Fre00769 生物とはなんでしょう

#0000 sci2754  9012152228

  生物の定義について
                                                美優

#0001 sci2754  9012152228

  地球外生物のことを想像する事は非常に楽しく、火星人や土星人
あるいは他の銀河に生存する生物は果たしてどんな姿をしているの
だろう、生活形態は、コミュニケーションはどのように行うだろう
とどんどん広がっていきます。
  さて、現在の科学者における研究成果といいますと、地球だけが
生物が存在する唯一の惑星であることは不自然とからか研究が行わ
れており、地球外生物が存在するであろうと言う事は証拠がなく確
実なものではありませんが、多くの人には思われているようです。
  しかし、一方では地球外生物が地球にやってくる確率は非常に小
さく銀河の惑星の数より小さい(宇宙に存在する惑星よりでしたっ
け)という計算結果もあったり、地球に生物が存在し得たのは、ご
くごく偶然によるものであるという考えもあり、その理由は空気(
酸素など)と水が存在し適度な温度と言う環境がなければ生物は発
生しえないということによるものと聞きました。
  しかし、そこで私は大きな疑問がわきました。地球型生物なら確
かにそのような環境が必要であるが、必ずしも地球型である必要は
ないのではないか?アンモニアの海に生存する生物は考えられない
のか。真空でもいいではないか。ということです。
  上記の疑問が想像を脹らませたのですが、そこで不明な点が出て
来ました。生物とは何を示すのであろうか。もしかしたら、研究の
対象となっている生物の定義は地球型生物の事を示すのではないか
。そこで、知りたくなりましたので基調を開かせて頂きました。よ
ろしくお願いします。
                                                美優

#0002 sci3021  9012160113

 あああ、こういう基調を待っていたの・・・。

 私も、例のUFO基調の方で、「宇宙人」という言葉が少し不正確なので「地球
外知的生命」という言葉を使っていましたが、「地球外」「知的」「生命」の3つ
の言葉を定義しなきゃいけんなぁと思いつつ、あまりの難しさゆえに先送りにして
きました。

 まず、一番簡単と思われる「地球外」ですら厳密に定義しようとすると難しい。
なぜなら、地球と宇宙のはっきりした境界なんてないから。

 「知的」となると、これはもうお手上げ。これは科学よりも哲学の問題でしょう。

 「生命」は、取敢えず科学的に議論出来そうです。一番の参考書は、やはりSF
でしょうか。

                                                        D.D.C.

#0003 sci2993  9012171754

地球外生命でSFとなると、やはりアンドロメダ・ストレインでしょう。
こやつは「増殖するベンゼン環」です。

この作品でも「生命の定義」の論争をやってますが、なかなか厄介なよう
です。エネルギーの流れなどで下手に定義すると、「ひなたで温まった
石ころ」(だったかな..)も生命になったりします。

で、厳密に定義しようとするとウィルスなどの例外が立ちふさがります。

また、「自己増殖機能を持つ情報伝達系」とでもしようものなら、コンピューター
ウィルスが生命になってしまいます。
コンピューターなんて環境は人間がコンピューターを作ってはじめてできたものだから..
と思われるかも知れませんが、現在地球上には極めて特殊な生物相互作用
の上に成り立つ生命までいるので、人間の作った環境だけ「別物」にはできまい
と思うわけです。

..うーむ混乱を蒔いただけのような..   MAT

#0004 sci1213  9012172226

面白い話してる
わたしもまぜてください。

宇宙そのものが、生命のようなものだから、宇宙にあるすべてが
生物とか・・・、まっ、そんなことはないですよね(^_^;)

もうちょっと考えてから出直すとしましょう。

ゆうがん

#0005 sci3021  9012180411

 ところで、「地球型生命」を、ここではどのように定義しましょうか?

 核酸を遺伝子とし、蛋白質によって構成される生命体とするか、それとももっと
広義に、水を溶媒とした炭素化合物によって構成される生命とするか、さらに広義
に(こうなると収拾がつかないな)ただ炭素化合物によって構成されれば「地球型」
と見なすか・・・。

 でも、いくら炭素型生命と言っても、極寒の惑星でアンモニアを溶媒とするよう
なものは「地球型」とは言いにくいかなぁ・・・。まぁ、圭素生命や縮退物質生命
(笑)よりは地球型生命に近いけど。

 無難なところで、溶媒は水で炭素化合物の生命を「地球型」としますか。

 生命発生の条件は、色々意見があるとは思いますが、広く言えば「適度な秩序と
無秩序」でしょう(確実度80%)。多彩な化学反応と、安定した化学物質の存在
という、ある程度相反する要素がうまく調和することが、生命発生の条件ではない
でしょうか。

 つまり、ある程度反応が頻繁に起きないと生命は発生し得ない。しかし、反応が
起きすぎると発生した生命は自己を維持することは出来ないでしょう。

 それで、そういう秩序と無秩序が揃ったところなら、炭素化合物以外の化学反応
だろうが、原子核間反応だろうが、電子回路上の電子の振る舞いの中にさえ、生命
の生まれる可能性はある、と。

 私の勝手なデッチあげですが、しかし、何かの本で読んだことがあるような気も
する・・・。

                                                        D.D.C.

#0006 sci3021  9012180411

 定義次第では、なんでも生命になってしまいそう。

 SF「ソラリスの陽のもとに」に出てきた海(もどき)のようなものを、生命と
するかどうか・・・。「宇宙のランデヴー」の有機ロボットはどうでしょうか。

 そういえば、何かの本に、生命とは「外部の環境の変化にある程度耐え、自己を
維持するもの」とありました。「自己を維持する」というのは、自己複製も含んで
います。つまり、古くなった自分を維持する為に自己を更新する作業が自己複製な
わけですね。

 これなら、子供を作らない(?)ソラリスの海も生命となります。

 この定義では生命に含まれるけど、人間の感覚としては生命に含まれないような
例はあるでしょうか。私は、(今普通に存在するようなものの中には)ないと思い
ますが・・・。

                                                        D.D.C.

#0007 sci2993  9012181018

D.D.Cさんのあげられた「外部の環境の変化にある程度耐え、自己を維持
するもの」だけだと、岩石の類も生命になりませんか?

秩序と無秩序では「成長する水晶」は珪素生物の候補になりえます。
(よく、この水晶の例はだされますね)

また、コアセルベートなぞを持ち出してくると生物の定義は難しく
なります。ハイ

MAT

#0008 sci1250  9012181903

自己複製については,自己と完全同一のものを複製しない.
という条件を加えたらどうでしょうか

つまりは世代交替を行なうが,変化がある ということです.
水晶はいつまでたっても水晶ですが,細菌でさえ耐性を付けたり
して変化しています.

もうひとつ,外界に関して,何らかの働きかけをする.
というのも生命の条件になるとおもうのですが,

あと,残るのは,生命の維持時間ですね,こいつがやっかい
例のアンドロメダストレインで出てくる,日射をエネルギー
にしている石とかね,人間の時間感覚では推し量れない.
同じように, 地球自らが生命であるといったようなガイア仮説
なんかも,この時間の観念の問題だと思いまふ                keii-i

#0009 sci3021  9012192355

 >MAT さん

 あああ、言葉の取りようによっては岩石も生命ってことになっちゃいますねぇ。
どう書けば良いかな、環境の変化に「抗して」自己を維持、かな。でも、緩衝溶液
が入った半透膜の袋も、これに含まれるし・・・。難しいなぁ。

 外界に対して何らかの働きかけをする、というのもいいなぁ。

                                                        D.D.C.

#0010 sci5498  9012212054

基本的に自分のコピーが作れる単位でいいと思いますが。

その意味ではコンピュータウイルスだって生物です:-)
物理的な世界でっていうのを入れたって、自分がもといた
floppy を再生してしまえば、コンピュータウィルスもその条件満たすし:-)

                        茶茶ですの shige-A

#0011 sci3021  9012230124

 やはり生命を語る以上、自己複製は避けられないかな・・・。

 遠い将来、火星や金星を人間が住める惑星に改造する「惑星改造」が現実のもの
となった場合、自己複製する機械を用いるのが効率的と言われています。

 そんな遠い将来の機械は、ちょうどSFに出てくる有機ロボットのようなものに
なっているかも知れません。しかし、もし現在使われている産業ロボットのような、
金属製部品剥き出しのゴツイ「自己複製機械」であるとしたら・・・これを生命と
呼ぶべきでしょうか。

                                                        D.D.C.

#0012 sci2754  9012230206

  D.D.C.さん
  きっかけは地球外生物からですが、今では純生物学的に考えてい
きたいと思います。よって、知的に対する議論はするつもりはあり
ません。(^_^)
  しかし、ここで知りたいのは生物の定義であって、それは地球外
生物に当てはまるものであるはずです。つまり、生物の定義に地球
上の生物の項目がなければどこであろうと有効であるわけです。
  ところで、生命発生の条件ですが、何を基準にして適度とするの
でしょうか。現在研究されているのは地球を基準としていますが、
それは間違ってはいませんが大幅に範囲を狭めていますね。
  それと、「外部の環境の変化にある程度耐え、自己を維持するも
の」とありますが、非常に不明確ですね。ある程度とはどの程度な
のか、耐えるとは何を意味するのか、生物は変化してきていますし
、滅びたりもしています。それは維持できなかったから生物ではな
いのでしょうか。それとも、ソース状態の生物から現在まで変化し
ながら維持してきたから生物でいいのでしょうか。そうすると、ソ
ース状態の生物はなにをもって生物と定義されるのだろうか。

  MATさん
  いろいろ詳しそうですね。そのSFは知りませんが、どのように
定義となっていましたか。また、ウィルスがなぜ例外となってしま
うのでしょうか。
  でも、「自己増殖機能を持つ情報伝達系」という説はあるのです
よ。自己増殖とはどのような仕組みの事を示すのでしょうか。親の
コピーでいいのか。相似もいいのか。それとも、もっと限定された
仕組みのことでしょうか。

  ゆうがんさん
  地球は一つの生物だと言う考えもあるようですから、宇宙が生物
だと言う考えもあってもいいでしょう。ただ、それが正しいか(も
っと厳密に言うと広く受け入れられるかだと思いますが)は別です。

  KEII-Iさん
  自己複製についてですが、相似はどうなるのでしょう。また、ど
こまでが同一でなければいいのでしょうか。

  いろいろ考えが出ているようですが、科学者(生物学者だろうか
)はどのように定義し、生物と区切っているのでしょうか。私はそ
れが取敢えず知りたい。

                                              美優改め長谷川

#0013 sci3021  9012240330

 ある程度曖昧に言っておいた方が、生命のようにいい加減なものの定義にはよい
と思います。厳密に定義してしまうと、人間の感覚からは生命のように思えるにも
関わらず、「生命の定義」からは外れる、なんて例が(宇宙探検の時代には)続出
してしまいそう。

 それと、MAT さんのご指摘により、「耐える」はやめて、「抗する」にしました
(関連#9参照)。つまり「外部の環境の変化にある程度抗して、自己を維持する
もの」です。

 「耐える」にしても「抗する」にしても、「厳密に意味を決定する事は出来ない」
でしょう(状況によって変わるから)。

 例えば人間で言えば、あまり体温が高すぎても低すぎても自分を維持出来ません。
ところが外部の温度は変化します(これが「環境の変化」)。そこで、体温を調節
します(「ある程度抗する」)。あまりに寒かったり暑かったりすると体温調節も
効かず、死に至る(「環境の変化」が「ある程度」を超えた)。

 ここで、厳密に「温度が0度から40度の間の環境で体温を36度に維持する」
としてしまったら、これは「人間」だけでのことであって、「生命」を表すことは
出来ません。

 また、「環境」は温度以外にも色々あるでしょう。「抗する」にしても、爬虫類
のように気温が下がれば一時活動をやめるなど、やり方も色々あるわけです。これ
らの言葉を(地球外の生命に対しても)厳密に決定することは不可能でしょう。

 「生命」という言葉からすでに明確でない以上、その定義も厳密なものとはなれ
ないように思います。

 「環境の変化について行けずに滅びたら生命ではないのか」ですが、これは上で
書いたように、環境の変化が「ある程度」を超えたため、ということに含まれると
いうことでどうでしょうか。

 やっぱり、地球外生命にまで想像するのはなかなか大変です。「自分のコピーを
造れる」では、ソラリスの海は外れちゃうし(こんなモン、現実の宇宙に存在する
かどうか分かりませんが、コピーを造らない生命の可能性は十分あります)。

                                                        D.D.C.

#0014 sci1004  9012241421

 お話を伺ってますと,生物の器質としての定義が盛んなようです
が,機能としての定義というのはやってはいけないものなんでしょ
うか?(おお脳死問題みたいや)

 つまりまあ,モノとしての生物の定義というよりも,ナマモノと
しての生物の定義(例えば行動面)っていうのは,シリアスな定義
として成立するのか? なんですが.

 例えば,呼吸するのが生物である.とか.もっとも呼吸というの
も幅広いもので,呼吸=生命活動を担保するエネルギー生産活動 
なんていう言い方もあるそうですけど.これだったら定義に使える
かなとか思ったりします.(広辞苑には酸素を吸って炭酸ガスを放
出云々と狭い意味が出ています)

 ですがあ,例えば,バクテリオファージダッケなんかは「呼吸」し
てるんでしょうか.シーモンキーを水に戻す前というのは,あれは
生物なんでしょうかあ.うむむ

 無知厚顔 てむぽ

#0015 sci3021  9012250542

 スルドイ。こうなるともー何も分からないなぁ・・・。

 バクテリアでも、呼吸はしている筈です。酸素呼吸かどうかは分かりませんが。
・・・いや、呼吸しないバクテリアもあったような気がするなぁ。「呼吸」の定義
次第なのかな。少なくともミトコンドリア(高校の「生物」で習うアレ)も持って
いるバクテリアなら、呼吸しているでしょうけど。

 水に戻す前のシーモンキーなど、休眠状態までも含めるような「生命の定義」に
なると、もう駄目。

 ところで美優さん、ハンドル変えるのですか? これからは長谷川さんとお呼び
すれば良いのでしょうか。

                                                        D.D.C.

#0016 sci3850  9012251127

「自己の複製」は要るでしょうね(子供とか、分裂とか)
「呼吸」は・・酸化、還元する物質は「呼吸」しているのですかねぇ・・

「成長する」ってのはどーでしょ?
大きくなるってのも成長ですが・・・水を吸って大きく成るもの?・・うーむ
「死ぬ」ってのは・・・「死の定義」が出てくるか・・・

むずいなぁ・・・

うに

#0017 sci1250  9012251452

元、生物やさんでしたが,定義なんてありませんでしたよ.
まあ,生態やってましたから,動いていれば生物とかいう
ものすごい前提とかはあるのかもしれませんが,動いてないと
観察が大変だから,研究対象にしないとか,,,,keii-i

#0018 sci5354  9012252246

ウイルスなども生物なんでしょうか?

               NAK

#0019 sci2754  9012260139

  KEII-Iさん
  どうも。定義が明確になっていないのですか。実はこの点が知り
たいのでした。定義があればそれが知りたかったし、なければそれ
を議論しようと。みんな、先走るんだもの。

  D.D.Cさん
  #11
  自己複製はやっぱり必要なようですね。生物が自己複製という機
能だけで決められるわけではないでしょうから。将来そのような機
械が出来たとしても問題はないでしょうし、そうでなければなりま
せん。
  #13
  ある程度あいまいというのには、何もありませんが、「外的な要
因に対して耐える」ではあいまい過ぎると思うのですよ。この世に
あるものはすべて当てはまるでしょう。
  また、「生命」という言葉が明確でないから明確にしなければな
らないと思うのですよ。何が生命で何が生命でないのか。その基準
とは。
  なお、私はこれから本名で行っていくことにしましたので宜しく。
詳細はプロフィールを。

  てんぽさん
  呼吸とはなんであるか。これが難しいですね。うにさんがおっし
ゃられたように酸化であるならば、酸素を吸収するための機能とな
り、酸素が必須となります。もっと、意味を広げて外から何らかの
物質を吸収する機能とするならば、ほとんどのものが入ると思うの
です。

  ところで、生物は簡単に言えば生きている物ですね。(言葉通り
にとると)生きている生きるとはなんでしょうか。それが、自己複
製、呼吸、抗力などとなるのでしょうか。なにか違うような気がす
るのですが。あくまでも気がするだけというところが、自分に対し
て悔しいところ。

                                                      長谷川

#0020 sci1250  9012261736

いちおう,どっかのエライ先生は定義されてるみたいですね.

天文分野になってしまいますが,火星に行った探査機が火星の土を分析
しましたよね.あのときの判断には,呼吸という概念が使われていて,
気体成分が変化したものだから,何かの生物がいるのでは,と一瞬思われ
ましたが,結局,土そのものが気体変化をさせていたと判断されたようです
(酸化だとわかりやすいですね)

私が,昔,あいまいに聞いたところでは

生物とは,
自己複製を行なう.
外界に影響を及ぼす.
ユニット(単位)として定義できる物体.

この3条件を満たすものだったような........

ウイルスは学者の間でも,一応,生物として認識されているような.

でも,花粉とかだと難しいんですよね,逆に,,,自己複製しませんから,
あれは配偶子ですから,生物の一形態のパーツとして捉えるしかない
でしょうね.
では,人間の肝臓細胞は生物として定義できるか,という問題もあります
外界の条件さえととのえば,単独でも生存出来ますし,複製もします.
さらに,細胞自体は外界に影響を与えつつ活動している.人間の腸内細菌
とどこがちがうのでしょうか,寄生虫たちとどう違うのか.寄生虫だって
体外環境では,ほとんど生存出来ませんからね.
この最後の問題が,ユニットとして定義できるかどうかに関わってきます.

keii-i

#0021 sci3021  9012270748

 うぅ〜ん、違いますよう、長谷川さん。「耐える」でなくて「抗する」ですよー。
つまり、環境が変化しても、環境に積極的に働きかけ、自分を維持する方向に変化
させること(例えば、哺乳類の体温調節)です。
                                                        D.D.C.

#0022 sci3850  9101041424

精子、卵子って生物でしょうか?
アメーバーが生物なら生物って気がするけど・・・
精子って分裂でふえるのですか?それとも、細胞の変化?

それから、ラバは生物でしょうか?
こいつは子供を作れません
どーみても生物だけど、「子供を作る」つて条件があるなら・・・

うに

#0023 sci2754  9101060353

  KEII-Iさん
  なるほどそういう定義があったわけですか。ありがとうございま
す。その定義を考えれば考えるほど難しいですね。
  花粉ですがこれは定義に当てはまるでしょう。まずユニットを花
粉とするわけですから、花粉が花粉を生めばいいわけです。花粉と
めしべがくっついて花という媒体を作成しそして花粉を作成する。
つまり、花とかそれ以前は花粉を生産する為の過程の一部と考えら
れると思います。

  D.D.C.さん
  ありゃーごめんなさい。「耐える」から「抗する」に変えたので
したね。それがKEII-Iさんが示した外界に影響を与えるに対応する
わけか。

  うにさん
  精子と卵子についてはKEII-Iさんへのレスで述べたように考えれ
ば自己複製をしていると考える事が出来るのではないかと思います。

  ラバってなんですか。ロバと何かの種かな。
                                                      長谷川

#0024 sci3850  9101060818

ラバってロバとなんかの混血で、子供が作れない動物です。

DNA操作の初歩ですかね。

うに

#0025 sci2088  9101062207

 ラバみたいな雑種は子供できませんね、そういえば。

 いわゆる「F1」とか言うやつですね。よく作物なんかで
 問題になってますよね。F1作物は両親の良い形質を受け
 ついでいるので、作物としては良いのですが、種ができな
 いため、常にF1として種をつくらなければならないみた
 いです。

 ちなみにラバは馬とろばの雑種です。

たぬき

ps 僕は個人的には、広義の生物ってのは情報伝達系そのも
  のなんではないかと思っていたりします。

#0026 sci3021  9101072306

 ラバって、ロバとウマの混血じゃなかったかな? ライオンとトラの混血のレオ
ポンも繁殖しませんよね。

 さらに話をややこしくして細胞レベルにすると、脳細胞などは分裂(繁殖??)
しないですが・・・。
                                                        D.D.C.

#0027 sci1004  9101080049

減数分裂した細胞(つまり生殖細胞ですけど)も,それ自身
では分裂しませんよね.おっと分裂すれば処女買いたい・・
もとい!処女懐胎になってしまう.

よっぱらい てむぽ

#0028 sci1250  9101081643

脳細胞,生殖細胞(花粉とか精子とか)を生物と認めるかどうかですよね
鶏と卵の話しにも似て,回り回れば結局,脳細胞から脳細胞ができますし,,,

人間の身体の一部の細胞でも,ヒーラ細胞なんてのは,たった1人のガン細胞
が,試験管で増やされて,全世界の研究者たちにまわっているし,,,

そいつを遺伝子操作して,通常の環境でも生き残れるような生物?にしてしまったら
どうなんでしょ,

レオポンとか,ラバだって,うまく作れば子孫を残すような個体もできると思います.
いまの生物学技術では,,

結局,いまの地球上の生物達も,他の生物との関わりあいで,変化してきた
ものですから,人間も生物ですし,人間の作った,自律動作するロボットなども
生物になるんじゃないかとか,

話しが元に戻ってしまいましたね,,あわわ  KEII-I

#0029 sci2993  9101081759

この際、DNA(RNA,蛋白)により記述された情報系で自己複製
をもつもの。
は皆、生物にするといいかもしれません :-)

これならロボットやコンピューターはのぞけます。

ただし、ウィルスとプラスミドとふつうのクロモソマル(核)の遺伝子
もみんな生物になってしまい、なんとなく直感的な「生物」とは離れちゃい
ますね。人間なんか「生物集合体」になりますし..(現実にもそうだから
いいのかな?)

あと、生物を考える際に「個体」と「個体群」の違いがあります。
厳密には1個体では生物になりえないです。(人間は一人だけになれば
遠からず絶滅でしょう。)
多くの生物種では自己複製は「個体群」の存在が必須です。

話があっちこっち とんでしまいますが、現在の真核細胞はいくつかの
細菌(のようなもの)の合体変形メカ(あわわ)という説が有力なようで
す。(ミトコンドリア、葉緑体、核、 、細胞質は別の生物だった)

またそのもとになっている遺伝子たるのDNAと細胞質(のなかにある酵素)
も化学進化の過程で合体変形して原核細胞になったみたいですし。
(ちなみにRNAはスプライシングといって、単独で遺伝情報の担い手と
酵素の機能をもっているので、最初の生物の候補のようです)

このように合体変形をくりかえしているので、生物の定義を厳密にやろう
とすると例外が多発するのかもしれませんね

MAT

#0030 sci1250  9101091430

個体と個体群という考え方で,もし個体群を生物とするなら
スケールが大きくなるのですよね,

人間の体内にも様々な環境があって,それに依存して生きている
細菌,寄生虫などがいるわけです.で,本体の人間のほうも,その
環境を維持するために,多数の細胞が
共同で運営しているわけです.

地球だって,そうですよね.まあ岩石や気体はDNAを持っていませんが,
人間の血液内の血漿だって,もってないわけです.

DNA,RNAなどの核酸で情報を伝達するのが生物だとしましょう.
残念ながら地球外の環境では,まだアミノ酸レベルの有機物質しか発見
されていませんが,核酸だってどっかにあるんじゃないかな.

ちょっと外しますが,人間の臓器移植技術がどんどん進んで,
脳ミソ以外がすべて人工物質で代用できるようになったら,その
人間は生物といえるのか? また,脳の情報も電子回路に収める
ことができるようになったら,それで構成された人間?は生物と
いえるのか? ロボットと生物の違いはどうなるんでしょう.

自律動作し,情報を伝達し,自己を維持するロボットは,
もはや生物と呼んでもいいんじゃないかな......KEII-I

#0031 sci2754  9101092350

  ラバはロバとウマの混血ですか。それがヘタな遺伝子操作であっ
ても生物と認めざるえないものですから困りますね。脳細胞などは
それ自身では分裂しませんが、自己分裂の解釈を広げれば前回の述
べたように自己分裂と言えるのではないかと思います。しかし、解
釈の問題なんてすると裁判みたいですね。しかし、ラバは繁殖でき
ないからな。

  KEII-Iさん
  花粉はどうか知りませんが、精子は生物という感じがしますね。
愛着もわくし??しかし、人間が作った自律動作ロボットですか。
現存するロボットでもこれは生き物らしい動きをするものはありま
すね。決められた範囲の中でですが。これが発展すれば生物になる
のかな。

  MATさん
  DNAにより記述された・・・ですが、これはそうでなければい
けないということでしょうか。それとも、少なくとも生物であると
いうことかな。
  で、生物集合体ですが集合体で形作るものも生物であるとしてし
まえばいいのでは。もちろん、その形作ったものが複製するとして
です。

                                                      長谷川

#0032 sci2993  9101100125

KEII-Iさんの書き込みを見て考えついたのですが

人間なみの複雑な生物では、機械に移しかえるのも難しいですが、ウィル
スであれば現状の技術の延長上で似たような事が可能です。(すでにやら
れているかもしれないですが、どなたか御存知ないでしょうか?)

現在、アデニン、グアニン、シトシン、チミンの塩基を一つづ、つつなぎ
合わせるDNAシンセサイザーという機械があります。
小さなウィルスであれば1万塩基もつなぎあわせれば、全くの化学合成で
再現できるとします。1塩基は2ビットの情報量を持ちますから、シンセ
サイザーに塩基配列の情報を与えるコンピューターがあるとすると、20
Kbitで記述できます。案外小さいものですね。

で、化学合成されたウィルスに立派に感染能があれば「生物」として認め
られるとすると、コンピューターの中の塩基配列情報は「生物」といえる
のではないか?
そして、塩基配列情報に「生物」の資格を認めるならば、コンピューター
ウィルスは立派な生物たりえる..ことになるようなきもします。(単純
な情報量の比較でもウィルスとコンピューターウィルスでは、同じような
ものですし)

MAT

#0033 sci2993  9101100140

DNA(RNA,蛋白)に限定した方が、なんとなく直感的な生物像
に近くないですか?
さらには、ウィルスは生物ではない!としたほうが本当は良いのかも
しれません。(SFのアンドロメダストレインでは、最初の方に同じ
ような論争をしています)

また、集合体の相互作用のレベルが、生物の場合カチッと明確にわける
のが難しいのです。
細胞中のミトコンドリアとその細胞が形作る動物を分けることはない
でしょうけど、なら地衣類は?寄生生物は?
生物相互作用は強い、弱いの差こそあれ地球上すべての生物にかかわ
っています。さらには地球そのものの物理的環境は?太陽との関係は?
ととめどなく広がります。(ガイアの概念でもおさまりきらないでしょう)

最終的には宇宙全体にまで拡散してしまい、「生物」というものが
ぼやけてきますね..

そこで、ある程度の例外は覚悟して割り切ってしまうのが良いと思います。
そのとき、↑のようなコンピューターや機械を除くために枠をきめるのが
生物像をぼやけさせなくて良いような..
しかし、「地球外」となると..どーしましょうかしら(^^)

MAT

#0034 sci2754  9101122137

  KEII-Iさん
  個体が生物であり、その個体群は生物であるとします。その時の
条件として、個体群も生物の定義(自己複製)などは充たされてい
なければならないとすれば地球などは含まれないでしょう。ちょっ
とひねった考えであるかもしれませんが。

  MATさん
  そうですね。そう拡張していけば宇宙が生物となるかもしれませ
んね。そうなるとやっぱり個体群をどう考えるかですね。KEII-Iさ
んがおっしゃられていたように、人間は総て生物個体で構成されて
いるわけではありませんし。
  そういえば、宇宙は誕生するさいに子宇宙を作るのだとか、そう
すると宇宙も生物か、つまり個体群だということで、生物くさくな
ってしまう。このへんをどこで割り切るか問題ですね。

                                                      長谷川

#0035 sci4341  9104131851


 4/10の「アインシュタイン」(フジ)では、生命の基本的な条件を次のように
定義してましたね。

1.外界との境界面を持つ
2.物質・エネルギー・情報を代謝する
3.自己の再生を行なう

 ウイルスは2がなく、3を一人ではできない。生物なのか、ただの物質なのか、そ
の境界まで情報を減らす方向により進化した生物なのか、って。

     y-star


#0036 sci2993  9104151029


ついでに1まで無くしてしまうと、プラスミドとか言われます。
で、プラスミドみたいな挙動をしながら(外套タンパクをつくらない)
紫外線でひっぱたくとウィルスみたいな形態になるのもあったりします。

それと1の条件は、ウィルス以外の生物だと「膜」として物質の出入り
に関係しますけど、ウィルスだと単なる保護膜になってしまいますね。

大きなウィルスは一部の酵素も自前で用意するようです。

MAT


#0037 sci2754  9104170011


  y-starさん
  私も「アインシュタイン」を見ました。あいかわらず分かったよ
うな分からないような。ただ、ウィルスがなぜ問題となるか分かっ
たような。

  そのウィルスですが、番組では3.は他の手を借りなければいけ
ないからあてはまらないのですよね。これはどういう意味なのでし
ょうか。

  MATさん
  プラスミドってなんですか。

                                                      長谷川


#0038 sci2993  9104170907


核外遺伝子ということで、細胞内で独立しているDNAの事
です。
現在、遺伝子組み替え技術で道具として使われていますが、
これはプラスミドが水平伝播する性質を用いています。

ウィルスとの違いは、ウィルスが外套蛋白という鞘におさまる
のに対し、プラスミドは裸のDNAで動き回る点です。

MAT


#0039 sci2754  9104190107


  MATさん
  そうするとプラスミドはDNAの種類の一つということになるの
でしょうか。いろいろな生物?がいるものですね。

                                                      長谷川


#0040 sci4341  9104190142


 長谷川さん
 しばらく前に読んでもう返却してしまったブルーバックスでの記憶では、ウイルス
さんというのは、例えばヒトが自分のために蛋白質などを作っている工場に忍び込ん
で、NCデータを(DNAを?)ウイルス用のにすり替えることでウイルス自身のコ
ピーを作らせてしまう、ずうずうしい奴みたいです。 他人のふんどしで相撲をとる
しかできない。 おかげでヒトさんは大迷惑。

 自己内または同種(雄と牝とか)間の相互作用で自己再生をする、と条件づけて考
えれば、惑星はやはり生物ではないのかも知れません。 地球と火星で、金星を産め
るようには思えないもの。
 ラバ(でしたっけ)はその時点で生物ではなくなったけど、どうせ系図の終着点な
のでおまけで生物と見てあげる、というのでどうでしょう。
 自己生産工場を持った機械は、その工場を各個体が背負って生まれてくるなら、生
物と呼んでよい気がします。 だからコンピュータウイルスは、ハードを間借りして
いるので生物じゃないと思います。
 肝細胞のことはよく知りません。
 精子は、うーん、むずかしい。

     y-star


#0041 sci2993  9104190859


はい、プラスミドはDNAです。
DNAにはプラスミド以外にも「水平に」生物間を渡り歩く
トランスポゾンとかいます。

ウィルス、プラスミドは渡り歩くついでに一部の遺伝子を
運び回って、生体内で組み替えをおこし、染色体DNAに
プレゼントしたりもします。

これが長年月の間に進化にどの程度寄与するのかは、わかり
ませんが、遺伝子の混合伝播が親子間だけの「垂直的な」
関係だけでないのは確かです。

MAT

(生物は皆、兄弟姉妹ともいえるかもしれない)(^^)


#0042 sci2754  9104212035


  y-starさん
  なるほどウィルスは他の(例えば人の)DNAをウィルスのDN
Aに書き換えてしまうのですか。癌もたしか似たような仕組みでは
なかったかな。
  それと生物と生物が繁殖したものは自己複製が出来なくとも生物
とすればラバもだいじょうぶとなりますが、いかがなものでしょう。

  MATさん
  しかし、DNAに種類があるとは知りませんでした。私は染色体
でのDNAしか知りませんでした。

  いっそのことウィルスがプラスミドは亜生物としてしまえばいい
かもね。

                                                      長谷川


#0043 sci2993  9104220308


ウィルスを棚上げしてしまう考えはあるのですが、そうすると
リケッチアだの細菌で一部の酵素が欠損した株だのとの線引き
がやはり問題になってきたりするのです。

こういう、「例外多発、博物学的」な点が生物学がなかなか
「物理的」な展開を遂げられなかった要因でもあるのですが。
これもまた面白いと思います。

エイヤと決めてしまうなら、やはり「自己複製機能」が生物の
本義なのかもしれません。
前の方で参考としてあげましたSF「アンドロメダ病原体」では
結局キッチリ決めると、かえって見失うから、例外もありとして
おこうと言う結論だったと思います。

MAT

独立したDNAではミトコンドリアDNA,葉緑素DNAなども
ありまして、これらが元は独立した生物だったという説のモト
にもなっております。
また、DNAが飛び回る事から、従来の体細胞変異は遺伝しない
という考えには疑問がなげかけられます。


#0044 sci4341  9104230004


>   それと生物と生物が繁殖したものは自己複製が出来なくとも生物
> とすればラバもだいじょうぶとなりますが、いかがなものでしょう。

 長谷川さん
 そうか、そう考えればすっきりするようですね。(「繁殖」の定義も考える必要が
あるかもしれませんが、ま、それはおいといて)
 反例が思い浮かばなかったので、それでよろしいのかもしれません。 思い付いた
らまた書きますね。

     y-star


#0045 sci2754  9104230133


  MATさん
  なぜ亜生物を出してきたかというと生物と言う線引きは人間の都
合で決められるものでありまして、非生物と生物の差はリニアなも
のと思っています。非生物よりの生物となるといろいろと不都合が
起きて来るのは当たり前ですから、亜生物として、扱うのはどうか
と思ったのですが、結局はどこかで線引きをするかで問題となるよ
うですね。やっぱり例外とするしかないのでしょうか。例外とする
と何故例外が発生するのか(人間の都合で決めるからと言われれば
そうですが)悩むところです。
  ところで、ミトコンドリアはよく聞く名前ですがなんでしたっけ
、しかし、葉緑素のDNAがあるんですね。

                                                      長谷川


#0046 sci2993  9104230909


ミトコンドリアは核をもった真核生物細胞中の細胞内小器官
の一つです。
主に呼吸の酵素系があり、エネルギーを発生させています。

えーと、葉緑素と言うとクロロフィルなんちゃらの化合物の
総称になっちゃいますので、葉緑体ですね。

MAT


#0047 sci2993  9104230911


すいません、私の書き込みで葉緑素と書いてありますね。
葉緑体DNAの誤りです。

MAT


#0048 sci2754  9104242325


  MATさん
  ミトコンドリアと葉緑体についてありがとうございます。
  ミトコンドリアをネットで見掛けたことがあるなあと思ったら「
善玉も悪玉も好きでんねん」で、ツアーを企画する時に読んだので
した。ベン毛もミトコンドリアの一つですよね。ミトコンドリアな
んかあまり生物でないような気もするのですが、DNAがあるとな
ると生物のようにも思えてきますし。

                                                      長谷川


#0049 sci6294  9104250141


 そういえば、DNA塩基のアデニンって青酸(HCN)から作れるんです
よね。CNなんか、星間物質で沢山有りそうですねぇ。

 私はアデニンを壊してCN作ったことはあります。

        アーモンドの臭いはしなかった。よかった。MINUANO


#0050 sci2993  9104250913


ううみゅ?べんもうはたぶんミトコンドリアと直に同じでは無いです。
ベンモウ藻類の根元付近にミトコンドリアが密集しているのかな?
(人間の精子はたしかそんな形でした)ログ読み返してみましょう。

アデニン分解してシアンつくったんですか?うーむ、それはなかなか(^_^)
シアンはスペクトル分析で、宇宙空間での存在が確認されていますね。

MAT


#0051 sci5614  9108130230

 そういえば「プリオン」はどうなったのでしょうか。

                                                sci5614  SAABE


#0052 sci4341  9111112330

 生物の定義というわけではありませんが、結局生物は物質であるが、普通の物質と
どう違うのかということが読んでいた本に出ていました。(『生物物理の最前線』日
本生物物理学会編 講談社 ISBN4-06-132843-3 C0245、いわゆるブルーバックス)

(1)情報を持った分子系である。しかも、その情報の内容は、最終的にはその分子
   系自身を増殖させるための情報。
(2)エネルギーと物質の流れの中にある開放系として、生物は存在している。
   貴方は一年前も貴方でしたが、実は一年前の貴方の体を構成していた原子はど
   こかに行ってしまい、貴方の体の原子はほとんど入れ替わっています。貴方は
   物質ですが、貴方のアイデンティティは物質にあるのではなく情報にあるので
   す。
(3)突然変異があること。情報をコピーするときにある確率で間違った文字を書い
   てしまう。

 計算機プログラムだと、(3)のところが違ってくるのかな。でもとても大きいプ
ログラムだとコピーミスも出てくるのだろうか。
 突然変異と自然淘汰が、いわゆる「進化」ってやつでやんすね。

 (2)は、ふむふむ、そういえばそうだなと思った。 一部の臓器が替わったって
気にすることはないのか。 でも心情的には……。
 とにかくこの本は興味深かったです。最新の物理による生命像は、前から知りたか
ったので。

 さて、サイエンスネットのアイデンティティも情報にあります。 皆さんの情報を
持ち寄りましょう。

     y-star


#0053 sci2754  9111170133

  y-starさん
  本の紹介をありがとうございます。
  その本の定義ですが(1)と(2)は結局(細かいところは除い
て)のところは情報であると言うことでまとめられますね。それに
しても(2)の入れ替わるというところはそう言われればと手を打
ちますね。
  買って読んでみなければ。

                                                      長谷川


#0054 sci7958  9212162028

私は仲間の遺伝子生物学者(いでんしなまものがく
しゃとよむ)
にきいたら
蛾と蝶の区別と同じで人間が生物だと認識したものが
生物
なのだそうです。すこし哲学的ですが本人たちがなん
といおうと大だ数の人間が認めめければたとえ
高等な知能をもっていても生物ではないそうです。
ロボットが生物でないのもこのりくつによります。


#0055 sci7958  9212171743

前の補足ですが
科学は度をこすと哲学と区別がつかなくなって
きます。
シュレデインガーの猫のよにもはや実験や観測では
答の見つからないものがたくさんあります。
生物の定義もおそらく答を見つける方法はないのかも
知れません。
すべての定義は人間がとなえ多数の人間がみとめて
定義となるのでしょう。
昔は黒人は人間の定義からはずれていたので
道具として売り買いされました。(今は人間ですが)
たとえあなたが今使っているパソコンがどんなに
苦しんでもたんなる機械の故障としか見ないでしょう
しかし下等でも生物が故障すればかわいそうだと
思うでしょう。
パソコンがかわいかったりかわいそうに見えたりする
人は、そのひとの生物の定義にはパソコンもはいって
いるのでしょう。


#0057 sci2754  9305012012

Free/0769 「無秩序」 by H.Hasegawa

 y-starさん
 機械生命体がDNA生命体の後を継いだらSFが現実の物になりますね。そうはなっ
て欲しくないですね。

 二日酔いの昼間に「ブレードランナー」「DUNE」の2本を見たら頭の中が混乱し
てしまった。頭の中が無秩序状態になってしまったかなあ。

                                        長谷川


#0058 sci4341  9305021611

               by y-star

 ホーキング氏に関連しまして、生物の未来像を考えるテレビ番組紹介。

5/5(水)21:00〜22:54「宇宙への贈り物」(TBS)
 出演:フリーマン・J・ダイソン、三田村邦彦、スティーブン・ホーキング

長谷川さん
 ウイルスについてもう少し引用してみます。
「ウイルスを生命と見なすべきかどうか疑問視する人々もいます。ウイルスは寄生
体であり、その宿主と独立して存在できないからです。しかし、同時に、私達自身
も含めて生命の大部分の形態は、寄生体となります。そのことは私達が食料源、そ
れに生存していくうえでも他の生命形態に依存しているということが示しています
。」 なるほどね。
 さて、機械生命体についてですが、彼が考えているのは恐ろしい別の種族という
意味ではなく、人間の進化の先を継ぐものと考えているようです。 現在、人間は
知識というものをDNAの上でなく、紙や磁性体の上に蓄え始めています。これを
彼は進化の「外部伝達段階」と呼んでいます。 そしてその先にDNAを改良する
「自己設計段階」があり、他の惑星系への植民の段階ではその改良でも困難がある
ために、機械生命に託すというものです。
 DNA生命体がその寿命という制限を克服できないのなら、どのみち太陽系の寿
命とともに滅ぶしかないのだから、機械に託せるだけ心も安まるでしょう。
 私達はその時のための遺伝情報を、今、朝日さんのハードディスクに紡いでいる
のでしょうか。 イントロン(機能を発現しない遺伝子部分)を紡いでいるのでな
ければいいのですが。


#0059 sci2754  9305082239

Free/0769 「機械生命体は」 by H.Hasegawa

 y-starさん
 「宇宙への贈り物」は見ました。焦点が絞れていないように感じられました。
 その機械生命体ですが、人類のDNA情報を記録し必要なときに合成出来るもの、あ
るいはそのDNA情報にしたがって動作するものと考えれば合いますか?
 DNAにはどこまでの情報が詰め込まれているのか不思議です。たったあれだけの媒
体にこれだけ多くの情報があるとは思えないわけでして、その外にはある程度決まった
ものがあり、DNAはそれらに対するコンフィグレーションだけを納めているのではな
いかと勝手な想像をしています。
 コンピューターで言えばライブラリーがいっぱいあって、それらの組み合わせてプロ
グラムを作りますが、そのライブラリーに渡すパラメータによって同じ機能でもいろい
ろ変るみたいにです。
 まあ、知識の無さはなんでも想像して言えるという事で...

                                        長谷川


#0060 sci4341  9305092057

               by y-star
長谷川さん
 機械生命体は、人類が貯えた知識を伝える使者としての役割で、そのものの成り立
ち自体はDNAにこだわらなくてもよいものだと思って読みました。 知識の一つと
してDNAの情報を持っていてもいいと思いますが。 前に書いたように、「アイデ
ンティティは情報」ということで、歴史を通して蓄えた全ての情報が人類のアイデン
ティティであり、それらを継ぐのが機械生命体で、このハードディスクも継がれるか
もしれないということ。
 他の惑星の鉱物で自己を複製して、宇宙に広がっていく、と書いてありましたから、
今作れるロボットの延長で可能な程度でよいらしいです。

 DNAはどうなってるんでしょうね、ほんとに。 少なくとも、育っていくにつれ
蓄えた知識は、遺伝しないみたいですものね。何回も同じような過ちをして、ばかみ
たい。 だから私には輪廻転生を考えるのは無意味な気がするのです。あるとしても
、知識が使えないのなら無いも同じでしょ。
 でも、知識が遺伝しないから、多様性が生まれて種が生き延びやすくなるのかな。
どーかなぁ……。
 ライブラリー、そうですね、同じ機能を一つのサブルーチンにまとめるようなこと
もあるのかも。オブジェクト指向とかね。


#0061 sci2754  9305142325

Free/0769 「機械生命体は生物は思えない」 by H.Hasegawa

 y-starさん
 なるほど、人類のアイデンティティを持ち自己コピーさえ出来れば生物とみなし機械
でやれば機械生命体となる。それが将来に取って代わるかもしれないということです
ね。個人的にはちっとも生物という感じがしないですが、よく本質を考えれば生物とな
りますね。
 しかしながら人類にとってそれは何を意味するかというのは別な次元の議論になりま
すか?というのも私は人として生きることが人類の生きる意味だと思うのです。最近で
は植物人間とか脳死者の安楽死(家族や親戚などの同意による)というのが問題になっ
ていますが、これは生きるという事、人であることが出来ないからそういう事が起きる
と思うのです。ある意味では生物ではなくなっているのではないかと思います。人類は
機械を生物とみなし人類の後釜として認めることが出来るでしょうか。と考えると生物
の定義として以前に出た「人が生物と認めたもの」に当てはまらなくなります。最近私
はこの定義に非常に納得していますので、その機械生命体が認められるかと言えば疑問
です。ボイジャーだと思いましたが金箔の板に人と地球の位置を記述した板を乗せて太
陽系と脱出しましたし、地球上のいろんな音を録音したレコードを載せたのもありま
す。それ自体はコピーを行わないので今回の定義には当てはまりませんし、機械生命体
への人類が托すであろう意味とも違いますがアイデンティティを運ぶという点は同じで
す。しかし、それを人類の一部と思ってはいません。夢はありますがね。
 やはり、無機質でその頭脳自体あるいは情報自体が人類が考えだしたものに生物の定
義をあてはめることは、違和感を感じます。ただカオスとかニューロンとかには作者が
予想できないことが起きるという事では、将来そういう事を進めれば生物と呼べるよう
な物が出るかもしれませんね。

                                        長谷川


#0062 sci4341  9305180045

 うーむ、難しいですね。

     y-star


#0063 sci2754  9305230141

Free/0769 「地球・宇宙は生物」 by H.Hasegawa

 y-starさん
 ありゃ難しくしてしまいましたか。すみません。
 簡単に言えば「人間が考えた範囲で情報のコピーを行う機械」を生物と思えるか?
 人類がその機械に「人類の一部」と認めることが出来るか?
 そして多分答えはノーではないかと思います。

 ところで地球あるいは宇宙を生物として認めますか?地球をひとつの生物とする説が
ガイア説でしたよね。ガイア説がどのようなものか知らないのですが、地球を生物と考
えるのは私は納得できる部分が在りますが、問題は複製でしていずれは太陽が爆発した
りして塵となりまた惑星等が出来るのでしょうけど、今の地球からなのか受け継がれる
ものがあるのかなあと考えています。

                                        長谷川


#0064 sci4341  9305252310

               by y-star
 ガイア関連の本の背表紙に目はいくのですが、私もまだ読んでません。 地球の
複製能力についてですが、人間についても卵割から始まる一生で、生殖能力が持つ
のはある何十年間でしかありません。それではそれ以前、または老いてからは生物
でなくなるのでしょうか。 私は、個体として複製能力を持つ時期が有るものは、
その他の時期についても拡張解釈して生物とみなしていいのではないかという気が
しています。
 ですから、脳死によって自力で生殖できないとしても、生物であることには違い
ないと思います。脳死の議論は、「人」として生きることの価値観の問題だと思い
ます。

 そこで地球についてですが、私も感覚的には地球を生物だと思えます。 複製能
力についてですが、地球上のある種(人類である可能性が大きいですが)が遠い将
来において、惑星はたまた恒星系を改造、さらには生成する技術力を獲得したとし
ます。 その時に、地球の情報を持っていって新しい惑星を作り上げたら、それは
地球が複製能力を持ったと言えると思います。
 だから、いま複製能力がないとしても、地球を生物と見ることが可能であると思
えます。 その場合その種は、地球の生殖細胞と見れば考えやすいでしょう。


#0065 sci2754  9305301745

Free/0769 「地球の親は」 by H.Hasegawa

 y-starさん
 脳死のことはおっしゃる通りだと思います。
 地球の複製機能についてはそう考える事も出来ますね。
 私は別な複製機能を考えました。将来地球が分裂したときあるいは分裂しなくても地
球の一部が隕石などとなって他の惑星へ行ったとします。その隕石には地球の有機物な
どが含まれていてその惑星で繁殖したら地球の複製かななんてね。ニュースで隕石には
有機物が含まれているというのを読んでから思い付いたのです。さらに記事では地球の
生物はその隕石の有機物から発生したという説が在りました。つまり地球には親がいる
ということになりますね。

                                        長谷川


#0067 sci7597  9307181756

     突然で済みません.言葉の文になりますが,生命とは,
 "There are some oppotunities for them to quit their
function (or activity)."だと思っておりました.要は死と
言われるものですが,一個体に付き1回しかないと思ってい
るのは,人間の独り善がりだと思います.星の死やコンピュ
ーターの致命的な故障が生物の”死”という言葉と同じ次元
なら,星やコンピューターも生命に成り得るのではないでしょ
うか.そう思う思わないは個人の感覚次第でしょう.
     ただし,生命と生物は次元が違うものだと思いま
す.生物は目的を持った生命だと言えば分かりやすいかも知
れません.ほかの生物のために生まれた生物もいると説明す
れば何とか辻褄も合います.増殖だけが生物の目的だと思う
のは,それこそ人間の独り善がりなのかも知れません.Hだ
けが愛じゃない  かもしれない ナンテ.
     永遠の命が,とくると困りますが,今の所こんな
ことを考える必要はないでしょう.その頃には生物の考えも
変わっているでしょうから.
     ただ,植物人間は多少考えます.アイデンティテ
ーも無いし,自分で生きようとしないから,自分は彼らは死
んでいると考えています.死んだ者が生き返るわけが無いと
いう勝手な解釈があるから,植物人間は生きていると断定し
ているだけで,本当は死んだ人が生き返るだけかも知れない.
たまたま記憶が物理的に残っていただけだと.ただ,記憶が
アイデンティテーだとすると,たまたま本人が肉体に残って
いた?ことになるけど.(意識不明の人は死んだことになる
... むーーまた生き返ればいいんじゃないの)ヒトヲカンタンニ
コロスナーテカ
     物や動物にアイデンティテーがあると思うのは人
の悪い癖で(よい癖とも言う),植物人間にもあると信じて
いるから,簡単に殺せない部分も多分にある.植物人間になっ
ても一人の人だと思っているのはそういう気持ちからくるの
かも知れない.
     話が逸れましたがつまり何が生物なのかを考える
のには,何が死なのか,ということも考えた方が分かりやす
いように思う.
          from 植木が死にそうなDolphinE でした


#0068 sci2754  9307222251

Free/0769 「生死」 by 長谷川  博

 死を考えるには生があるからという感じがしますがいかがでしょう。

 ところでコンピューターは生命体でしょうか?もしそうなら我々はコンピューターと
いう生命体とコミュニケーションをしていることになります。コンピューターとばかり
コミュニケーションをとっているとどうなるか。
 恐ろしい感じがします。

                                                            長谷川  博


#0069 sci7958  9309291849

コンピュータが生命体だとしたら

ヂスプレイやプリンタの中でしか存在出来ない
水槽の中の金魚みたいなものですね。

コンピュータが自分で動くのはいつの日やら。

                  不知火鉄心


#0070 sci7958  9310101848

私が勝手に考えた生物の定義に

「三次元空間に存在していること」

を考えます

コンピュータと言う物は一次元思考しかしていません
つまり有名な1011001100の思考です
ディスプレイというのはこれを疑似二次元にしているだけです。
コンピュータは三次元に存在しないので生物ではない

                  不知火鉄心


#0071 sci7597  9310251957

     コンピューターが増殖能力を備えたなら、生物かも知れませんね。
機械だって人間の脳の働きをフォロー出来ますし。
              Dolでした


#0072 sci7958  9312112002

しかしまあ、

生物とは肉体のことを言っているのでしょうか。

コンピューターの生殖能力に関してはただソフトが増えるのか

それとも物理的なハードが増殖するのでしょうか。

ただソフトが増えるだけなら多重人格も生殖といえる?

                              不知火鉄心