Fre00737 激論をむしかえす・・・

#0000 sci3702  9010030057

  ところで質量ってなんですか?
  ニュートンは実に明快に云っています。 質量とは密度と体積の積であると。

 質量には二種類あってひとつは万有引力に関係する質量であり、もうひとつは
 慣性質量です。物体の加速しにくさが慣性なのですが、このふたつの質量は実験
 によれば完全に比例しているので単位も同じになっています。しかし慣性と万有
 引力とは全く関係無いのでここに重大な秘密があるのですが、残念ながら現代の
 物理学はなにも解きあかしてはいません。(と、思う・・・)
  だから光の質量は幾らかと問うのは幾分ナンセンスなのです。
  運動量とかエネルギーは直接計ることの出来る量ですが、誰か光を加速できる
 人がいますか?
  光にも万有引力があるのでしょうか?
  こういうと、ブラックホールが光すら閉じこめるという話を思いだしますが・
 ・・まあ、あれはあれはなんでしょうね・・・光に引力が働くと言うよりは、空
 間そのものがヒネ曲がっているので出てこれないのでしょうね。いずれにしろ、
 いろいろな解釈が可能な未確定の半理論的な現象ですね、ブラックホールなんて。
          sci3702 ダッタカナ?

#0001 sci5498  9010111507

誰もフォローしていないようなのでひとこと
一般相対論の本を読みましょう。
ブルーバックスかなんかにてごろなのがあるはずです。
ちなみに
特殊相対論からでてくること
 質量とエネルギーは同じものである。
   (というか、質量はエネルギーの一形態である)
一般相対論の前提
 慣性質量と重力質量は等価である--->等価原理

これでおしまい :-)
                                     Shige-A でした

#0002 ultra7   9010121853

 はたして一般相対性理論は、本当に等価原理をみたすか。等価原
理は、式導出のための指導原理に過ぎないのでは・・・・・。
 
 電磁場を重力式に絡ませると、局所慣性系が取れなくなることな
どまで、つっこんで議論していただくと、入門・ブルーバックスのレベ
ルを超え、どっかのコマッタチャンなコーナーなどより、ぐっとハイブローな
議論が広がったりするんですけど・・・・
 
 艮神

#0003 sci3021  9010131410

 電荷を加速すると電磁波が出ますが(円形加速器で粒子の進路を曲げる時にも、
強力な光が出ますよね)、重力場の元で静止している電荷は、なして電磁波を出さ
ないのれすか?

 ・・・こんな質問でいいですか?

 どーでもいいけど基調が長いよ〜。
                                                        D.D.C.

#0004 sci6277  9010211109

      D.D.C.さん、それは静止しているからじゃないですか?電荷を加速した
 ときに電磁波はでるけれど、静止していれば重力場のあるなしは関係あるの
 でしょうか?

   それから艮神さん、私には”電磁場を重力式に絡ませると、局所慣性系
 が取れなくなる”という意味がよくわからないのですが....?
      B.Schutz著、相対性理論入門下(丸善)p.48には”任意の重力場の計量
 は、16個要素を持つ座標変換行列Λのうちの10個の要素を決めればロー
 レンツ計量(局所慣性系)にすることができる”という証明がありますが、
 電磁場も計量で表せることを考えれば、電磁場があってもつねに局所慣性系
 はとれるのではないですか?(例えばReissner-Nordstrom、Kerr-Newmanブラ
 ックホールは静止、回転している一個の電荷を表してますよね)
    電磁場がある場合にはエネルギーが空間に存在するので、その空間は平坦
 にはならない、ということはいえると思いますが...
                                                        餃子まん

#0005 ultra7   9010231451

 ああ、本当だ。「局所慣性系」が取れないなんて、「いいかげん
な」こと書いてしまった。さすが、「専門家」!!!突っ込みが、
鋭い。

 正しく書けば、「電磁場があると、等価原理が満たされなくなる」
、ということですね、私が、言いたかったのは。局所慣性系は、確
かにいつも取るかもしれません。間違いでした。

 局所慣性系が取れる、というのは、時空の計量gとその一回微分から作
られる「重力」を示す量、「ガンマ」が、ゼロにできる座標がうま
くやれば取れる、ということですが、一方の、よく似てますが、等価原理
が成立しない、というのは、重力の効果が、座標変換で完全には消せな
いということです。具体的に言えば、計量gの2回微分を含むテンソル「R」
を常にゼロにできるわけではない、といったことです。

 大体、一般相対論を導くのに、等価原理って本当にいるのでしょ
うか。重力の場の方程式は、右辺が、「運動量エネルギーテンソル
」、左辺が「gの2回微分までを含み、その共偏微分の発散が恒等
的にゼロとなる何かの式」という条件を置くだけで、導けてしまい
ます。どこにも等価原理なんか顔をだしていないのですか。どうなん
でしょかあ。

 坤神

#0006 sci6277  9010232147

  うーん、どうも平坦性と等価原理がごっちゃになっているような気
がするなあ。(リッチ)テンソル「R」がゼロでなければ、重力の効果
が消せない、というのは本当でしょうか?

    例えば宇宙モデルで、開いた宇宙とか閉じた宇宙とかがありますが
開いているか閉じているかは、Rからつくる”曲率”という量の正負で
きめます。われわれの宇宙がもしも閉じているとすれば、曲率は正、つ
まりRはゼロにはなりえず、したがって重力の効果はどうしても消えな
い、ということになるのでしょうか?
    「閉じた宇宙では、宇宙は膨張したり収縮したりするから、重力の
効果はやっぱり現れるヤンケ」という声が聞こえてきそうですが、そこ
で”局所”慣性系という考えが有効になってくるのでは?

    アインシュタインのおじさんはこう言いました、「任意の重力場は
ある時空内の”点”において適当な座標系をとれば、”その近く”でな
らいつでも消し去ることができるはずぢゃ」と。彼は、時空内のどこで
もいっぺんに重力が消せる、とは言ってないのです。つまり、膨張宇宙
でなら、膨張と一緒に動いているこのちっぽけな地球の上では、決して
宇宙膨張を感じることはないでしょう。同じように、地球に落下してい
るエレベーターの中の人は、地球の重力を感じません。なぜならこのエ
レベーターは自由落下しており、さらにエレベーターは、地球の大きさ
に比べてはるかに小さいからです。

  もしもここで、月と同じくらいの大きさのエレベーターを地球に向
けて落下させるとどうなるでしょうか?エレベーターの床の真ん中と、
両端での重力くらべると、端の方が相対的に地球から遠いので、そこで
の重力は真ん中よりも小さいはずです。そこでエレベーターの中の人は
端に立って、振り子が真ん中の方に引き寄せられていくのを見れば、自
分の運命を正確に悟るはずです。これは”潮汐力”と呼ばれる効果で、
読んで字のごとく、潮汐を起こす原因の力です。

    すなわち重力は、大局的に見たときはじめてその存在がわかり、そ
してそのことが ”等価原理”が仮定された理由ではないでしょうか?
つまり”慣性力と重力はえらい似てる”→”おんなじと違うやろか?”
というのがアインシュタインの発想でしょう。

  蛇足ながらあとふたつほど...

※  アインシュタイン方程式は、座標変換に対して共変な量
 だけで表されている→等価原理をみたす

※  等価原理は実験で確かめられている                餃子まん

#0007 ultra7   9010232153

うーーん、議論に正確を帰すため、私の種本を紹介しましょう。
 専門家なのでこれを読んでいただいた方が早いでしょう。

 あの!内山龍雄さんが書いた岩波全書「一般相対性理論」です。
「この書を読んで理解できなければ、相対論を勉強するのをやめよ」
という、脅迫にも似たしびれる前文を持った名著です。
(ああ、岩波新書にも一般向けを書いてますが、そちらじゃありません)

 そこで、内山先生が、指導原理として導入した等価原理を破る
例として、これを上げてます。

 まあ、内山さんのこの本もそうですが、前に書いた理由(重力場の
方程式を導く際に、等価原理をどこに使っているかわからない)という
理由から、私は、一般相対性理論に等価原理はいらないという「妄想」
からのがれられないでいます。

 いかがなものでしょうか

 坤神

#0008 ultra7   9010240121

 今、本の実物を見て、ページを確かめました。p162ですね。
 等価原理をどう表現するか色々あるとは思いますが、一番物理的、
 数学的なのは「局所慣性系をとった場合、その系で書かれる物理法則
 は、慣性系と同じ式になる」といったものでしょうか。

 でも、重力場中の電磁気の方程式は、局所慣性系に移しても、真の
 無重力状態と形が異なりますよね。

 それから、もう一個おまけ

 普通、一般相対性理論の古展的な実験の証明といいますと、「重力場
 中の赤方変位」「光線の湾曲」「水星の近日点移動」がありますが、
 このうちふたつは、一般相対性理論の証明に実はなってないって知って
 ましたあああああ

 このほか、レーダーによる実験がありますが、実験的には一般相対性理論
 って、どのくらい確実なものなんでしょうか。

 艮神

#0009 sci5498  9010241654

うっひゃ〜、しばらくみんうちにえれえ、高級になっとるでないかい。

局所慣性系がとれるっていうのと、空間の曲率がゼロというのとは違うでしょ。
(はずしたかな)局所慣性系は接平面みたいなもんだから、
特異点以外では各々の点にたいして、とることができます。
ほとんどすべての点に対して局所慣性系が同じにとれれば
空間は曲がってないことになるけど(ミンコウスキー空間だっけ)
このように接平面がとれるってことが、等価原理ではなかったっけ

うろ覚えの知識ですみません ねた本を忘れてしまった

                                              shige-A でした。

#0010 ultra7   9010241905

 はっはっは、ここはサイエンスネットなのだ。たまにはこういう
 意味不明なやたら「ハードサイエンス」のコーナーがあっても
 罰は当たらないのだ。はっはっはっは。

 そうです。局所慣性系が取れるということと、曲率ゼロは全然
 違います。ついでに、局所慣性系と、等価原理もきっと違うのだ。
 はっはっはっはっは。

 最近は、もしかした特殊相対性理論が無矛盾という条件から
 一般相対論が出るのではないか、などと妄想が激しくなってきておるのです。

 昔、ハードSF作家で、玉川大学教授の石原藤夫先生にこの
 妄想を話したら、「私には、分かりません」と言われて市も歌。

 はっはっはっは。個人の「妄想」は、なかなか他人に理解して
 もらえないのだ。

 っはっはっはっはっはははっはの坤神

#0011 sci6277  9010242049

  ひえー、恐ろしい前書き!ところで、このU先生(意味ないか)って
某T山女子大で、女子大生相手に「共変テンソルがどうのこうの...」
という講義をやったもんで、講義をやらなくてすむ身分(学長)に追いや
られた、という噂は本当だろうか?
   実はU先生のその本を探してみたのですが、ちょっと見つからないの
で、どういうことが書いてあるのか推測して話を進めようと思うのですが
内容が違っていたらごめんなさい。

  電磁場がある場合に等価原理が破れる、と言ったときの”等価原理”
という言葉は”大局的な等価原理”という意味にとればこれはむしろ当然
のことです。前にも書いたように、アインシュタインは局所的な話しか述
べておらず、時空内の”点”でしか等価原理を保証していません。一般相
対性理論と特殊相対性理論の違いは、まさにそこにあると言ってもいいの
ではないでしょうか?
    電磁場の方程式は局所的なものですが、電磁場のような拡がりを持っ
た対象”全体”には”局所”慣性系の考えは適用できないと思います。つ
まりこのときの電磁場は、前に書いた例の大きなエレベーターに対応して
います。ここでもし一個の電荷を考えると、その電荷のまわりの電磁場は
場所によって受ける重力の大きさが違うので、結果として重力の存在を関
知する(加速度を感じる→電荷の静止系での等価原理の破れ)でしょう。
しかしこれは電荷の静止系という特別な座標系を”空間全体”に適用した
結果のできごとです。つまり特殊相対論に逆戻りしたのです。おそらくU
先生の本にはこのようなことが書かれているのでは?ぜんぜん違うかな?
もっと深遠なことが書いてあるのかな?
  ひょっとすると、こうかな?電磁波を表す波動方程式には2階の微分
がでてきますが、これを重力があるときに拡張すれば、共変微分は一般に
は交換しないので、重力を表すテンソルがでてくる(←リッチ恒等式)と
いうことかな?
  これなら”波動方程式が等価原理を破る”ということではなく、ただ
重力を表す項がつけ加わるというだけのことですよ。重力を考えた時の方
程式を採用して、”R=ゼロ”の時それが、重力がないときの方程式にな
っていれば”等価原理”が満たされていると言ってもいいでしょう。ちな
みにリッチテンソルがゼロの時には、その空間は”平坦”であると言われ
ますが、空間が平坦でないということと”等価原理の破れ”は局所的には
あんまり関係がないのでは?つまり”等価原理”=”リッチテンソルがい
つでもゼロにできる”ではないと思いますが。たぶんこっちでしょうね。
(しつこいですが、平坦でなくてももちろん局所慣性系はとれます。)

  空間の点おのおのにうまい座標系をとってやれば、物理法則は変わら
ないはず、というのがアインシュタインの言う等価原理で、電磁場が存在
するときもこの等価原理は”局所的”には破れていないはずです。だから
もしも最初の理由でもって”大局的には等価原理は破れることもある”と
指摘し”アインシュタインはまちがっているのでは?”と言ってしまうと
アインシュタインのおじさんがかわいそうだと思います。

    一般相対論の実験的検証についてのお話は、はっきり言ってぜんぜん
知らないので、「アインシュタインは正しかったか?」(TBS)を図書
館から借りてきてしまった(^_^;)。坤神さん、研究室でひけらかすので、
そっと教えてください。
    ところでこの”むしかえ”された激論っていつ始まったんですか?

                                         「専門バ家」の餃子まん             .

#0012 sci6277  9010251052

   ちょっと補足します。

   平坦でないときのアインシュタイン方程式は

       Rμν−gμνR/2=Tμν (1)  

      平坦なときのアインシュタイン方程式もやっぱり

       Rμν−gμνR/2=Tμν (2)   

         (ただしこの時はRμν=R=Tμν=0ですが)   

      (1)、(2)は同じかたち→等価原理をみたしている。

       言葉の定義も整理してみます。

           いつでも、 {非一様重力がある}={平坦ではない}ですが
              必ずしも、 {非一様重力がある}={重力を感じる}ではない。

   (なぜなら局所慣性系をとれば、局所的には重力は感じないから)

      つまり、いつでも、 {重力を感じない}={局所慣性系}ですが
             必ずしも、 {重力を感じない}={平坦}ではない。

       もしも、{平坦でない}={等価原理を破る}ならば
               {非一様重力}={等価原理を破る}???でしょ。

#0013 ultra7   9010251740

 このU先生の本は、名著ですよ。一般相対性理論の道を目指す者は、読ん
でおく必要がアりますねえ。(と、偉そうにお説教したりして、いやでも、
本当に分かりやすくて、これが分からない人は、学ぶのを諦めた方がいいか
も、と思われるほどの本です。と、また、偉そうに言ったりして)

 U先生は確か、某女子大は、元々学長でいったんじゃなかったかな。今や
、あの「ミステリーサークル」で有名な大槻さんが、雑誌「パリテイ」でU
先生と対談をし、「どうです、先生。タマには、学生さんが、物理を教えて
欲しい、なんて来ませんか」ってお愛想をいったら、U先生いわく「いやあ、
内の学生は、誰も私が何物か知らないのですよ」とお答えになってました。

 これ読んで、可哀想な人だなと涙したのは、私だけではなかったでしょ
う。

 だって、このU先生、ゲージ場の一般理論を世界で最初に作っておきなが
ら、論文にするのが遅れてしまい、ノーベル賞を人に持ってかれてしまった
っていう、人ですからねええ。

 等価原理がなりたたないという例を具体的に述べますと、重力場中の電磁
場の式が、
      □A+RA=μj
 となるということです。普通の空間なら
      □A   =μj
 ですよね。ここで、リッチテンルRが、モロニ出てくるので、例え局所慣
性系に座標変換をしても、重力場の効果は消せない、ということです。

 艮神

#0014 sci6277  9010251937

        わーん、完ぺきに理解されてないよー。

    一生懸命アップしたかいがない。いいですか?

      □A+RA=μj   は曲がった空間での方程式であると同時に

    R=0のときは平坦な空間での方程式でもあるでしょう?

    それが等価原理だよーん。                 餃子まん 

#0015 ultra7   9010251938

  わーーん、分かってないっていわれちゃったよう。

 局所慣性系って、Rがゼロってことじゃないよう。
 (これは、基本だよう!!)

 あくまで、ガンマがゼロってことだよう。
 がんまって擬テンソルだから、局所慣性系でゼロにできるのだよう。

 できるものなら、一般的にRijklをゼロにしてごらんってさあ
  局所座標系にしても、Rはゼロにできないので、左辺のRAが
 消去できないわけ。だから、重力場中では、普通と式が異なるので
 「局所慣性系に移ると、すべての物理法則が、重力場がない場合
 と同じになる」という、強い意味の「等価原理」がなりたたない
 ということです。

 まあ、我ながら十年以上前のうろお覚えでよく議論するわの艮神。

#0016 sci6277  9010252009

      おまけっ!

     リッチテンソルがモロにでてきたら等価原理が破れるなら
      アインシュタイン方程式はどうなるの???モロリッチでしょう???

   前にも書いたのになあ。

     リッチテンソルはある座標系でゼロでなければ、どんな座標系を
   とってもゼロにならない。これ一般相対論の常識!。

      U先生が「等価原理が破れる」ってそこに書いてます???
 
                                     餃子まん

#0017 ultra7   9010252017

 どうも議論が乱れてますねえ。なんとなく「分かってないよう」ってお互いに
不毛な言い合いをしてもしょうがないので、一応私の論点を整理します。

 ブルーバックスなど一般書によく書いてある「等価原理」は、「エレベータで
落ちると重力は感じないよん」という、原理です。

 これをちょっと法則っぽくすると「局所慣性系に移ると、重力の効果を消せ
る」っていうことにでもなるでしょうか。この「重力の効果が消せる」ってい
うことを、局所的に平たい空間=ミンコフスキー空間にできる=ガンマをゼロ
にできる、という意味に限って取れば、それはいつも成り立ちます。

 さてさて、これをもう少し強い意味の等価原理にしますと「局所慣性系に移
ると、!あらゆる!物理法則が、無重力状態と同じになる」となります。

 この強い方の原理が、電磁場があると崩れるっちゅうことです。

 だって、重力のあるときの電磁場の式 □A+Rj=μj は、局所慣性系
に変換しても、Rはテンソルだから一般には、ゼロにはならず生き残ってしま
います。だから、この空間でAとj及びその微分値を測ってやって、
□A=μjとなるかどうかを計算してやれば、重力がある空間かそうでないの
か、例え局所慣性系にいても、分かってしまう。つまり、「局部的にも重力の
効果が完全に消せない」=「等価原理がなりたたない」ちゅうことです。

 □A+Rj=μjで確かに、Rをゼロにすれば、普通の式になるけど、その
ことと等価原理ってなんの関係もない気がするんですが。確かにそこらのぎょ
うざまんさんの主張が、何をいわんとされているのか、わらひに良く飲み込め
てません。もう一度、まとめて説明してくれますか。

 それから、U先生の本、専門の研究室ならないわけないので、(京大の図書
館なら絶対あるでよう)、探して見てくださいね。

 後、一般相対論の実験は確証になってないよんという、噛み付き論文を書い
たのは、実は、あの量子力学の教科書で有名なシッフです。昔、このことを知
ったとき、「シッフって偉かったんだなあ」とわらひは、しみじみ思いました。

 艮神

#0018 ultra7   9010252020

 エエ、あの!U先生が「等価原理が破れる」って書いてます。
 やっぱりこのこと専門の間でも余り理解されてないのだなの艮神

#0019 sci6277  9010252047

      えっと、あなたは

     □A      =μj を平坦な空間での式、

     □A+RA=μj を曲がった空間での式と区別しているんですよね。

      でもふたつめの式を、平坦な空間での式とかんがえたらいかが?

      R=0でひとつめの式になるから、矛盾はないでしょう?

   これでめでたく、重力のあるときもないときも、同じ式になるでしょう?

                                       ぽてちん     餃子まん

#0020 ultra7   9010252108

 ええと、重力ある場合、そこで局所慣性系に移った場合は、どちらの
 式になりますか???

 重力のある場合の式で、Rをゼロにすれば、重力のない式と同じに
 なります。確かに。

 重力が場合に、局所慣性系に移った場合に、はたして重力のない
 式と同じ式になるかどうかが問題と思うのですが。

 艮神

#0021 sci6277  9010252123

     つーまり、曲がった空間での式わあ、平坦なときの式おう
       含んでおるのだよん。すなわち曲がった空間での式さえあれば
       それは ”いつでも””どこでも”使えちゃうんだよーん。 
       これが と.う.か.げ.ん.り.   オワカリ?

          20へのレスは、曲がった空間での方程式に決まってるよーん。

                   電話代の恐い   餃子まん

#0022 ultra7   9010252129

 もしかしたら「等価原理」って言葉の定義が二人の間で違うのではないでし
ょうか。

 私は、前にも書きました「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれば、あら
ゆる物理法則は、無重力中と同じになる」という意味で使ってます。その意味
では、やはり前に書いたように、電磁場中では局所的に見ても、「等価原理は
成り立ちません」。

 □A+RμνA=μjで、Rμνをゼロにすると、□A=μjとなるので、これが
等価原理だということですが、(これは、確かにそうです。反論なし)、でも
、これが等価原理ってどういう意味なのでしょうか。

 完全にフラットな空間ならRμνはゼロですが、局所慣性系にしても、重力が
あれば、Rμνってゼロになりませんよね、曲率あるから。すると、重力があれ
ば、どう座標変換しても式は、□A+RμνA=μjの形で、□A=μjにできな
いですね。

 ということは、局所的に調べてもそこに、重力があるか、ないかが、物理法則
の測定(式の差の値が測定できるので)で分かってしまう。つまり

「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれば、あらゆる物理法則は、無重力中
と同じになる(区別がつかない)」

 が成り立たないので、等価原理はなりたたない、とやはり私は思うのですが。
どうでしょう。ええと、これで、何をいってるか分かりますか???。

 艮神

#0023 ultra7   9010252131

 はあ、やっぱり等価原理の意味(内容)が違ったみたいですね。

 でも、曲がった式が、曲がってない式を含むっていうのがなぜ、
 等価原理なのでしょうか。等価原理の物理的意味は、上にわらひが書いた
 意味だと思うのですが・・・・・。

#0024 ultra7   9010252134

 量子力学でhがゼロ、相対論でCがゼロで、ニュートン力学になる
ってことを、「等価原理」と呼ぶのと、なんか似てる気がするけど
 そんな呼び方ないですよね。

 よくわかんない艮神

#0025 ultra7   9010252201

 確かに、重力場の一般的な方程式は、曲率ゼロで普通の方程式形になります。
でももし、これが物理法則意以前の「当たり前」ではないでしょうか。

 何か適当な曲率を持つ空間を考え、徐々に(方法は良く分かりませんが)、
曲率を弱めて行くとします。重力の効果が徐々に弱まり、最後にRがゼロにな
った時、当然方程式も、曲率ゼロの方程式に普通の空間での式に帰着する必要
があるでしょう。

 これを式で言えば、もとの重力のある方程式でR→0(なんかこういう書き
方を、他の恐ろしいコーナーでも見たような気がするが・・・)と持ってくと、
無重力の式に帰着するのが当たり前な気がどうしてもします。

 これが、本当に等価原理なのでしょうか。また「ブルーバックス」などでい
っている、「落ちるエレベーター」のいわゆる「良い子の等価原理」とも、ど
うつながるのでしょう。

 あくまで、局所慣性系に座標変換して(エレベーターで落っこちて・・・)
、ああするこうするという話が、「等価原理」の話だと思うのですが、ぎょう
ざまんさんのこの話どうつながるのでしょう。

 わかんにゃーーーいの艮神

#0026 sci6277  9010252355

       「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれば、あらゆる物理法則は、
   無重力中と同じになる(区別がつかない)」、ふんふん、このかっこの
    中の(区別がつかない)がくせ者じゃのう。

    厳密には(方程式の形が変わらない)が正しい。

        確かにリッチテンソルとかは消えずにのこりましゅでしゅ。

     リッチテンソルを最初から考えておけば、方程式の形は変わらないのは
   OKですよね!これが等価原理ですっ!リッチテンソルが残れば等価原理
   が破れるなら、そこらじゅう等価原理の破れだらけで、わてらおまんまの
    くいあげですら(説得力ないかな?)。

        しかしU先生はどういう文脈で等価原理が破れるっていったのかな?フシギ
      U先生の本ってあんまり読んだことないんですよね(無学!)。微分幾何
   のほうから入ったもので(と言い訳する)。外微分形式のほうが、ずっと
   わかりやすいと思うけどなあ。
                                                      餃子まん

#0027 ultra7   9010260041

  「等価原理はやぶれっぱなし」。ええ、きっとそうだと思いますよ。力学と
ともに、最もベイシックな物理現象である、電磁場を式に入れただけで簡単に
破れるのだったら、実際上は、きっと、ほとんど何時も破れているのでしょう
ねえ、この法則。

 議論がこうなりますと、後は、やはり何を「等価原理」と呼ぶかって問題だ
と思いますが、どうでしょう。

 議論を蒸し返して悪いのだけど、重力場内の物理の方程式が、Rμν(確かこ
れ空間の曲率そのものだったと記憶してます)をゼロにすれば、曲率がゼロの
場合の通常の空間内の同じ物理法則の式になるという「当たり前」のことのど
こが、等価原理なのでしょうか。ぎょうざまんさんは、なぜこれを「等価原理
」と呼んでいるのでしょうか。

 これが、普通言われている「落ちるエレベータ内では、重力の効果が消える
(正確には、重力がない場合と式の形が同じになる)」という、普通の入門書
いうところの「等価原理」とどうつながるのか、いまだ理解できません。(わ
しが、かなりアホなのかなあ)

 落ちるエレベータに乗れば(=局所慣性系に移れば)、重力を表すガンマは
確かにゼロになりますよ。でもRμνは消えません(ぎょうざまんさんも、そう
だといってますが)。すると、Rμνがゼロになると云々って話は、一般にいう
、局所慣性系に移るという話(エレベータが落ちる話)と、どう関係するので
しょうか。

 艮神

#0028 ultra7   9010260104

  サア、皆さんどうですか。二人で遊んでいても、話が行き詰まるので、誰か参加
しませんか。私は、こう思うなんて・・・(スルワケナイヨナア・・・・)

  中継ぎに、ぎょうざまんさんが「弱い」という実験検証とギョエイ理論の話で
もして、ひと休みしましょう。

  この前、書いた一般相対性理論の検証の「水星の近日点移動」と「レーダーエコ
ー」ですが、これだけは「絶対一般相対性理論じゃないとでない効果」っていわれ
てました、これを変則ニュートン力学で導いた日本人がいるのですね。(これは、
きっと絶対にごうざまんさんの教授も知らない話だぞ!!!)

  「新・ニュートン力学」 って言って、ニュートン力学に手を少し加えるだけで、
相対論は導けるって、変な理論作った人だけど、この人の理論使って計算すると
、上の二つの効果も、一般相対論とまったく同じ数値がでるのよね。

  これは、私の見た「ギョエイ物理」の中で、ほとんど唯一正しい恐れのある「ギョ
エイ物理」でしたね。

  艮神

#0029 sci6277  9010260104

         □A+RA=μj という式は、

     等価原理をみたしているんだよおおおおおお(血の叫び)。
     重力があろうが、なかろうがおんなじ式なんだよおおおおお。 
          Uセンセなんか恐くないよーだ。関連全部よんでっなんて
     いわないから、せめて関連12の後半ぐらいは理解して
     ほしいよおおおお......

       それからもしこれをプロの人が読んだら、平坦って
     リッチ平坦のことだと思ってねん。前にも書いたけど...

                  おやすみなさいの餃子まん  

#0030 ultra7   9010260211

 ぎょうざまんさんの言ってることは分かります(少なくても、そう思ってる
つもり)。12もう一度読んだけど、そんな馬鹿なってことでしょうが、一言
で言ってしまうと、きっと、「非一様重力」=「等価原理を破る」ってことな
のだはないでしょうかと思います。(コレデイイノダアア、バカボンボン!!)

 前も書いたと思うけど、Rμνがゼロでないときの式がゼロの時の式を含んで
いるっていうのは、確かに「当たり前」で、ぎょうざまんさんの言われるその
通りだと思います。まったく反論はありません。

 わかんないのは、この当たり前のことを、なぜ、ぎょうざまんさんが、「等
価原理」って呼んでるかってことが理解できないのです。どっかの教科書か何
かに「等価原理とはこういうことを指す」とかなんとか、書いてあるのでしょ
うか。

 まあ、等価原理って呼ぶかどうかは別にして、わらひが主張している「真の
(つまり、曲率がある)重力場内では、局所慣性系に座標を移しても、電磁場
の方程式が、普通のマックスウエル方程式にはならない」ってことは、認めて
いただいてるってことでいいのでしょうか。

 艮神

#0031 sci6277  9010260827

         すんましぇーん、一個大きな訂正をいたします。
       あなたのおっしゃるとうり、「強い等価原理」は

       「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれば、あらゆる物理法則は、
   無重力中と同じになる(区別がつかない)」

             これ認めちゃいます。んでもって私が声高に主張しておった
   「方程式の形がかわらんうんぬん」っていうやつ、これを一般相対性
   原理と名づけます。はいはい、私は妄想しておりました。

          それで、関連30をみて気がついたんですけど、
     「真の(つまり、曲率がある)重力場内では、局所慣性系に座標を移しても
     電磁場の方程式が、普通のマックスウエル方程式にはならない」かってとこ
   
    □A+RA=μjってマックスウェル方程式じゃなくて、波動(ダランベール)
   方程式なんですよね。波動っていうのは、空間に波が伝わるという「大局的
   現象」なんです。だから局所性の原理である「強い等価原理」が破れる、
   というよりは適用できない、といったほうがいいような気がします。

    ほかにも測地線偏差の方程式とか、Raychaudhrui方程式という「光の束が
   重力場中をどのように形を変えてすすむか」という方程式があって、それら
   にはリーマンやらリッチテンソルがごろごろしとります。だからといって
   これらが「強い等価原理」を破るって思ったことがないんですけどねえ。 
     その理由はやっぱりこういう大局的な現象の方程式には、重力が顔をだすの
   は当然だと思うからです。アインシュタイン方程式も、重力という大局的な
     現象を対象にしているので、モロリッチ。

       だいたい、前にも書いたように、2階の共変微分は交換しないから、
   リーマンとかリッチテンソルがでるのは当然なんですよね。波動方程式は
   2階の微分でしょ。

      さてそこで本当に局所的な、マックスウェル方程式には重力が顔を出すか
   どうかということなら、そのこたえは「NO」でーす。

      ▽,f'.=μj.     ▽.f..+▽.f..+▽.f..=0      .は添え字

       てな形になってRはでてきませんっ!マックスウェル方程式は電磁「場」
   の方程式で電磁「波」の方程式とはちょっと違います。1階だもんね。

       結論 1 電磁波の方程式にはRが顔をだすが、これは局所的な
                            方程式ではない

       2  電磁場の方程式は「強い等価原理」をみたしている

       まあ1は、こう思えば「強い等価原理」を破らなくてすむんだけど
  U先生は反対なのかなあ。
                                      ふにゃふにゃ ちかれたびー 餃子まん

#0032 sci6277  9010260848

        ああそれから

    「リッチ平坦ではない」=「等価原理が破れる」なら地球上の場所
    すべてで等価原理が破れていることになるので、地球上で行われた
    エトベスの実験(これくらいは知っている、へっへっ)に反するこ
    とになりますよ。蛇足かな?これくらい承知で言っているみたいだ
    もんね。しこーじっけんってか                   餃子まん

#0033 sci6277  9010261343

        ああそれから

    「リッチ平坦ではない」=「等価原理が破れる」なら地球上の場所
    すべてで等価原理が破れていることになるので、地球上で行われた
    エトベスの実験(これくらいは知っている、へっへっ)に反するこ
    とになりますよ。蛇足かな?これくらい承知で言っているみたいだ
    もんね。それとも電磁場があるときを考えていない、っておっしゃ
    るんですかあ?でもリッチテンソルがある方程式は、あなたの説に
    よると電磁場があろうとなかろうと、等価原理を破るんじゃないの
    かな?リッチってどうやっても消えないもんね。    
                             餃子まん

#0034 ultra7   9010261420

 うん、私の説(わらひには、元々この件に対して、説などという大それた
ものないけど)というより、強い等価原理を前に書いたように定義するとす
れば、(やはりこれも前に書きましたが)、等価原理(強い意味で)は、た
いてい「モロリッチ」で破れてしまう、としか他に言いようがないと思いま
すね。

 やっぱ、「等価原理」って、真理にいたる指導原理であって、真理に一度
至ってしまえば、捨てるべき古い革袋に過ぎないのかもしれませんね。

 ということで、一晩の内に急激に膨れ上がった巨大な「意味不明」な書き
込み群、「オオ、一体何をいいあってんじゃいこれは」討論会は、一応、決
着を見ましたのでこれにて終わります。ハタハタ迷惑なことで、失礼しまし
た。チャンチャン!!

 一時は、恐怖の某コーナーの二の舞いか、という展開も見せましたが、お
陰様でちゃんと「着地」いたしたしました。

 さて、この書き込み群を見られた奇特な方がおられたら、ご感想を伺いた
いのですが、@何が議論になっていたのか、A何がかみ合わなかったのか、
そしてAどう決着したのか。どうでしょう、お解りになったでしょうか。

 某コーナーの二の舞いの話もありますので、どう物理を議論して行けばい
いいのか、参考データに致したい、と思いますので、ハイハイ。

 艮神

#0035 sci1004  9010261430

↑コンジンさん,なんか書き込みに外字を使っておられませんか?
「何が」の前 「どう」の前  多分数字だと思うんだけど.

内容については アハハハ ぼく文系なもんで ・・・テムポ

#0036 sci6277  9010261710

        あのーーー関連31、32読んでもらえましたですか???

         電磁”波”の方程式は局所的ではないっていってるんですよん。
        だあかあらあ、これがリッチを含むからといって、「等価原理が
    破れる」っていちゃあいけんのよ。

           あなたのかんちがいは、リッチを含んでる式が、じぇーんぶ
       「等価原理を破る」と思い込んでいることなのよ。
    ”リッチなんかを含む式=大局的現象”なんですっ!    
        アインシュタイン方程式がモロリッチなもんで「等価原理を破る」
    なんていうとほんと、おーわらいよん。

        もういちどいいます、

        %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
        %                                                         %
        %   等価原理は局所的対象でしか考えられんのじゃあーーー   %
        %                                                         %
        %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
                      (特殊相対論はその限りにあらず)

       波動、重力とかいった大局的現象には、等価原理をつかっちゃいけんの。
      だからやぶれてるうんぬんはナンセンス!
        わかってていってるんだったら、怒るよん、ほんとに(いかん、冷静に)。

        あなた、なんか既成アカデミズムに恨みがあんじゃないのん?”本物”の
      サイエンスがやりたかったら、大学へいらっしゃいよ。

#0037 sci6277  9010261734

                              おまけ

     %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
     %      あなたのかんちがいは、リッチを含んでる式が、じぇーんぶ  %
     %          「等価原理を破る」と思い込んでいることなのよ        %
     %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

            まじめに相対論を勉強しようと思う人はこれをもって

                         他山の石とすべし

       結構いるんですよね、なんか変な妄想しちゃう人が、四国なんかにもねえ。

              じみーーーな学問ですよ、相対論なんて...

#0038 sci1004  9010262020

既製のアカデミズムに恨みがあるかどうか なんて文中の
どこに書いてあるのでしょうか.議論の中に出てこない事
を印象批評するのは,あまりやりとりとして感心できない
のですがね.

てむぽ

#0039 sci6277  9010262114

         そうですね、それはあやまります。

       でも相対論を信じてないところとか、人の書き込みを読まずに
   自分の妄想ばっかり主張しているところとか、だれかさんそっくり
   だとおもうんですよ。

    でもわたしはいいたい!この人に、

    「曲がった空間では、いつでも等価原理は破れてるんじゃないですかあ?」

       って、いちど相対論の先生に聞いてご覧よ。 

#0040 ultra7   9010262136

 あらら、一回議論が終わったと思ったら、また怒りだしてしまいました。

 おお!!
 「あなた、なんか既製のアカデミズムに恨みがあるんじゃないのん」
 「本物のサイエンスがやりたかったら、大学にいらっしゃいよ」
 「まじめに相対論を勉強しようと思う人はこれをもって他山の石とすべし」
 おお、発言が過激ダアアア!!

 まあいいや、強い等価原理が「適用できない」のか、「破れる」のかは、
解釈と言葉使いの差かも知れんが、どちらにしろ、「強い等価原理が一般的
には成立しない」ってことは、確かのようだから。

 ぎょうざまんさん、でもねえ、今頃になって%%%で囲んで、そんなこと
一生懸命言っても駄目だって。31まで議論が進んで、やっとご自分で気付
いたみたいだけど、「大学で本物のサイエンス」をやっているはず方が、「
一般相対性原理」と「等価原理」を間違って、(血の叫び)なんか上げてい
たのだから。

 くやしいのは良く分かるけど、このことこそ、謙虚に「他山の石」にして、
一層、勉学に励んで下さい。

 それで、「既製のアカデミズムに恨み」云々ですが、確かに、わらひは「ギ
ョエイ」大好きですよ。ハイ、ハイ。確かに。
 (イマサラ、きらいって否定シテモ、どーーせ、ダレモホンキニシテクレ
ナイダロウシナア)。

 でも、わらひ、科学そのものも強く愛してますヨ。愛してなければ、専門
家相手にこれだけ議論できませんって。ほら、こんなにスキよ!チュッチュ
ッチュ。このことは、昔からこのネットにおられる方なら、きっとご存じかも
しれませんねえ・・・。

 ああ、それからテムポさん、感想いもありがとう!!。どうも!ムシャ、
ムシャ。ゲエエエエップ。おお閊えた。

 とにかく、もし、この議論がぎょうまんさんを傷つけるだけに終わったの
だったら、どうかお許し下さいネの艮神

#0041 sci6277  9010262233

     もしも、これを読んで興味がある人は、最初から読んでもいいけど
   疲れると思うし、ここでちょっとまとめますので参考にしてください。

  A1  私は「曲がった空間」でも「等価原理」は成り立つと思ってます。
  B1  彼は「平坦な空間」でしか「等価原理」は成り立たないと言います。

  A2   私の根拠は「重力を表す項」があらわにでてくる方程式は非局所的な
      現象を表しており、したがって「等価原理」の適用外だと思っています。
        (例 電磁波、アインシュタイン方程式、測地線偏差方程式etc.)

  B2   彼の根拠は「電磁波の方程式には重力を表す項が存在する」です。

  B3    さらに彼の主張は、
   「アインシュタイン方程式は重力を表す項があるので、等価原理を破る」
      というところにまで及んでいます。
      その根拠は、「重力を表す量は座標変換でも消えない」ということです。

      だれかこの妄想につきあってやろう、と思う人はやってみてください。
      あんがいおもしろいかもしれません。わたしは降ります。でも最後に
   ひとこと(しつこい)

   B1やったら特殊相対論以上のこと,なにもいえんでしょうが!

                           おしまい 餃子まん

#0042 ultra7   9010270057

  僕は、平坦な空間しか等価原理が成り立たないなんてどこにも書いてないです
 よ。もし、書き込みにあるなら具体的に場所を挙げて下さい。困った人だな。
 そんなこと書くと、餃子まんさんは、Γ=0と平坦の違いが分からないのかなあ、
  なんて思われちゃいますよ。

  では、内山龍雄さんの著書になんと書いてあるか具体的に引用しましょう。
(岩波全書『相対性理論』p162、163より)
 
 『重力場が存在し、時空が歪んでおり、従って曲率テンソルが0でない場合に
 は、例え局所的に測地系を求めてある世界点の近傍でΓ=0となるようにして
 も、□A+RA=ーμjの左辺は第2項0とならない。従って、これは等価原
 理の成立しない例を示す』

 『等価原理は一般相対論を建設するにあたり実に有力な指導原理であったが、
 完成された理論には □A+RA=ーμjのようにこの原理(等価原理)に背
 くものも存在する』

 『重力の勾配が問題になる現象では等価原理は成立しない』

 ついでに、『一般相対性原理』と『等価原理』の差が分からなかった餃子まん
 さんに『等価原理』の定義をひとつ。

 (同、p116、117より)

 『Einsteinはこれ(慣性質量が重力質量に等しいこと)を自然がわれ
 われに教えてくれた重力に関する重要な情報であると考え、単に力学に限らず
 、すべての物理現象について以下のことを原理として要請した』

 『重力場内の任意の点を取り囲む無限小の4次元領域を考えるとき、そこに特
 別な座標系を設け、これを基準にとるとき、この無限小領域が無重力地帯とな
 るようにすることが必ずできる。これを、等価原理という』

 (注;分かりやすくするために、一部、具体的に式を代入し、かっこで説明を
 導入しました)

 これ、上のことは、私が前に書いたことでしょ???

 U先生を信じてないみたいだから、ほかの人も参加している、もう一冊別の参
 考書をあげましょうか。昔、古本屋で買ったのでちょっと古い専門書だけど
 『一般相対性及び重力の理論』。でも著者が内山、山内恭彦、中野薫(本当は
 点々がない)夫だから、メンツに不足はないでしょう。(以下、p163より)

 『強い等価原理というものがある』

 『(1)時空のどの点においても必ず局所慣性系を設置できる。この系からみ
 れば、局所的に重力の影響は完全に消去される。すなわち、そこでは重力のな
 かったときの法則が成り立つ』

 『強い原理の(1)についてはすでに述べたように、これは必ずしも成り立つ
 とは限らない』

  『だからあ、そういう場合に等価原理を適用しちゃだめなの』とか、『適用
  できないの』っていう声が、また聞こえそうな気がしますが、まさに!、そ
  のことを私は何回も書いてるわけです。『等価原理が破れている』『成立し
  ない』場合があるって。(お好みなら適用できない場合がある、でもいいよ
  ん)

 何しろ『強い等価原理』ってのは、定義は、上に書いた通りの定義ですから(
 細かくいうと、もう少し条件が付きますが)、その適応範囲には、gの2階
 微分を含まない場合とか、そういう除外規定は『元々』ないですよ。これを忘れ
 ないで下さい。これは、いいですか?。定義にもないのに、勝手に適用外に
 してはだめでしょ、やっぱ。

 だから、そういう系(つまりRの出てくるような系)も考慮に入れれば、一般
 には『成立しない』もんなんですよ。『強い等価原理』は。だって、上の参考
 書が『成り立たない』ってそう書いてるでしょ。だから、これは、私の『妄想
 』とかいうより、標準的教科書の記述なわけ!!!

 ただ、それを餃子まんさんは『適用外』って表現してるだけですよ。

 そろそろ、二人が同じことを、裏と表から表現してるに過ぎないことに気づいて
 欲しいなああ、と思ってる艮神

#0043 sci3395  9010270724

私ごときが割り込むより、もっと適した方がいっぱいいらっしゃる
のですが、門外漢からの感想をひとつ。

艮神さんと餃子まんさんの、決定的な違いは、私の理解が及ぶ範囲
においてはやはり「等価原理の解釈」にあるように思えます。
艮神さんが定義された(というより引用した)「等価原理」は、私
良くみたことのあるもので、その位置からみると、餃子まんさんの
おっしゃっていることは等価原理とは別のように思えるのです。も
し出来ましたら、艮神さんが出された「定義」対する直接的反駁、
ないしは返答を、餃子まんさんにしていただきたいのですが、いか
がでしょうか。
 それがないと、今まで私が考えていた「等価原理」についた疑念
(ある状況下では違う使い方をするのかも知れない、とかね)が、
つきまといそうです。

私も文系※MUTA※
でも科学大好き

#0044 sci6277  9010271707

 えっと、等価原理っていう言葉の定義は、彼の主張が正しいです。
私もそれは前に認めていますので、疑念をはらしてね!
            MUTAさんへ

それからこの話って考えてみたら結構おもしろいので、基調をひらいときました
  あんまりかけだしをイジメないでね、外野のみなさん!

                      餃子まん

#0045 sci4341  9010271930

 良かった、餃子まんさんが立ち直られて。
 あたしゃ、やっと大学を卒業したくらいの不勉強者ですが、相対論は興味を持って
いて、良い子のぶるーばっくす程度は時々読むので、こういう議論があると良い刺激
になるのです。 新基調は楽しみに読ませていただきます。

 コンジンさんは決して分からない人ではないと思いますので、ただ御仕事もあると
思いますからこういった議論をそうそう詳しくUPするのも大仕事だと思いますので
、のんびり、穏当な言葉で進めてくだされば、と思います。 そういう意味で書籍の
紹介をしたのだと思いますので。

 がんばってね、のエール   from  y-star

#0046 sci3395  9010281003

あ、餃子まんさん、ありがとう。

私も、この基調は久しぶりに凄い刺激になりました。
しばらく「フリートーク」自体を読んでなかったんだけど、
この基調は全部オンラインで一気に読んじゃいました(電話
代が凄く怖い)。

とりあえず挨拶モード ※MUTA※

#0047 sci3021  9010281319

 あらら、しばらくこない間にかなり議論が進んでしまった・・・。
 内容の似た議論があちこちの基調に飛び火してわからんらん。

                                                        D.D.C.

#0048 sci6277  9012231407

  後日談
        「既成のアカデミズム」 
                     VS
         「素人の妄想」

  というこの論争は、基調753にて本当に無事着地いたしました。
  私も言葉の定義の取り違えから、無用な回り道をしましたが、物理
  現象として間違ったことは書いていないと思います。 
      応援してくださったプロのみなさん、どうもありがとうございま
  した!
   わたくし、しばらく頭を冷やす意味で、しばらくこのネットから
  とうざかるつもりです。この次でてくるときは、ハンドルも変えて
  いると思います。「ガッツ星人」なんていうのがいいかな、なんて
  考えていますが...ウルトラセブンをはりつけ、なんてね!ああ
  冗談、冗談、ははは...ではさよーなら

#0049 sci6277  9012231945

  これがほんとに最後!

   しかしultla7氏の説を支持する人が、一人もいないなんて、
  ちょっとかわいそうな気もするなあ。これからだいじょうぶかな
  この人...あれだけ大見栄きっちゃってさ。
   まあ、いかがわしいこと書いて、人目をひくだけなら、なにを
  いわれても、カエルつらになんとかかなあ。
   まあとにかくがんばってください!はらいせに、内山せんせの
  お墓に「K.Y」なんて落書きしてきちゃあダメだよん、
   にゃははは...

#0050 sci4341  9012241037

 そうですか、結局遠ざかることにしたのですか、残念です。
 素人の私としては誰の説を支持する、という事もないのですが、コンジンさんの方
が「大人」に見えました。もっと感動するような良い議論を期待してたんですが……

 もう聞こえないかも知れませんが、最後くらいは読んでる人が気分悪くならないよ
うにしてくださいね。 (いけない、また雰囲気を悪くしてしまう)
 
     y-star 

#0051 ultra7   9012241413

 すみませんね。どうも感じの好い議論になりませんで。

 どうして日本人ってこんなに(私も含めて)議論下手なんでしょ。

 艮神もひんしゅくをかいつつ、一応今は亡き大学者内山龍雄氏の
 名誉を守るため、このコーナー最後の書き込みをさせてください。

 艮神

#0052 ultra7   9012241417

  内山龍雄の議論が正しいか、ランダウが正しいか、ということは前にも書きま
 したが、二人ともいってる内容は同じですよ。

 「内山は教科書的に歴史の流れに沿って説明をし、ランダウは、できあがった理
 論をにらみつつ、あらかじめ整合的な説明を行っている。どちらも表現方法が異
 なるだけで同じことをいっている」

  だけです。ソ連を代表する天才物理学者と日本の相対論研究の第一人者が、餃
 子まんさんがそう簡単に見下せるほど、馬鹿とも思えませんが。(今度、餃子ま
 んさんがお取りになるであろう、理論物理の修士号程度でよければ、わらひもも
 ってはいますが、自分の理解不足から、内山龍雄が相対論の教科書で間違いを起
 こした、と主張するほどの『蛮勇』は、私にはないですね)

  どうも、ご自分が「一般相対性原理」と「等価原理」を取り違えて「血の叫び
 」をあげていられた時の議論と、そのほかの議論をまたも取り違えてしまい、
 「内山は、局所の意味が分かっていないのでは」と勘違いされて取られているよ
 うですね。日本の相対論の第一人者はそんなに情けなくはないですよ。当然です
 が、そんなことは百も承知の上で、教育的配慮から相対論の歴史の流れに合わせ
 て書いているだけです。

 ここらの事情をうまく解説した本に、なんと良い子のブルーバックスから『相対論の再
 発見』(藤井保憲著)という本がでているので、少し長いですが引用しましょう。
 (たまにブルーバックスにもこういう『高度』な本があるので、『良い子の・・・』と余
 り馬鹿にもできませんねえ。一般の方には、ちょっと難しいかも知れませんが、
 『お話相対論』のレベルから一歩上がりたいと思っている方は、ぜひ挑戦してみ
 てください)

 では引用は次の書き込みで

 艮神

#0053 ultra7   9012241419

  (p221)
 曲平 「どうも話が、また分からなくなってきましたよ。前には重力と慣性力
とは原理的に見分けられない、これが等価原理である、というお話だったようで
すが、ここにきてやっぱり見分けがつくとおっしゃるのですか」 

 先生 「たしかに矛盾したことを言ってるみたいですね。しかし、実は議論が
一歩進んだからこうなったのです」

 曲平 「詭弁みたいですね」

 先生 「いやそういうわけではありません。話は2段階になっているのです。
第一段階では、局所慣性系が作れて、真の重力は座標変換によって消し去ること
ができるといっているのですが、これはΓ接続がゼロになるように座標変換をす
ることができる、というように表現されます」

 曲平 「Γを使っているのが前と少し違う点ですね」

 先生 「同じことをリーマン幾何学の言葉で言い表しただけです。ところが何度も
言ってきたように、真の重力場がある場合、局所慣性系ができるのは、一点のご
く近傍に限るのでしたね。少しはずれると完全には無重力になっていない、とい
うことでしたが、これはΓがゼロでなくなる、つまり、Γの微分はゼロではない
ということで、従って曲率テンソルがゼロではないということを表しているのです」

 曲平「なるほど少し分かってきました。等価原理の表現で、局所的ということ
をしつこくつけ加えていらっしゃいましたが、こういうことを言うための例によ
って伏線だったわけですね」

 先生 「そうです。近傍とか局所的とかいってきましたが、つまり計量テンソルの
一階微分に関することと、2階微分に関することを両方言っていて、2階微分を
忘れて良いくらい小さい領域では真の重力と仮の力の区別はなく、それ以上広が
った領域では、やはり差がある、ということなのです」

 曲平 「条件を隠して言う悪質不動産屋みたいなところが感じられますが、ま
あ、よく契約書を読めばちゃんと書いてある、というところですか」

 先生 「余り品のある言い方ではないけれど、まあ、この点では法律と数学は
似たようなものですね」

 曲平 「アインシュタインも、初めは2種類の重力は全く区別がないと思っていたのに、
リーマン幾何学を使って理論を作ってみたら、最初の思惑とすこしちがっていたもの
になってしまった、ということなんじゃないのでしょうか」

 先生 「アインシュタインが本当にどう考えたか、詳しいことは知りません。でも、理論
の組立方、道筋というのはそんな形になっていますね。いずれにしても、最初の素
朴な発想が、数学的な理論によって、もっと精密なものになったのだと考えた方が
良いと思います」

 以上ブルーバックス『相対論の再検討』より引用

 艮神

#0054 ultra7   9012241718

 私は前に餃子まんさんが主張していた「等価原理と一般相対性原理の取り違え
事件」には、反対しましたが(取り違えている以上反対するのが、当たり前だけ
ど・・・)、上に上げたような正しい議論に反対したことはありません(正しいこと
なので、反対しないのが当たり前だけど)。

 この引用の最後のところに書いてありますが、多分アインシュタインが通ったであろう
歴史的な「理論の組立方、道筋」に沿って、「悪質不動産」みたいな(笑)議論
の進め方をしたのが内山氏の教科書で、最初から避けて通ったのがランダウです。

 ただ、どちらも「等価原理が必ずしも成り立つとは限らない」(餃子まんさん
も認められている裳華房の本、『一般相対性および重力の理論』より)と、主
張していることは一緒なんです。

 ランダウも内山さんも言ってることは、本当に同じですよ。

 『重力の勾配が問題になる現象では等価原理は成立しない』(これは、ぎょう
ざまんさんがコテンコテンにけなしている、『岩波全書』からの引用です。こ
の発言内容は、ぎょうざまんさんやランダウが言ってることと何が違うのでしょ
うか)

  ついでにかいときますと、裳華房の『一般相対性および重力の理論』には
、「最近この強い等価原理が、どの程度に破れていてもかまわないか見定めよう
と言う傾向がでてきた」なんて書いて合ってその後には、その実験に関する記述
すら並んでいますよ。

 もう一度書いて起きますが、「破れている」か、「成立しない」か「適用でき
ない」かは、その表現方法は自由ですが、みんな指し示している内容は一緒です。
餃子まんさんには、なぜか「破れている」っていう表現がすごく気に入らないよ
うですが

 それから今度こられるときは、もう少し感情的にならず、理性的に余裕をもっ
て議論する方法を学んでからきてください。興奮しすぎるとまた「等価原理」と
「一般相対性原理」を取り違え「血の叫び」を上げた上に訂正するような『相対
論学徒』として、恥ずかしいはめに陥りますから。

 ぎょうざまんさんは前の書き込みを読んでくれって何回も書いてますが、ここ
に書いたのはNo737の42と同じことです。人の書き込みを、実は自分じゃ読んで
ないんじゃないかなあ。何回も同じことを書くのは後免なので、これが最後のレス
でしょうねの艮神

#0055 sci6277  9012241722

> 先生 「そうです。近傍とか局所的とかいってきましたが、つまり計量テンソルの
>一階微分に関することと、2階微分に関することを両方言っていて、2階微分を
>忘れて良いくらい小さい領域では真の重力と仮の力の区別はなく、それ以上広が
>った領域では、やはり差がある、ということなのです」

> 曲平 「条件を隠して言う悪質不動産屋みたいなところが感じられますが、ま
>あ、よく契約書を読めばちゃんと書いてある、というところですか」

 あらら、やっぱりわたしの主張そのままじゃあないですか!

 局所的にはやっぱり破れてないですねえ!やっぱりプロは正しいことをおっしゃる!
 いつまでも鬼の首をとったように、私の間違いを繰り返してくださるULTLA7さまへ
 プロのかたは、だーれも、内山せんせがおかしい、っていってますぜ、だんな

  あんまり傷が深くならないうちに、あやまっちまいなさいよ

#0056 sci6277  9012241733

  うーん、ultla7氏ってほんとに、ブルーバックスをわかってて
  引用してるのかなあ?墓穴を掘ってるんだよ、わかんない?
  基調753にも書いたけど、「等価原理」がその意味で破れる、
  て書いてある教科書を他にもあげてごらんよ。

アインシュタインの名誉を守るため復活したsci6277だけど、もうやめた

#0057 sci6277  9012241750

> 『重力の勾配が問題になる現象では等価原理は成立しない』(これは、ぎょう
>ざまんさんがコテンコテンにけなしている、『岩波全書』からの引用です。こ
>の発言内容は、ぎょうざまんさんやランダウが言ってることと何が違うのでしょ
>うか)

 そうゆう現象っていうのは「局所的」じゃないのです。

 等価原理は「局所的には重力は消せる」っていうことなのです。

 だから局所的には「等価原理」は破れないのです。

          ああ、かんたんな論理!

 どんどんultla7氏の傷が深くなるなあ...わらしってサドかしら?

 あっ、うつっちゃった!

#0058 sci6277  9012241812

  ふにゃふにゃ、これでほんとにほんとにさーいごっと
 どうもy-starさん、せっかくエールを送ってもらったのに
 気分がわるくなったみたいでごめんなさい。でもこのultla7氏のほうが
 もっとえげつないとおもいますけどね、「物理屋として恥ずかし」とか
 いつまでも私のおんなじ間違いを、繰り返し繰り返しあげつらったり。
 まあ議論の内容は、基調753でも他のプロの方も、私が正しいことを
 証明されていることですし、私の役目もこのへんでおわりですね...

  ではでは...ばいびー!

#0059 ultra7   9012241855

 それ、もしかしたらぎょうざまんさん、違う「等価原理」の話してません
か??

 関連31で、すでに以下のように、あなたはこう認めてます。

>           すんましぇーん、一個大きな訂正をいたします。
>       あなたのおっしゃるとうり、「強い等価原理」は
>
>       「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれば、あらゆる物理法則
>   は、無重力中と同じになる(区別がつかない)」
>
>             これ認めちゃいます。んでもって私が声高に主張しておっ
>   た「方程式の形がかわらんうんぬん」っていうやつ、これを一般相
>   相対性原理と名づけます。はいはい、私は妄想しておりました。

 ということで、あなたが書いたように、私たちずっとこの「強い等価原理」
の話をしているんですけど。

 そんでずっと、書いてるのは、「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれ
ば、あらゆる物理法則は、無重力中と同じになる(区別がつかない)」とい
うこの強い等価原理が破れる場合があるってことなんですけど。これいいで
すね。

 もし、これが絶対破れることがない(「成り立たない場合はない」「適応
除外はない」「使っちゃだめなのという例は存在しない」・・・例によって、
表現はお好きに)とお思いなら、前に私がアップした重力場中の電磁波の方
程式をこれに適応して、「破れない」ことを示して見て下さい。

 「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれば、重力場中の電磁波の方程式
 は、無重力中と同じになる(区別がつかない)」

 どうぞできるのなら、これを、得意の局所座標変換で同じ方程式にしてみ
てください。内山さんはこれはできない、つまりこの原理が破れる場合があ
る、という以上のことを何もいってないのですが・・・。できるというなら本当
にやってみてね。

 どうもぎょうざまんさんは、例によって何の原理について話しているのか
自分で取り間違ってしまって、虚空を相手に「鬼の首」を取っている気がし
てならない艮神

#0060 sci6277  9012241910

  はあー、その2つの「等価原理」って「等価」である、っていうのは
 どの教科書にものってるんだけどなあ....

  また傷を深くしちゃったね、かわいそーに、おらしらねっと(ためいき)

#0061 ultra7   9012242033

 へえ皆「等価」なんですが。こりゃ、本当の「等価原理」だな。それは本
当に知らなかったなあ。その教科書は、何でどう書いてあるか、ぜひアップ
してください。(重力エネルギーを含む場合を指す意味で使う「強い等価原
理」を相対論が満たすことは知っていたけど、これは、知らなかった)

 まあ兎に角「等価」なら、この定義のまま話を続けていいわけだ。

 繰り返して聞きますが、この「強い等価原理」っては、この定義通りでい
つも成り立つと思っていいわけでしょうか。

 強い等価原理の定義は「あらゆる物理現象」に成り立つのであって、「局
所で」とかなにも書いてないのですが、そんな前提なしでこのまま、「重力
場中の電磁波」についても成り立つと思っていいのですか。

 もし、ぎょうざまんさんが、この「重力場中の電磁波」について「強い等
価原理」が成立していることを示せるのなら、素直に誤りますよ。

 艮神

#0062 ultra7   9012250201

 あれえ、レスが止まっちゃったなあ。

 まあ、私が言っても、どうせ信じないだろうから、前にぎょうざまんさん
ご本人が以前に書かれた書き込みを引用しながら、話を進めましょう。

 兎に角、議論している問題点はぎょうざまんが書いた定義の

>       「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれば、あらゆる物理法則
>   は、無重力中と同じになる(区別がつかない)」
>
 という「強い等価原理」が「破れる」ことがあるかどうかです。

 定義に「あらゆる物理法則」とあるので、これに具体的に電磁波を入れま
すと

 「重力場中で、局所慣性系に座標変換すれば、重力場中の電磁波の方程式
 (□A+RA=μj)は、無重力中と同じになる(区別がつかない)」

 となります。

 書き疲れたけど、内山さんはこれは「成り立たない」、というてるわけで
す。

 ぎょうざまんさんは、この方程式について以前に、

    □A+RA=μjってマックスウェル方程式じゃなくて、波動(ダラ
  ンベール)方程式なんですよね。波動っていうのは、空間に波が伝わる
  という「大局的現象」なんです。だから局所性の原理である「強い等価
  原理」が破れる、というよりは適用できない、といったほうがいいよう
  な気がします。

 と書いてますが、ここで、ぎょうざまんさんは、

 この方程式は、「強い等価原理」の「適用外」と言われてるわけです。

 内山さんとぎょうざまんさんの主張の差は、「適用外」というか「破れ
ている」というか、表現の差に過ぎないと思うのですが。

 この当たりで、とっくに議論は終わってると思っていました。

 兎に角、内山さんの「強い等価原理が破れている場合がある」という主
張が、間違っているともし主張するなら、それは「強い等価原理が破れてい
る場合はない」(適応できない場合はない)と主張することになりますが、
そうとっていいのでしょうか。すると、上のご自分の主張と矛盾しますけど。

 艮神

#0063 sci3021  9012250543

 要するに、「言葉の解釈の問題」なんでしょう?   お邪魔 D.D.C.

#0064 ultra7   9012251013

 ↑ そうだと、僕は思うんですけどねえ????

 艮神

#0065 ultra7   9012251014

 昨晩のクリスマスイブの夜、艮神は会社で泊まりでして、何も写らないワ
ープロの前で寂しく一晩過ごしてしまいました。だって、ぎょうざまんさん
と楽しいクリスマスイブを過ごそうと思っていたのに、急にレスが止まって
しまうのですもん。(ええ、そんなイブ、ゴメンだって??その気持ちは分
かります)。

 「もう、ここには来ません」と宣言していたはずなのに、私が顔を出すと
、待ってたかのように突然(でもないか)現れた割には、議論が盛り上がり
かけたところで、また急に消えちゃうなんて、うふうふ、間を持たせて気を
引くのがうまいお方。

 イブの夜だというのに、可哀想な艮神がなんで急にふられちゃったのか考
えたのですが、

 1。わらひとの「不毛」な議論をやめ、彼女と遊びに行った。(この家宝
モノ!でも、もし、そうだったら、その態度は本質的に正しい。エーーン、
こっちは、会社で政府予算案の原稿作りじゃ)

 2。モデムが急に壊れた。(アー、アー、テスト、テスト。この文章読め
てますかああ)

 3。(これまったくの推測です。最初から宣言しておきますが、もし間違
ってたらすぐ謝ります)なんか間違いを書いてしまってでにくくなった。

 寝ながら涙で枕を濡らし、ふられちゃった理由を、色々考えたのですが、
もしかしたら3。かなあなんて・・・。大した証拠もなくこういうこと書くと、
今までのぎょうざまんさんの「性格」からみて、後の反撃がかなり怖いけど
!!。オド、オド。

 私がなぜこいう推理に至ったか。その理由は、「2つの等価原理が等価と
いうのはどんな教科書にも書いてあること」という、ぎょうざまんさんの最
後の書き込がどうしても気になって・・・。

 サンプルが余り多くないので確実なことは言えませんが、私の知る限りで
は、ずっとここで問題にしてきた、いわゆる「強い等価原理」を詳しく説明
してある教科書(私が見れたのは、日本語だけだけど)って、あんまり多く
ないのですね。

 だから、この書き込みみて、「へえ、やっぱりものは聞いてみるものだ」
と感心してたのだけど、レスが全然帰って来ないので、なんかおかしいなあ
と思えてきて。

 (間違ってたら本当にゴメンね)(小さな声で・・・・・)

  「もしかしたら、『慣性質量と重力質量は等しい』と『(弱い)等価原理』
が等しいという、話と取り違えませんでしたか???」

 もし、そうだったら、気にぜずこのコーナーに戻ってきて下さい。私、気
にしませんから。そして、もし、これが私の浅学からの勇み足なら、ペコペ
コしますから、どうぞ言ってやって下さい。

 私何ぞ、何回このネットで読者に、わびたことか。面の皮が厚くなり過ぎ
て、謝ることが全然恥ずかしくなくなってしまった情けない艮神

#0066 sci3927  9012251538

 次ぎの発言は102行あります。  sci3927

#0067 sci3927  9012251540

「等価原理」を整理してみましょう。

  「慣性質量=重力質量」

これが、なんでも、1907年に、Einsteinが論文で、注目したことだそうです。
(実験的に確認もされていることだそうだ。)

これを一般の物理現象に拡張したのが、

  「一様な重力場は、一様な加速度系と同等である」 (等価原理1)

で、Einsteinは、1912年の論文で、これを「等価原理」とはっきりいったそうである。

それで、この(等価原理1)を続きの論文で「一様でない重力場」に適応するために、

  「無限小の領域では、一様でない重力場は、一様な重力場とみなせる。」
                                 (A)
とかいって、

  「無限小の領域では、一様でない重力場は、一様な加速度系と同等である。」
                                 (B)
などといっているわけです。

さて、話題の

  「一般相対性理論」(裳華房)内山龍雄著

の中では、

  この(B)を、  「等価原理」と呼んでいる

わけだが、

  「相対性理論」(講談社)パウリ 内山龍雄訳、
  「場の古典論」(東京図書)ランダウ=リフシッツ

では、

  (等価原理1)を、「等価原理」と呼んでいる

のである。

では、この(等価原理1)と(B)は同じものでしょうか。

これは、(B)が正しいためには、

  (等価原理1)が正しくて、 かつ、 (A)が正しい

ことが必要なわけですから、明らかに、(等価原理1)と同じではありません。

(等価原理1)が正しいとしても、(A)が問題になるわけです。

  「(無限小の領域では)、一様でない重力場は、一様な重力場とみなせる。」
                                  (A)
に対抗して、

  「(無限小の領域でも)、一様でない重力場は、一様な重力場ではない。」
                                  (*A)

という立場もあるわけです。で、「みなせる」とは、どういうことかというと、

  「本当はちがうけど、大体一緒だから、そう考えましょう。」

ということで、このような理論構築のための「方便」のようなものなわけです。

いってみれば、

  「曲面を接平面で近似しましょう。」

という考えかなわけですが、

  「曲面は平面ではない。」

わけだから、こういう方便を、「原理」に混入していいとは思えないわけです。

なんだかわからなくなってきましたが、

   曲面 = 一様でない 重力場
  接平面 = 一様な   重力場

であり、「等価原理1」から

  接平面 = 一様な重力場
      = 等加速度基準系 or 局所ローレンツ基準系

なわけである。で、ようするに、無限小の領域を考えて

  「一様でない重力場を、一様な重力場で近似する」

ことは、大抵はうまくいくが、うまくいかないことだってある。
というのが、ベクトルポテンシャルの例からいえることだと、
僕は思うわけである。

だらだら書いてきましたが、いいたいことは、

  仮定(A)を「等価原理1」に加えて、「等価原理」と呼ぶべきではない。

ということです。

おわり。 sci3927

#0068 sci4492  9012261610

 ウルトラはん

こういう場合はごめんと言って餃子まんさんをぱっくと一口で
飲み込んでしまえばいいっじゃーないかなー
 
 茶茶をいれるすきやねん

#0069 ultra7   9101140228

 いやあ、もう不評なこのコーナーは「禁断のコーナー」として封印
 しようかとも思ったのですが、酔っ払ったついでに書いてしまおう。

 もしかしたらこの「等価原理は成り立つか」の疑問は、もしかしたら
 あのパウリのおっさんも頭を悩ましたという、重力が中の電子の放射
 に対する、ひとつの答えになっているのでは、なんて気がついムク
 ムクしちゃったものだから・・・・

 このパラドックスは、もし電子について等価原理が成り立つと
 重力場中の電子は、加速されている電子と同じものと見なせるから
 電磁波を発生するはずだという話なんですが、

 艮神風表現の「等価原理が破れてる」でも、ぎょうざまんさん風の
 「電磁波みたいな非局所的な現象に等価原理使っちゃだめなの」
 でも、表現はどっちでもいいけど、「電磁波に等価原理が使えない」とする
 と、このパラドックス自体が消えるのではないでしょうか。

 ああ、ああ、日曜泊まりは暇だの艮神

#0070 sci3927  9101150135

> このパラドックスは、もし電子について等価原理が成り立つと
> 重力場中の電子は、加速されている電子と同じものと見なせるから
> 電磁波を発生するはずだという話なんですが、

    これはパラドックスじゃなくて、単なる「大ボケ」なんじゃないんですか。

                                         sci3927

#0071 sci5498  9101161152

まじに考えると重力場の量子論になりますね

                                            Shige-A

#0072 ultra7   9101161352

 >SCI3927さん(なんかハンドルありませんか?)

 おお、これは「大ボケ」だったのですか。でも、この「大ボケ」パラドッ
クスもどきは、(私のパラドックスの表現がよくないのかも知れませんが)、パウ
リなどなど大御所が、かなり激論を戦わしたパラドックスと聞いています。

 大学教授にして、ハードSF作家の石原藤夫さんが、確かブルーバックスの『一
般相対性理論と銀河旅行』の最後で、まだ解かれていないパラドックスって、
紹介されてまして、先日これをうかがったら「あれもう解けたらしいです」
なんて言われてましたね。どう解けたのか結論は知りません。

 それから、前の長いアップですが、確かに違うものを、皆「等価原理」と
呼ぶのが混乱の始まりなのかもしれません。

 でも、「等価原理」に色々あるのも確からしく、「強い等価原理」に限っ
ても、私が紹介したこの「強い等価原理」以外に、重力場のエネルギー自身
が作り出す重力場についても等価原理が成り立つとしたのを「強い等価原理」
と呼ぶ場合もあるようです。

 この等価原理は、理論上の問題だけでなく、ディッケの理論など、アインシュタイ
ン以外の重力理論はすべてこれを満たせないことが示せるために、どの重力
場理論が正しいか、という、実験の上での検定にも使われているようです。

 艮神

#0073 sci3927  9101161857

 あれは「パラドックス」なんでしょうか。

 まず、一様な重力場を考え、電子が自由落下しているとします。電子と一緒に
  自由落下している系から見れば、重力ゼロで、電子も静止しています。ですか
  ら電磁波は発生するとは思えません。電荷が電磁波を発生させるのは、自分の
  作る電場に対して加速している時なので、まわりの電場も一緒に自由落下して
  いる場合は、電磁波が発生してなくてもおかしくはないでしょう。

 少し整理します。

    G1 一様な重力場を考え、電荷が自由落下している。(観測者は静止)

    G2 電荷が静止していて、観測者が一様な加速度運動を行なっている。

    L1 観測者が静止していて、電荷が一様な加速度運動を行なっている。

 等価原理からいって、G1=G2と見なせます。また、ラモアの法則からL1
  の場合は電磁波が発生します。さて、G2=L1かどうかが問題ですが、水面
  上にピンポン玉をおいて、水面を電磁場、ピンポン玉を電荷と、見なすとしま
  しょう。すると、

   L1’ 観測者が静止していて、ピンポン玉が一様な加速度運動を行なっている。

   G2’ ピンポン玉が静止していて、観測者が一様な加速度運動を行なっている。

 となって、L1’の時は、波が立ちそうな気がしますが、G2’の時には波は
  観測されるないような気がします。もっとも、電場と水面とでは、話が違いま
  すし、加速度系から見た電荷を扱うのは一般相対論を必要とするでしょうから
  、何ともいえませんが。

 それから、「強い等価原理」ですが、最近、僕の買った本には、

  「宇宙の、あらゆる時刻、場所で等価原理が成り立つ。」

 と、書いてありました。

 あと番外ですが、こんな話を聞いたことがあります。ある大先生の書いた教科
  書に間違いがあったので、ある学生が、教科書の、どこそこが間違ってますよ
  と、その大先生にいったところ、

  「間違いがあるからこそ、その学生が、理解してるかどうか分かるのだ。」

 と返事をされたのだそうです。きっと、大先生の書いた本でも、批判的な態度
  (方法的懐疑とかいう人もいるが)を忘れてはいけないという話なのでしょう。

 ブルーバックスについて一言いうと、(極論ですが、)

  「ブルーバックスは、科学分野の観光ガイドブックである。」

 ということがいえるのではないでしょうか。       sci3927

#0074 ultra7   9101162257

 どうも、早速のご返事ありがとうございます。

 この電子のパラドックスですが、やっぱパラドックスと思いますが、どうでしょうか。

 観測者と電子を別個に動かすとよくわからなくなりますが、一緒に動かしてや
れば、パラドックスになっていることが、より分かりやすいと思います。

 A1。一様な加速度で、電子と観測者が一緒に運動している。
 A2。一様な重力場の中に、電子と観測者が一緒に静止している。

 この例で、電子と観測者がいずれも小さな箱の中に外が見えない状態で閉じ込
められているとすると、いわゆる一般相対論で必ず出てくる『エレベーター』の
例題になります。(この場合、無重力状態でないので、綱は切れてませんが)

 等価原理からA1=A2ですが、A1の場合は、SCI3927さんが言われたように
『ラモアの公式』から、単位時間当たり、加速度の自乗に比例するような放射エネルギーが
放出される、と考えるのが妥当でしょう。

 一方、A2で電磁波が放射されるとするならば、地球上にある、身の回りの電子
が一斉に放射を始めるはめになりますから、常識的には電磁波が出ないと考えるの
が妥当と思います。

 この問題について、重力波の検出で有名なウエーバー教授は、著書『一般相対論と
重力波』の中で

 「等価原理が物体が帯電している時にも正しいかどうかは明かではない。電荷を
観測することによって、加速度による重力場なのか物質による重力場なのか区別す
ることができるかもしれない」と述べています。

 これに対し例のパウリのおじさん(この方、量子力学で必ず出てくるので一般の方
も名前を聞いたことがあると思いますが、『パウリの排他原理』のあのパウリです)は、
A1もA2もどちらも電磁波は出ないと推論しました。しかし、ほかの学者ら
(ファルトン、ロアッチなど)の中には、どちらも放射するはず、と結論している者もあり
ます。

 しかし、パウリの理論でも、加速度が一定でないと電磁波を放射してしまい、電子
が静止していても、周囲の重力場が変化すると電子は電磁波は出ざるをえない、と
いう結論になるようです。

 また、ファルコン、ロアッチらの結論だと、重力場に置くだけで電磁波が出てしまい、一つ
間違うと永久機関が作れそうです。

 このパラドックスを抜けるには、もともと等価原理が破れている、というのが一番イージ
ーな解決法ではないかと思ったのが、前の書き込みの意図でした。

 こうしてみると『強い等価原理』が破れているかどうかといった話は、かなり物理
学の根元に食い込んだ話でもあるように思います。

  艮神

#0075 sci3927  9101171701

>A1の場合は、SCI3927さんが言われたように『ラモアの公式』から、
>単位時間当たり、加速度の自乗に比例するような放射エネルギーが
>放出される、と考えるのが妥当でしょう。

 観測者から見た場合、電磁波が放出されているように見えるのでしょうか?

 『ラモーアの公式』は、観測者が静止しており、電荷が加速している場合な
 ので、観測者が加速している場合は、観測者の等加速度座標系で、電荷と電
 荷の作る電磁場を見た場合どのように見えるかを、一から考えな直さねばな
 らないと思いますが。      sci3927

#0076 ultra7   9101171730

  そう、それは確かに問題ですね。実は、私もそこは面倒くさがって計算し
てなかったりします。

 でも、電子をぐるっとくるんだ空間で考えた場合、制止系だとそこから外
へエネルギーが漏れてるように見え、加速度系だと、周りをくるんだ空間か
ら何も エネルギーがでてないってのは、何かおかしい気がします。

 それに、ラモアの公式って普通は、光速より十分に遅いとして、点電荷の
放射エネルギー公式を簡略化したものを指しますでしょ。ですから、この放
射エネルギーは、相対論的効果が云々という次元ではなく、どんなにゆっく
り走っていても現れる効果です。

 そういう公式ですので、ちょっと電子と一緒に加速して見るとエネルギー
が消えてしまい、止まって改めて見ると放射がパッと現れる、というのは
、どうも納得しがたい気がします。ある電子から情報が外にでているか、い
ないかが、加速してみるか見ないかで変わるというのも、パラドックスに落ち込み
かねないきがします。どうも具体例をうまく考え付きませんが・・・。

 艮神

#0077 sci3927  9101182344

  古典電磁気学では、普通、電磁波放射は、電気双極子の作る電場磁場を
 考えて、電気双極子による電磁波放射を導き、電気双極子が単一の電荷
 だけで作られているとして、加速する点電荷による電磁波放射を考えま
 すが、等加速度系で見た場合、一緒に加速しているとかいう電荷が、電
 気双極子を作るか、すなわち、その等加速度座標系で、位置を変えるか
 どうかが怪しく、さらに、等加速度座標系において、電荷の電磁場の満
 たすべき方程式も、その座標系で書く必要性があるのですから、等加速
 度座標系で電荷のつくる電磁場がどう見えるかは、きちんと計算しない
 と分からないでしょう。

 しかし、それ以前の問題として、重力場中において、どうやって、電荷
 を静止させておくのだ、という問題があります。

 重力場中において、電荷は、重力をうけているのですから、それを静止
 させておくには、当然、重力の作用を打ち消すような力が必要になりま
 す。そして、その力による、エネルギーの出入りはあるはずで、そのエ
 ネルギーを、どう考えるつもりなのか、という疑問が出てきます。電荷
 を静止させておくための力の話は、とりあえず無視する、とかいったり
 すると、エネルギー保存則に矛盾した話がでてきても、おかしくないと
 かいうような話になりそうな気がしますが。     sci3927

#0078 ultra7   9101200008

  Q。『電気双極子』と『ラモアの公式』の関係がどうも怪しいという噂が
 たってますが。この二人の関係はかなり『深い関係』なのでしょうか。
 
  A。二人の関係は本質的ではないのではないでしょうか。実は、点電荷
 が、デルタ関数に浮気心を出し、ベクトルポテンシャルの式にもろにデルタを突
 っ込み(ヤラシー)、いやがるポテンシャルを押し倒し、ひたすら微分、微分を繰り
 返し、挙げ句の果てに、『ラモアの公式』を産んでしまったことがあります。
 どうも、『電気双極子』なしでも『ラモアの公式』はやっていけそうです。(
 しかし、実は導出が無茶くちゃ面倒くさい!!)
 
  どうやって電子を固定するかですが、固定するだけなら必要なのは力(お
 お、押し倒しじゃ)だけで、(動かなければ)エネルギーはいらないでしょう。
 (相対論的量子力学の世界などに入り込んで、電子にチッタベーベングなどを起こ
 されると、なぜか電子は光速で走り回らないといられなくなったりしますが、
 一応、そういう面倒くさいことはナシにしましょう)
 
  話がここらまで専門的になってきますと、はたしてこの書き込みを読んで
 る方が何人いるのかって感じになってきてますが、この先は、パウリのおっさん
 の原論文をとりあえず読んでからってことの方が、どうも見通しがよさそうで
 すが、どうでしょうか。
 
  といいつつ、まだ論文を探し出していない艮神だったりする。できれば誰か
 探してくれません。

#0079 sci3927  9101200716

  問題です。

  あなたが、ある宇宙船にのっていたとします。運悪く、ある極めて強い重力をもつ
  星の重力場に捕まってしまいました。その重力場から脱出しようと、その重力に逆
 らうように、その宇宙船の推進力を全開にしたところ、その重力と推進力が、釣合
 い、その星からの距離が一定になってしまいました。さて、ここで問題です。この
 とき、あなたがのっている宇宙船は、エネルギーを消費していないのでしょうか?
      sci3927

#0080 ultra7   9101211212

  問題です。

  あなたが、ある『机の上』にのっていたとします。運悪く、ある極めて強
 い重力をもつ 星の重力場に捕まってしまいました。その重力場『の上に
 体を固定』しようと、その重力に逆らうように、その『机の上にしがみつ
 いた』ところ、その重力と『机の上からの反作用』が釣合い、その星から
 の距離が一定になってしまいました。
 さて、ここで問題です。このとき、あなたがのっている『机』は、エネル
 ギーを消費してい『る』のでしょうか?

  艮神

 力をいくら使っても移動距離が生まれなければ、(W=F×S)エネルギーは
 いらない(ロッケットの場合は、力を掛けてガスを噴射するのでエネルギーがばかば
 か無くなる)。

 でも、まあこんなことをいくら言っていても、これ以上あまり進歩はない
 と思いますが、どうでしょうか。この重力場中の電子(電荷を持ってれば
 別になんでもいいけど)の電磁波放射問題は、「相対論最大のパラドックス」と
 見なされた時もあったとかいいますし、あのパウリが、パラドックスと見なして論
 文を書いているようですから、前にも書きましたが、その論文を探す方が
 何がパラドックスなのか(さもなければ、元々勘違いなのか)話が早いでしょう。

 もしかしたら、この隠れたエネルギー問題が解決の鍵かも知れませんし、元々「
 等価原理」が破れているだけなのかも知れませんし、二人とも外れたこと
 を言っているのかも知れません。(まあ、名著『相対性理論』を書いた、
 あのパウリが困ったという問題をそう簡単に、わらひごときが解けるとも
 思えないけど・・・・)

#0081 sci3927  9101211737

> 力をいくら使っても移動距離が生まれなければ、(W=F×S)エネルギーは
> いらない(ロッケットの場合は、力を掛けてガスを噴射するのでエネルギーがばかば
> か無くなる)。

 いってることが、完全に矛盾してますね。

 相対性理論とニュートン力学と混乱してるんじゃないですか?
 『机』とかいう絶対静止系もどきの概念を、相対論に持ち込む
 ところからいって、ようするに相対性理論が分かっていらっし
 ゃらないんじゃないですか?

 相対性理論は、ものごとが相対的であるという理論ですから、
 すべからく、問題は、余計なものがなにもない宇宙空間ですべ
 きでしょう。

 電磁波放射問題も、電磁放射によるエネルギーの放射分のエネ
 ルギーを供給してやらねば、必要な加速度が得られないだけの
 ことではないでしょうか。

 sci3927

#0082 ultra7   9101212010

> ようするに相対性理論が分かっていらっしゃらないんじゃないですか?
なんて言われしまいました。どうも話がまたこんがりそうな、いやな予感が
溢れてまいりました。

 とりあえず、
> いってることが、完全に矛盾してますね。
というのは、どことどこが矛盾を起こしているかを具体的に教えて下さい。

 それから、『机』って「絶対静止系もどき」の概念なんでしょうか。相対
論では、いわゆる作用反作用の拮抗で、物が止まっているってことはありえ
なく、必ずロケットかなんかで噴射してないと物は一か所に止まってられな
いのでしょうか。もし、本当にそうだったら、かなり不便だなそりゃ。

 電子の例で言えば、半球状のボールの内側に負の電荷をシャージさせ、そ
の真ん中にでもおけば、勝手に浮いてるきがしますが。こういうのって、相
対論的には「浮かない」ものなのでしょうか。

> 電磁波放射問題も、電磁放射によるエネルギーの放射分のエネ
> ルギーを供給してやらねば、必要な加速度が得られないだけの
> ことではないでしょうか。

 これは、まあそうです。ところが重力場があるだけで放射されてしまうと
すると、このエネルギー供給がどこから来てるかが問題になるわけです。ど
うも、何がパラドックスか(または、パラドックスでないか)も、よく合意に達していな
いようなので、もしこれ以上話を進めるならば、やっぱパウリの文献が先で
はないでしょうか。

 と、いいつつ湾岸危機で忙しいようの艮神

#0083 sci3927  9101212024

 パウリの文献より、一般相対論のお勉強のほうが先でしょう。

 とりあえず、重力場中では、自由落下している系から見て、話
 を簡単にして、考えていく、ということぐらいできるようにな
 りましょう。  sci3927

#0084 ultra7   9101212044

このパラドックス、自由落下してないのですけど・・・
 いくつか上の書き込みで、「無重力状態じゃない」って書いたでしょ。
 まずは、問題を的確に捕らえましょう。

 艮神

#0085 ultra7   9101212055

 どうもこういう議論をすると、ぎょうざまんさんとの惨事の再来になりそ
うな気が・・。

 では、パウリの論文の前に、上で書いたことの何が具体的に矛盾してい
るのか。また、作用反作用によって物の位置が相対的に静止する、というこ
とのが、はたして非相対論的概念なのかをはっきりさせたもらえませんか。

 例えば、強い重力をもつ星の上に止まっている「岩」は、相対論的には、
ジェット噴射をしながら止まっているのでしょうか。

 艮神

#0086 sci3927  9101212219

強い重力をもつ星の上に止まっている「岩」を、自由落下している人から見ると
加速しながら、ちかずいてくるように見えるでしょうな。

それはそうと、この問題のどこがパラドックスなのでしょう?

電荷を、星からの距離を一定に保つには、電磁放射があればそのぶん余分に
エネルギーを加えてやらねば、距離を一定に保てないですし、これは、加速
度系でも同じでしょう。この問題のどこがパラドックスで、等価原理云々が
、この話のどこからでてくるのか、理解できません。

それから、相対論の話をしているのに、ニュートン力学の話にもってくるの
は、やめて欲しいんですが。 sci3927

#0087 ultra7   9101220012

>強い重力をもつ星の上に止まっている「岩」を、自由落下している人から
>見ると加速しながら、ちかずいてくるように見えるでしょうな。

 ええ、確かにそういう風に見えるでしょう(???)。でも、なんで自由
落下がでてくるのか。もう一度書きますが、このパラドックスのモデルは、
自由落下してませんよ。

 どこがパラドクスか、なぜこれが等価原理に関係するのか、関連発言74
に、いわゆる「有名」物理学者が、この問題をどう考えたか、その簡単な紹
介を書いたはずですから、もう一度読んでください。(あと誤解なきよう言
っておきますが、これをパラドクスと言い出したのは、私ではなく、まとも
な物理学者ですから。私が勝手にパラドクス視しているわけじゃないことを
確認しておいて下さいネ。私の紹介がおかしいという恐れはありますが、そ
れならなおさら、原点のパウリの論文を見るべきでしょう)

>それから、相対論の話をしているのに、ニュートン力学の話にもってくる
>のは、やめて欲しいんですが。

 作用反作用などという概念が、相対論にないのなら「やめます」が、コレ
、どちらにも共通の概念だと思いますけど。(相対論的に衝突する粒子を考
える場合、作用=反作用と置いていた気が・・・)

 それからもう一度聞きますが、上の「矛盾」って、どことどこですか。

 後、どちらが相対論について『素人』かとか、『勉強しなおしたら』とか
類いの、議論の本筋と関係ないつまらないチャチャは、お互いやめようと思
いますがどうですか。

 これは、パソコン通信上で議論をする際、話をこんがらがせる最大のファ
クターですし、実際これをやったぎょうざまんさんが、(そのためかどうか
は想像の域を出ませんが)、ここに出てこなくなってますから。

 艮神

#0088 sci3927  9101220103

> それからもう一度聞きますが、上の「矛盾」って、どことどこですか。

 机の上の物体はエネルギーを消費しないが、ロケットは、エネルギーを消費
 するという話です。机をとりはらえば分かるでしょうが、この両者は、同じ
 ものです。ロケットが推進力、すなわち力積をうけ、ロケットがその実、運
 動量を、増加させているのと同様、机の上の物体も、机の反作用による力積
 を受け、運動量を増加させ、運動量エネルギーを増加させているのです。

 これは、自由落下している人から見ると分かりやすくなるでしょう。すなわ
 ち、机の上の物体は、机からの反作用を受けて、加速し、位置を変えて見え
 ます。ですから、机からの反作用は、仕事をちゃんとしていることになりま
 す。ロケットの場合同様、机の上の物体は、机からの反作用の力積をうけ、
 運動量を増加させ、運動エネルギーを増加させているわけです。

 sci3927

#0089 ultra7   9101220154

 なんでわざわざ自由落下しながら見なくてはならないのか、どうも私には
よく分かりませんが、この 二つの例って本当に「同じ」なのでしょうか。

 ロケットの場合は、ロケットに対し静止している系から見ても明らかにエ
ネルギーを消費してますが、机の方は、止まって見れば、エネルギーはやっ
ぱ使ってませんよねえ。

 また、そのように考えると、物体の「机への作用」の仕事の方は、どうな
るのでしょうか。力を加えられたその逆方向に、この星全体で走り出すよう
に見えると思いますが・・。力の逆向きに動いちゃうと、この場合の相対論
的運動方程式は、どうなっているのでしょうか。この例の場合だと、星(宇
宙全体も?)が自由落下の加速度で動くのだから、すごいエネルギーが要りま
すね。

 この例は、首を振りながら遠くの星を見て、「私が首を振っているのでは
なく、星がなぜか左右に揺れているのだ」というところまで、相対性原理だ
から、相対運動を拡張できる、とする主張に近いように聞こえます。

 このような例に、いったい星を動かす膨大なエネルギーは、どこからきた
のだと問えば、それは、明らかに「一般相対性」の履き違いというものでし
ょう。

 艮神

#0090 sci3927  9101220247

> なんでわざわざ自由落下しながら見なくてはならないのか、どうも私には
>よく分かりませんが、

 重力を消すためです。一般相対論の常套手段で、これがないと
 ニュートン力学の世界から抜け出せないでしょう。

>この二つの例って本当に「同じ」なのでしょうか。

 物体と力だけをみましょう。同じです。

> ロケットの場合は、ロケットに対し静止している系から見ても明らかにエ
>ネルギーを消費してますが、机の方は、止まって見れば、エネルギーはやっ
>ぱ使ってませんよねえ。

 机の方が、エネルギーを使ってないという論法をつかうなら、ロケットも
 またエネルギーを使っていないはずです。

>また、そのように考えると、物体の「机への作用」の仕事の方は、どうな
>るのでしょうか。

 「物体から机への作用」は「地表から机への反作用」に加算され、
 机を加速させるでしょう。「机の地表への作用」は「星と落下物と
 重力相互作用」と合成し、全体として引き合う力となり、星を加速
 させることになるでしょう。

>いったい星を動かす膨大なエネルギーは、どこからきたのだと問えば、

 星と物体の重力相互作用が、運動エネルギーに変換したのでしょ。

 sci3927

#0091 ultra7   9101221416

 コーナー名の通り、『激論をむしかえす・・・』になってしまいましたが
、すみません、何を言われているのか、私にはほとんど理解不能になってし
まいました。

 どんな系から見ようとも、ロケットが噴射を続けている限り、ロケットは
エネルギーを使っている、のではないでしょうか。

> 「物体から机への作用」は「地表から机への反作用」に加算され、
> 机を加速させるでしょう。「机の地表への作用」は「星と落下物と
> 重力相互作用」と合成し、全体として引き合う力となり、星を加速
> させることになるでしょう。

 上のセンテンスは、残念ながら何を意味するのか理解できませんでし
た。どっちにどっちが、力を及ぼしているかということが交じり合い
、作用と反作用が、「加算」されてしまうなどということがあるのです
か。単純に加算したら0になりそうですけど。

 また、自由落下している系から見ると、星が相対的に上昇運動をしている
ように見えるからといって、それを「実際の運動である」と見なし、星の上
昇運動のエネルギーなんかを、議論することに「意味がある」と思われてい
るわけなのでしょうか。(そのようなことをしてるように私には見える訳で
す)

 そういったことを議論すれば、観測者が自由落下を止めると、急に星も止
まりますが、その際、星の膨大な運動エネルギーは、どこにいくのでしょう
か。首を振ると相対的に揺れて見える星を、本当に動いてると見なしたら、
軽く光速度を越えますね。

 自由落下だけに話を限っても、星の真ん中に穴を空けて置けば、物体は、
「単振動」を繰り返しますが、この時逆に、星全体が物体を中心に「本当に
」単振動していると見なした場合、物体は星を引き付け動かすほどのすごい
重力を発生していると見なさねばなりませんが、電子一個とか、机がそんな
重力を発生した、と考える訳なのでしょうか。

 上の書き込みが理解をできないので、この先は、推測ですが、sci3927さ
んの立場は、もしかしたら、一般相対性理論を「あらゆる運動は相対運動で
ある。よって、どちらが本当に動いているかは、物理的に特定できないとい
う理論」とうような解釈をされているように見受けられますが、違いますか。
  私は一般相対論を、平たく言うと、「加速度系と重力場を局所的に同値
みなせる、という、あくまで『重力に関する理論』」であって、例えば、『
「天動説」も「地動説」も見方の相違だけで、一般相対論的にはどっちが動い
てると言えず、同値と見なせる』ようなものではないと『理解』してます。

 話が本筋のパラドックスから離れる一方なので、これ以上の議論は、やは
りパウリの論文を見てからとさせてください。パウリらがパラドックスとい
っていれば、パウリらの解釈を巡る問題になるでしょうし、そうでなければ
、私の紹介内容がずれていたということが、はっきりするでしょうから。 

 艮神

#0092 sci3927  9101221906

 一般相対論は、特殊相対論の拡張で、加速度系の理論でしょ。
 それ故、一般相対論という名がついているのでしょ。等価原理
 は、加速度系のみかけの力と重力との橋渡しなんでしょ。

> また、自由落下している系から見ると、星が相対的に上昇運動をしている
>ように見えるからといって、それを「実際の運動である」と見なし、星の上
>昇運動のエネルギーなんかを、議論することに「意味がある」と思われてい
>るわけなのでしょうか。

 地表上が、上に加速していると見なすことで、スペクトル線の
 偏移が導出できて、観測結果ともあっているといいますがね。

 sci3927

#0093 sci3850  9101222051

ども、うにです。

74の
 A1。一様な加速度で、電子と観測者が一緒に運動している。
 A2。一様な重力場の中に、電子と観測者が一緒に静止している。

についてですけど、どしろーと考えではどちらも電磁波がでると思います。

理由は、真空といってもホーキングの言う+−の粒子が出る所を真空と考えると
電子がぶつかることにより、どちらでも電磁波がでるのではないかと・・

重力でも、中心に向かって粒子が集中する事によりぶつかって出ると思います。

言葉どおりの何もない真空なら、観測者と電子の両方が止まっているのか
両方が動いているのか分かりませんが、「真空は活発な場所」と考えれば
判断できると思います。

(ってことで宇宙に絶対座標があるって事になりそーだけど、ここではパス)

うに

#0094 ultra7   9101222232

 ↑↑などなど、色々な意見が入り乱れて盛り上がる中、宣言通り「湾岸戦
争」などなどのため、「一時お休み」に入る艮神であった。

 ところで、
> 地表上が、上に加速していると見なすことで、スペクトル線の
> 偏移が導出できて、観測結果ともあっているといいますがね。

 宸チてのは、誰がどこでいっているのでしょうか。と最後ッペを飛ばす艮
神でもあった。

#0095 sci3927  9101222347

>地表上が、上に加速していると見なすことで、スペクトル線の偏移が導出できる。

 の部分は、佐藤文隆さんの書いた「相対論と宇宙論」を参考にし、

>スペクトル線の偏移が観測結果とあっている。

 の部分は、内山龍雄さんの書いた、「一般相対性理論」と「相対性理論」を
 参考にしたのです。

 sci3927

#0096 ultra7   9101281548

 (以下、私信モード)

 『通りがかりの物理屋』様、貴重なメール読ませていただきました。あり
がとうございました。いかんせん、当方、イラク軍及び多国籍軍と現在「交戦中
」でありまして、この通信に十分の時間が取れません。

 当方の『論陣』は、きわめて弱体かつ、根性無しでありまして、「白旗」
を挙げようが、無条件降伏しようが、別に何の躊躇も感じてませんが、短い
メールだけでは、どうもいまいち「戦況」が飲み込めず困っている状態です。

 よろしければ、連絡先などをメールで送って下さい。後程、NTT経由など
で、ご連絡を差し上げたいと思います。

 艮神


#0097 sci6609  9104051803


 重力場中の電荷も確かに電磁波を出しますが、その電磁波は電荷の静止系では
観測出来ない、というのが定説です。これはパイエルスの「物理学秘伝集」とい
う本に解説してあるので参考にしてください。簡単に言えば、このパラドックス
(?)は「等価原理」の拡大解釈であった、ということが書かれています。

 また電磁場が「強い等価原理」を破るかどうか、については基調の753にて
ほぼ決着が付いています。自分でもよくわかっていないのに、偉い人の引用ばか
り繰り返すと大ヤケドをする、という物語が展開されています。(堅い梯子のば
して、アナからでてくれば?本当は何にもわかっていないのでしょう?知ったか
ぶりで素人をコケにするのはいい加減にしたほうがいいのでは?=某裸の王様へ
の忠告)

 どちらの場合も「等価原理」は破れていないので、もし「等価原理が破れる」
などと書いてある一般書(教科書では内山氏の本だけですが)があれば注意して
読んで見てください。たぶんそれはアインシュタインの理論を否定している本で
す。たとえば別冊ニュートン「相対性理論」では、モスクワ大学の先生が「新し
い相対性理論」を提唱していますが、この人の理論では「等価原理」が破れるそ
うです。

 ついでに関連13における内山氏のプロフィールについても誤りがあるので、
訂正しておきましょう。
 先生は確かに帝塚山で教鞭をとっておられたことがあります。それからノーベ
ル賞をもらったのはグラショウ・ワインバーグ・サラムの弱電理論で、もし先生
が世界で一番に(ヤン・ミルズより早く)ゲージ理論を発表していたとしても、
ノーベル賞とは無縁です。学会では「書かれて発表されたものしか意味がない」
ので、先生の泣きごとを聞かされる学生や読者は苦笑しています。この極めて日
本的なお方に心酔されている方も、きっと同じ穴の....いやこれ以上書くと本当
に化けてでるから止めましょう。


#0098 sci6609  9104051804


 あまりきつい事を書くと、「へたな事は書けない」と思われてしまうといけ
ないので、若干フォローしておくと、やはり大事なのは

 「自分の理解している範囲で、意見を言う」

ということではないでしょうか?どんな突拍子もない(他人から見れば)こと
でも、自分で考えたことなら何でも書いていいでしょう。そして人の意見を聞
き

 「間違っていると気づいたら、訂正する」

勇気さえ持っていれば「湾岸戦争」なんかのせいにして引っ込む必要はないの
です。


#0099 sci6609  9104051820


関連61で

>もし、ぎょうざまんさんが、この「重力場中の電磁波」について「強い等
>価原理」が成立していることを示せるのなら、素直に誤りますよ。

と書いている人がいますが、「重力場中の電磁場」について「強い等価原理」
が成立していることがわかった今、この人が本当に誤る(字まで誤っている)
のかどうかが楽しみです。