Gen00374 朝日新聞地方版から(その3)

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88年10月19日  多摩版
 「反原発運動に取り組みたいが、何から手をつけたらいいか分からない」。こんな
悩みにこたえた「サヨナラ原発ガイドブック」が20日、都内の主婦たちのグループ
の手で出版される。集会の開き方、ビラの作り方など、運動のイロハから解説。「無
関心な夫をどうするか。離婚だけは避けよう。原発推進派を一人増やすだけだから」
といったユーモアあふれる項目もある。
 この本をまとめたのは、国立市の主婦の反原発グループ「くにたちムラサキツユク
サ」。発行は青弓社(03−265−8548)で、500円。

88年10月19日  鳥取版
 原発がない県内で原発論議が活発になってきた。国内、外で原発の安全性が関心を
呼んでいるなか、県内では8月に岡山県境などでウラン鉱石を試掘した際のたい積場
から強い放射線が検出された問題が火を付けた格好だ。反原発の市民団体はこのウラ
ン残土問題を取り上げて22日から「あなたにせまる放射能」と題して各地で講演会
を開く。一方、推進する立場の中国電力鳥取支店は18日から原発の安全性と必要性
への理解を求めて戸別訪問を始めた。26日は「原子力の日」。「危険」か「安全」
かの論議はかつてない盛り上がりをみせている。