Edu00107 都立高校の入試制度が変わる!?

#0000 sci5277  9204210532

都立高校の入試制度が大きく変えられようとしています。
賛否両論、大いに議論しましょう!


#0001 sci5277  9204210537

この4月2日、都立高校入試制度の検討委員会が答申案を出してきて、
大いに議論が必要になっています。

来月15日にも決定して、今の中学生の2年生から適用されるという
ことになると重大問題です。

各地での学習会も始まっていますが、動きはまだまだ鈍いのが現状です。

せめて、この会議室でこの機会に、高校入試制度の在り方を大いに議論
しましょう!


#0002 sci5277  9204220515

昨日、この24日に緊急に集まっての学習と懇談の会合のあることの連絡が
ありました。

中学生の父母の10人ほどが集まっていただけるようです。

25日には、板橋区の孝行教育を考える会の事務局が会合をもってどうする
か決めるとかいうことも聞いています。

豊島区でも来月上旬にも学習会を開くとか、地域の教育懇談会も数ヶ所で開
かれるようです。

北区はこれからです。

私が関係してるのは、文京区の6中と8中の地域です。

mako


#0003 sci5277  9204260246

SUB:都高教研・第1回教研部長会議から
 4月25日午後、日本教育会館807号室において、1992年度の第1回教研部長
会議が開かれました。

 私自身は、昼食後、なんとなくゆっくりとしているうちに時間がすぎてしまい、結局
開始の午後2時半には全く間に合わず、午後3時過ぎの到着となった。

 もちろんすでに始まってはいたが、その場にはまだ数人しかいなくて、ほっと?一息
ついたようなしだいです。

 本来なら、そこで記録したものをアップすべきだが、まったくその気にはならなくて
あとから復元することもできないので、ここでは、要するに、会議があって私は参加し
ましたよ!、ということでは済まないので、皆さんに知ってほしいことだけ報告してお
きます。

 一番の問題となるのが、都立高校の入試制度改悪の動きである。この4月2日には、
改悪案の答申原案が出されたが、5月15日には最終案が出されて、16日の朝刊には
いっせいに大々的に報道される手筈になっているという。

 事態は、状況交流ということでは済まないので、具体的にどう取り組み、対案を提起
してどう闘えるかということであるが、残念ながら、都高教はいっさい15日前は動か
ないというのが基本方針です。

 都教組はもちろん大反対で、反対の意見書ハガキを作成して、メーデーの時には、都
民宣伝で大々的にハガキを配布しようという計画が進められてもいるが、中学校での影
響力は必ずしも大きくはないこともあって、率直に言うと、取り組みの先頭にあるとは
みえないのが残念ながら実情です。

 重要なのは、各職場での学習と討論を急いで巻き起こし、地域での教育懇談会などの
草の根からの学習と反対の世論形成を目にみえる形にしていくことです。

 こうした反対の世論形成と運動の交流・拡大にとっては、パソコン通信が重要な役割
を果たすことができるかもしれないと、今回のこの問題に関しては、やれるあらゆるこ
とをやっていくことの一環として、私も頑張りたいと思っています。

 以上は、会議の報告というよりは、会議で最大の問題となった都立高校の入試制度改
悪案に反対する動きをどうつくっていけるかという私の問題意識の披瀝となってしまい
ましたが、問題の重要性に鑑みて、どうかご理解いただきたく想います。

 いずれにせよ、この原案についての議論をまずは大いにたたかわせる必要があります
から、原案を本来ならアップしなければいけないのだが、今はとてもそのような余裕が
ないので、どなたか代わって打ち込んでいただけませんか?住所・氏名をメールしてい
ただければ送付しますので、ぜひともご協力いただければ幸いです。

 今は4チャンネルの「死刑廃止問題」に関してなかなか興味深い伸也番組をやってい
たのが、ちょうど終了してしまったところで、この書き込みも終了です。

mako


#0004 sci5277  9204290812

NIFTYのFMAI(毎日新聞教育フォーラム)の18番「受験戦争」会議室
で、私の書き込みに対する反論?があったのですが、それに対する反論を以下に
転載します。

SUB:Re:受験あれこれ
*315/315   NBF01650  mako              Re:受験あれこれ
*(18)   92/04/29 06:07  314へのコメント

 #314 がんこおやじ 様

 フォーラムの案内のところで、大々的に書かれていたりもして、知らないふりという
訳にもいきませんので、どこまでつめた議論ができるかは心もとなくて、しかも全面的
にというのは、時間的な制約から無理そうなのですが、この会議室に初めて?オジャマ
します。

: (6)の会議室でMAKOさんが次の様に発言されていました。
: ここでコメントするのは本来適当ではないと思いますが、受験をに関係あるので、ここに
:アップさせてください。

 私自身、内容的にはこの会議室にアップするかどうかを迷ったので、ここでの議論
でもよいと思います。ただ私としては、今回の東京の入試制度改革なるものが、受験
競争の現状分析はほとんど抜きにして、高校多様化=つぶす高校と残す高校との差別
化をはかることに最大の狙いがあるように思えるので、ここへのアップはしませんで
した。


:>一番の問題となるのが、都立高校の入試制度改悪の動きである。この4月2日には
:>改悪案の答申原案が出されたが、5月15日には最終案が出されて、16日の朝刊
:>にはいっせいに大々的に報道される手筈になっているという。

 この答申原案を読むと、いかに問題があるかが、実はしっかり書き込まれているので
すが、今は打ち込む余裕がないのでどなたか代わって入力していただけると幸いです。
私までメールしていただければ、とりあえず郵送しますので、関心のある方はご連絡く
ださいませ。私のIDは、「NBF01650」です。

 私はあえて「改悪」と表現しました。これまでの新聞報道から踏み込んで実際に原案
を検討すると、全国最悪の受験競争激化のヒドイ内容だと、この間、中学生の母親たち
と学習と懇談の集まりを何回か持つ中では、痛感しつつ、都教委のあまりにインチキな
やり方に、私自身は怒り狂っています。


>都教組はもちろん大反対で、反対の意見書ハガキを作成して、メーデーの時には都
>民宣伝で大々的にハガキを配布しようという計画が進められてもいるが、

 都教組すなわち東京都教職員組合は、50万枚以上の意見書はがきを用意して、遅れ
ばせながら、大々的な意見書運動を開始しつつあります。これまた、都教組の「基本的
考え方」という見解を見てもらうのが一番正確だとは思いますが、私自身は都教組組合
員ではないし、今打ち込むというのは無理なので、答申原案と同じく、どなたか入力し
ていただけるとありがたく思います。

 検討委員会なるものが、公聴会さえ一度も開かず、わずか半年の期間の7回(8回目
が最終の予定らしい)の形式だけの検討でしかなく、すでに方向を決めてからの形だけ
の審議にさせられようとしていたのを、都教組からの児玉委員(教文部長)の奮闘で、
かろうじて、都民からの意見書を含めて検討するということにようやくできたのです。

 肝心の父母や子供達の意見を聞くこともなく、一方的に短期間で決めて、現在の中学
2年生の高校入試から適用しようといているのは、いたずらに不安をあおり、安心して
入れる都立高校とは逆に、競争の激化する中で、ますます私立への早期安定志向が強ま
ることは明白です。


:  これについての私の感想ととがちゃんやもりもりさん達の議論の感想をのべさせた
:いと思います。

 この会議室は一応は流し読みという感じでのROMでしかなく、しかも、この26日
にはHDがクラッシュしてしまって修理に出しているので、これまでのLOGは簡単に
は読めない状態にあるので、私のコメントがこれまでのここでの議論とはずれているか
もしれませんが、事情をご賢察の上、ご理解いただきたいと思います。


:  まず、上のメッセージについてですが、詳しくは存じせんが、新聞報道によれば、今の学
:区制の束縛を緩めるということだと思います。私は、保護者としてかつ都立高校出身
:者として、こういう動きは歓迎すべきことと考えております。

 今回の改悪の一番のポイントは単独選抜だと思います。学区枠の拡大もこれと関係し
ています。色々な案があった中で、現在は隣接学区からは20%程度までは合格できる
という線になりそうです。これをもって「学区制の束縛を緩める」ということになるの
でしょうが、「こういう動きは歓迎すべきことと考えております」という理由が理解で
きません。

 学区なんてのはいらないということでしょうか?今出されている案でも、事実上学区
は消滅に近い状況になって、一人が100校近くから一つの高校を選択して受験すると
いうことが可能になるのですが、その時に選択の基準は恐らく「偏差値」でしかないで
しょう。現に隣接学区からの受験の枠が自由である千葉ではすさまじい事態となってい
て、1時間をこえる通学は当たり前の状況があります。スライスハムのように輪切りに
されていくという動きを歓迎するということなんでしょうか?


:  何故、都教組が反対なのか理解に苦しみます。反対の理由を是非教えていただきた
:いと思いますが。それは高校の序列化を恐れているのでしょうか。しかし、それは今
:でもありますし、いかにカムフラージュしてもも存続するものと思います。まあ、そ
:ういう序列をすべてなくすことが、都教組の方針なのかもしれませんが、そうすると
:やはり学業レベル低下は避けられないと思います。

 私自身は都教組組合員ではありませんから、反対理由はぜひとも直接都教組にお聴き
になるのが「理解」の早道だと思います。どなたかぜひ都教組の見解をアップなりして
いただけると幸いです。都教組というのは、公立の小中学校の組合ですから、最大の反
対理由は中学校教育の破壊につながるということです。現在でも激しい受験競争への対
応で公立中学校の教育はゆがめられているのですが、それが単独選抜・学区枠拡大・受
験科目の弾力化という多様な入試になると、どのように対応していくかが大変であるだ
けでなく、新教育課程編成がかなり弾力化を求めていることとあいまって、共通の国民
的教養を見につけさせるということは、極めて困難になります。受験競争の激化という
事態に対して、しかも中学校教育の破壊・荒廃につながるという事態に対して、都教組
が賛成できるはずがありません。もっとも、連合日教組に所属する東京教組の委員長は
賛成しているようですが、これは現場とは恐らく反対の矛盾の多い立場でしょう。現に
中学校教員に賛成意見が多いとは思えませんが、いかがでしょうか?

 高校の序列化は学校群制度によっては消滅させられず、現行のグループ合同選抜では
事実上、単独選抜に近い状況となって、それでも学区とグループの枠があるので、10
校にもならない数校からせいぜい10数校の序列化でしかありません。この序列がある
かぎり「合同選抜」はうまく機能しないことは確かですが、山梨、尼崎、岡山、広島な
どいくつかの地域では「合同選抜」をうまく機能させているようです。「序列をすべて
なくすこと」によって「学業レベル低下は避けられないと思います」というのは、序列
と競争こそが学業レベルを引き上げるという考えであるということでしょうか?

 単独選抜・学区枠の拡大によって、これまでの10数校の序列が100校近く、ひい
ては都立の200校の序列をつくることになって、これまでの学区の「底辺校」は全都
の「底辺校」ということになって、その指導が困難を極めるのは目に見えています。し
かも、単独選抜で一度落とされてから2次募集で入るとなると大変な傷を負ってしまう
ことになります。職業高校も、この10年ほどの努力が水の泡とかして、数字だけでの
不ると思われます。その原因が何かは都立高校、都教組、及び都教育庁自身がよく
:お判りのはずだと思うのですが。

 いつと比較しての「都立高校のレベルダウン」かは不明ですが、20数年前までの、
東大に100人規模で受かっていた時とは、この点では「レベルダウン」かもしれませ
んが、「都立のトップレベル校は私立の中程度より上」ということはないと思いますが
議論を正確にするためには具体的な学校名をあげていただいたほうがいいと思います。

 私立の東大に大量に送り込むことを自慢にする高校での教育がどうなっているかはよ
くわかりませんが、中学高校の6年間を通しでやって5年間で6年分を終えて、高校3
年では大学受験に専念するという教育課程を組めば、東大受験に強いのは当然です。都
立でこれに対抗するには、中学高校の一貫校をつくるしかないでしょう。いくら学区を
拡大したところで、東京で一つとか2つとかに「いい子」が集中するということは無理
です。すでに公立中学校に「いい子」が来ていない状況のある中で、都立高校には相対
的には、学力的に厳しい子供達が来ることになっているのが現実です。

 きちんと大学進学実績を検討していただければ、都立高校こそむしろ相当に頑張って
いる状況がわかるはずです。中学校から進学したほぼ同じレベルの高校で比較してもら
うとむしろ都立の方が、実績をあげているのです。これは、学区の中堅校についても、
調べていただけばわかるようにあきらかなことです。いたずらに塾や予備校の宣伝にま
どわされて、私立にいかないと駄目だというのは、それこそ怠慢です。

 東京の場合、地方と異なり、私立と都立とが半々で、大手の塾や予備校が身近な地域
にあって強力な宣伝で子供達を食い物にしていますが、こうした条件を無視して都立高
校の怠慢をあげつらうというのは怠慢そのものです。だいたい子供が力があっても勉強
しないのを学校のせいにするというのはどんなものでしょうか?塾や予備校になれとい
うことでしょうか?都立の学校の多くがレベルダウンしているという根拠はいったい何
をさしているのでしょうか?その理由はつきるところ、都立高校教員の怠慢にあるとで
もいいたいのでしょうか?

 なお、都教組はすでに書いたようにあくまで公立の小中学校の教職員の組合です。都
立高校の組合は、都高教といって東京都高等学校教職員組合の略称です。まったくの別
組織で、しかも、都教組は全教の中心組合であるのに対して、都高教は日教組傘下では
最大の高教組です。


:  受験勉強の弊害はあるものの、だからといって学業レベルをすべて平均化=低レベル化
:していくというアプローチに賛成できません。それを改めたくないというのあれば、
:私立を選ぶしかないのです。どうして、公立で学業レベルの高い学校があっていけない
:のか、それを差別と呼ぶなら、あまりにも狭い見識ではないかと思います。

 「平均化=低レベル化」ということ自体が本当かなと思えますが、すべての都立高校
に安心して入れて、どの都立高校でも子供達が大きく成長するというのが理想だと思っ
ています。そのためには、希望者全入しかないのではないかとも思っています。極論す
れば、レベルが高いとされる都立高校への希望が集まればそれはそれで全部受け入れ、
レベルが低いとされる都立フ兼職=アルバイト禁止によって、受験での力のある教員の多くは、
予備校に行ってしまいました。強制人事異動で12年で転勤せざるをえなくなり(新規
採用者は8年)、その学校で骨を埋めて頑張ることはできなくなりました。もちろん、
学校案内のパンフレットも豪華にはとてもできません。特別な進学クラスを校内につく
ることをしないできているというのは確かにあるのですが、私立の目玉的な特進クラス
つくりはそれこそ人寄せパンダの類のものでしかありません。


:  受験勉強によって、なにか大切な物が忘れてられているのは事実ですが、それを解決
:するすべは総平均化ではなく、個性を認めた多様化だと思います。
:  受験を悪者にするのでなく知育そのものを悪者にするのは間違った考えだと
:思います。

 この点、もう少し具体的に説明していただけませんか?「総平均化」なんていう事実
はどこにあるんでしょうか?「個性を認めた多様化」とは具体的にどういうことでしょ
うか?「知育そのものを悪者にする」という事実があれば教えてくださいませんか?


:  もりもりさんのおっしゃっていることに私も親として共感を覚えます。
:  だれでも、親なら子供の能力を伸ばすにはどうしたらいいかということに悩み
:ます。公立がいいならそこへいかせます。しかし、現実はそうではないから私立へ
:いかせるわけで、とがちゃんさんがなぜそんなに公立に固執するのか気持ちは判り
:ますが、人それぞれの考えがあることを理解していただきたいと思います。

 「現実はそうではない」とどうして断言できるのでしょうか?「現実」ということで
何をさしているのでしょうか?「子供の能力」は東大に入るかどうかだけなんでしょう
か?大体がいまや東大はある種の「能力」と「経済力」(親の年収は1000万円超)
がないと入れなくなってきているのですが、そこに行かせることが「子供の能力を伸ば
す」ことになるんでしょうか?


:  しかし、受験勉強において最低限まもらねばならないルールはあると思います。
:  私は何かを犠牲にしてまで受験する必要はないと子供に言っています。
:その範囲での勉強で落ちるのなら、それで良い。おまえは私立へ行く力がなかったの
:だと言ってます。だから、どうしても受かりたいなら限られた時間を自分で工夫して
:うまく使えといっています。

 これは現実を無視しています。子供がかわいそうです。現実の受験勉強は、すべてを
犠牲にしてもそれでも及ばないというのが多くの子供です。「どうしても受かりたいな
ら」すべてを犠牲にして頑張れ」というのが受験勉強を肯定し、学校の格差を評価する
親の正しいあり方です。それを、口先ではいくらうまいことを言っても、子供は敏感に
感じ取ってしまいます。おせっかいながら、がんこおやじさんの子供はかわいそうです
ね。親がいくら奇麗ごとを言っていてもうまくはいかないでしょう。


:  なりふりかまわず行くほど私立と公立の差はないと思ってます。 
:  そんなにしてまで、私立へはいかせたくない、されど私立へいかせたいと思っている
:のが偽らざる気持ちであります。

 だったらなぜ高いお金と貴重な少年・少女から青年になっていく時期を、地域の公立
高校でのんびりと楽しく充実した青春を送らせるということにならないのでしょうか?
私立の方がいいのだという「幻想」にとりつかれた親のエゴでしかないと思います。あ
るいは、お金がよほど余っていてというのなら、どうぞ、ご自由にというしかありませ
んね。


 以上、逐次的に取り急ぎの疑問の提示などで、後半の書き方はちょっと感情的にさえ
なってるかなとも思いますが、それなりに率直に考えるところを書いたつもりです。ぜ
ひ自分自身で確かめた事実に基づいて、ありのままの現実を見つめていただきたいと思
います。基本はあくまで子供にとって本当にどのような高校=後期中等教育が用意され
るべきかであって、親のために子供が高校にいくのではありませんから、念のために。

mako


#0005 sci5277  9205060019

SUB:都立高校入試制度改悪反対のビラ原稿
 議論の参考に、都高教組合員むけのビラ原稿をアップします。

*************************************

         許すな!都立高校入試制度改悪

           職場・地域から反対の声を!

*検討委員会の「報告書(案)」の内容*
ョ「「「「「「「「「「「「「「「「「ホ「「「「「「「「「「「「「「「イ    
、報告書(案)の内容                、その理由など                  、    
セ「「「「「ホ「「「「「「「「「「「゙「「「「「「「「「「「「「「「ニ    
、単独選抜へ、 現行のグループ合同選、 生徒の多様な進路希望生かすた、    
、          、抜制をやめ、単独選抜に、め選択幅の拡大を図り、高校の個、    
、          、する。                、性化・特色化を推進できるように、    
、          、  第2次募集は、複数の、することが望ましい。     、    
、          、高校を志望させ、定員充、  目的意識・帰属意識の希薄な生、    
、          、足を効率的に短期間で行、徒を生み、結果として学校不適応、    
、          、う。                  、・中退の原因になっている。    、    
セ「「「「「゙「「「「「「「「「「「゙「「「「「「「「「「「「「「「ニ    
、他学区受験、 現行学区を前提にしな、 交通網が整備され、通学が便利、    
、の導入    、がら、隣接学区などから、になった。学区間の生徒の不均衡、    
、          、の志願を認め、一定の割、、特例地域が複雑化など問題が生、    
、          、合(例えば2割程度)の、じている。            、    
、          、生徒が入学できるように、 自らの特性・進路などに応じて、    
、          、する。                、幅広く学校選択を行うことができ、    
、          、                      、るようにする。                、    
セ「「「「「゙「「「「「「「「「「「゙「「「「「「「「「「「「「「「ニ    
、入試科目の、 現行の一律5教科を改、 一律は、生徒の多様な特性等の、    
、弾力化    、め、各校が3〜5教科の、伸張や高校の個性化・特色化の推、    
、          、範囲で定める。        、進する上で適切でない。    、    
セ「「「「「゙「「「「「「「「「「「ニ 生徒の多様な特性に応じた選抜、    
、配点に比重、  各校が、必要に応じ、ができ、高校の個性化・特色化を、    
、          、て、教科の配点に比重を、進めるために工夫することが必要、    
、          、かけたり、実技検査や面、。                            、    
、          、接を実施するのが適当。、                              、    
セ「「「「「゙「「「「「「「「「「「゙「「「「「「「「「「「「「「「ニ    
、入試と調査、 各校が、学力検査と調、 生徒の多様化や高校の個性化・、    
、書の比重を、査書の比重のかけ方を定、特色化を明確にする視点から高校、    
、変更      、める。調査書については、の主体性に配慮し、多様で弾力的、    
、          、、「特記事項」の拡大を、な取扱いが可能となるようにする、    
、          、含め評価の方法や様式を、ことが適当である。            、    
、          、改める。              、                              、    
セ「「「「「゙「「「「「「「「「「「゙「「「「「「「「「「「「「「「ニ    
、推薦の拡大、 導入されていない学科、 推薦制度は、意欲を持った生徒、    
、          、にも導入することが、今、が入学し、生徒の目的意識や学習、    
、          、後の課題。            、意欲の向上に成果をあげている。、    
カ「「「「「ヨ「「「「「「「「「「「ヨ「「「「「「「「「「「「「「「コ    

@より一層加熱化する受験競争!

 昨年10月に発足した「検討委員会」は、5月15日に都教委に対して最終報告
を提出しようとしている。その案は、都教委が「検討素材」として諮問していた内
容とほぼ同じである。すなわち、「単独選抜」「学区の拡大」「入試科目などの弾
力化」などを柱としている。(詳細は別紙を参考)
 そもそも、現行の入試制度の問題点を具体的に検討し改善する方向で討議された
のではなく、「現行制度は、グループ合格すれば、グループ内のいずれかの高校に
入学できる長所がある。」とか「単独選抜は受験競争を更に招きかねないとの指摘
もあり、」などと表現せざるを得ず、最初に結論ありきの案になっている。
 もし、この案通り強行されたら、入試のやり方は学校でバラバラになり、私学も
含めて受験競争は一層激化し、子供も親も大混乱するのではないでしょうか。また
、中学校の教育にも大きな影響を与えるでしょう。

@ねらいは、高校の「多様化」

 今回の案に再三出て来る文字は、「高校の個性化・特色化」です。そこに都教委
の本音があるのではないでしょうか。
 私たちは、「全ての生徒にしっかりした学力と生きる力」を、そのために「ゆき
とどいた教育条件」を求めて取り組んで来た。しかし、この案が強行されれば、「
生徒の特性」をキーワードとして、「特色ある学校」の押し付けが「生き残り」の
圧力とともに一層強化されるでしょう。その結果、普通科でも全く「違う学校」に
なってしまう可能性があります。その手だてとして、入試制度を利用しているとも
考えられます。要するに、「早期選別」と「分相応の教育」の完結です。
  マスコミなどでは、「都立の復権」「有名校の復活」を企図したものと報道して
いるがとんでもない話ではないでしょうか。
 はっきりしているのは、高校間格差と教育困難の一層の拡大ではないでしょうか
。「落第」の烙印を押された生徒が、今以上に多く2次募集として入って来るので
すから。また、生徒が集まらない学校は、廃校の対象にされる危険もあるのではな
いでしょうか。

@取り組みを放棄している執行部

 4/14の本部委員会では、検討委員のK氏は「委員会の結論が出ていない今、
反対運動をするのはおかしい」と壇上から答弁した。まさに、「参加・改革・提言
」路線=「連合」路線そのものではないでしょうか。また、この案が出るまで、い
わゆる「検討素材」に対して、何ら批判の発言もしていないのですから、「改革・
提言」もありません。さらに、委員長の年度初めの挨拶でも「高校教育の入口であ
る入試をいじろうとしています。私たちにとっての問題の本質は、入学した生徒に
、教育をどう保証するかです。」と述べていますが、これでは、全く都教委との癒
着そのものではないでしょうか。従って、ある委員(教組関係ではない)からは、
「高校の先生が反対してくれないので困っている」と言われる始末です。

@支部・分会・地域から反対運動を!

 しかし、本部がこの案の批判や討議の指示を出さなくても、支部・分会などでの
取り組みが広がっています。ほとんどの支部教研では、この問題が数回取り上げら
れ批判的検討が深められています。また、分会でも反対決議があがったり、徐々に
反対の運動が広がっています。ある本部委員が呼びかけた反対要請のハガキは、そ
の日に1000枚がその日に売れてしまいました。
 また、地域では、目黒・中野・杉並・練馬・足立・江戸川・小平・町田・小金井
・東村山・国分寺などで様々な学習会や反対運動が広がっています。
 15日までに、分会・個人で「拙速に報告書をまとめるな」の意志を検討委員会
伝えよう、また、その後は、都教委に対して94年度からの実施スケジュールを改
め、受験競争を緩和する入試にする都民的な合意を作るために、今回の案を撤回し
、新たな委員会を作るよう要求していきましょう。

*************************************

 以上、掲載責任:mako


#0006 sci5277  9205310316

都高教は都高連を脱退(転載)
*NIFTYのFSHISOの18番会議室の私の書き込みを転載します。

:444/444   NBF01650  mako              都高教は都高連からの脱退を決定!?
:(18)   92/05/28 23:51
:
: 先ほど、電話連絡があって、東京都高等学校教職員組合(都高教)は、東京都高
:校問題連絡協議会(都高連)から脱退することを、本日の執行委員会で決定したと
:いうことです。この会議室は、本来、このような話題とは距離をおくべき性格であ
:ることは承知しているのですが、この重大な決定は、都高教が教職員組合としての
:父母との連携の道を一方的に断っていくものとして、とても見逃せない動きですの
:で、特に東京の教育関係者には知っておいてもらう必要があるので、あえて書き込
:みます。
: 
: 都高連は、高校増設運動を積極的に進め、この10年ほどは「高校白書」運動に
:よって、偏差値だけでない高校選びを実践的に進めてきた、父母と教職員の運動体
:で、教職員組合の流れとは距離をおいて、一致点での運動を進めてきたのですが、
:全教の全国教研に独自の立場で参加したり、今回の都立高校入試制度の改変に対し
:ては積極的に反対の運動をしてくるなどの点が、都高教執行部には容認できないも
:のとして、「切ってしまう」という選択を、組合の大会を目前にして強引に行って
:きたもので、とても重大な決定です。
: 
: 執行委員会の詳しい議論内容などは不明ですが、ともかく、これまで一緒に東京
:の高校教育をよりよくしていこうとその重要な構成メンバーにもなってきた都高教
:が、都高連を切り捨てて、いったいどこをめざしていくのでしょうか?
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:mako                                                                      
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:- FSHISO  MES(18):テーマ>教育実践研究(民教連)・・・・・・・・・・(4) 92/05/29 -

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都高連から「都高教の先生方へ」のアピール
 昨日、都高連からの郵便物が届いて、「1991年度活動のまとめとこれからの
運動」という毎年発行されている報告書が送られてきました。この報告書に、挨拶
状とともに、「都高教への先生方へ」と題する文書が同封されてきました。極めて
重大な内容の文書ですので、東京のみならず、全国の教育関係者に知っていただき
たくて、私の責任で打ち込んで、以下に掲載させていただきます。

*************************************

                        1992年5月26日
都高教の先生方へ
                          都高連父母一同

 日頃より都高連の活動に対し、ご理解とご協力を頂いておりますこと、ここに改
めて感謝いたします。

 さて、都高連では昨5月25日、1992年度の総会をもつ予定でおりましたと
ころ、突然に都高教執行委員会より「諸般の事情により5月25日の総会への参加
は見合わせたい。92年度の都高連への都高教としての関わりについては目下協議
中」との通知を頂き、非常に驚きました。当日の出席18団体は、主要幹事団体が
欠席のまま総会を開催することは適切でない、と判断し急遽委員会に切換え、総会
は都高教の先生の参加を得て、改めて開催することに致しました。

 そもそも都高連は、都高教の先生方の呼びかけに各地域の父母が応えて、197
3年結成されました。その目的は「希望するすべての子どもにゆきとどいたゆたか
な高校教育を保障するため、全都各地の運動をつなぎ活動します」と会則にある通
りです。公私立、小中高校の先生方と、広汎な父母都民を結集したその組織は、活
動の質の高さ、幅の広さにおいても全国に類例のない父母と教師の連帯と評価され
ているところです。

 折しも東京では、都立高校入学者選抜制度について未曾有の大改悪が実施されよ
うとしています。都高連の父母は、19年間にもわたって同一目的に向って活動し
てきた都高教の先生方との連帯を重要かつ不可欠のものと考えています。そして一
日も早く入試改悪撤回、真の公教育確立の大運動が展開できるよう、さらに今後も
ごいっしょに目的にそった活動が継続できるようにと、切望しています。

                                以上

追伸

 「都高連ニュース」を毎号各分会へお届けしておりますが、5月2日発行NO.
40号は、なぜか配布差止めとなっています。ここにお手渡しさせて頂きますので、
校内へおひろめ下さいますようお願い致します。

*************************************

 同じ日に、その当の都高教は執行委員会で都高連脱退を決めるとは、なんという
ことでしょう。あらためて、もう一度、私の文章の末尾を転載させていただきます。

: 執行委員会の詳しい議論内容などは不明ですが、ともかく、これまで一緒に東京
:の高校教育をよりよくしていこうとその重要な構成メンバーにもなってきた都高教
:が、都高連を切り捨てて、いったいどこをめざしていくのでしょうか?

mako


#0008 sci6293  9206062056

  都立高校入試改革について

 中学校の現場では、冷静に受けとめています。
1、都立高校の格差が拡大するか
 格差拡大拡大の鍵は、上位校(トップ校)の難化にかかっています。しかし、今年の
トップ校やコース制高校の入試状況を見ていると、都教委の期待通りいくとは、とうて
い思えません。
 学校群以来、20年かけて現在の都立高校の水準になったのです上昇をはかるのは、
年数がかかります。
 下位校は、これ以上、下げようがないから大丈夫です。
2、地元の都立高校へ進学させる
 多くの中学校は、この方針を取ると思います。あえて、学区をこえて遠くを選ぶのは、
 (1) 進学率の良い高校を選ぶ
 (2) とにかく入れる高校を選ぶ
 (3) 特色のある高校、コースだから
この3つが主要な理由でしょう。
 (1)の高校を作るのが、都教委のねらいです。
 大部分の生徒は、地元の高校を選ぶでしょう。ただし、地元の高校を敬遠するような
地域もあるようですが。
3、足切りがあるのか
 単独選抜になって、一番心配するのは、「足切り」です。商業高校では、毎年、行わ
れています。単独選抜になれば、普通科でも定員割れを起こす高校がでることは、間違
いありません。
 そのとき、全員入れるのか、「足切り」するのか、これが問題です。現状では、「足
切り」がありそうな気配です。

 昨日より、PTAの高校訪問のお願いで、都立高校に電話入れをしています。5年く
らい前までは、断られる高校もありました。生徒の都立高校の見学にも、以前はたいへ
ん気を使いました。
 その点では、ようやく都立高校も私立高校並になったと思います しかし、都立高校
の進学指導にあたって、中学校の教員が一番困っていることは、なんだと思いますか。

 じつは、都立の普通科高校の状況が一番わからないのです。
 私立高校の説明会には、3年を受け持つと、10校以上行きます都立高校職業科も体
験入学の引率にいき、状況を見てきます。
 都立の普通科は行くことが、ほとんどありません。
通勤で毎日横を通る高校でも、校内に一度も入ったことがない、これでは、偏差値に頼
る以外ありません。
 「都立は偏差値で、私立は制服で選ぶ」と生徒はいいます。
                  ふうたん


#0009 sci4914  9206141449

>@ねらいは、高校の「多様化」
>
> 今回の案に再三出て来る文字は、「高校の個性化・特色化」です。そこに都教委
>の本音があるのではないでしょうか。

それでいいではないですかぁ。

> 私たちは、「全ての生徒にしっかりした学力と生きる力」を、そのために「ゆき
>とどいた教育条件」を求めて取り組んで来た。しかし、この案が強行されれば、「
>生徒の特性」をキーワードとして、「特色ある学校」の押し付けが「生き残り」の
>圧力とともに一層強化されるでしょう。その結果、普通科でも全く「違う学校」に
>なってしまう可能性があります。その手だてとして、入試制度を利用しているとも
>考えられます。要するに、「早期選別」と「分相応の教育」の完結です。

それでいいではないですかぁ。

中学生には自分の進路を決めるだけの判断力がない、という変な決めつけがあるな
ぁ。

私見ではありますが、これは判断力がないのではなく、進路に対するガイダンスが
中(高)等学校で全く行なわれていないことに問題があるのだと思います。

たとえば、中(高)等学校では、学問全体の体系を面白おかしく眺望するような授業
が全然ないでしょ。たとえば、心理学というとても面白い学問がありますが、中学
校では、それがどういう学問であるのか、将来どこへ進めば勉強できるのか、全然
知る機会が与えられていません。高等学校でもそうです。これはヒドイ話です。

つまり、現在の中・高等学校の教育は、生徒たちにモラトリアムを強要しているわ
けです。

結局この習慣が大学へ行っても変わらないので、職業すら自分で決められない大バ
カ者が増えるわけです。

「早期選別」の問題点は、将来気が変わった時にコースの変更がしにくい、という
ことなんでしょ? だったら、気が変わらないようにきちんと進路についてガイダ
ンスしておくことが大事なのです。現状では、意志決定しようにも材料がないから
できないというだけです。

で、それら各種進路に応じて高等学校も特色を出していくと。これでよいではない
ですか。専門教育の早期開始は生徒本人のためにとてもよい。英語に強いA高校、
とかね。

>  マスコミなどでは、「都立の復権」「有名校の復活」を企図したものと報道して
>いるがとんでもない話ではないでしょうか。

有名校の復活=底辺校の顕在化 だからまずいというのでしょう。だから底辺校と
いう概念をなくすために、成績ではなく、進路に応じた学校の特色という区分けに
なればいいわけです。

> はっきりしているのは、高校間格差と教育困難の一層の拡大ではないでしょうか
>。「落第」の烙印を押された生徒が、今以上に多く2次募集として入って来るので
>すから。また、生徒が集まらない学校は、廃校の対象にされる危険もあるのではな
>いでしょうか。

だ〜か〜ら〜、成績でしか特徴がでないような学校を作ったのは上記のようなモラ
トリアムを強要するような考え方でしょ。成績でしか学校を評価できない、という
のは学校が「多様化」してない証拠で、それを脱しようとするのは極めて妥当な考
え方だと思いますが。現在都立高校が成績だけで輪切りにされているのは、成績以
外の条件はみな同じ、だからなんでしょ?

#自分はF1ドライバーになりたいからA高校に行く。私はスチュワーデスになり
#たいからB高校よね。俺は電子材料に興味があるからC高校だ。 ...というので
#いいじゃん。
--
muchida