Gen00507 電源開発促進税の使途

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先日のNHKスペシャル番組「いま原発を問う」の討論の部のオン
ライン電話アンケ−トによると今後の電力の主力として「太陽光な
どの新エネルギ−」にたいして55%の人が大きな期待を寄せており,
いま石油,原子力に代わる新エネルギ−の開発(エネルギーの多様化)
が強く求められています。

現在電気1kwhの消費にたいして44.5銭の電源開発促進税がかかって
おりそれを元にして電源の技術開発が行なわれています。しかし税
の多くは原子力関係に使われており,特に電源立地関係ではほとん
どが原発地元への安全対策交付金として反原発の気運を押えるため
に地域の振興の名目でばらまかれています。
電源開発促進税の本来の目的で石油,原子力にかわるエネルギ−の
技術開発にもっと力をそそげば石油の消費を押え,原発にエネルギ
−をたよらずにすむ時代がまもなく実現出来ると思います。

国民から集めた貴重な税金をリスクの大きな原子力発電やわけの解
らない交付金にかけすぎていると怒っているのはわたしだけでしょ
うか。

基調発言1に電源開発促進税の63年度の予算配分をアップしておき
ます。
!!!!興味のある方はどうぞ!!!!

   ********新エネルギ−の定義*********

石油,原子力以外のエネルギ−で地熱,太陽,風力,海洋,バイオマス,
水素エネルギ−をいう。石炭はそのままただ燃やすのではなく液化,
ガス化しての使用,水力は中小規模/標準化されたものを含む。

                       yie

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[電源開発促進税(44.5銭/kwh)]   63年度予算,単位億円
      税収2453

        電源開発促進対策特別会計(2940)

A.電源多様化勘定(28.5銭/kwh)
      税収                     1571
      剰余金等                  155


   1.供給確保対策               158
       水力開発                  61
       地熱開発                  98

   2.導入促進対策                24
       石炭火力開発技術実証      12

   3.技術開発                   431
       石炭エネルギ−関係技術   117
       太陽エネルギ−関係技術    99
       地熱エネルギ−関係技術    47
       燃料電池                  33
       超電導                    19
       ス−パ−ヒ−トポンプ      16
       高効率ガスタ−ビン        24

   4.原子力                     266
       核燃料サイクル関係        83
       軽水炉改良技術確証試験等  89
       発電用新型炉              53

   5.その他                      37

    合計                       1726


B.電源立地勘定(16.0銭/kwh)
        税収                    882
        剰余金等                331

  1.電源立地促進対策交付金      721

  2.電源立地特別交付金          144
        原子力発電施設等         87
            周辺地域交付金
        電力移出県等交付金       58

  3.水力発電施設周辺地域交付金   40

  4.原子力発電安全対策等委託費  232

  5.原子力発電安全対策等補助金   11

  6.原子力発電安全対策等交付金   47

  7.その他                       18
        

     合計                      1213

以上 資源エネルギー庁編  
「石油代替エネルギ−便覧」より

数値がそろわなくてすみません yie