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テレビカメラの絞り羽根は何故6枚なのでしょう?

  これだけ製造技術が発達した現代日本で、発達するどころか、むしろ停滞、いや、退
行しているといっても過言ではない物の中の一つに、テレビカメラ・スチルカメラの絞
り羽根があります。テレビ画面を見ていれば良く分かります。ボケたバックの情景で、
光ものの(光源)をよく見ていると、光源の形が6角形をしている筈です。最近の高級
一眼レフカメラや35mmカメラの絞りも6枚です。

 昔の高級カメラの絞り羽根は8ー10枚はありました。絞り羽根が多くあればある程、
ボケ方、つまり光源の形が円に近づいて不自然さがなくなることは誰でも分かることと
思います。ボケた光源は、丸く写し出されるほうがより自然であると思うのです。

 人間の瞳孔は限りなく円に近い形状をしています。それと同じように、6角形に写し
出される光源より、出来るだけ円に近いボケ方で表現されるほうが、プロ仕様といわれ
ているテレビカメラであり、高級一眼レフカメラではないでしょうか。

 しかし、テレビの画質は回路の技術で改良ができても、絞り羽根は機械の技術。簡単
にいってしまえば、アナログとデジタルの相違とでもいうのでしょうか。エレクトロニ
クス全盛の時代に、どうも、大量生産に不向きのアナログの機械技術の改良は、忘れ去
られているように思えます。今の日本の産業の姿勢が凝縮されているようで、時計産業
とオーバーラップして淋しくなります。(何十万もするダイバー時計すら、プロ仕様と
銘打っておきながら電池駆動の水晶発信時計です。水中で生命を守るダイバー時計、プ
ロ仕様は自動巻にするのが常識。電池の無い海外で、長期滞在のスキューバダイビング
するには、電池を持参しろとでも言うのでしょうか。小さな電池のこと、無くしたらど
うするのでしょう。)

 グローバルに対応を迫られているこの時代に、地球の環境破壊に協力するような大量
生産、大量消費、大量廃棄のシステムでしか生き残れなくなった日本企業。金さえ儲け
れば後は知らぬ顔の半兵衛の企業モラル。レンズの絞り羽根も、そのシステムの末葉の
極些細な数にも入らぬ犠牲者、目先のコストコストの結果のような気がしてなりません。

 何故、絞り羽根は6枚なのでしょう?。

                        1D:SCI2070  亀の子

#0001 sci1250  9012261746

いまでも特殊用途の絞りには32枚羽とか10枚羽とかあります.
電子顕微鏡用のカメラとか,,

tvカメラのレンズの絞り羽については,ぼかした時にでるあの形が
美しいもの,いかにもカメラらしいレンズのぼけ方として,認められて
いるのではないでしょうか,真実を写すのではなく虚栄を写す機械として

人間の目について,ありましたが.生物の目はもっと複雑で
機械には真似用のないしろものです.そっくり同じ物を作るのは無理でしょう.

例えば,絞りですが,液晶板とかをうまく使えば,円状に収縮するのも
できあます.
問題は,網膜とかレンズのほうですね.レンズにしたって,中心部分と
円周部では屈折率が違います(生物の場合).いまの技術で同じレンズ
を作るのは,大変困難,なおかつ,レンズ1枚でピント調節するのですから
これは真似できません.

人間の目に,ズーム機能があったらいいなあと思う keii-i