡ください。こちらも、中学高校の
教師・行政関係者・環境教育に関心のある方など、多くの方々に参加していただきたい
とおもいます。現在は、月に1回程度の頻度で会合を開いています。

また、他地域での開催は、
   8月1−5日 水俣市 主催:相思社
   8月7−9日 京都市 主催:加茂川源流を守る会
   8月  ?日 土浦市 主催:霞ヶ浦をよくする市民連絡会議(予定)
   8月 12日 東京都 主催:’89GREENプロジェクト日本実行委員会
   8月 13日 横浜市 主催:環境教育研究会
となっています。

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                              以上転載阿波

#0003 sci1060  8908050218

またもPCVANよりの転載です。
静岡新聞に乗った記事だそうです。

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            <<パソコンで国際環境教育>>

<ミシガン大学と研究会>

【水戸】茨木県霞ケ浦の水質浄化など環境問題に取り組んでいる全国の市民グルー
プ四団体が、米国のミシガン大学が進める水質調査を主体とした地球規模の国際的
な環境教育プロジェクトに参加することになり、8月から同大学のスタッフととも
に国内四カ所で研究集会を開く。

 計画は、ミシガン大学自然資源部のウィリアム・スタップ教授が提唱する
「GREENプロジェクト」(河川が結ぶ地球規模の環境教育ネットワーク構想)。
 中学生、高校生、一般市民が各地の河川、湖沼でデータを解析、コンピューター
通信を使った資料検索や情報交換、国際電子会議などで地域の環境問題に対処する
技術と方法を身につけていこうという構想だ。

 約20カ国が参加。ハイテクを駆使した環境保護に対する国際協力のネットワー
クが広がりつつある。
 スタップ教授は、数年前から五大湖周辺の高校の自然科学授業に水質監視プログ
ラムを取り入れた。これが学校のほか住民、行政も巻き込み、地域環境に目を向け
させるとともに、河川浄化に取り組ませる環境教育として世界的な反響を読んだ。
 西ドイツ、インドなどにも広がり、地球規模のネットワーク構想が持ち上がった。

 日本には今年2月、30の市民団体に参加呼びかけがあり、「霞ケ浦をよくする
市民連絡会議」(茨木県土浦市)、水俣患者を支援する「相思社」(熊本県水俣市)
などの四団体が参加を表明。
 同市民連絡会議の原田泰さん(40=SDI00471)が実行委員会の代表として調整
進めてきた。    ̄ ̄ ̄

 4月から17カ国を歴訪中のスタップ教授のグループは、日本では8月1日から
2週間、四カ所で研究集会を開催。
 水質調査の実習、データ処理計算の説明などをする。

 実行委員会の事務所は、東京都文京区湯島3−1−4、会田ビル5F、日本国際
ボランティアセンター<電03−834−2388>

=============以上静岡新聞7月31日付夕刊==========

#0004 sci1060  8908050219

これもPCVANからの転載。

今後の予定です。

#4248/4251 搭乗ラウンジ
★タイトル (NCF67169)  89/ 8/ 4   6:47  ( 33)
グリーンプロジェクト)水俣でワークショップ
★内容
 グリーンプロジェクト(河川が結ぶ地球規模の環境教育ネットワーク)の水俣
ワークショップは8月3日、約30人が参加して行なわれました。
3日間の予定を1日に圧縮したためにかなり忙しいスケジュールになったようですが、
非常に熱のこもったものだったと報告がありました、

 内容は、スタップ教授が、環境教育の理念、地球規模で環境問題を考える重要性など
話した後、アメリカでやっている高校生が中心となった河川の環境調査ルージュ川プ
ジェクトのスライドなどによる紹介、ロールプレイ(社会的役割を演ずる)ゲームに
よる社会科学習の実演を交えた紹介、コンピューターも利用した(パソコン通信も)
ネットワークの紹介などのあと、実際に川辺へ行って水質調査の現地実習をおこない
ました。これを英語でやって通訳が日本語にしながら、ですから、裏方は大変だった
ようですが、参加者は大変興味をもったようです。

 8月4日、今日は市役所へ行き、そのあと熊本、あすは阿蘇、8月6日に京都
に向います。京都のワークショップ派7、8、9日で、野外実習は9日です。
8日の午後のシンポジウムには私もパネラーとなっているので京都に行きます。
場所は成安女子高校です。

8月10日、土浦に来て、11日、土浦市立博物館でワークショップ、12日は東京で
ワークショップ。これは、午後1時から豊島勤労福祉会館です。(ここで電子会議
の実演ができるかどうかは私がアップル2のデモプログラムをうまく動かせることが
できるかどうかにかかっています。)
13日は横浜のワークショップ。山下公園の前にある産業貿易ビルの中にある
神奈川県国際交流協会の会議室で10時からです。

京都、土浦、横浜とも参加可能ですので、希望者は主催者にお問い合せの上、参加
してください。
京都(成安女子高校の坂田光夫先生)、土浦(原田 泰0298−55−2752)、
横浜(環境科学センター槌田博氏)。
成安女子高校の連絡先は0726−231−2165です。

1989年8月4日
TAI(原田 泰)
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                            阿波六吉転載