Gen00388 契約アンペア数を下げてみた..東京本社家庭面より

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11月7日付東京本社版家庭面より抜粋
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|契約アンペア数を下げてみたら電気漬けの生活見えてきた|
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  「反原発」主婦の意志表示
(前略)
 主婦,大野千鶴さん(45)の家では,6月下旬に,15アンペア契約から10ア
ンペア契約に切り替えた.家族は夫と子供3人の5人家族.不安はあったが,何とか
なるだろう,と思いきった.
家には,テレビやラジオカセットのほか,容量230gの中型の冷凍冷蔵庫,洗濯機,
掃除機,アイロンといった電気製品がある.以前から電気炊飯器と電子レンジ,オー
ブンなど電気を使う調理器具はなく,料理にはガスを使っている.
 ごはんはガスの圧力がまで炊き,トーストはガスレンジにもちや魚を焼くのに使う
ような網をのせて焼く.パンやクッキーもよく作るが,この場合は,レンジの上をすっ
ぽり覆うようにのせるガスオーブンを使う.調理については何の不都合も感じないと
いう.
 ただ,消費電力の多いアイロンは,照明器具を使っていない昼だけに使うようにし,
掃除も,できるだけほうきを使うようにした.どこでどんな電気器具を使っているか
を考えながらスイッチを入れたり切ったりしており,これまでにブレーカーが働いた
ことはない,という.
しかし,気がかりがひとつある.これから寒い季節に向かって,消費電力が非常に高
い電気コタツをどうするか,ということだ.ふつうの暖房はガスか石油のストーブで
よいが,高校受験をひかえている長男が愛用しているため,夜の勉強用に使わざるを
得ないのだという.それでも大野さんは,「工夫をするのは楽しいもの。ここまで続
けてきたんだからいまさらやめるわけにはいきません」と、あれこれ知恵をしぼって
いる。
同市内の別の主婦(49)の家でも9月の初めから,「私なりの反原発の医師表示で
す」と30アンペア契約を20アンペア契約に切り替えた.電気での調理はやめて,
大野さんと同様,ガスを使うことにした.圧力がま2台を使っているが,ごはんの場
合4人家族分を3,4分で炊き上げてしまう.
 掃除機を使うのは週一回にし,かわりにほうきやカーペットクリーナーでまめに掃
除し,からぶきを毎日している.洗濯機は毎日使うが,洗濯とすすぎの時間を,以前
より1,2分短くした.これで汚れが落ちなくなったということはないという.この
主婦はタイマーを一個買って,使用する電気器具につなげ,むだに使うことのないよ
うにした.この冬の暖房は,ガスと石油ストーブを併用する.電気料金は,大野さん
の家では,切り下げ後一ヶ月間で200円近く安くなったか,別の主婦の場合はさら
に節電につとめた結果,30アンペアの時の8月分が6458円,切り下げ後の9月
分が3128円と,半分以下に減った.ガス料金の方は約300円高くなっただけ,
という.
 二人が,こうした「切り下げ生活」をすることにしたきっかけは,同市内で反農薬
野菜の店を仲間と共同経営している高岡章夫さん(32)が,配達などのときにまい
たチラシ.高岡さん自身は,反原発の意志表示の一つとして,家には電気を入れてい
ない.しかし,一般の家庭でそこまで思い切るのは難しいことから,やる気さえあれ
ば無料で大した手間をかけずにできるアンペア切り下げを呼びかけることにした.
(後略)

 以下,私の感想
  私は一人暮しで15アンペア契約ですが,電気ストーブ,ドライヤー,電子レンジ,
炊飯器,勿論パソコンと,電気漬けの生活です.それでもまだエアコンは使っていな
いのですが,よくブレーカーを落とします.ハードディスクが回っている最中に電源
が落ちたらと思うと,とてもアンペア切り下げなんて出来ません.それができてしま
うところが主婦という職業の偉いところだと思います.
                                 TAKA