Gen00529 「放射能学」のすすめ

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放射能学のすすめ

 近ごろ反原発運動が盛り上がっていますが、どうも推進派にとどめの一撃を
入れられないのが実状です。なぜなのでしょうか?

  私はこうおもいます。今の反原発運動は、感情論に流され過ぎで、「放射能」
の恐ろしさや、なぜ危険なのか、と言うことを、はっきり突き止めていないから
ではないでしょうか。 実際、放射能を受けると癌になる、と言うような、端的
な考えで反対する人もかなりいると思うのです。それはそれでいいのですが、
「素人のあさはかさ」の域はいつまで経っても抜けられません。そこにつけ入ら
れてしまうのではないのでしょうか?推進側が、「放射能はこれこれこうだから
安全。」と言うと、はあそうですか、と納得してしまいかねません。推進側は
論理で対抗してきます。所詮、素人のやることは非化学的、と思っているのでし
ょう。
 
 それに、これは僕の信念ですが、反対派というのは、最大の賛成派になってみ
なければならないのではないでしょうか。そしてそれでも賛成のできないような
問題がでてきた場合、初めて反対することが、理論に裏打ちされた反対には必要
でしょう。
 
 原発の最大の問題は放射能なのですから、放射能について調べてみるのが、
やはり良い手段だと思い、私は放射能について調べまくりました。ところが、
放射能に関する本は、専門書となっており、素人の、当時小学生の私が、理解で
きる訳がありません。それでもめげず、調査に調査を重ね、ついこの間やっと
ほとんどの説明がつき、他の人に説明できるようになりました。本当なら、専門
の人が正しい、簡単な説明をしてくれれば最高なのですが、そうはしてくれない
ようです。

 そこで、年端も行かぬ中学三年の私ではありますが、私の調べたことを、少し
でも多くの人に知ってもらいたいと思うので、このNETの科学技術ニュース&
トークに「入門・放射能学」という題で、週一回ずつ書き込んでいきます。
なにぶん、間違いもある説明にはなると思いますが、私の分からないことは
省いていきますので、どうぞ読んでみて下さい。なお、本文中の間違いの訂正・
質問その他は、SCI1985までどうぞ。私と共に、学んでいくことにしまし
ょう。どうぞよろしく。