Fre00658 反重力装置

#0000 sci2919  9003082142

 今月の科学朝日にも掲載された東北大の右回転コマの重量減少が事実とすれば、
反重力装置の可能性も。

           加藤 治

#0001 sci1731  9003082242

 つい先日の新聞に出てましたが、
パリ国際度量衡局のなんとかさんと言う人が、
これを否定する実験結果を発表していました。
                                                        Shadow

#0002 sci4919  9003091140

UFOが回転しているのは、反重力を発生させるためだ、
と即断する人が出てきそうだなあ。

ROCKY江藤

#0003 sci5090  9003092132

あれが本当なら、マジで世の中びびるぜ!
UFOがあれが原理だと考えるのは、僕だけじゃなさそうだ!

#0004 sci3702  9003100837

実験結果より、実験装置の方が興味がありますね。

どうやって回転させるのか、どの様な方法で重さ(質量ではない!!)を計ったのか。
このbbsには、プロの科学者も多いようなので、フィジカルレビュー等もみれるで
しょう。
この実験がプロの間ではどの様に考えられているのか、そのあたりが知りたいですね。

#0005 sci2919  9003101141

 重さの測定方法は「サイエンス」の日本版3月号に掲載されています。
内容の一部を書込ます。(航空機慣性誘導用のジャイロから回転部分をだけを取り
出してまわりを枠で囲んだもの・・・・これはバランスをつけた単なる三相交流モ
ーターなのだ。これを真空にしたガラス容器の中に封じ込め、それを化学天秤で測
った。
・・・ローターの素材は、真ちゅう、アルミニウム、ケイ素鋼鈑である。もちろん、
回転によるローターの最大偏心や回転周波数のゆらぎなども、実験に先立ってきち
んと測定した。右回転にするか左回転にするかは、3本の巻線に流す電流の極性を
変えて行う。この時、外部からつなぐ電線が重みや「たわみ」になっていけないの
で、極細線を接続した。また、空気があるとローターが楊力を受けてしまうので、
全体をガラス容器にいれ、1万分の1から10万分の1気圧まで真空ポンプでひき、
封じ切った。・・・・実験では、まず電流を流してローターを1万3000回転ま
で上げ、そこで電気を切ってしまう。そして慣性でまわっている状態にして、質量
を測定するのである。・・・・左回転、つまり上からのぞきこんで反時計まわりに
回したときには、回転数を変えても何の変化も見られなかったのに、右回転のとき
には、回転数に比例して軽くなったのである!そしてローターが重い方が、軽くな
る度合いが大きかった。)と書かれていました。

              加藤治

#0006 sci2919  9003101221

 #5に続いて「サイエンス」に掲載されていた早坂博士自身が提示した問題点を
書込ます。
1:ローターの動力学的性質の問題
2:磁気カップリングの問題
3:ローターに及ぼす流体力学的効果
4:軸とベアリングの摩擦の問題
5:環境条件の違い
6:慣性力の問題
7:角運動量の相互作用
このうち「磁気カップリング」関する内容の1部を書き出します。
・・・・周辺機器や地球環境の磁場と、ローターの残留磁場が力を及ぼし合う可能
性である。・・・・・だからこそ、真ちゅう、アルミ、ケイ素鋼鈑でローターを作
ったのだ。・・・・理論的にいえば、ローターを上下逆さにした実験で、この問題
は解決されていることになる。たとえばローターが「右回り」に回ったとき、その
残留磁気と環境磁気が力を及ぼし合って、軽くなったと仮定してみよう。次に、ロ
ーターを上下逆さにしてやる。すると、今度は「左回り」になる。だから、もとの
右回りの状態で、もし残留磁気と環境磁気が力を及ぼし合って軽くなったのなら、
今度の場合は、同じ割合で重くならなければならない。ところが、「そうはならず、
重くも軽くもならない」。これが早坂博士の実験の重要なポイントである。・・・

             加藤治

#0007 sci2919  9003102017

 #6におけるローターの動力学的性質の問題に関する具体的問題は次のように記
載されていました。
・・・この問題は、機械振動の問題に他ならない。回転数を上げると振動が増加す
るが、ローターは高精度に作られており、総ての振動の加速度の総和は、実効値で、
重力加速度(980cm/秒2)の10分の1のオーダーでしかなかった。ただし
問題は、左回りと右回りの場合の違いがでるのか、である。精密な測定によっても、
違いは検出できなかった。
ローターに及ぼす流体力学的効果に関しては・・・空気中では、回転体の揚力効果
というのは極めて大きいという。1気圧のもとでは、175gのローターを毎秒1
万2000回転で回すと、約260mgの揚力を受ける。しかし揚力は空気の密度
に比例するので、1万分の1から10万分の1気圧という値まで真空に引いた環境
では10数mgという重さの違いは決して出てこないはずである。さらに、重さの
測定は、ローターをガラス容器に封じ込めた状態で行っているので、わずかに残さ
れた空気も一緒に測っている。・・・ローターが揚力を受けたとしても、系全体つ
まり、ガラス容器の重さは、変わることはない。
軸とベアリングの摩擦の問題は・・・・この系の中で摩擦によるトルクが発生した
としても、その影響が、外部の系に対する効果である重さの減少を引き起こすこと
はない。
環境条件の違いに関しては・・・これは、地球の潮汐、地球の回転軸のゆらぎ、気
温の変動、地磁気のゆらぎなどによって、測定結果の違いが生じたのではないか、
という疑問である。しかし、ローターの重さの測定は上下逆さまにした状態を合わ
せて、30分以内に行っている。・・・
慣性力の問題に関して・・・確かに測定時の慣性運動は、わずかながら減速運動に
なっている。しかし、これによって働く慣性力は、水平面内の半径方向に働く力で
あって、重さと関係する垂直方向へは決して現れない。・・
角運動量の相互作用に関して・・・これは、ローターの回転と地球の回転が非対称
的に加え合さって、右回りの時だけ重さが軽くなるのではないか、・・・・この疑
問に対する1つの解答は、仙台と東京での測定にまったく違いが見られなかったこ
とである。・・・もうひとつは・・「アインシュタイン・カータン理論」と呼ばれ、
回転方向が同じ物体同士(スピンが平行な物体同士)は反発力を受けると予言して
いる。しかし、その量は、170gで12mgなどという膨大(?)な値にはなら
ない。はるかに微小な効果でしかないのである。しかも、・・・非対称に現れるこ
とはない。
         以上サイエンス3月号より抜粋

          加藤治

#0008 sci2919  9003111916

 興味を引くところは回転数に比例して軽くなってゆくことであり、1万200
0回転で−12mgですから、1万7500回転で−17.5mgということに
なります。
ジャイロの重さは175gですから、1万倍した1億7500万回転で−175
gになると考えれば、ジャイロの重さはなくなります。実際のところ1億750
0万回転までリニアに軽くなって行くかどうかは疑問ですし、1億7500万回
転で回転させる技術は現存しないと思われるのだが。
けれども、この実験では約139gのジャイロでも実験を行っており、このジャ
イロの場合は1万3000回転で約−8mgの減少です。
ジャイロが重ければ重いほど軽くなる度合いが大きいということであり、35g
差で、−4mgの差が生じた分けですから、1000倍して35000g差で1
万2000回転の時−4000mgと考えれば、8800万回転で−35200
gとなります。
数学的素養を欠如しているので、間違っていたら御勘弁を・・

  UFOがtake offしそうだな。
因みに、私はUFO(未確認飛行物体としてのUFOではなく、地球外生物の乗
り物としてのUFO)を全く信じておりません。電磁気的なエネルギー場と思って
いますので。
            加藤治

#0009 sci4888  9003120146

590で書いたのを、また書きます
×             ×
 UFOは未来からやって来る
×             ×

という記事が、今週のTVBrosに乗ってました。

UFOに乗っているのは宇宙人じゃなくて、あくまでも地球人。
つまり、UFOはタイムマシンで、そこに乗っているのは未来人!

その根拠に
−−−−− 1 −−−−−
UFOは空中に突然表れて、突然消える。
いくら宇宙人とはいえ、こんなことが物質である宇宙船でできる訳が
無い。UFOがタイムマシンだからこそ、自由自在に空中に現れたり
消えたり出来るのだ。
−−−−− 2 −−−−−
目撃される宇宙人の姿は、人間が進化した未来の姿の想像とよく
似ている。
−−−−− 3 −−−−−
少なくとも地球の近くには、高度な文明が存在するような惑星が無い
−−−−− 4 −−−−−
タイムマシン説なら、UFOに乗っている人が、人間の前にはあまり
姿を現わさない理由は、過去の地球の歴史をかえるっていうのは、
タイムトラベルにとって最大のタブーだから。
−−−−− 5 −−−−−
将来、反重力エンジンができ、高速を越えられれば、UFOは人間
でも作れるのではないか。

以上

就 目
鳥 ノレ  sci4888

#0010 sci1082  9003120940

加藤様>
 610の関連30番に,実験の問題点を指摘してますので,ご覧
下さい.
 もう一つの問題点としては,振動で音波が出ていれば,2次流れ
が生じるかもしれないということです.秤全体を真空中に入れれば
解決しますが.

Notus

#0011 sci2919  9003122328

反重力に関する基調は既に610で開かれていました。
UFOに関する基調も590で開かれていますので、この基調はここで閉じます。
関連発言は基調610あるいは基調590でお願いします。!!!

また、ダブリをやってしまった。ご容赦を!!!

UFOの乗員は未来人ですか。タイムマシンが可能であるとするタイトルの本もで
ているようですが。時間の壁をどう突破するのだろうか。
おっと、きっとタイムマシンに関する基調も開かれていますね。

          加藤治