Gen00530 基調512の続きです

#0000 sci2919  8907220846

これは基調発言512の「何故結論が出ないのか」の続きです。
基調512で書き込みが不調です。
あまりにも時間が掛かりすぎますので、引っ越しをしてきました。
約40行になります。
           加藤 治

#0001 sci2919  8907220846

JPS氏へ
実のところ「この見地から一言」は朝日に対するものでした。
オピニオンリーダーとして、朝日は我々読者に対してどのような方向を示し
てゆくのかを問いたかったのです。
問題が自己言及を含み始める時、我々はどのような方向に進めばいいのか、
その指針を示してくれるのでは、という期待が私にはあったのです。
一部の人たちが公害で被害を受けている時、新聞はその事実を公にして、読
者に訴え、我々読者はその事実に対して被害者に有形あるいは無形の援助を
与えるというのが今までの方法でした。
しかし、被害者であり加害者となるような事態に於いて、加害者として、あ
るいは被害者として我々はどう行動を起こしてゆくべきかわからないのです。
たとえば、自動車の排ガス規制の時には自動車メーカーに低公害車を作るべ
きだ、といった場合に、技術的に不可能だといわれれば手も足もでない立場
に我々は立たされてしまうのです。
この時、下位メーカーが可能だといって、低公害エンジンを作ったから実施
されたのであり、
我々としては何もできなかったように思えます。

原発事故も起これば、被害のレベルは色々ありますけれども、原発の電力を
使う多くの人も大なり小なり影響を受けます。
温暖化もそうです。人間自らの生活が温暖化をもたらすのです。自らの存在
自体が自らの存在を拒否しようとする力の影響を受けるのです。

このような事態に対応出来る理論はないのか。
ヒューマニズムの立場からこの事態を打開する理論を私は朝日に期待してい
たのですが。
その答えが科学朝日の特集と思われたから、失望してしまったのです。

科学記事ニュース・・を読みました。
NOTUS氏は専門家の立場からJPSさんがおっしゃるように的確に問題
点を指摘しています。
しかし、問題点を正確に把握できないアマチュアに対する影響力を考えると
・・・・・・・・朝日の良識は・・・・・

             加藤 治

#0002 sci2919  8908062308

  関連発言41のその後を報告します。
 根本順吉氏の「温暖化」通説を批判する。に関する私の疑問に対して
科学朝日の編集部宛に根本氏への回送を依頼した手紙に対して根本氏か
ら回答は戴けませんでした。
根本氏の「熱くなる地球」がトリガーに紹介されていました。書評の見
出しは、温暖化を乗り切る手立ては〃庶民の参加〃でした。
そして、内容の一部が次ように紹介され、(これからは、庶民からの問
題意識を科学者が受け止め、・・・相互作用の風向きの大きさを、従来
とはちがったものにすることが大切である。)とありました。
   !

P.S
週刊ポストの8月10日発売号の予告に「温暖化は大ウソ」の見出しが
ありました。ニュース&トークの科学朝日8月号に批判をにおいて、科
学朝日の木元・拝氏が某週刊ポストの記者から根本氏の住所を尋ねられ
たという。書き込みから想像すると、週刊ポストが科学朝日の特集、地
球大気は本当に危ないかに興味をもち根本氏にインタビューした記事と
思われます。
どのような内容か気になるところです。

            加藤 治

#0003 sci2919  8908261810

最近、書店で偶然見付けた「逃走論」のなかにN・Gレーゲンの「経済学の
神話」の書評があり、「化石燃料の大量消費により膨大なエントロピーを作
りだし、廃熱や廃棄物を撒き散らした近代産業は、《死》に向かって加速度
的に接近しているのであり、今や根本的な軌道修正を必要としている。
ここで、核エネルギーを持ち出しても、何の解決にもならない。
それは全体としてみると化石燃料を軸とする生産構造に依存しており、その
意味で自立的な技術とは言えないからである。同じことは太陽エネルギーに
もあてはまる。
唯一可能な道は、資源・エネルギー浪費型の経済を放棄し、地球の生物圏と
調和し得る規模の経済に移行することである。勿論、エントロピー法則の示
す通り、完全なリサイクリングによる定常状態など幻想にすぎず、終末を永
遠に引き伸ばすことはできない。・・・・」これが新しいエントロピーの経
済学の結論である。
そしてまた、「おそらく人間の運命は、長く平穏無事な植物的な生存よりも、
短いけれども火のように興奮した、途方も無い生活をおくることなのだ。精
神的野心というものをもたない他の種=たとえばアメーバ=に、相変わらず
陽光の降り注ぐ地球を受け継がせよう。」と本書の要旨が紹介されていまし
た。
8年ほど前、既に、エントピーの法則からいま、問題になりつつある環境破
壊を予測した著書があったことに驚きを覚えずにはいられません。そして、
この書を契機にして地球規模の環境破壊に対する研究に目が向くようになっ
たのではないでしょうか。
それにしても、このような新たな認識が世の中全体に知れ渡るには8年もか
かっています。エネルギー問題、環境問題等を含めて私たちが原発に対して
どのような選択をするにせよ、これらの諸問題に対して具体的な対応策を見
つけ出して実施してゆくにはどれ程の期間を必要とするのだろうか。
暗澹たる気持ちになります。

しかも、個人的にはレーゲンのような考え方にはとても賛成できません。
科学技術を捨てたら人間という種は衰退してゆくことは、ほぼ間違いないこ
とで、人間の本質はありとあらゆる物を飽くことなく食い尽くしてゆく破壊
者であり、探求者であり、創造者です。
地球を食い潰したら火星でも月へでも移住すればいいし、火星も月も食い潰
したら、また、別の惑星を食い潰しにいけばいい。
食い潰した後の地球はアメーバに任せておいてもいいし。

                加藤 治

#0004 sci2162  8908280021

 フム、フム! 

どうやら、少しはマシになってきたかな? 
それとも、まだまだ?
 (おっと、御免なさい悪意はないですよ!)

このての話はかなりの極論を考慮しておかなければならないわけ。
さてさて、只今、入口付近! 頑張って進んで下さい。

                       JPS  !!