Fre00726 教えて下さい..

#0000 sci1980  9009040724

電車の架線について教えて下さい。
WD
 日頃京浜東北線,東海道線を利用しております。気になっているのですが、
架線が同じではなく,京浜線は上下2本式を2組平行にしており
東海道線は上中下の3本式で1組です。
走っている電車の性能,運行本数その他差がないように思えますが
  これらの方式には差があるのですか?
  なぜどちらかの方式に統一しないのですか

  今までいろんな人に聞きましたが,答えてくれません教えて下さい。

                                    sci1980.

#0001 sci6086  9009110122

架線には10種類ぐらいあるようです。

一番シンプルなのは市街電車(路面電車)に使われているものだと思います。

一般的な架線はカテナリー式と呼ばれるもので、お話の2種類もその1種です。

なぜ、両線で使い分けているかは専門家ではないので判りませんが

架線の種類を決定するときにはその区間の速度と電力負荷が関係しているようです
つまり、速度が速いとパンタグラフと架線が一瞬離れてしまって
両者に悪い影響が出ることから
例えば新幹線は電流を通している線(本当はこれを架線と呼ぶらしいです)
はクロスビームという線にぶら下がっていますが
高速で走るため、このクロスビームも稼働式になっています。
趣味の世界からの回答で済みませんが・・・・・

                       すぎ

#0002 sci6086  9009110832

追伸

上記の書き込みに際しては、次の本を参考にしました。

名前「発車5分前」(裏方さん奮戦記)

出版 巨人軍の親会社の新聞社さん

#0003 kepel    9009111200

ありがとうございました
こういう質問は専門外でちょいとわかりませんでした.
みなさんからおこたえいただけるとうれしいいいいい

   おいどの,いや違ったお江戸のkepelこと
           東京科学部内村直之

#0004 sci1089  9009190148

>走っている電車の性能,運行本数その他差がないように思えますが
 いやいや、それが大ありなのです。
 正確には、駅の時刻表等も使って調べる必要があるでしょうが、特に東京−蒲田間で
はおそらく、列車密度(単位時間当りの運行本数)は京浜東北線の方がはるかに大きい
はずです。
 また、停車駅の数も、京浜東北線の方がはるかに多いこともあって、京浜東北線に使
われる電車は、加速、減速性能に優れたものになっています。一方、東海道本線の方
は、高速で走る時間が比較的長いことから、高速で安定した性能を発揮できるように設
計されています。

 運行本数が多く、頻繁に加速する8しかも加速性能がよい)ということは、電力消費
が大きいということです。そのため、京浜東北線では架線を2本並べて電気容量を大き
くし、電力消費に伴う電圧降下を最小限に抑える工夫をしています。
 一方、東海道本線で使われているのは、すぎさんが指摘されているように、新幹線と
同様、高速でも架線とパンタグラフが離れにくいタイプのものです。停車駅間の距離が
長く、高速で走行する時間の長い東海道本線に使われている理由は、もうおわかりだと
思います。
 余談ですが、パンタグラフと架線が離れやすくなるもう1つの要因として、「短い区
間に多数のパンタグラフがあること」があります。1両だけで走る路面電車の架線のほ
とんどが1本だけの「トロリー線」とよばれるものであるのはこのためです。
 JRでも、編成が短くパンタグラフが1〜2本の列車しか走らない四国の一部区間で
は、カテナリー式ではなくトロリー式が使われています。

 やはり趣味の世界から、すぎさんの回答への補足でした。
                       マサ

#0005 sci6086  9009202334

詳しいフォローをして頂き、ありがとうございました。
勉強になります。

  マサさんへ
                 すぎ