nat00036 気球は地球を救うか? #0000 sci3021 8904220104 21日の夕刊に、オゾン発生装置を積んだ気球を上げ、オゾン層に 開いた穴を埋める、なんつーのが載っていましたが、こんな事って、 可能なんでしょうか。 効果はイマイチなんじゃないかと思うのですが・・・。 D.D.C. #0001 sci1260 8904221449 おお、D.D.C.閣下も書き込んで下さったッ うるうる。 この気球作戦は、たいへん面白い試みだっ、と思います。 だけど、効果は本当のところどうなんでしょう。どうも、団体のアッピール 行動という以上の意味があると判断するには、まだ報道内容が乏しい感じです。 ワダクシなんか、むしろ「人工的に補えるのならば...」と、O3破壊源の 制限の歩みが鈍くなることにでもなったら、イヤだなー、と思っています。 ムカシトカゲ ついしん:D.D.C.閣下、今後ともよろしくお願いつかまつりまするぞっ #0002 sci3021 8904240108 ムカシトカゲさんは、どうして私のことを知っているの? 謎だっ! まあいいや。 んで、気球のことですが、太陽光のエネルギーを利用して、 何ヶ月もオゾンを作り続けるということですが、自然にオゾンを 発生させるような反応は起きていないんでしょうかねえ。 オゾン層のあたりは、かなり紫外線が強いんだから、酸素分子から オゾンが出来てもいいと思うんですが。 それとも、オゾンは作られてはいるけど、破壊の方のスピードが 遙かに早いのかな? D.D.C. #0003 sci3021 8904252035 気球にオゾン発生装置を積んで飛ばすより、オゾン層のあたりに水をばらまいた 方が良いと思うんですけど。 いくらオゾンを造ったって、片っ端から遊離塩素(もとはフロンガス)が壊して しまうでしょう。 遊離塩素は、オゾンを壊す触媒として働くのだから、この塩素を無くさなければ オゾン発生装置なんて意味がないのでは。 水をばらまけば、遊離の塩素と反応して安定な塩酸をつくり、悪循環は断たれる と思うんですが、素人考えでしょうか。 そーいや、スペースシャトルその他のロケットは燃料に液体水素+酸素を積んで いるものが多いですね。これって、オゾン層の保護に一役買っているのかも・・・? いまいち自信がない、D.D.C. #0004 sci3021 8904252036 また行間が開くぅ! サイエンスネットって、'LF' と 'CR' は、 同じ扱いを受けるのかな? D.D.C. #0005 sci1082 8904271644 D. D. C. 殿、CR だけ送ればよろしいようですよ。 極域で破壊されている(あるいは、破壊される可能性のある)オゾン層のオゾンと いうのは、赤道地方で発生して、大気の流れで運ばれて来ているものなのです。もう ちょっと高い層のオゾンだと、化学平衡状態にあるので、いくらオゾン発生装置で作 っても、すぐに壊れてしまうと思いますが、問題になっているような低い層ですと、 オゾンの寿命が長い(だから運ばれて来る)ので、いくらかは効き目があるかも知れ ません。まあ、蛙の面に……位かもしれませんが。 水を撒いたら、というのは、お勧めできません。というのは、極域のオゾン破壊に は極成層圏雲(PSC)が関与しているらしいからです。 詳しくは、天文・気象・地球科学のコーナーの7番「あめかんむりのへや」関連発 言の44番から48番をご覧下さい。 260nm鎮護将軍(ムズムズ) Notus #0006 sci1260 8904280109 おおっ、260nm鎮護将軍Notus閣下、これは親身のふぉろうありがとう ございましたッ。感謝感激であります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <<<地球防衛軍布告>>> ぼーえー軍第1図書館師団は、ここおごそかに、「天文・気象・地球科学」コー ナーの7番「あめかんむりのへや」関連発言44番−48番を地球防衛推薦図書と 選定し、読むとすごおくタメになるぞっとお奨めするものであるッ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ムカシトカゲ #0007 sci3021 8905020052 雲がオゾンの破壊の原因になっているかも知れないというのは初めて聞きました。 どういう化学反応が起きているのでしょう? やっぱり水は駄目ですかね。水以外で、水くらい安くて、オゾンその他の害にな らず、効果的に塩素をとりのぞく化学物質があればね。気球よりかは効果があると 思うんですが。 そんな都合のいい話ないか・・・。あれば、誰かがとっくにやってますね。 D.D.C. #0008 kimot 8912140304 ひさびさでございますが... 12月8日づけ科学新聞によりますと、米カリフォルニア大学の A.ロングという物理学者が、高層大気に電波をあてて遊離塩素 を不活化するというオゾン防衛法を提案しているそうです。 具体的には、フロンが太陽紫外線を浴びて分解し生じる遊離塩素 は電気的に中性なのだそうですが、これに電子が一個くっつけば、 安定したマイナスイオンとなります。ミソは、中性の塩素はつぎ つぎオゾン分子をぶっこわしていくのに対し、イオン化した塩素 はそういう悪さはしない、という点です。 ロングは、地上50−80キロの高度にある自由電子に電波を当て エネルギーを高め、塩素とくっけることができるはずだ、と考え ているそうです。 この高度は、オゾン破壊が激しい高度よりやや高いそうですが、 すでに地上実験もやっているそうです。 どなたか、くわしい方、いませんか? 木元・拝 #0009 sci3021 8912151806 全く基調発言者としての義務を果たしていない私です(許して!)。 塩素をイオン化する・・・電波で? 気球に負けず劣らずに大胆な発想だと思いますが、どんなものなんでしょう。 D.D.C. #0010 kimot 8912151843 ども... よく分からないのですが、この高度では太陽紫外線のエネルギー で気体分子がこわれて自由電子が小量ながら存在しているのだそ うです。そのままの状態では、すぐに別のプラスイオンとくっつ いてしまうところを、その電子にさらにエネルギーを加えてやる ことで、プラスイオンと合体する以前に 中性の遊離塩素と「衝突」(こんな表現でいいのだろーか?)す るチャンスを増やしてやる、ということのようです。 木元・拝