Gen00547 島根原発異常停止

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9月6日島根原子力発電所再循環ポンプの異常警報で停止

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再循環ポンプに異常

9月7日の朝日新聞によると 
中国電力島根原子力発電所1号機(沸騰水型,出力46万KW)で6日午前6
時55分頃,原子炉内の水を循環させる再循環ポンプのモ−タ−部分
の異常振動を示す警報がでた。警報は同8時1分まで続いたため同発
電所は同10時から手動で停止させる作業に入った。10月に予定の定
期点検を繰り上げて原因を調査する。
とのことです。

今年の1月同じ沸騰水型の東京電力福島第2原子力発電所3号機が,
ポンプの異常振動による警報を無視して運転したために再循環ポン
プの水中軸受けリング等が破損し,その破片が原子炉内に侵入拡散
し重大事故寸前までいっており,いまだにその破片の回収作業が行
なわれていますが,なにかこの島根原発の異常運転の経緯が福島第
2,3号機の場合と似ているとともに原因調査が進むに連れて重大問
題が出てくるような気がします。

福島との共通点は
1. 沸騰水型原子炉である
2. 再循環ポンプの異常警報である
3. 異常警報が出てもすぐに停止措置をとっていないこと
です。

異常警報がでてもすぐに停止しないのはポンプの振動計が信頼性に
欠け,しばしば誤作動するためだそうで火力発電の場合は検振棒を
もちいて人間が直接確かめることが出来るが原発の場合はそれが出
来ないので,回転数を少し下げて様子を見,さらに警報が続くようで
あれば初めて停止させるそうですが,特に最近問題になっているの
は原発の利用率をさげたくないために余程のことがない限り運転を
停止しないそうです。

設備投資の大きい原発は常に高稼働で運転してはじめて他の火力,
z水力等の電源にたいして経済的優位(?)にたてるわけですが,故障
(?)らしきことでいちいち原発を止めていたら「原発は安い」「電
源の安定供給に貢献」という原発推進の理由付けがなくなってしま
います。

いま原因調査中ですがその後の調査内容が詳しくわかりましたら,
どなたかアップしてください。目下注目中。

                  yie

#0002 sci1044  8909090659

 この原発も再循環ポンプの微震動で止めたのですよね。
東京電力の福島第二3号機もまだ稼働にはいたら無いわけで
当面原発のネックは再循環ポンプと言えそうです。
                         「誤り人」