Gen00371 再び教えて下さい。

#0000 匿名     8810161214


   BIRDさん,前回の質問にお答え下さってありがとうございました。
   とても参考になりました。
   ところで,原子炉では核燃料を使いきることが出来ないので,再処理して
   まだ使えるものを取り出して燃料とするということですが,普通の原子炉と
   高速増殖炉の核燃料の有効使用率(燃料のどれだけ使いきることが出来るか)
   なんかも知ってたら教えて下さい。「日本の原発地帯」には高速増殖炉では
   10倍以上に使えるって書いてありましたが。
   それから,もうひとつイギリスのウインズケール再処理工場について
   教えて欲しいのですが,
   イギリスではラ・アーグ工場の2倍近くの能力を誇り,日本などの
   軽水炉燃料も処理できるものとして世界最大のウインズケール
   (セラフィールド)再処理工場を,1969年に運転を開始して4年目,
   1973年に原因不明の爆発を起こした。年間の能力は1500トンと
   言われながら,それまでの実績は平均30トン(2%)にも達しないまま
   封鎖されたままになっている。それでも日本からは,次々と使用済燃料が
   送り込まれ,ただひたすら冷却されている。
   1981年になってウインズケール一帯の土壌に含まれるプロトニウムの
      調査では,カンブリア地方の海岸が,幅5キロ,長さ60キロにわたって,
      過去40年の核実験で汚染された値の2〜7倍も汚染されていることが
      判明した。再処理工場が操業してから約30年間にわたって海に出された
      放射能は,数百万キュリーにも及び,ことに重いプロトニウムは
      沖合約10キロ,長さ約30キロの海底に大部分(約95%)が沈んでいます。
      両方の文章は「東京に原発を!」に掲載されていたものですが,矛盾しないの
   でしょうか?
   1969年に運転を開始したのなら,操業してから30年間にわたってと
   いうのはおかしいような気もしますし(セラフィールド以前から再処理工場が
   ウインズケールにあったのかな?)4年間しか操業しているのに,そんなに
   放射能を海に出されたということは,再処理に関係なく保存だけでも,
   それだけ汚染されるということでしょうか?
                          未満