Fre00780 電蝕とは一体何でしょうか?

#0000 sci2070  9101241559

電蝕(でんしょく)とは一体何でしょうか?

 私の居住しているマンション(築10年)で、防火用送水管の地中漏水事故が
発生しました。

 水道メーターの異常表示から判明したのですが、なにしろ地中埋設箇所が広範
囲な為、漏水調査専門会社で発掘調査致しました。しかし、予算の関係で埋設管
全てとはいかず、数カ所を発掘したに留まり、漏水原因を発見するには至りませ
んでした。但し、2系統の何処かで(多分2ヶ所)漏水していることは確認され
ました。

 3年程前にも防火用送水管の地中漏水事故があり、その時は漏水箇所も突き止
められ、原因は電蝕であったと云われています。

  今回も漏水量からみて、電蝕が原因ではなかろうか?との調査結果です。

 そこで、素人のごく単純な疑問に対してお教え頂きたいのです。

(1)電蝕とは一体何でしょうか?
(2)何が原因で発生するのでしょうか?
(3)何故丈夫な筈の防火用送水管に発生するのでしょうか?
(4)何故何ヶ所も発生するのでしょうか
(5)何処でもこのような事故はあるのでしょうか?
(6)何処でも発生するならば、もっと問題になっていいのではと思うのですが
   何故社会問題にならないのでしょうか?
(7)建設会社は電蝕についてのノウハウがある筈です。どのような対策を講じ
   ているのでしょうか?
(8)経年後に問題が発生する確認出来ぬ地中埋設各施設、法的責任はどのよう
   になっているのでしょうか?
                            以上宜しくお願い致します。

                                                SCI2070 亀の子

#0001 sci5498  9101251333

社会的な影響についてはわからないのですが
電蝕そのものなら多少はわかります。
原理としては電池なのですが、要するに2種類の金属が
電解質の中にあるとイオンか傾向の違いによって電流がながれ
イオンか傾向の高い(たしかそのはず)金属が腐食していきます。
このことをさして電蝕といいます。(別に漏電してた訳ではない)
水は純水ならばいいのですが不純物が入ると程度が低いながらも
電解質になり易いのです。だから、昔は水道管にはイオンか傾向の低い
鉛を使っていたんだと思います。

これを逆用する方法もあって、海で使うような金属機械には、わざと
イオンか傾向の高い亜鉛の塊をくっつけて、その亜鉛を電蝕させることで
他の金属の腐食を防ぎます。で、この亜鉛のことを防蝕亜鉛といったりします

                                             ほんとはプロじゃない Shige-A