nat00035 自然ボードに書くしかない。有機農法と食品添加物っ

#0000 sci2100  8904200518

 皆さん、有機農法についてどう思われますか?
 また、食品添加物とは、本当にリスクだらけなのでしょうか?

 勉強のためにもこのネットを活用したい。   ≡≡ sci2100 ぼの ≡≡ 

#0001 sci1260  8904210044

 ぼの閣下、書き込みかたじけのうござる。

 有機農法アンド食品添加物、でございまするか。まとめると、食品の安全という
お題でありまするな。

 大昔、「きょうふのミソ汁」という小話があって、よーするに「今日は、ふの
ミソ汁だぴょーん」という下らないオチでした。            ^
 しかし、実はそれは本当に「恐怖のミソ汁」であった..というのが、世紀末
トレンドばなしのスタイルかもしれません。かつて、実際に「恐怖の粉ミルク」
とか「恐怖の米ぬか油」とか、いろんなもんがあったわけですから。ミソ汁の具
の中に、へんなもんが混ざっていて.....

      ぎゃああああああっっっっっっ

と、いきなり「ハロウィーン」的なノリになって話は続いていきます。

                             ムカシトカゲ

#0002 sci1260  8904210045

 ワダクシも教科書的知識しかありませんが、

 食品添加物は、合成ものと天然ものに大別されます。
 食品衛生法では、347品目の合成添加物の使用が認められています。
 天然添加物については、実態がほとんどわかっていないようですが、約
1000品目が使われているとみられています。

 従来、食品への表示義務が定められてきたのは、化学合成された上記3
47品目のうちの69品目(スイマセン、この数字は不確かかもしれない)で、
多くが物質名表示ではなく、用途表示(例:合成保存料、合成着色料、酸
化防止剤、発色剤、人工甘味料)です。

 厚生省は、現在、合成添加物の表示義務を厳しくしたり、これまで放任
されてきた天然ものの使用規格基準づくりを行っているそうです。
 ただし、合成ものでも、使用状況によって表示義務の除外も考慮されて
おり、結局300品目程度の表示にとどまるともいわれています。

 どなたか、詳しい方、いませんかぁー?
                           ムカシトカゲ

#0003 sci1260  8904250039

ところで、有機野菜については、4月24日の朝日新聞家庭面に、
よいレポートがのっていました。キモは、「有機」というクレジ
ットを添付する際の基準がないので、小売サイドではそれが本当
に無農薬ないし低農薬、あるいは化学肥料を使わないで育てられ
たものかをチェックする手だてがほとんどない、というものです。

以前、世田谷区で無農薬の実践をしている「風の学校」を見学し
たことがありますが、そこのひとたちが言っていたのは、「スー
パーに並んでいる有機野菜は、大半が”ペーパー有機”、ようす
るに有機というシールを貼っただけのもの」という指摘でした。

本当の有機農法でてきた野菜を求めて...皆様の書き込みを、
待っておりまするぞッ
                  ムカシトカゲ

#0004 sci1080  8905160135

 有機農法だからいい、添加物が入ってるから悪い、ではないと思います。
 ただ、有機農法は数千年ほどの年季が入っていますから、ある程度は信頼
できる、ということ、逆に農薬や添加物は実績がありませんから不安が残る
ということと、まあ実際に過去にそれで問題が生じたことがある、というあ
たりが農薬や添加物に対する疑問になるのでしょうね。

 農薬や添加物は一概に「毒」とばかりも言えないでしょうし、天然の添加
物ならいいというものでもありません。
 生産者にせよ消費者にせよ、あるいは流通業者にせよ、食品の毒性以前に
「食」そのものに対する意識が問われるのではないでしょうか?

                              安田

#0005 sci1060  8908170323

 除草剤の代替物として、なーーんと!あの鯉を使うという方法があるそうです。
ネタ元は6月24日の「日本農業新聞」ですが、概略を記します。

 見出しは「コイが水田除草 農薬なしの農法 −石川」

 水田にコイ、フナ、タニシを放流して農薬、化学肥料を使わない農法による「コ
シヒカリ」栽培が石川県松任市と松任市農協が共同して取り組んでいる。

 この農法で、除草はコイ、フナ、タニシ、肥料はソイルパワーという有機たい肥。
水田の魚類は養殖事業となる。

 また6月17日の農業新聞では、カブトエビによる除草の話が出ています。

 見出しは
 「雑草防ぐかわいいやつ カブトエビ大量発生 低農薬栽培に熱い視線 山形」

 山形県庄内と置賜地域の水田の一部に、今年も「カブトエビ」が大量発生した。
1・2センチの小さな体で泥をかき回すので雑草が生えない。この”草取り虫”に
注目した農家の間で、初期除草剤を使わない稲作りが出来ないか−と、増殖や低農
薬栽培に生かす試みが行われている。

 ってやつなんですが、どうもこのカブトエビってやつ、いつどこで発生するかわ
からねえって状態でして、現在ではいかに人工で大量増殖させるかってことと、ど
れくらいの密度でいるのが除草に効果的なのかなどの課題が研究途上のようです。

 なお、カブトエビは海に住んでるカブトガニ同様、生きた化石と言われておりま
すが、両者は全く別物ですので、混同無きよう・・・
                               阿波六吉