nat00013 長野県・鍋倉山の危機

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　　地球防衛軍陸軍部発表　｜｜至急電！！｜｜

　長野県北部方面軍からの情報によると、飯山市北部・関田（せきた）山系の
鍋倉山（標高1288ﾒｰﾄﾙ）のブナ原生林に、優勢な敵機動部隊が迫りつつある。
　現地は国有林で、地形上の好条件から、胸高直径１．６ﾒｰﾄﾙという日本一の
巨木林が育まれている。林野庁・飯山営林署と、飯山市当局は、ここにスキー
場・ゴルフ場を中心としたリゾート開発をもくろんでおり、既に業者選定に入
っている模様。開発にあたる敵は三井不動産など８コ師団が応札している模様。

　　参考情報：林野庁は「ヒューマングリーンプラン」という、国有林をカネ
　　　　　　　のなるリゾートの木にする開発モデル計画をもっており、各地
　　　　　　　がこれで無差別大量爆撃される危険がある。
　　　　　　　鍋倉山は、『アウトドア』誌４月号でＣ・Ｗ・ニコル氏の登山
　　　　　　　記録がカラー写真とともに掲載されている。
　　抗議先　：林野庁　飯山営林署　飯山市長
　　救援先　：世界自然保護基金日本委員会（ＷＷＦＪ）、日本自然保護協会

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　いやはや、先日友人からこの件を聞きましたが、まあったくヒドイ。

　林野庁は、知床の苦さを全然感じていないのか。多分、心ある官僚もいるの
だろうとは思うのだが、役所のシステム（とくに林野庁の会計は国家予算の中
で“独立採算”をとるべき特別会計になっている．．．．つまり、儲けること
を宿命づけられたお役所なのだ）が、林野庁と国民の願望とを引き離してしま
っているのだろう。本来、国土の保全の上から、林野庁には防衛庁なみの予算
と権限が与えられてもよさそうなものだ。それを、「採算」の２文字があるば
っかりに、役人の考えがチマチマしてしまうのだと思う。

　また、「それッ」とばかり、現在のリゾートブームに乗るしかない地域経済
の事情もあるとは思う。でも、なんでどこもかしこも、同じような開発プラン
しか持てないのだろうか。それは、プランニングをまかされたコンサルタント
会社が、「まーこんなもんだろ」という仕事しかしないせいだろう。

　「関田山麓リゾート開発基本構想計画図」という、地図がある。それを見る
と、確かに「森林文化エリア」というかっこいいゾーニングがある。前の発言
で書いた巨木林も、このゾーン中にある。しかし、なんとこの「森林文化」は、
「スキーエリア」というゾーンとずっぽり重なっているのだ。まるで、イカサ
マじゃないか。売上税はやらんといって消費税をやるみたいなもんじゃないか。

　なお、ゴシップを書き立てると、飯山営林署の署長はなんでも３０そこそこ
の若造で、長野県内のどっかの市議のムスコだそうだ。東大かなんか出た、エ
リート官僚なのだろう。本庁も大切にしている「御曹司」だとかいう。そいつ
は、３月いっぱいで本庁に転勤するらしいのだが、転勤前の手柄仕事としてこ
のリゾート計画をこなしているんだと。出世の踏台にされるブナ林こそ、いい
迷惑だろう。ああ、むかつく。

　　　　　　　　　　ムカシトカゲ　しばし　ムカツクトカゲになる．．．．

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　なお、この鍋倉のブナ巨木林のすてきな絵はがきがあるので、ほしいひとは
近く開設予定の、地球防衛軍メールボックス（記者向けメールと同じエリア）
に、名前と送り先を書き込んでネ。先着１０人くらいには、無料で送付いたそ
う。この絵はがきを、地球防衛の大義に生かすのぢゃ。

　　　　　　　　　　　　　　　地球防衛軍最低会議ぎちょ　ムカシトカゲ

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でも、メール機能はいつできるのだろう．．．．

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　えー、ようやくメール機能が使えるようになりましてん。
　絵はがき、差し上げますんで（とってもキレイなブナの
写真！）、欲しい方は、メールボックスの「natur」まで、
送付先の郵便番号、住所、お名前を書いて下さいまし。
　先着１０人といたします、いちおう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ムカシトカゲ

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絵はがきぷれぜんと、たいへん多数．．とはいえないですが、
お申し込みくださりありがとうございました。
当選者（というかとにかく２人だけ！）には、セットで発送
いたしましたので、発表は受取をもってかえさせていただき
まぁす。
　　　　　　　　　　　　　　　　　ムカシトカゲ
追伸：もー品切れです