Gen00373 朝日新聞地方版から(その2)

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88年10月16日  群馬版
 新潟県の東京電力柏崎刈羽原子力発電所で使う核燃料が関越自動車どうを使って2
0日から運ばれる。これに対して、県内の反原発市民団体「止めよう!核燃料輸送・
群馬連絡会」は15日、県と東京電力群馬支店に、「関越トンネルで事故が起きたら
きわめて危険なので輸送を中止してほしい」と申し入れた。しかし、県は「計画は知
らないので、対策は立てていない」とし、東京電力も「輸送は安全」と答えるにとど
まった。このため、連絡会は、輸送経路となる東京、神奈川、埼玉の各都県と地元の
新潟県の市民団体と協力して20日に現地で集会を開いたり、輸送車を追跡して抗議
する予定だ。

88年10月15日  石川版
 北陸電力(本社・富山市)が羽咋郡志賀町で12月に本格着工を予定している能登
原子力発電所建設に反対する地元住民らが「県が行った現場付近の海洋調査結果を北
陸電力に使わせたのは憲法、地方自治法に違反、県費の不法支出だ」として中西知事
を相手取り3億円余の損害賠償を求めている訴訟の第12回高等弁論が14日午後金
沢地裁で開かれ、原告側証人として、当時の海洋調査の直接の責任者であった当時の
県企画開発部長、日野正行・県建設業協会専務理事(55)が調査に至る経過を証言
した。